呑み切り一番 入荷

カテゴリー │

私が行けなくなった 地酒まつりのチケット。
ラヂオで 差し上げますよ~ と呼びかけた
ところ、希望者が局に殺到して、メールと
ファックスがパンク状態・・・

にはなりませんでした。

結果は 反応なし 希望者ゼロ
お見事ですねえ
リスナーは果して存在するのでしょうか (・ω・)\バシッ

まあ 急な話ですから、無理もありません。
行きたいと思っていた人は既に手配していた
でしょうし、会場が静岡ですからね。

で、チケットはどうなるのか。
知り合いの地酒教室の生徒さんに差し上げる
ことになりそうです。まだ、返事はありませんが
多分そこに落ち着くでしょう。



そんなことより (どんなことよりや)
開運 呑み切り一番が入荷しました。
正式には10月1日発売ですが、一足早く入荷。

で、早速に封を開けて飲みました。

まずは 特別純米酒
一言で表現すると 艶やかな純米酒。
なるい甘さに、身も心もめろめろになります。

なるい と言うのは 遠州弁で
緊張感の抜けた弛緩というニュアンスの言葉。
正確には 良い表現ではないかもしれませんが
ほのかな甘さは 確かに なるい。

でもその甘さがすぐにきれいに消えて、後口は
とても爽やか。 香りはとても控えめですから
味純吟 という言葉があるとすると、まさにピ
ッタリ。

そして、 特別本醸造。

今年は 少し辛口に仕上がりました。
キリリとした口当たりが、純米酒との大きな違い。
これはこれで、食事との相性、脂っぽいお料理
などにも上手く対応するし、燗をしてもマイルドに
味わいの深みを感じさせ、いいですね。
今年も ほっとさせてくれる味わいです。

明日の中日新聞の朝刊に 呑み切り一番 の広告
が掲載されます。 是非 ご覧下さい。




 

静岡県地酒まつりチケット 差し上げます。

カテゴリー │FMハロー

10月1日に 静岡市のホテルセンチュリー静岡

で開催される 第23回静岡県地酒まつり

そのチケットが1枚だけあります。



私個人で参加する予定で手に入れたものですが、

今年はどうにも仕事の段取りがつきそうになく

残念ながら欠席です。

せっかく手に入れたチケットですから、捨てて

しまうのは、あまりにももったいない。

そこで、今日の RADIO-H で呼びかけて

ご希望の方に差し上げることとしました。

とにかく、ラヂオを聞いてください。

応募方法やチケットの送付などについて、放送で

ご案内し、チケットそのものはFMハローから

お送りすることになります。

29日中にポストに投函し、30日にお届け。

ギリギリですが、なんとか間に合うでしょう。

今日の放送は、そんな話題や、先日の喜久醉と蕎麦

の会の様子や、10月24日の 開運を楽しむ会の

告知など盛りだくさん。

音楽は 伊太地山伝兵衛さんのオリジナルから1曲。

私が出るのは、お昼の12時10分から。
どうぞよろしく。
FMハロー 76.1MHz 
http://www.fmharo.co.jp/






 

喜久醉 普通酒

カテゴリー │

先日の 喜久醉と蕎麦を愉しむ会。

数あるお酒の中で、酒通を唸らせたのが

喜久醉 普通酒



もちろん、大吟醸や松下米純米大吟醸など

最高峰のお酒の素晴らしさも、ゆるぎない事実

なんですが

1.8Lで 1785円のお酒 のインパクトたるや

それはそれは すごいものがありました。

ぬる目の燗 40℃ぐらいでお出ししたのですが

適度な旨みを残しながら、スルスルと入ってしまう。

中には 冷やで飲みたいというお客様もいらしたので

一升瓶の底に5センチぐらい残っていたものを

そのまま常温で飲んでいただきました。

この普通酒 なにがすごいかと言うと、無駄な主張を

しないんですね。例えば、普通酒なのに 吟醸香が

あるとか、普通酒なのに やたら透明感があるとか。

身の丈に合わない主張はなし なんです。

では 水の様か というと、それも違うんです。

日本酒のあるべき姿。

料理を邪魔せず、日本酒としての旨みも感じさせる

絶妙のバランスで、それが保たれているのが、すごい。

喜久醉さん、以前は 本醸造 がありましたが

いつしか 廃番になってしまいました。

それは、2100円の特別本醸造 があり

1785円 の普通酒があると、本醸造のポジション

の必要性が無くなってしまったから。

そもそも 特別本醸造は 当時2340円ぐらいで

販売されていたのです。それを、本醸造をやめる

ということで2100円まで値下げをしたんですね。

専務のお話では、瓶を緑から茶色にしたり、ラベルの

紙質をコストの安いものに代えたりと、中身を

いじらずに如何に価格を下げるかと、苦労されたとか。

結果的に、タンク3本分の本醸造の売上を、特別

本醸造や普通酒でまかない、五年後にはプラスに

転じて現在に至る というわけです。

まさに英断でしたね。

でも、日本酒には、ギフト需要というのがあり、

昔の いわゆる一級酒の価格帯 現在 上撰という

呼び方で残っていますが、1930円前後の価格帯。

これはあっても良いもの。

でも、喜久醉さんは それをスッパリと切ってしまった。

ここからは私の想像ですが、旧来の価値観でのギフト

需要より、納得できる中身での存在感を大切にした。

 ということでしょうか。

普通酒のラベルには カタカナで フツウシュ と

明記されています。 普通 であることへのこだわり。

でもそれは、 “普通 でない 普通酒”を造っている

ことの自信の裏返し。 


喜久醉 という蔵の 奥深さを、今回の愉しむ会で

再認識させられました。 




 

喜久醉と蕎麦を愉しむ会

カテゴリー │日本酒の会

26日夜 喜久醉と蕎麦を愉しむ会 を開催。


青島酒造の専務であり杜氏でもある
青島傳三郎さんが、ゲストです。


喜久醉と蕎麦の相性はとにかく抜群。
香りがセーブされた喜久醉の特徴が見事に出て
用意した9種類のお酒は全く残らず、完飲でした。
お一人平均 733mlをお飲みになった計算になります。


いつものように、グラスとお酒のプリントを
セットします。


酒の準備は 奥さんのお仕事。手際が良い。


一さんも、手際よく料理を出していただきました。
 

当日は少し雨模様でしたが、定刻どおりに
6時にスタート。まずは、青島専務にご挨拶を
いただき喜久醉大吟醸で乾杯です。


専務のお話は、とても丁寧で判りやすく好評。準備
の段階から細かい点にもいろいろとご指示を受け
とても助かりました。

提供順に

◆大吟醸
 香りが清楚に立ち、綺麗な旨みがゆっくりと
 広がります。乾杯を飾るにふさわしい一杯で
 した。

◆特別本醸造
 大吟醸のあとに出しても、決して見劣りのし
 ない、軽快な口当たり。

◆しぼりたて無濾過生原酒
 今回唯一の生酒です。この会のためにとって
 おいた普通酒の生原酒ですが、とても普通酒
 とは思えないふくよかな旨みがありました。

◆特別純米酒
 キリリとした口当たりの、純米酒。香りも味
 わいも決して出しゃばらず、完成度の高さは
 見事です。

◆松下米50 純米吟醸21BY 
◆松下米50 純米吟醸19BY 

特筆すべきは
10月発売の 松下米50純米吟醸を、この会のために
特別にご提供いただき、19BYとの飲み比べを行った
こと。

皆様の感想は、19BYのマイルドな口当たりに高い評
価が集まりました。ヒネとか雑味とかのマイナス要
素は皆無。もちろん、21BYのお酒も素晴らしいので
すが、比べるとやや硬い印象を受けます。

松下米山田錦は、熟成させることで本当に旨みが
増すことの証明となりました。


◆普通酒(燗)
湯煎で、ぬるめの燗(40℃ぐらい)にしました。
このタイミングでの燗酒は、盃が進みます。
       
◆純米吟醸 
青島専務 イチオシの1本です。確かに味が乗って
いて、ちょうど飲み頃。素晴らしかった。

◆松下米40 純米大吟醸20BY
最後を飾るにふさわしい、本日のラインナップで 
最高峰のお酒。このクラスになると、かえって
地味に旨みが広がるものですが、その透明感たる
やお見事。

この日のお料理は提供順に


珍味プレート(からすみ、豆腐味噌漬、板わさ、甘エビ
       白和え、うずら卵の燻製)


鴨つくね煮  ほっとする味でした。


山芋そうめん  見事に細く 素麺そのもの。


蓮根蒸し  茶碗むしのようで、ちょっと違う食感


鴨焼き   これは美味です。


海老真丈のそば粉揚げ  海老がプリプリ    


蕎麦焼き味噌  これがあると、本当に酒が進みます。


十割蕎麦  
 かなり酒が入っていたので、箸をつけてからの撮影。
 ごめんなさい。

という具合に、蕎麦コースを少しアレンジして、この会の
ために日本酒に合う料理のオンパレード。量もほどほど
で、味もとても良く 大変好評でした。


会も後半になると、単なる宴会状態。(笑)
皆様、とても楽しくされているようで、主催者と
しても、うれしい限りです。


青島専務も、各テーブルを回りご挨拶。


お客様の笑顔に触れ
次回もまたやろう という意欲が湧いて来ます。

今回も 大成功でした。
来年もこの時期に開催します。

参加された25名のお客様、藤枝よりお越しい
ただいた青島専務、美味しい蕎麦とお料理を提
供していただいた 手打ち蕎麦 一 の皆さん。
本当にありがとうございました。



 

明日 喜久醉の会

カテゴリー │日本酒の会

いよいよ 喜久醉と蕎麦の会 が明日に
迫りました。 すべての準備は万全なの
ですが、ここにきてキャンセルが続きました。

昨日一件 今朝一件。
どちらも、お仕事の関係でやむを得ない
事情ではあるのですが、何人もお断りした
ことを考えると、もっとキャンセル待ちを
受けておけば良かった とちょっと後悔。

キャンセル料をお支払いしますと、申し
出ていただけるも、当日のドタキャンで
はないので、それは丁重にお断り。

で、当日間違いなくお越しいただけるお客様
にお願いして、お連れさんとかに連絡を取って
いただき、何とか2名分の席が埋まりました。 

今回は、間際になってちょっとバタバタしま
したが、感謝 感謝です。

では、ご予約いただいたお客様 
6時開始ですので、お待ちしております。


 

JAZZを聴きながら 開運を楽しむ会 2

カテゴリー │イベント

昨日 粋遙倶楽部の会合があり
来る10月24日に開催する
 『JAZZを聴きながら 開運を楽しむ会』の打ち合わせ。

当日お出しする日本酒も決まりました。

一部をご紹介すると



乾杯のお酒は 開運 特撰大吟醸 無濾過生斗瓶取り
波瀬正吉斗瓶取りの 今年限りの限定バージョンです。

香りがふくよかに立ち、それでいて決して出しゃばらない。
気品のある旨みが口の中で満たされ、やがて静かな余韻が
いつまでも続く最高峰の大吟醸です。
お一人様毎に、ワイングラスでたっぷりとご用意する予定。

10月1日に発売される 呑み切り一番が出るのは毎年
の恒例。今年のお酒は、皆様にどう評価されるでしょうか。

全部で6種類のお酒を出すのですが、過去に一度も
お出ししたことのないものを、今回はご用意して
おります。まだ明かせませんが、これも是非楽しみに
していただきたいですね。

そうそう、今回は土井社長と、専務の弥市さんにも
ご参加いただく予定です。弥市さん 実はこの会への
参加は初めて。最近ご婚約が決まったとかで、今の
心境などお聞かせいただけるといいですね。(笑)

音楽は 伊太地山伝兵衛さん 石井康二さん
そして ピアノは佐山雅弘さん。
いわゆる DUST の面々。

この最強メンバーで、どんなステージを聴かせてくれる
のでしょうか。東京の高円寺から始まるツアーの途中
浜松に立ち寄り、翌日は淡路島の洲本だそうです。
もちろん車での移動。いつもながら、勢力的ですね。

今日は いつものズブロッカ をお聞きください。
佐山さんのヴォーカルもあります(笑)




 

980円

カテゴリー │CD

ネット通販でジャズのCDを買った。
別に珍しいことではなく、日常である。



ところが、1枚980円(税込)
中古ではなく、どれも新品のCDが である。
これも デフレの影響か

5000円以上買うと、送料無料になるので
まずは6枚買ってみた。

そのネット店は、時々このセールを行うが
以前は、いかにも売れ残ったようなマニアで
コアなアルバムばかりだったが、今回は違う。

いわゆる名盤と称される、ビッグネームの品も
多々見受けられる。

一番のお気に入りは
オスカーピーターソンのヴォーカルアルバム
OSCAR SINGS

全部で20曲も弾き語りをしている。
ちょいと聞くと、ナット・キング・コールかと
聞き間違えてしまうほどに、歌が上手い。

まだ30代の頃の歌だから、声も若く溌剌と
している。

名盤では レッド・ガーランドのGROOVY
CDでは持っていなかった。
久しぶりに聞くと、これもいい。

このセール まだやっているようだ。
DISK UNION JAZZ館




 

サントリーゴールド 

カテゴリー │FMハロー

今日の放送は 見学出来なかった
とっても残念な 白州蒸留所のお話(笑)



そこで、しっかりと高級ウイスキーを飲んで
きた話で なんとかつなぎました。

おかけした音楽は 布施明の
落ち葉が雪に

あのCDには、日野皓正やロン・カーターの
ジャズナンバーも含まれているのに、布施明
をかけたところ、齋藤さんに 
また世間に迎合して・・ と揶揄されました。

いいんです。
懐かしさには勝てませんから。

落ち葉が雪に は、今は廃番となった
サントリーゴールド のCMにも使われていました。

当時の価格は1本 1500円ぐらいだったでしょうか。
布施明が暖炉をバックにギターの弾き語りを
していた そんな映像だったような記憶があります。

当時は ウイスキーに級別というのがあって
ゴールドは 1級酒。
級別は原酒(モルトウイスキー)混和率で区分け
されており
 特級 27%以上
 1級 17%以上(27%未満)
 2級 10%以上(17%未満)

だったようです。

戦後すぐの昭和23年に規定され、平成元年に廃止に
なるまで、いわゆる従価税だったんです。
高いウイスキーほど税率が高くなるという税体系。

欧米からの外圧で廃止になりましたが、当時の方が
輸入ウイスキーは売れたんではないでしょうか。

ジョニ黒 昔は高嶺の花でしたものねえ。
今は 2000円ぐらいで買えますが、買う人
いるのかなあ・・

落ち葉が雪に



 

琥珀色の時間

カテゴリー │CD

先日の白州蒸留所の見学で、写真にもちらりと
写っていたCDをご存知でしょうか。

「琥珀色の時間
— ザ・コレクション・オブ・サントリー・ウイスキー・CM —」




7年前にリリースされたCDなんですが、白州の記念にと
ショップで購入しました。

要するに、過去のサントリーウイスキーのCMで
使われたナンバーのオムニバス盤です。

1. 夜がくる~口笛バージョン(小林亜星)
~サントリー「オールド」 【オリジナル】
2. ウイスキーが、お好きでしょ(石川さゆり)
~サントリー「クレスト12年」 【オリジナル】
3. 落ち葉が雪に(布施 明)
~サントリー「ゴールドラベル」 【オリジナル】
4. シティ・コネクション(日野皓正)
~サントリー「ホワイト」 【オリジナル】
5. ダブル・ベース(ロン・カーター)
~サントリー「ホワイト」 【オリジナル】
6. J.S.バッハ/無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 BWV1009
~アルマンド(チャバ・オンツァイ)
~サントリー「山崎」
7. いっそセレナーデ(平野孝幸)
~サントリー「角瓶」
8. 口笛吹と犬(レディース・オーケストラ・ジャパン)
~サントリー「トリス」
9. 36414(ロン・カーター)
~サントリー「ホワイト」 【オリジナル】
10. 踊りあかそう ~映画「マイ・フェア・レディ」より
(ロンドン・フィルム・フェスティバル・オーケストラ)
~サントリー「ローヤル12年」
11. ピアソラ/リベルタンゴ(デュエットゥ)
~サントリー「ローヤル12年」
12. コダーイ/無伴奏チェロソナタ 作品8 ~第1楽章
  (マリア・クリーゲル)
~サントリー「ローヤル12年」
13. 夜がくる~オリジナル・バージョン
  (サイラス・モズレー)
~サントリー「オールド」 【オリジナル】

オールドでも使われた、男性スキャットで有名な
あの曲のタイトルは 『夜がくる』だったんですね。
サイラス・モズレー という人が歌ってたんですか。

石川さゆりの曲は、今では ゴスペラーズがハモって
すっかりとおなじみですね。

布施明の歌う『落ち葉が雪に』
これは懐かしい。大学時代、ギターでコピーして
唄ってました。確か、シクラメンの香り の次ぎに
出たヒット曲だったと思います。サントリーゴールド
という一級ウイスキーのCMに使われてました。

一級ウイスキー 懐かしい響きですねえ(笑)
今日のラヂオは、そんな話題で行きましょうか・・

私が出るのは、お昼の12時10分から。
どうぞよろしく。
FMハロー 76.1MHz 
http://www.fmharo.co.jp/




 

ジャズを聴きながら 開運を楽しむ会

カテゴリー │イベント

何名かの方から催促がありました。

『今年の開催はいつなの? 
 告知しないの?』


どうもすみません。
例年なら8月の終わり頃にはお知らせするのですが
いろいろと 大人の事情があり、今年は告知を
ゆっくり始めようかと、のんびりしておりました。



◆JAZZを聴きながら 開運を楽しむ会2010     
      主催:粋遙倶楽部(すいようくらぶ)

毎年大好評の、『JAZZを聴きながら 開運を
楽しむ会』を、今年も浜松ハートランドにて開催
いたします。

単なるBGMとしてジャズを聴くのではなく、お酒も
音楽もイーブンで楽しんでいただく。
それがこの会のポリシーです。

今年の出演は、

「充分にJAZZであり、たっぷりとBLUESであり、
 まぎれもなくFOLKであり、そしてそんなジャ
 ンルの壁を一気に吹き飛ばしてしまうほど、
 圧倒的に“伝兵衛”なのである。」
という ヴォーカリストの伊太地山伝兵衛さん。

ベースは、名パートナーの石井康二さん。

そしてゲストに 日本を代表するジャズピア
ニスト佐山雅弘さん。そう、佐山さんにも
ご出演いただきます。一体何が出てくるか・・
楽しみですねえ。

このお三方を向かえ、熟した大人の魅力溢れる
歌声、演奏、おしゃべりで愉しいひとときを
たっぷりとお過ごしいただきます。  

地酒と音楽とお料理 珠玉の時間をお約束。
今年も、あなたのご参加をお待ちしております。 

日時:平成22年10月24日(日)
   午後6時より開催。
    開場は5時半。終了予定は9時頃です。

会場:浜松市田町 ハートランド二階 

料金:7000円 (お料理・お酒代・税込)
    チケット前売制 当日券はありません。

出演:伊太地山伝兵衛(ヴォーカル・ギター)
   石井康二(ベース)
   ゲスト 佐山雅弘(ピアノ)

詳細はHPでもご案内しております。


伊太地山伝兵衛(いたちやま でんべえ) さんとは

知っている人は知っていて 知らない人は全く
知らない。 当たり前ですが、伝兵衛さんは
そんな人です。

でも、彼の歌声は本当に心に沁みます。
更に今回は 佐山さんまでお越しいただける
ことに。開運との相性もきっと抜群でしょう。

  うーん お客で参加したい・・・

知らない人のために 私の大好きな曲
『WESが聞こえる』 をお聞き下さい。




 

白州蒸留所

カテゴリー │旅行

昨日は いつもの飲み仲間一行と
山梨県は北杜市白州町にある
サントリー・白州蒸留所への日帰りバス旅行。

長く酒屋をやっているが、余市のニッカの
蒸留所とサントリーの山崎は行ったことが
あるが、白州は初めて。

貸切バスをチャーターして朝7時に浜松を出発。
連休の中日でもあり、高速は渋滞続き。
予定より1時間遅れて到着。


遠くに蒸留所を眺めるも、実は時間の関係で
見学コースには参加できず・・・残念。
個人で訪れたのなら、昼飯を遅くしてでも待つ
のだが、団体旅行では、これも致し方ない。


で、まずはウイスキー博物館を見学。
今更ながらのサントリーの生い立ちから現在
までの歩みをお勉強。


創業者は、鳥井信治郎。サントリーは 鳥井さん
をひっくり返したところから来たのだよ・・
とは中学の英語の先生のお話。
ちなみにブリジストンは 創業者の石橋さんを
英語に替えてひっくり返したんだよ(笑)


続いては 試飲の出来るバーへ。
見学コースだと、無料でいくつか飲めるようだが
せっかくだからと、有料で普段飲めないウイスキー
を嗜むことに。

有料と言っても、例えば 白州25年がシングルで
2300円で飲めるわけだから、超お値打ち。
白州25年の小売価格は105,000円だから、普通の
バーで注文すると5000~10000円取られてもおかしく
ない。素晴らしい馥郁たる熟し香に感動。


私は マッカランの18年を所望。ちなみに一杯300円(安っ)
シェリー樽特有の風味とフルボディー、フルフレー
バーの重厚なコク。白州に比べると辛く感じた。


皆で、互いに注文したものを回し飲み。
ほとんどストレートだが、不思議と飲めてしまう。
ただ、駐車場までの帰り道、足元がちょっとふらふら(笑)
工場見学は出来なかったが、貴重な飲酒体験が出来た。


さて、昼食は なぜかチーズケーキ工房 とかで 
甲州名物の ほうとう鍋。
これも初体験。味噌は信州系の白で、ほうとうそのものは
すいとんを伸ばしたような食感。かぼちゃがポイント。
低カロリーの健康鍋 という印象。でも美味しかった。


昼食後は せっかく甲州まで来たんだからと、某ワイナリー
に立ち寄る。これがまあ 絵に描いたような 観光施設。
ワイナリーの説明は、最後の工程のラベル貼りの機械と
樽の貯蔵庫のみ。ものの7分で終わり、さっさとお土産
コーナーへと案内され、キンキンに氷で冷やされたワイン
の試飲。

日曜日の、ましてや三連休の中日では、期待する方が
無理というもの。一番美味しいと感じたのは ワインビネ
ガーだったのは、なんとも皮肉。

帰りのバスは(行きもそうだったが)缶ビールで宴会。
浜松に着いたら、日本酒を飲みたくなり、某居酒屋で
反省会。思えば朝の7時から夜の12時近くまで、17時間
も飲み続けたことになる。
 ああ酒飲みは恐ろしや(笑)




 

気分悪いよ・・

カテゴリー │フィットネスクラブ

気分悪いよ!

いきなりネガティブな話をして、誰かを
糾弾しようというわけではありません。

これ 通っているジムのインストラクターの
口癖なんです。

彼女は、ブラジルからお越しのお姉さま。
彼女が指導するズンバの教室はなかなか
エキサイティングで、最初はそのスピード
の速さに気後れしましたが、最近はなんとか
ついていってます。

ズンバはとにかく 愉しく踊る というのが
一番なんですが、彼女のズンバは確かに愉しい。

で、始まる前に出てくる言葉が

キブンワルイヨ

昨日の気分が悪い原因は
いつもより 生徒が多かったから・・

普通 喜ぶべきでしょう。
ところが増えた原因は、隣のエアロの教室が
代行だったため、何人かがズンバに移ったため。

つまり、他力本願で増えただけ というのが
お気に召さないらしい。

日本人のインストラクターが、そんな事言おう
ものなら、空気が凍りつくでしょうが、ラテン系
のあっけらかんとした彼女だと、許せちゃうん
ですね。 皆で ワッハッハ。

彼女が キブンワルイヨ というたびに、ギャグ
のように受けるのでした。

本音と建前 などという言葉は、彼女の辞書には
きっと無いんでしょうね。 ある意味 羨ましい。

ジム通いは、身体だけでなく、心のリハビリにも
なります。



 

対照的な2本の静岡酒

カテゴリー │

日本酒の世界では、ひやおろし が花盛り
ですが、酒名にひやおろし を冠さない
2本のお酒 どちらも静岡県の蔵のお酒なん
ですが、とにかく味わいは対照的な2本を
ご紹介しましょう。


1本目は 静岡市は清水区の 三和酒造さんから
香りがフルーティで華やかな 純米吟醸です。

このお蔵は、静岡酵母など使いません。
カプロン酸エチル高発酵の、協会10号酵母。
ですから、概して香りはリンゴ、メロンなどの
甘いフルーツ系。

ところがです・・

◆臥龍梅 鳳雛 純米吟醸無濾過生原酒 -4℃熟成 21BY

全量 兵庫山田錦で醸し、春先に搾った純米吟醸を
無濾過生原酒の状態で、-4℃で生のまま貯蔵しました。
適度な熟成が、香りに煎り胡麻の風味を加味し、
ただフルーティなだけのお酒とは、一線を画します。

口に含むと、無濾過生原酒の濃厚な旨みの
広がりと、完熟したフルーツにも似た華やかな
風味が鼻腔をくすぐります。

そして特筆すべきは、後半は思ったほどその華やかさが
残らず、とてもきれいに引いていきます。

コストパフォーマンス抜群の数量限定入荷。
スポット商品ですので、売り切りご免となります。



もう1本は、島田の大村屋酒造場さんの 特別純米。
“おんな泣かせ”で有名なお蔵です。
最近は、若手の製造部長さんが奮起し、静岡らしい
味わいのお酒を造るようになりました。

◆大井川畔 鰍(かじか) 特別純米酒 21BY 

こちらは全量 静岡県産誉富士を使用し、静岡酵母
で仕込んだ純米酒を、1本ずつ手作業で丁寧に火入
れしました。 そして百八十日低温で囲い熟成。

酵母は静岡酵母NO-2 ですから、酢酸イソアミルを
発酵し、バナナ様の香りと言いながらも、軽快で
落ち着いた香りが漂います。

香りはかすかにフルーティですが、とても控えめ。
口当たりはマイルドで透明感があります。
鼻に抜けるあたりから、果実様の香りがかすかに
感じられ、さらりとした中のコクも認識できます。
この後半の個性は、熟成から来る旨みの着地点。
キレはゆっくりと静かな酸の余韻を残します。

こちらも 数量限定入荷で、蔵の在庫は既に
ありませんから、売り切りご免です。

対照的な2本のお酒 いかがですか。


 

需要の秋上がり

カテゴリー │日本酒の会

昨日あたりから、急に涼しくなりました。
長かった猛暑も、ようやく一段落でしょうか。
そう言えば、日本酒の動きが少し活発になり
つつあります。 待望の 秋上がり です。

26日に開催予定の 喜久醉と蕎麦を愉しむ会。
8月に告知して、すぐに定員一杯になったのですが
ここにきて、諸事情でキャンセルされる方が
数名出てまいりました。

早速に、キャンセル待ちの方にご連絡すると
二つ返事で参加いただけることに。
いつもイベントの集客には困らない方ですが
本当に助かります。

当日の日本酒の選定と提供順の吟味を行った
ところ、予算の範囲でかなりのお酒が準備でき
そうです。

少しネタをばらしますと、喜久醉ばかり9種類
の日本酒。一人当たり733mlのお酒が準備され
ます。 喜久醉にそんなに種類があったっけ?
とお思いかもしれませんが、これが実はあるんです。

仕込み水は、全部で一升瓶で12本。
こちらは一人当たり780ml。ほぼお酒と水が
同量ということです。

とにかく、日本酒だけを飲む会では、水をしっか
りと補っていただくことが肝要。

会場となる、 手打ち蕎麦 一 さんから、当日の
メニューも提示されました。こちらは8種類の
お料理が提供される予定ですが、昨年と同じもの
は、蕎麦以外は一つだけ。
店長 頑張りましたね(笑)




 

素顔のお酒

カテゴリー │FMハロー

今日の放送は、 プレミアムジンジャー
を持ち込みました。



パーソナリティの齋藤さんの評価は、

優しい味わいですねえ。

ロックにして飲んだのですが、香りは結構
生姜がアグレッシブに立ちます。ところが
口にすると、プレミアムなマイルド感を
醸し出すのです。

おばあちゃんが手造りした、生姜湯。あの
ニュアンスを残したリキュールと言えるで
しょう。

かぼす と合体することで、独特の和の風味
も楽しめます。なにしろ かぼすは日本酒に
漬け込んであるわけですから、当然です。



早速お店ではレジ横に置いて、試飲販売して
いるのですが、昨日から今日にかけて三人の
お客様に口にしてもらって、なんと三人とも
お買上げ。 成功率100% です。

このプレミアムジンジャー 高級料理店の 
食前酒としてもお薦めです。梅酒では普通
すぎるという方 いかがでしょうか。

生姜の風味が、食欲を増進します。

さて、この日の音楽は プレミアムジンジャー
が、生姜とかぼすの 素顔をそのままお酒にした
という切り口で 『素顔のままで』
  Just The Way You Are

    上手い!(自画自賛)

本家本元の ビリー・ジョエルではなく
ジャズテイスト豊かな ダイアナ・クラールの
バージョンで。 私も久しぶりに聴きました。
いつ聴いても、彼女の歌は最高です。




 

余花朗のこと

カテゴリー │FMハロー

昨日のブログで、浪乃音酒造さんの 余花朗に
ついて少し触れましたが、夏場だけの営業と記
したのは間違いで、正しくは 1月~3月(昼のみ)
と6月~9月(昼と夜)の営業です。訂正いたします。
詳しくはこちら


その余花朗、浪乃音の蔵のすぐ横にある、旅館とも、
料理屋さんとも言える、由緒ある和風建築の建造物
で、もともとは現蔵元の祖父が住まわれていた家
なんですね。

近くには あの 浮御堂(うきみどう)もあります。

その祖父という方は、俳句界の巨人・高浜虚子の
お弟子さんでもあり、実際に高浜虚子が逗留(とうり
ゅう)していたことでも知られており、正に重厚な
座敷のある空間でした。お庭も素晴らしかったです。


何より 鰻をメインにしたコース料理も美味でした。
もちろん、出てくる日本酒も実に合いましたね。

因みに、「余花朗」とは、その祖父の俳号であられ
るとか。 よかろう グッドなネーミングです。

さて、今日はラヂオの日。
プレミアムジンジャーを持ち込み、生本番で実際に
飲んでいただきましょう。生姜とかぼすのコラボに
どんな感想をいただけるでしょうか。

私が出るのは、今日は少し早くて11時35分から。
どうぞよろしく。
FMハロー 76.1MHz 
http://www.fmharo.co.jp/


 

生姜とかぼす

カテゴリー │

昔、そうあれは私が中学の頃でしたか
『夢のカリフォルニア 』というフォーク・ロック
の大ヒット曲がありました。

 葉はすべて枯葉色、 そして空は鉛色
 冬の日に散歩だなんて
 ロサンジェルスにいれば暖かいだろうに
 こんな冬の日は、カリフォルニアを夢見る


というちょっと刺激的で刹那的なな歌詞。
唄っていたのは確か アメリカのグループで
ママス アンド パパス

で、今回ご紹介するのは 
ショウガ アンド カボス

   アンド と ス だけやんけ・・

でも、刺激的という点では 同じです。

◆プレミアムジンジャー《生姜&かぼす》 



滋賀県の酒蔵 浪乃音酒造さんの造り手
中井三兄弟が、生姜を丁寧に洗って鍋で
丹念に煮出し、鍋1つから小瓶5本しか
とれない“ジンジャーシロップ”をまさに
手造りし、コクのある酸味『かぼす』で
ブレンドしたリキュールです。
かぼすは大分県産を使用し、日本酒と
ドッキングさせました。

このリキュールは、本来『余花朗』でしか
出せないほど、少量生産の手造りリキュール
だったんです。


余花朗・よかろう とは、浪乃音酒造さんが
夏場だけ運営する 蔵元料亭。琵琶湖の幸と
浪乃音酒造さんのお酒でもてなしてくれる
完全予約制の料亭のことです。

以前、浜松からバスをチャーターして訪れた
ことがあります。利き酒テストで、見事に・・

これ以上は言わぬが花(笑)

その希少なリキュールを、今回は全国の専門店
20店舗
だけが、販売できることになりました。

商品が届き、早速に試飲。

生姜の絶妙の刺激と、かぼすの芳ばしさと酸味
そしてシロップとしての上品な甘み、更に後口
が不思議と爽やか。

丁寧な造りに裏打ちされたそのプレミアムな品質は
雑味を全く感じさせないことで、確かに証明されて
います。

一口目より二口目、二口目より三口目、とジンジャー
のピュアで小悪魔的な魅力にとり付かれないよう
くれぐれもご注意下さい。

夏はロック、ソーダ割り。冬はお湯割りもいいですね。

生姜とかぼす 実に合います。
お薦めです。

◆プレミアムジンジャー《生姜&かぼす》 



 

秋あがり

カテゴリー │

少し暑さが和らいだでしょうか。
今日は、やや涼しく感じます。

日本酒の世界は ひやおろし が全盛ですが
この  ひやおろし という言葉
一体どこから来ているのでしょうか。

ひや という文字が入っているので
お客様の中には 冷やで飲むもの という
固定観念をお持ちの方が時々いらっしゃいます。

そんなことはありません。
燗をしてもいいんです。
もちろん 冷やしてもOKです。

冬に搾られた新酒は、春先に火入れ(加熱殺菌)し
ひと夏をタンクのまま、もしくは瓶に入った状態で
蔵でじっくりと寝かされ、熟成を深めた後、秋に蔵
出しされます。

その昔、「冷や」のまま貯蔵用の大桶から木樽に
「移(おろ)」して樽詰めしたことから
「ひやおろし」と呼ばれたとか。


別名としては「秋あがり」
「夏越し酒(なごしさけ)」「秋出し一番酒」とも
呼ばれます。



そんな「秋あがり」のお薦めが2品。

◆初亀 秋上がり 本醸造原酒 21BY

香りは去年より穏やかです。
口に含むと、味の幅と料理と伍する主張の強さを
意識します。 と同時に軽快な吟味すら感じます。

舌の上で転がすと、炊きたての御飯のような米を
強く意識する味わいが広がります。鼻に抜ける感
触が、すべすべとしていて個性的。
燗をすると驚くほど“燗上がり”します。

純米酒ではありませんが、本醸造原酒ならではの
キリっとした味の線が感じられて、口中の広がり
もスムース。

後口の余韻は、1.8Lで2400円の酒のレベルを超え
ています。

オレは純米酒しか飲まねえ・・・ という方にも
飲ませたい本醸造原酒。

もう一本は

◆正雪 純米秋あがり 21BY

正雪の神沢川酒造場さんが、今年初めて挑戦した
純米のひやおろし。

岩手県南部地方は、南部杜氏のふるさと。
その杜氏、蔵人たちの手で栽培された
酒造好適米「吟ぎんが」を使用した
ひやおろし純米です。

香りは穏やかで、口当たりが軽快そしてやわらか。
秋あがり ならではのコクと味わい
そして正雪らしいふくよかな旨みも同時に楽しめる
秋の味覚と合わせたい1本です。




 

ちっちゃい話

カテゴリー │雑談

世は 円高だ デフレだ 民主党の代表選だと
かまびすしいご時勢ですが、先日 ある飲み屋で
若い連中と議論になった。若いと言っても皆30代
だが、そこには明らかな意見の対立が見られた。

議題は

体を洗ってから入るか、湯船につかってから洗うか。

小っちゃ

私は、ガキの頃から 掛け湯で陰部を流してから
湯船に浸かり、体をふやかしてから洗う。
のが習慣。

これは、公衆浴場においてもしかり。
もちろん、ジムでは汗をだらだらにかいているので
唯一の例外。 ちゃんとシャーワーで洗ってから入る。

その理屈でいくと、すべての公衆浴場でもそうする
のが道理だが、リゾートホテルなどでは、やはり
浸かってから洗う。 でないと、リラックスできない。

ところが若い連中は、その私の行為に対して轟々たる
非難の言葉を浴びせるのである。まるで、非国民の
ように (笑)

彼らは、子供の頃からそういう教育を受けていたようだ。
それはとても立派なこと。親御さんがしっかりとされて
いたのだろう。

でも、入浴の慣習として 温泉やホテルにおいて私の行
為は許容されても良いのではないだろうか。銭湯に行く
ことはないが、最近の銭湯では 洗ってから入れ と
表示されているらしい。 

よし彼らに譲って銭湯ではそうしよう。
  行くことないけど・・

でも、高い金を払って入る温泉やホテルでは 嫌だ。
掛け湯の設備があるのは、そのためだろう。
更に、そういう浴場はろ過設備もあるので、衛生上
は問題ないはず。 それより、リラックスしたい。
洗ってから入れ なんて強制はまっぴらだ。

これはエチケットやモラルの話。
あなたのは、単なるわがままではないか。
もう 片山さんとは一緒に行かない。

という正論にも負けないぞ。

ああ小っちゃ・・





 

「チャンピオン・サケ」

カテゴリー │

“酒サムライ” ってご存知ですか?
これはある団体の名称で、一言で言うと

日本酒を愛し、文化を発展させる人たちのこと。

日本酒の酒造青年団体からなる日本酒造青年協議会
という組織が東京にあるのですが、今から5年前に

「日本酒の誇りを取り戻し、日本酒文化を日本国内
 のみならず、広く世界に伝えていくために、日本
 酒を愛し育てるという志を同じくするものの集い」

として“酒サムライ”が結成されました。
日本酒や日本の料理を日本文化のひとつとして国内外
に広く発信し続けているそうです。

その酒サムライ事業の主な活動としては、日本酒や
日本文化を実質的に普及している人に対する「酒サム
ライ」称号の贈呈で、称号の叙任式は毎年10月に京都
で行われます。

そして、その叙任者の人たちが、
インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)
という世界規模で評価されるワインコンペティション
の日本酒部門を創設し、コンテストが毎年ロンドンで
開催されています。

このコンテストは、日本国内の鑑評会のように、特別
に仕込んだ出品酒での審査ではなく、基本 市販酒で
の審査 という点が特徴です。

IWC酒部門の審査は、日米英などから総勢約20人の
審査員で構成されており、今年も5月18日に「金賞」
「銀賞」「銅賞」が発表され、「金賞」の中から優れ
た酒に贈られる「トロフィー」が6月中旬に発表され
ました。

そして、もっとも優れた酒として表彰される
「チャンピオン・サケ」が先ごろ9月7日に発表され
たのです。

ああ前置きが長くなりました。ここまで読んで下さり
本当にありがとうございます。(笑)

でも、ここからが本題です。

今年になってからお取引を始めた、栃木県宇都宮市の
酒蔵 澤姫でおなじみの井上清吉商店さんが、その
インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)の
SAKE部門 吟醸酒・大吟醸酒の部で、最優秀の
「チャンピオン・サケ」に選ばれたのです。 拍手!
おめでとうございます。


澤姫の井上専務は、澤姫を「真・地酒宣言」と称し、
地元産の酒米を100%使用し、「澤姫が澤姫でなければ
出来ない表現」を常に追い求めておられたとか。
今回の結果は、そんな日常の地道な努力と、ゆるぎない
信念の賜物でしょう。

受賞した大吟醸酒は、早速にオーダーしましたので、
近日にもご案内できるかと思います。お楽しみに。

そして、ちょうど今その澤姫の 純米吟醸ひやおろし 
が入荷しております。



澤姫のお酒は、生もとや山廃の純米しか取り扱っていな
かったので、今回、初めて速醸もとの日本酒を口にして
その艶のある綺麗な旨みに、正直驚きました。

速醸仕込みで、栃木県開発酵母のブレンドで、米は地元の
酒造好適米「ひとごこち」を50%精米。香りは穏やかで
すが、かすかに密の芳香が漂います。

口に含むと、綺麗に旨みが広がり、酸も比較的控えめ。
舌の上で転がすと、奥の方で心地良い苦味がポイントとなり
ただのサラサラ系のお酒とは違うぞ と主張します。

ひやおろしですから、一回火入れの生詰め。適度に熟成され
たカドの無い旨みと艶が上品さを演出していて、後口の余韻
も爽やか。 う~ん 確かに、いいお酒です。

◆澤姫 純米吟醸 ひやおろし生詰め酒 21BY