十六代九郎右衛門  海野雅威トリオ

カテゴリー │CDジャズライブYoutube

今年 ロンドンで開催された世界最大規模の

ワイン品評会 「IWC 2023」のSAKE部門において

最高賞「チャンピオン・サケ」を受賞されたのが

「十六代九郎右衛門」を醸す長野県木曽郡木祖村

に蔵を構える湯川酒造店さん。

今、ノリに乗っている蔵元です。

1650年(慶安3年)に創業し

全国の酒蔵の中で2番目の標高(936メートル)

に位置する酒蔵で

杜氏・湯川慎一さんと社長・尚子さんの夫婦が中心となり

木祖村の立地を最大限に活かした日本酒を醸されています。



今回ご紹介するのは コンセプトワーカーズコレクションの

PBオリジナル酒です。

このラベルは明らかに秋を連想させますが

決して ひやおろし・秋上がりのたぐいではありません。

3年前より1年ずつ熟成させたものを毎年リリースし続け

今期の3年熟成が最後の商品ということで

秋にちなんだラベルとなったそうです。

年間平均気温9.2℃の土地で瓶詰後常温で

熟成されたお酒です。

昨年と比べ、どちらも角が取れ味わいに丸みと

コクが生まれています。

熟し香ヒネ香のたぐいはあまり感じません。

使用米は長野県生まれの「金紋錦」。

ルーツから察するに、熟成に向くお米と言えます。


◆十六代九郎右衛門 「柿」純米三年熟成酒 生もと

生もとの「柿」は淡いレモンイエローの色調。

黄桃の香りにライムのような爽やかなニュアンス

もあります。

飲み口はエッジの効いた酸を感じ

余韻にほっこりする味幅を感じます。

熟成によりゆっくりと引き出された旨味は

味付けの濃い料理にもうってつけです。

燗ならなおよし。

ややガス感が残っていることから花冷えから

常温ぬる燗まで。

食欲の秋に寄り添う逸品となっています。


◆十六代九郎右衛門 「栗」 純米三年熟成酒 山廃

山廃もとの「栗」は、「柿」と比べると

より濃い色調です。

ヨーグルトのようなシャープな酸の香りを感じ

飲み口はクリーミーさを感じふくよかな旨味と

後口の程よい渋みが味わいをまとめています。

山椒のようなスパイシーさもあり

食欲を促します。

どちらの商品も、燗ならなおよし。

「栗」は常温~飛び切り燗がオススメ。

こちらも食欲の秋に寄り添う逸品です。



さて 昨夜は ハーミットドルフィンにてジャズライブ

お酒の写真の隅になにげに写っているのは

そこでゲットしたピアノの海野雅威さんの新譜です。



サインをお願いすると向こうから

片山さんお久しぶり と話しかけてくれ

地酒かたやま と入れてくれました。(自己満足)



この日は 鈴木良雄 トリオ の一人としての出演。

お三方とも素晴らしいパフォーマンス

海野くんのピアノは明快でホットで

円熟の境地に達しているなあ

そんなことを感じながらのライブでした。

チンさんのベースも 俊輔くんのドラムスも

素晴らしかった。

チンさんは とても今年喜寿 とは思えない。

正確なビートを刻み最高のグルーヴ感を醸し出す。

相変わらず ダジャレが多いですが。(笑)

海野(うみの)俊輔くんのドラムもキレッキレで迫力満点。

素敵な時間を過ごせました。

新譜 『I Am, Because You Are』 から

オリジナルの素敵なワルツです。

Eugene's Waltz TADATAKA UNNO NY TRIO



 

初亀純米吟醸秋あがり

カテゴリー │ジャズライブ日本酒の会Youtube

9月になり早朝の風はだいぶんと涼しくなりました。

先日来告知しております

金賞酒を愛でる会

9月の 23日、24日と二夜連続で行いますが

定員まで 23日土曜は あと5名様

24日日曜は あと1名様 となっております。

興味のある方はお一人でも結構ですので

どうぞご参加ください。

詳細はこちらです。




さて 9月に入り日本酒の世界では

ひやおろし・秋あがり が本格的に入荷します。

9月初っ端にご紹介するのはこちら。

純米吟醸の秋あがり。

静岡酒らしい 香り穏やか 飲み口軽やか

秋の食を引き立てる最高の1本です。


◆初亀 純米吟醸 秋あがり 4BY

兵庫県特A地区東条産山田錦55%まで磨き

上槽後一回火入ののち

蔵の冷蔵室で熟成された、秋あがりの純米吟醸です。

初亀らしい軽快感はそのままに

ひと夏を越え熟成により

引き出されたお米の優しい旨みと

マイルドな酸が口中に広がります。

食中純米吟醸としての存在感を示す1本です。

上品な秋の味覚と共にお楽しみください。




一緒に写るは 大学時代の友人と日本酒教室の飲み仲間

最後に 先日静岡市のライフタイムで行われた

飯田さつきさんのライブに出かけた件。

彼女は今から8年前に

『ジャズを聴きながら開運を楽しむ会』 というイベントに

出演していただきました。

コロナ禍で消滅してしまったイベントです。

再開を望む声をときどきいただくのですが

ライブ会場が閉鎖されたままですので

いかんともし難いですね。

その飯田さつきさん。

すっかりと大人のシンガーとなり

ジャズヴォーカリストとしての実力、人気も急上昇。

充実のライブでした。

そのメンバー (ストリングスはヴァイオリンのみ)

が演奏する映像がありますのでご覧ください。

初見の方は さつきさんのヴィジュアルと声との格差に

驚くと思います。

A Lover's Concerto 

サラ・ヴォーンのアルバム持ってました。

飯田さつき『A Lover's Concerto』ミュージックビデオ



 

望スブラッシュ 数量限定入荷

カテゴリー │ジャズライブ鑑評会

今日も明日も雨模様で、青春18切符を使う

休日の計画の大幅変更を余儀なくされますが

雨は雨で別の楽しみ方がありそうです。

さて 2023年の静岡県清酒鑑評会の結審があり

全体トップの知事賞は

吟醸の部が開運

純米吟醸の部は磯自慢 に決定しました。

また開運は 純米吟醸の部で2位となり

鑑評会常連の2蔵は相変わらず強し

というところでしょうか。

先日入荷した 波瀬正吉斗瓶取りは

斗瓶番号こそ不明ですが同じタンクのお酒となります。

波瀬正吉斗瓶取り




そして本日ご紹介するお酒は

開運 ではなく

栃木県益子町の外池酒造店の望(ぼう) です。

毎回発売されると同時に蔵の在庫は完売となる

人気の1本で

今回も希望数量を大幅に削られての入荷となりました。

チリチリとしたガス感と

まったりフレッシュ&ジューシーなお酒です。


◆望(ぼう) スプラッシュ 純米大吟醸 うすにごり生 4BY

口に含んだ瞬間に「パッ!」と弾けるような明るい印象。

そんなフルーティー&ジューシーな味わいを最大限に

表現したのがこの「望スプラッシュ」になります。

今年はよりトロピカルな印象で

リンゴや洋梨だけでなくパインやマンゴー

バナナのような南国フルーツの香りも感じます。

そこにオリの香りが合わさり、まろやかフルーティーです。

開栓すると「ぷしゅ」とした音がし

チリチリとしたガス感と

みずみずしくまったりとしたオリの口当たりが

相反する舌心地。

中味もラ・フランスのようなフルーティーな香りが広がり

苦渋もしっかりと抑えられ、ふわっと消えていきます。

食中酒としては 肴を限定しますが

お酒だけをいつまでも愉しんでいられる

そんな1本だと思います。

お早目のアクションをお待ちしています。




さて また昨夜ジャズライブに行きました。

前日の松本茜さんに続き 今回は

ギターの 浅利史花(ふみか)さん

別に若いお姉さまを目当てに行ってるのでは

決してありません。

たまたま聴いてみたい というアーティストが

若い女性であった という それだけのことです(・ω・)\バシッ

彼女の生ギターは初見でしたが

ほんとうにこの人 ジャズギター弾くのか・・・

と思わせる女子大生のような雰囲気なれど

一旦演奏が始まると 端正でナチュラルで渋くて巧い

そのプレイに惹きつけられました。

その日はたまたまCDを持参されなかったようで

家に帰って早速にアマゾンで ポチッ。

今後の活躍が楽しみなアーティストのお一人ですね。

浅利史花 Fumika Asari "Triste"






 

W 新酒生 赤磐雄町と飛騨ほまれ

カテゴリー │ジャズライブランニング

今朝ランは いつもの馬込川を海側へ

白羽橋で折り返しの10キロ。

土手の桜は 三から五分咲きでした。

来週辺りがちょうど見頃ですね。





お酒のご案内 本日は岐阜県は飛騨市の

渡辺酒造店の Wの新酒生酒です。

米違いで2種類あります。

Wは 贅沢に45~50%まで磨いた純米大吟醸規格

のお酒ですが、価格も表示も純米酒となります。


◆W 赤磐雄町 純米無濾過生原酒 4BY


洋梨とも苺とも表現できるフルーティな香りが立ちます。

含むと、雄町らしい芳醇で豊かな甘み・旨みが

ダイナミックに口中に広がります。

舌の奥で転がしてから鼻に抜ける香りも、華やかそのもの。

麗しい余韻を残しながらも、やがてキレイに切れていきます。

飲みごたえという点では申し分のない1本でしょう。

もう1本は 飛騨ほまれ

雄町に比べると ややおとなしい感触もあれど

やはり WはWです。


◆W 飛騨ほまれ 純米無濾過生原酒 4BY

リンゴや洋ナシ、ライチのようなフルーティな香り。

含むと、香りに反して米を意識させる風味と

上品な甘さを湛えた吟味が融合し静かに広がります。

同時に、飛騨ほまれの特徴ともいえる

ふっくらとした柔らかな旨味も感じ

余韻は確かな存在感を残し

やがてとろけるように消えていきます。

どちらも 香り華やか グルコース豊富な甘口のお酒

がお好きな方にはお薦めです。




昨夜は 久しぶりにジャズライブに出かけました。

ジャズピアニストの松本茜さんのピアノソロ演奏。

彼女のカルテットやデュオは何度か聴きましたが

ソロは初めて。

スタンダードばかりを丁寧にしっとりと

時には力強く  時には快活に。

彼女のピアノは決して難しい解釈はなく

かと言って平板でもなく

メロディをリスペクトしつつもセンス抜群の

自由な即興を享受し

そのバランスの良さが秀逸で

彼女なりの味わいに見事に仕上がり

イマジネーションの世界にどっぷりと

浸ることが出来ます。

それは確かに非日常の世界ではあるのですが

ジャズを長く愉しんできた自身にとって

ノスタルジーな世界でもあるのです。

スタンダードナンバーは

時間旅行ができるから好きですね。



本日朝の馬込川沿いの桜の写真です。

まさに Spring is here です。


Akane Matsumoto Solo Piano"Spring is here"松本茜ソロピアノ



 

七田おりがらみ 入荷しました。

カテゴリー │ジャズライブイベント日本酒の会

来週の土日に開催する

貴田乃瀬 酒の会 ですが

日曜日は満杯になりましたが

25日の土曜日はまだ3名様の空きがあります。

参加してみたい という方がおられましたら

ご連絡をお待ちしております。

素晴らしいお料理と日本酒が皆様をお迎えします。

貴田乃瀬 酒の会2023




さて今月に入り問い合わせが急増していたお酒

七田のおりがらみの4BY新酒が入荷しました。

シュワシュワ系のお酒は最近とても増えましたが

当店では このお酒がやはり№1の人気商品です。

早速に開けましたが、今の段階では振らない限り

吹き出すことはございません。

今後 瓶中の醪の活性が盛んになりガスが増えると

危険物の指定を受けることになるでしょう

ウソです(・ω・)\バシッ

◆七田 純米 無濾過生おりがらみ 4BY


七田の純米無濾過生原酒に滓をからめ

瓶内二次発酵を促した軽快で絶妙の味わい。

香りも華やかに立ちますし、味わいの幅もあります。

おりがらみと言うより活性にごりと呼んだ方が

しっくりくるぐらい滓があります。

メロンを想わすスウィーティでまろやかな香り。

しゅわしゅわとした微炭酸とフレッシュな酸味が特徴的。

その微炭酸のチカラによりペタッとした甘さは

見事に排除されており、それこそが麗しさと切れ味が

同居するこのお酒のスタイルと言えるでしょう。

このドライな感触は、チーズ系のお料理や

イチゴタルトなどのスイーツなどと合わせても

見事にペアリングし食の幅を拡げます。

もちろん一般のお惣菜にもちゃんと合います。

在庫はたっぷりとありますので、皆様のご来店

ネットによるご注文をお待ちしております。




さて 昨夜は久しぶりにライブを愉しみました。

今回はジャズではなく フラメンコのカンテです。

石塚隆充さんと言う 日本でも有数のカンテオールで

その生歌は確かにが迫力があり素晴らしかった。

アランフェス協奏曲の第二楽章から始まり

おお いきなりスペインか・・・

と思うのはジャズファンの あるある。

あくまでも クラッシックな世界での歌唱ですから

最初から最後まで アランフェス協奏曲はじめ

スペイン民謡が目白押しでした。

後半は オリジナルを含めいろんな楽曲を

ご披露いただきました。

フラメンコと言えばギターですが、ギターで歌ったのは

ご本人弾き語りの2曲だけ。

このユニットは違います。

●石塚隆充(cante,g) ●石塚まみ(pf)

●コモブチキイチロウ(b) ●大儀見元(per)

という腕利きの面々。

実はこのライブに行こうと思ったのは

隆充さんのお姉さまにあたる石塚まみさんが出られるから。

まみさんも一曲だけ歌われましたが

この日はピアニストに集中され、見事な演奏を聴かせて

いただきました。

最後の曲 グラナダ 最高でした。


「フラメンコ歌手 石塚隆充 スペイン語歌曲を歌う」


ところで ここからは静岡県民でしか判らないお話。

『もう一品欲しいなあ もう一品欲しいなあ 欲しい なあああ・・♪ 』

というCFの歌  そう ヤマザキのお惣菜ですが

あの歌を歌われているのが石塚隆充さん

CFで  どうしよう と言いながらスーパーで買い物をされるのが

隆充さんの奥様

ギターを手にしているスペイン人らしき人は

隆充さんの友人で本物のフラメンコ歌手の人 

ということでした。(笑)







 

開運誉富士にごり生酒

カテゴリー │CDジャズライブご来店



毎日 鬼のように入荷する新酒しぼりたて。

本日ご紹介するのは 開運の誉富士のにごり です。

普通は 精製の無濾過純米が先に入るのですが

この誉富士に関しては、お蔵の作業上の都合で

先に にごり生酒が入ってきました。

誉富士の無濾過純米は今週末になりそうです。

◆開運 誉富士 無濾過純米にごり生酒 4BY

米 水 酵母 と すべて静岡尽くしの無濾過純米誉富士

そのにごり生酒が入荷しました。

誉富士は、山田錦の品種改良により10万個体という

膨大な数の中から選ばれた奇跡の酒米です。

でもこの誉富士で醸されるのは今年が最後です。

来年からは別の品種 静系97号(令和誉富士の予定)

で醸されることでしょう。

このにごり生酒 このままの状態で振らずに開けると

吹きこぼれることはありません。

香りは無濾過純米のそれと、ほとんど同じですが

かすかに滓特有の甘酸っぱい香りが漂います。

口当たりは軽快で流麗な感触を伴います。

山田錦とは違う誉富士らしさを、しっかりと残しています。




さて 12月の忙しい時期に昨夜はジャズライブを愉しみました。

以前に 地酒とジャズの会にお越しいただいた

ヴォーカルの堀内実千代さん

ピアノの山口泰一郎さん

そしてスウェーデンで活躍されるベースの森 泰人さん

このお三人のライブは師走の慌ただしいときにこそ

一抹の清涼剤として心が満たされます。



そして 会場でゲットしたアルバムを朝から流してます。

Life is ...

いいアルバムですね。

基本ピアノとのデュオですが、森さんのベースやサバオさんの

ドラムスも入ったりストリングスが花を添えたりと

直球あり  変化球ありと多彩なアレンジや演出で

ジャズスタンダードやミュージシャンスタンダードを

しっとりと歌いあげています。 



そして このお三人が午前中にご来店。

4時間ほどかけて車で安曇野まで移動される前に

お越しいただき お酒をお買い上げになりました。

ありがとうございます。

ツアーのご成功をお祈りします。






 

蓬莱泉吟 今年はしぼりたて生

カテゴリー │ジャズライブ

年末商品として人気のある蓬莱泉の純米大吟醸 吟

という商品があります。

例年ですと 蔵の冷蔵庫で1年以上寝かせてから

出荷されるのですが、昨年仕込まれたお酒が

目標の熟成に足らない ということで

今年は 新酒しぼりたて生酒 として発売されました。

今年だけのことなのか  来年以降も続くのか

それは 熟成次第 ということなのでしょう。



いずれにせよ 今までには無かった 吟の新酒生

これはとても稀有なお酒です。

◆蓬莱泉 純米大吟醸 吟 しぼりたて生 4BY

4昼夜かけて山田錦を35%まで磨き酵母が活動できる

ギリギリの低温で35日ほどかけて丁寧に醸される 吟。

本来なら火入されて蔵の冷蔵庫で熟成されるのですが

今回は熟成させずに新酒生酒として初めて出荷されました。

出品酒でも使われる洋梨を想わせる香りの出る酵母

をブレンドし仕込まれたお酒は

しぼりたて ということもあるのでしょう。

軽快で美麗な香りが発ちます。

含むとすっきりとした口当たりと生原酒ならではの

絶妙の舌ざわりを楽しめる

これまでの吟とは一線を画す最高峰の1本です。

ご贈答 としてもいかがでしょうか。





さて 昨夜は久しぶりのハーミットでのジャズライブ

ずっといろいろと用事があり行けてなかったのですが

7年前に 開運とジャズを楽しむ会に

ゲストとしてお越しいただいたヴォーカリストの飯田さつきさんが

見えるということで、ランニング仲間にも声をかけ

愉しませていただきました。



ちょうど私の息子と同じ年齢の彼女

今年で 歌手生活15周年+1  CDデビュー10周年+1

になるそうです。

+1 はもちろん コロナ禍で活動が制限されたから。

そのアニバーサリーコンサートツアーの初日が浜松。

正統派ジャズヴォーカル にますます磨きがかかり

歌うと

とても息子と同い年には見えない貫禄すら漂います。

でも話をされるとまだ初々しさも残るそのギャップが

ある意味愛々しく新鮮です。

スタンダードから自身のオリジナル曲 映画音楽に

黒人霊歌  そしてひばりナンバーと

幅広く歌いこなすも、どの歌もしっかりとジャズであり

奇をてらわない基本に忠実なところは

ビッグネームを彷彿とする力量も兼ね備えておられ

リラックスな気分で安心して聴いていられる2時間半でした。



ピアノ 保坂修平  ベース 小美濃悠太  ドラムス 長谷川ガク 

のお三人も基本を大切に端正でキレのある素晴らしい演奏でした。

今後ツアーが 岡山 大阪 名古屋 と続くそうです。

ご自身の作詞作曲ナンバー 

飯田さつき『Like The Sunshine』 Major 1st Album「Old Fashioned」より





 

喜久醉松下米 入荷

カテゴリー │ジャズライブ休日



今年もこの季節がやってきました。

蔵の冷蔵庫で半年以上寝かせた

純米大吟醸 と 純米吟醸

原料となる米は 藤枝の稲作農家の松下明弘さん。

自称 日本一の稲作オタク

その松下さんが 有機無農薬で育てた山田錦

松下米を40~50%精米したお酒です。

◆喜久醉 純米大吟醸 松下米40 3BY


松下米では、高精白をしてもヒビ割れず

洗米をしても胴割れせず、理想的なツキハゼ麹が出来るのです。

つまり、酒米として申し分のない特性を有した米で

純米吟醸とすることで、米本来の持つ旨みを引き出すことに成功。

「酒造りは米造りから」を実践する結果となりました。

今年の純米大吟醸松下米40は

香りは穏やか、味は丸くてきれいな旨みがあり

バランスは抜群です。

◆喜久醉 純米吟醸 松下米50 3BY

今年の純米吟醸松下米50は

若々しくすっきりとした中に旨みがあり

味と香りのバランス良くキレの良い喉ごしです。

どちらのお酒も、穏やかな香り 爽やかな旨み

柔らかな口当たり キレの良いのどごし

いわゆる 静岡吟醸 そのものの酒質です。

どちらも数量限定入荷ですので、お早めにどうぞ。



さて 先日の日曜は 次男となる息子の家族と一緒に

名古屋市の 東山動物園へ行きました。

私的には30数年ぶりの訪問でしたが

相変わらずコアラは    動きませんねえ (笑)




帰りは家族と栄で別れ、一人岡崎で下車。

岡崎ジャズストリート2022 のスペシャルライブに

ジャズピアニストの海野雅威(うんのただたか)くんが出るので

こちらも10数年ぶりに生演奏を聴きました。


彼のピアノは 昔と変わらず いろんなメロディを

織り交ぜながら、ウキウキと楽しそうに弾きます。

演奏できる喜びがオーラとなって伝わってきました。

トリオのメンバーは ベースが吉田豊さん

ドラムスが海野(うみの)俊輔くん

俊輔くんにはかつて、ジャズと地酒の会に

浜崎航さんや松本茜さんたちと一緒に

出演していただいた事があります。

キレのあるドラムはあい変わらず素晴らしい。



そしてこの日のゲストメンバーが凄い。

増尾好秋氏(ギター)  鈴木良雄氏(ベース)  峰厚介氏(テナーサックス)

akiko氏(ボーカル) そして CUGの倉田大輔氏(ドラムス)

日本ジャズ界のレジェンドたちが、一回のステージのために

集まったわけです。

いつも聴いている人も居れば

本当に久しぶりの人も居たけど

皆さん 私のジャズライフに何だかのインパクトを

残された方ばかり。

お一人お一人の演奏と歌が あの時あそこで

あのメンバーで聴いたよなぁ

と、走馬灯のようによみがえりました。

それもこれも 海野くんの人柄と不屈の精神が

人を動かすのでしょう。

素晴らしいライブをありがとう。



 

初蔵純米中汲み 見事な熟し

カテゴリー │ジャズライブ

昨日は午後からアクトシティの大ホールへ。

ヤマハジャズフェスティバル30周年。

お目当ては 原信夫とシャープス&フラッツの演奏。

原さんは既に鬼籍に入られましたが

原信夫とシャープス&フラッツ は その名を今も残し

ほぼ同じメンバーで活動されています。

リーダーが亡くなっても解散しないバンドは日本唯一とか。

低い席は料金が高いので

初めて3階の側面の席を取ったのですが

前のめりの姿勢で4時間あまり観るのは、とても疲れました。

でも 最後のシャープス&フラッツの久しぶりの演奏は

とても楽しく判りやすく心がウキウキとしました。

そんな良い気分で家に帰り、晩酌のお供に開けたのが

氷温冷蔵庫で半年以上寝ていたこのお酒です。



このお酒は、粋遙倶楽部のPB商品ですので

3月に一括して瓶詰めされます。

お蔵の冷蔵庫で預かっていただいていた最後の在庫を

9月に仕入れ販売しているのですが

見事な熟成を果たしていて、今の時期は一回火入のひやおろし

が主流ですが、短期熟成生酒もなかなかどうして

ちょうど飲み頃になっていていいですよ。


◆開運 初蔵純米 中汲み生原酒 3BY

兵庫産山田錦を55%まで磨き大吟醸と同じように

槽(ふね)で搾ります。

そして中汲みの最もおいしい部分だけを瓶詰めした純米生原酒。

色はかすかに山吹色がかっています。

香りは穏やかなれど上質の和菓子のような香りが立ちます。

それはメロンでもバナナでもない清楚な趣たる和の芳香と言えるでしょう。

含むと 芳醇でしなやかな旨みの広がりに惹きつけられます。

生原酒ではあれど、原酒らしさは全く意識させない軽快さを伴います。

鼻に抜ける風味は、気品に満ち溢れており余韻はどこまでも上質。

抜群のキレの良さに加え、美麗な足跡を見事に残します。

中汲みを取ることの理由が確かにそこにあると実感させられます。

瓶詰めから半年以上が過ぎ氷温冷蔵庫にて熟されたことで

芳醇で綺麗な旨味が口中を駆けめぐる見事な味わい。

まさに純米大吟醸クラスのグレードを感じさせる

ワイングラスが似合う純米生酒としてお試しください。





 

天虹純米吟醸 酒こまち

カテゴリー │ジャズライブ落語

先日 ハママツジャズウィークのイベントの一つ

ジャズと落語のスペシャルエンタメを愉しみました。

会場は 中区城北の Uホール

平日の6時半からにつき、あわててバスで行こうと

ターミナルに赴くと、夕刻はバスは走ってないとか。

仕方がないので、浜松城公園までバスに乗り

あとは歩いて開演ギリギリで間に合いました。

ヴォーカリストのウィリアムス浩子さんと

鈴木央紹(Sax)さん や 井上陽介(B)さんたち

精鋭カルテットが伴奏を務め ファーストステージは

ヴォーカルを中心としたジャズライブ。

浩子さんの 癒しと成熟の歌に心が満たされました。

そしてセカンドステージでは舞台に赤い毛せんが

敷かれた演台が登場。

春風亭昇太師匠の落語が始まるのですが

どうジャズと噺が融合するのか・・・・

浩子さんたちファーストステージのメンバーも

演台の後ろに登場し、マクラが終りいよいよ本題へ。

演目はどうやら 一眼国(いちがんこく)のよう。

本題が始まると同時にプレイヤーの演奏も始まりました。

昇太師匠の出囃子である デイビークロケットが

静かでもなく 賑やかでもない 適度な音量で奏でられました。

正直なところ、落語にBGMはイマジネーションの邪魔となり

最初は違和感がありましたが、噺の展開に応じて

曲調も変わるので、段々と馴染んできたのです。

浩子さんはどうするのかと見ていると、やはり歌を歌われました。

これ以上具体的なことは、ネタバレになるので控えますが

非常にエキサイティングで面白いステージでしたね。

三味線や太鼓などの音曲とは明らかに違う

ジャズカルテットの奏でる音色は、まるでサイレント映画の

雰囲気を醸し出しているようで、新鮮でもあり懐かしくもあり。

最後のステージは 日本の歌が披露されたのですが

昇太師匠のトロンボーン演奏まで楽しめました。

昔 柳昇師匠が テレビのお笑いタッグマッチのMCを

やっていた時、トロンボーンを吹いていたのを思い出しました。

古い話ですみません。



さて 昇太師匠もウイリアムス浩子さんも

静岡市清水界隈の出身ですが

本日は静岡市のお酒をご紹介。

袋取り槽しぼりのふくよかな旨味と

キレの良い後口が光る1本です。


◆天虹 袋取り純米吟醸55 酒こまち 3BY

吟醸用の酒造好適米 秋田酒こまちを55%精米し

名水百選の安倍川の伏流水を仕込み水に

袋取り槽搾りで醸された

瓶詰め時一回火入の純米吟醸。

香りは静岡酵母らしくとても穏やかですが

かすかに和の果物のニュアンスも感じます。

含むとほのかな甘みと同時に、丸みを帯びた

ふくよかな旨味がこってりと広がり

後口はスッキリと軽快な余韻を残します。

つまりキレの良い後口というわけです。

このまま常温も良し、温めても食中酒として最適で

落ち着いた飲み飽きのこない味わいは

秋冬の味覚と共にお楽しみください。





 

鯵ヶ澤の新酒生酒入荷

カテゴリー │ジャズライブランニング

前回のブログで、桜を観ながら早朝ジョグをした件

について書きましたが、本日ご来店のお客様に

『昨日 三島町あたりを走ってましたね』 と言われました。

早朝6時前の時間ですから、人は少なかったはずですが

どこでどなたが見ておられるか 判らないものです。

悪いことは出来ませんね。

昨夜は 久しぶりに ジャズライブに顔を出しました。

三好 “sankichi” 功郎さんのギターカルテットです。

他のメンバーは

秋田慎治(pf)    坂井紅介(b)   ヤヒロトモヒロ(per)

この三人の方は何度も聴いてますが

功郎さんのライブは初めて。

いやあ イメージしていた音楽とは随分と違いました。

とても ホットで 饒舌で 気さく

でもどことなく ブルージーで 歌うようなギターでした。

良い時間を愉しませていただきました。


その時ゲットしたアルバムがこちらです。

三好”3吉”功郎 「my little songbook」


さて お酒のご紹介です。



漁師町の酒らしさ満開の食中酒が今年も新酒で入荷しました。

◆鯵ヶ澤 特別純米無濾過生原酒 3BY

立ち香は穏やかながらほのかにメロンのような芳香。

含むと果実味が米の旨み・甘みとともに膨らみます。

その旨みと高めの酸がバランス良く調和し

濃醇でいながら重さは感じずボリューム感のある味わいです。

意外とスッキリとした口当たりで、酸の出方がとても綺麗です。

新酒特有の若々しさも相まってアクセントとなり

魚介類との相性も良く食欲をそそります。

後口のサバケもよく、食中酒として杯が進む1本です。

是非 是非 お試しください。





 

ギタリストの伊藤芳輝さんを偲んで

カテゴリー │ジャズライブ訃報

あなたと地酒と音楽と というイベントも

コロナ禍のもと 会場のホールも閉鎖されたりと

再開が難しいのですが

4年ほど前に ハイクラッド+1名 というトリオでご出演いただいた

ギタリストの伊藤芳輝さんの訃報に接し驚くとともに

心よりご冥福をお祈りする次第です。



コロナ禍でもご自身のソロ演奏をFBにアップされたりと

お元気そうだっただけに、とても残念です。

アルバムも何枚か買わせていただき、車の中で

よく聴いています。

スパニッシュギターの腕もさることながら

飄々然としたキャラで

どこぞの師匠のような朴訥とした語り口でのMCも

とても面白く楽しませていただきました。

いつだったかな  浜北区でソロライブがあると聞き

大雨の中出かけました。

そこはある音楽教室の一角で

スタインウェイ&サンズのグランドピアノがあったのですが

その横で お一人ギターを弾かれていたお姿が

忘れられません。

生音での静謐かつ迫力ある演奏が今でも蘇ります。

ここ数か月 ジャズや音楽関係の方の訃報が続きます。

皆さま どうぞご自愛ください。


伊藤芳輝さんを追悼するライブの模様が

Youtubeにアップされています。




 

Here's that rainy day と 開運受賞酒

カテゴリー │ジャズライブYoutube

雨こそ降りませんが 梅雨どきらしい曇天

今朝ランは いつものコースから外れて

走ったことのない裏道を中沢町辺りから

住吉辺りまで西へ進み

浜松城経由で家まで戻る アップダウンの

12.5キロを走りました。

知らない道を走るって リフレッシュできます。

前回のブログでご紹介した 石塚まみさん

Youtubeにピアニストとしての映像がアップされているので

貼りつけました。

トランペットの五十嵐一生さんとのデュオ

この曲を聴くと けだるさ と 甘酸っぱさ に心が潤み

毛が多し頃 の失恋を 思い出さずにはおられません。

Here's that rainy day


さて 今年の静岡県の清酒鑑評会 は

5月に行われました。

以前なら 3月に生酒での審査となるのですが

コロナ禍のおり 火入酒での審査が今月に行われ

開運さんと 磯自慢さんが 純米吟醸 大吟醸

それぞれの部で №1たる知事賞を受賞されました。



その知事賞酒が土井酒造場さんから入荷しております。

◆開運 純米大吟醸 静岡県知事賞受賞酒 2BY

720ml 6050円(税込)

静岡酵母HD-1単体での造りによる仕込みを

雫取りし中取りを一回瓶燗火入れしたものです。

落ち着いて気品のある華やかな香りが立ちます。

美麗な旨みの広がりはスローで、透明感を伴います。

そして穏やかで上質の余韻が、いつまでも続きます。

毎年のように結果を出される開運はすごいと思います。





 

初蔵純米中汲み 新酒入荷

カテゴリー │ジャズライブ

昨夜は2か月振りにハーミットでのジャズライブ。

メンバー全員が 初見の人ばかりのカルテット。

曲によっては クインテット。

メインは なんといっても 米澤美玖 という

若くて元気な テナーサックスプレイヤー のマドマゼル。

ですから オーディエンスは9割がた男性。

それも 普段は見かけない おっさんばかり。

いつもの ハーミットなのに やたらアウエイ感がありました。(笑)

彼女 彼らの音楽は と言うと

スキルは申し分なし。

取り上げる楽曲は なんでもありの こってり五目ラーメン。

つまり 名曲をジャズアレンジでカバーしまくるステージ。



八神純子 で始まり ちあきなおみ が続くかと思えば

美空ひばり に 玉置浩二

ときどき 今流行りのアニソン (ジジイは知らない)

最後は ゴールデンボンバー で締める。

ジャズのスタンダードも オリジナル曲も もちろんなく

ジャ ンルにとらわれないスタイルも

とかく明るく、元気をいっぱいいただけたので

これはこれで たまには良いのかな。

オーソドックスな醤油味のラーメンも好きだけど。



さて お酒の話です。

この純米酒も今年で発売20年になります。

毎年同じコンセプトで搾られ、この季節に発売されるわけですが

微妙に味わいが異なるのが 日本酒の面白さ でもあるのです。

今年は とにかく マイルド 軽快 美麗な余韻

兵庫産山田錦を55%まで磨き、大吟醸と同じように

槽(ふね)で搾ります。 通常の搾りはヤブタ式。

そして中汲みの最もおいしい部分だけを瓶詰めした

贅沢な純米生原酒です。

今年も開運無濾過純米と同じ酵母 静岡NO-2での仕込。

搾り方の違いで、見事に別の個性を発揮しています。

◆開運 初蔵純米 中汲み生原酒 2BY


香りは穏やかなれどふくよかに立ちます。

それは上質の和菓子のようなぬくもりの芳香です。

いわゆるカプロン酸エチル系の華やかなものではなく

酢酸イソアミル系の清楚な趣の方が強いと言えるでしょう。

でもバナナは決して想像出来ません。

含むと 今年のお酒はとにかく柔らかで軽快です。

フレッシュさよりも、芳醇でしなやかな旨みの広がりに

惹きつけられます。

鼻に抜ける風味は、気品に満ち溢れており

余韻はどこまでも上質で、喉に引っかかるような

マイナス点が全くなく抜群のキレの良さに加え

美麗な足跡を見事に残します。

このお酒の存在感にはゆるぎないものがあることを実感。

とにかくこの品質は上質の純米吟醸と比較しても全く遜色がありません。

ワイングラスが似合う純米生酒として 食中酒として

是非お試しください。







 

開運無濾過純米 愛山入荷

カテゴリー │CDジャズライブ

いきなりですが、最近の私のお気に入りアルバムは

ジャズピアニスト 平光広太郎さんの2枚のCDです。

2009年から愛知県を中心に活躍されている彼は

先日行われたハーミットドルフィンでのライブで

初めて生音に触れました。

いやあ とても良いピアニストでいらっしゃいます。

彼の人柄なんでしょうか、気さくで明るく親しみやすい音色なれど

繊細さ、緻密さを兼ね備え、ジャズの本流を行くかの如く

メロディアスで上質の演奏を楽しめました。


写真の二枚のアルバムは、トリオ と ベースとのデュオで

どちらも ホールでの一発録り。 ライブ感この上なしです。

◆平光広太郎 The Trio Vol.2
平光広太郎/ ピアノ 出宮寛之/ ベース 大森ひろ/ ドラム

【収録曲】
1. Night and day
2. Je te veux
3. Doxy
4. Rainy day
5. Stella by starlight
6. I’ll close my eyes

◆The DUO – In concert』(LIVE盤)
平光広太郎(piano) / 出宮寛之(bass)

【収録楽曲】
1.Relaxin' at Camarillo / Charlie Parker 5:36
2.Isfahan / Billy Strayhorn and Duke Ellington 7:59
3.Soul eyes / Mal Waldron 8:28
4.Milestones / Miles Davis 5:54
5.Waltz / Kotaro Hiramitsu 6:49
6.Boplicity / Miles Davis and Gil Evans 7:14
7.MGM / Kotaro Hiramitsu 8:19
8.Moon river / Henry Mancini 8:17

平光広太郎トリオ 'I Love You'


さて 世の中の景気のコロナ禍による停滞にもかかわらず

毎日のように容赦なく入荷する新酒の数々。


開運からは 無濾過純米の愛山 が早くも入荷です。

例年なら 愛山は年明けの2月頃なのに、今年は早い。

これで 米違いで 山田錦・誉富士・愛山 と3種揃いました。

ですから愛山のにごり生酒は 720mlのみとしました。

◆開運 愛山 無濾過純米生原酒 2BY
グラスに注ぐとふくよかに落ち着いた芳香が漂います。

含むと 酸は低いがコハク酸たっぷりの、開運らしい暖色の

ふくよかな旨みと、美麗な味わいがセッションしながら広がり

鼻に抜ける香りは穏やかで清楚。

貴婦人のような気品を携えた純米酒と言えるでしょう。

後半のすうっとキレていくさばけの良さもグッド。

これも是非飲み比べてみて下さい。


◆開運 愛山 無濾過純米にごり生酒 2BY 

こちらは 手汲みで瓶詰めされた にごりバージョンです。

720mlのみですが、数量限定につきお早めにどうぞ。





 

若竹おんな泣かせ 入荷

カテゴリー │ジャズライブイベント休日ランニング

日曜月曜と連休をいただきました。

日曜日は 愛知県の岡崎市までジャズライブをどっぷりと。

前々から行きたいと思っていた 岡崎ジャズストリート

豊橋から名鉄に乗り 20分ほどで着いたのは 東岡崎駅

この駅周辺の多くの会場で、全国から集まった一流の

アーテイストがライブを朝から夕刻まで繰り広げています。

有料会場 12か所 無料会場 14か所

とても全部を回れる数ではありません。

ということで 有料会場を午前11時から夕刻の5時ころまで

4か所を巡りました。


一つ目は 東邦ガス会場にて

市原ひかり Sings & Plays

人気トランぺッターのひかりさんは 最近シンガーでもあるのですが

浜松のハーミットドルフィンで聴いたとき とても素敵だったので

まずは拝聴いたしました。

最初のナンバーが 私の大好きな I Thought About You

いきなりのフェイクで歌のアドリブから始り、聴きなれたテーマは

トランペットの演奏から。 憎いね。

彼女 MCも以前に比べると 大人になった と言うか 一皮むけた

余裕というか小粋で遊びの効いたステージ回しに ほっこり。

他にも No More Blues    Smile などなど...親しみのあるナンバー

ばかりでとてもリラックス出来ました。


ランチを取ろうと 駅の周辺をうろついたのですが

どこも満杯で待ってたら次の会場に間に合いそうもないので

コンビニ弁当を買って駅前のベンチで一人食すことに。

浜松では有り得ない光景ですが、同じような輩が結構いました。


二つ目は 葵丘(ききゅう)という 博物館かと思わせるような

シックな造りの会場です。

私が訪れた時はすでに満杯に近い状態でなんとか隅っこに

席を取れました。

この日は地元のラジオ局の公開録音もあったようで、始まる

ころには立ち見のお客もいるほどの盛況でした。

出演は

Dear Blues & 今岡友美

Dear Blues は ピアノの 中嶋美弥さんのトリオで、ユニット名にも

あるように ホットなブルースを演らせたらピカイチのトリオ。

そしてヴォーカルは 以前豊橋でもお聴きしたことのある

今岡友美さん。

地元岡崎出身の彼女は 抜群の歌唱力もさることながら

とにかく元気。

一言で言うなら 七色の声を持つダイナマイトシンガー です。

スタンダードはもちろん ゴスペルからビートルズまで何でも来い。

とにかく 明るく楽しいステージでした。



三つ目は ガラリと雰囲気が変わり 400人ほどが入れるホール。

岡崎信用金庫本店で行われた

吉田次郎featuringマリーン、クリヤ・マコト

次郎さんとクリヤさんのデュオは 最高峰の音楽を堪能できます。

それに マリーンさんがヴォーカルですから、贅沢なユニットこのうえなし。

彼女 ある程度のお歳になられて麗しさが一段と増したような気品を

感じます。 べサメムーチョ スペイン など硬軟織り混ぜての

ステージに大満足。



そして最後の四つ目 これが迷ったのです。

この日はサックスの音色聴いてないし

浜ちゃんと茜さんにしようか・・

それとも 矢野沙織さん という線もありだし・・・

でも結局選んだのは 聴いた事のない人 という選択肢で

名知玲美カルテット

つくづくヴォーカルが好きなんですね。

聴いた事のない人 と言っても それはヴォーカルの玲美さんだけで

他のメンバーは 遠藤征志(p)さん 酒井麻生代(fl)さん 鈴木直人(g)くん

直人くんは トリスタのメンバーでハートランドで聴いたばかり。

ところが彼 このユニットではなんと MCをやってました。

珍しい。  ちょっと毒のあるMCでしたが(笑)

玲美さんは 初めてお聴きしましたが 良いですね。

端正でいてややハスキーな色合いも含ませる芯のある歌声。

ピアノ、ギター、フルート という編成は なかなか難しいのでは

と素人的には思うのだけど、皆さん腕利きばかりなので見事に

セッションされておられました。

と言うわけで朝から晩までジャズ三昧。

帰りは気持ちよく電車を乗り継ぎ浜松に帰還しました。



そして連休二日目は、 フルマラソン一か月前 ということで

30キロランニング
に挑戦。


馬込川を中田島まで下って折り返し、今度は北上して上島まで行って

折り返して戻る、いつものコースを二ついっぺんに走るコース。

ところが26キロあたりでリタイア。 あとの4キロは歩いたり走ったり。

これじゃあ フルマラソンはそろそろ無理かなあ。 と自信をなくす

羽目になってしまいましたが、それもまた市民ランナーのあるある。




さて、連休が明け早速に入荷したお酒はこれです。

◆若竹 おんな泣かせ 純米大吟醸 30BY
春に瓶詰めし、半年間蔵の冷蔵庫で寝かせてから出荷する

若竹の純米大吟醸 おんな泣かせ。

メロンにも似た優しい香り、繊細な口当たりの中に

透明感とマイルドな旨みが感じられます。

ほのかに漂う吟醸香と、すべすべとした口中の感触は

このお酒ならではのもの。

純米大吟醸の旨みの広がりと味わいの深さが身上の限定品です。

こういう年に一回の人気商品は 年間を通じて販売できるよう

ある程度まとめた数を仕入れるのですが、その年により 足りなかったり

余ったりします。

今回は 720mlが早々に完売でしたが、1.8Lはまだ去年のお酒が

当店の冷蔵庫にあります。

おんな泣かせは 今年から値上げになりましたが、29BYのお酒は

旧値で販売します。


◆若竹 おんな泣かせ 純米大吟醸29BY 熟成酒

1.8Lのみの販売です。

ややコクを感じますが、熟し香、老ね香のたぐいは全く感じられません。

こちらもよろしくお願いします。



 

志太泉さんにて花見

カテゴリー │ジャズライブ酒蔵訪問休日

勝駒 4月分入荷してます。


昨夜は ハーミットにてジャズライブ

伊藤大輔くんとKOTETSUくんのデュオ。

基本はアカペラなんですが、二人ともピアノは弾くし

エフェクターとマイク1本でのパフォーマンスは

無限の広がりを見せる最高のステージでした。

ちょっと大人でないお客の出す空気を読めない音

にはまいりましたが。

まあ ジャズの場合 あああいうのを許容する度量も

演る側  聴く側 の両方に必要なのかな・・・。


さて その前日は 藤枝の志太泉酒造さんへ花見

という名目の飲み会へ 呑み仲間と参上しました。


当初は 桜が満開の土手で行う予定でしたが


机を並べてじっくりと呑みたい という欲望が勝り

安全な 玄関の前で行いました。

こんな場所で飲めることすら 稀有なことなんですが。


初めて蔵にお越しの方には西原杜氏に蔵内をご案内いただきました。


お蔵にご用意いただいたお酒 これ以外にも

いろいろとありました。


望月社長もご一緒に いろいろなお話を聞きながらの飲み会。

社長さん ありがとうございました。




杜氏さんがお帰りになる ということで全員で記念写真。

西原さん お休みにもかかわらずいろいろとありがとうございました。


コップに 桜の花びらが自然と落ちます。

風情ですね。


Iくんが持ち込んだ 14BY の志太泉本醸造生原酒。

少しひね香もありましたが、それが時の経過を主張する

呑み応えのある1本でした。


座る場所を変えて さらに酒宴は続きましたが

このあたりから 私の記憶はあいまいです。

カミさんがいなければ多分 浜松に戻れてなかったかもしれません。

また 頭が上がらなくなりました。


いずれにせよ お蔵の前での花見の会

なかなか出来ない経験で、最高に楽しいものとなりました。

改めて 望月社長  西原杜氏 はじめお蔵の皆様には

深くお礼を申し上げます。




 

ウィリアムス浩子さんのコンサート

カテゴリー │ジャズライブランニング

もう 弥生3月です。 早いですねえ。

今朝ランは 馬込川北上コース10キロ


早朝でもすっかりと暖かく、走りよい季節となりました。

今年は 桜が早そうです。



さて ジャズシンガーのウィリアムス浩子さんが

清水のマリナートホールで4月30日にコンサートを開かれます。

30日 と言えば 平成最後の日 ではないですか。

そんな心に残るべく日に 浩子さんの地元でもある清水で

日本の名曲を携えての 凱旋コンサート。

この曲も きっとご披露されるのでしょう。

ウィリアムス浩子 喝采


去年夏の しずぎんユーフォニア・コンサートでの

素敵で感動的なステージを思い出します。

と言うか.そのときの映像でした。

紅い花 / ウィリアムス浩子


ああ ちあきなおみ 降臨か・・・

チケット問い合わせは ℡ 054-281-9010 です。




 

30日にジャズライブ

カテゴリー │ジャズライブ

昨夜は 某所にて某ジャズアーティストたちが集う

某ジャズバー主催のパーティライブがありました。

某 ばかりなのは 基本シークレットだからです。

スマホで写真はOKなんですが、SNS等にアップは

NG ということでした。

実は 4時半スタートのライブに2時間遅刻して

なんとか参加。

12月30日の夕刻から始るライブなんて

普通に酒屋を営んでいたら、まず参加は無理で

あきらめるところですが、20周年ということで

家族に無理を言って参加させていただきました。

本当に感謝しかありません。

で その内容は素晴らしいの一語で

日本のジャズシーンではなかなかないであろう面々が

最後にセッションに興じました。

最高のひと時でした。


遅れた私は なんとか元を取ろうと 日本酒を3杯

たてつづけにいただきました。(・ω・)\バシッ

この日本酒のセレクトは もちろん私です。

他にもう1本 獺祭の三割九分があったのですが

既に空っぽ。

フリードリンクのパーティですから 獺祭からなくなるのは

なんとなくわかる気がします。

ただ 私にとっては この3本が飲めたことがなによりの喜び。

さて 今年も今日で最後。

いつもこんなブログに目を通していただきありがとうございます。

本日31日は 夜7時まで営業しております。

新年は4日からです。

では皆様 良いお年をお迎えください。




 

早くも30BY新酒が入荷

カテゴリー │ジャズライブ休日マラソン大会

日曜日は 歳も考えずに 濃~い一日を過ごしたため

昨日は 仕事をしながらも ヨレヨレ でした。

その濃~い一日とは

午前中 しまだ大井川マラソンの10キロの部に参加。

10キロは普段走ってる距離ですから、大したことはない

のですが、レースともなれば やはり体力をふりしぼって

しまいます。 結果は 2年前より2分ほど遅いタイム。



最近の傾向からすると、まあこんなもんでしょう。

レースを終えてすぐにJRに乗り浜松へ帰還。

生ビールや料理を愉しめる1000円分のクーポンが

ゼッケンに付いているのは判っていたけど

午後1時スタートの アクトシティ大ホールで行われる

ヤマハジャズフェスティバル2018 があるので

何も飲まず食わず 断腸の想いで リバティをあとにしました。



会場にはギリギリ間に合い

まずは大林武司ピアノトリオの演奏から。

海外での評価も高い若い三人の溌剌とした演奏は

オリジナルの報道ステーションのテーマ曲や

ミュージシャンスタンダードも織り交ぜ、その完成度の高さを堪能。

そして八代亜紀

今回は ジャズに全く興味のない飲み仲間を誘ったのですが

彼らは 確実に八代亜紀目当て

ジャズのスタンダードも良かったのですが

雨の慕情 や 舟唄 に 目頭が熱くなる自分がいて

やっぱ  酒はぬるめの燗 だなあ  と わけのわからん

感動に浸ってました (笑)

トリは ボーヒュスレーン・ビッグバンド & TOKU

ベースを弾く森泰人さんが 赤いボウタイをしてのMCは

スウェーデンの気候なども交え 長い長い (笑)

ボーヒュスレーンを生で聴くのは十数年ぶり

今回で2回目ですが

皆さん 良いお歳になられて熟練の演奏に癒されました。

会場の空気が変わったのは ヴォーカルのTOKUが登場してから

シナトラナンバーと ビックバンドは 実に合う。

最後は 八代亜紀と大林武司トリオも参加してのセッション

これこそ フェスティバルならではの瞬間

ジャズの醍醐味が満ち溢れていました。


終了後は 飲み仲間たちと予約してあった居酒屋で

5時半から2時間の酒宴。

日本酒を散々飲んで お腹が一杯になったところで

一人中座。

どこに行くの? と聞かれたので ジャズのライブ

と答えると まだ行くのか? と あきれ顔で返され

ハーミットドルフィンへ。



ウイリアムス浩子さん  伊藤志宏さん  鈴木孝紀さん のライブです。

セカンドセットからでしたが、ヴォーカルとピアノとクラリネット

の音世界を堪能。

終わってから 浩子さんと話をしながらカウンターで飲んでると

昼間に出演した大林武司さんと粟谷巧さんが合流



大林さんが おもむろにピアノに向かいチェロキーを演奏

志宏さんの前で というか 彼に聴かせるためでしょうか。

大林さんのソロピアノ なかなかいけてます。

12時を過ぎ私は帰ったのですが、そのあと

二人の連弾が始ったようで なんとも残念

もう少し 夜更かししていれば良かった。 (・ω・)\バシッ

というわけで 夜中まで街中をうろつく不良老人の一日でした。



さて お酒のご案内です。

30BY新酒が早くも というか 早すぎるだろう とも思いますが

入荷しました。

白隠正宗 です。

ただし 新米新酒 ではありません。

誉富士で醸され 一回火入の生詰酒 としての発売です。

◆白隠正宗 誉富士 純米酒生詰 30BY


例年早い時期に醸される誉富士の新酒生原酒ですが

今年は一回火入の生詰酒としての発売です。

槽で搾られてすぐに火入れされ、注文分だけ瓶詰め出荷

というシステムは変わりません。

去年までの生生に比べると香りはより落ち着いています。

含むと新酒らしい溌剌とした旨みが広がり

酸味も穏やかですがアル分15゜ということもふまえ

キレて行くスピードも速く余韻は短め。

後口はむしろ生生より潔い とも言えます。

お試しください。