W 穀良都50

カテゴリー │

長かった5月が今日で終了します。

今年は梅雨の始まりが早いのでしょうか。

最近 雨が多いですね。

さて 父の日用のお酒として発売される

初亀の父ヒロシ ですが

純米吟醸の方も、あとわずかとなりました。

父の日 どころか 発売日の6月4日までに

ご予約だけで完売の運びとなることでしょう。

ご興味のある方はお早めにご注文をお願いします。



そして本日ご紹介するのは最近メキメキとリピートが来る

このお酒 W です。

米違いでいろいろと発売されているのですが

今回初めて仕入れる 穀良都 の お酒が入荷しました。



穀良都 って 読めますか?

こくりょうみやこ と言います。

穀良都は戦前山口県で在来品種の都より選抜され

昭和天皇即位の際には献上米とされたほどの米でしたが

倒伏しやすいという理由で戦後は途絶えました。

その後平成になって復刻したのは

山田錦同様の大粒で線状心白を持ち

タンパク含有量が低く、酒造好適米として

良き特性を有する米だからです。

そんな 穀良都の純米無濾過生原酒ですが

50%精米ですから、スペック的には純米大吟醸です。


◆W 穀良都50 純米無濾過生原酒 3BY

1.8L 3,190円(税込)
720ml 1,650円(税込)

グラスから発つ香りは、青竹のような爽やかで

意外と落ち着いた吟醸香。

その香りからは穀良都の気品の高さを意識します。

含むと存在感のある米の旨みと酸味が口中に広がり

鼻に抜ける香りは芳醇で果実味に満たされます。

でも、キレはとても良くさっぱりとした清涼感が

余韻として残るとても個性的で上質の出来栄えです。

贅沢に50%まで磨いた純米大吟醸規格のお酒ですが

価格も表示も純米酒となります。

それこそがWがWであることの存在意義。

こういうお酒も 是非お試しください。




 

初亀父ヒロシ ご予約承ります。

カテゴリー │

昨夜から早朝にかけて猛烈な雨でした。

4時頃に雨音で目が覚めるぐらい・・・

本当は 尿意でおきたのですが(・ω・)\バシッ

さて この人も今に生きているとすると

かなりの高齢者で、夜中に目が覚めることでしょう。

そんなヒロシのお酒が、初亀醸造さんから今年も発売されます。


初亀さん と言えば

先日行われた全国新酒鑑評会にて金賞を受賞。

また ちょっと前に行われた 静岡県清酒鑑評会でも

吟醸の部の№1たる 知事賞を受賞。

さらに SAKE SAMURAI IWC2022 にて

初亀 純米大吟醸 亀 が 純米大吟醸の部で トロフィーを受賞されるなど

今年は 受賞続きに沸いておられます。

本当におめでとうございます。



ここからが本題です。

そんな初亀さんから 6月4日に届くのは 父ヒロシのお酒。

純米大吟醸 と 純米吟醸 があるのですが

純米大吟醸 は 予約で完売となってしまいました。

今年は 販売先を増やしたそうで、去年の半分の数しか

割り当てられませんでした。

純米吟醸の方は まだございます。


◆初亀 純米吟醸 父ヒロシ


原作の舞台である静岡のお水・お米・酵母を用い

丁寧な手仕事で醸されました。

爽やかな香りと酒米“誉富士”由来の

優しい甘味が口の中で広がります。

「静岡県産のマグロの刺身を肴に日本酒を嗜むヒロシ」の後ろに

静岡県の代名詞ともいえる「富士山」と「初日の出」

そして さくらももこ先生デザインの亀が

初亀醸造株式会社らしさを演出しています。

すべて紙箱付きのセットです。

静岡県産のマグロは、本商品との相性も良いため

是非合わせて頂きたい一品。

父の日をはじめ、誕生日、特別な日に

特別な人へのプレゼントとしてお薦めします。

こちらも数量限定ですので お早めにご予約下さい。

店売りのお客様も同様にお願いします。




 

アウトドアに持参したいお酒2種

カテゴリー │業界の話

コロナウイルスによる社会の変化が始まって

足掛け三年になります。

私の狭い日本酒の世界でその影響を振り返ると

全体の売行きが落ちたことはもちろんですが

1.8L瓶の構成比が落ちて 720ml瓶の構成が高くなりました。

これは 飲食店に行かず 家呑みが増えたためと想像できます。

ですから 最近では 720mlのみの発売 というパターンが

とても増えてきましたね。

本日ご紹介するお酒は、まさに720mlだけの入荷ですが

ワインの世界を考えると 一升瓶の必要性を全く感じなくなります。

経済性より酒質の高さと個性の豊かさが求められるのは

時代の要請なのかもしれませんね。



一つ目に取り上げるのは 向かって左のお酒

うすにごりの微活性生酒で、爽快&ジューシーな1本です。

抜群のキレの良さが出色です。


◆萩の鶴 くだもの“アップルソーダ”
720ml 1,870円(税込)

封を開けると、吹くことこそありませんが

「プシュッ」と音を立てます。

グラスから発つ香りは、熟したリンゴや梨、マンゴーや苺のような

様々な果実の香りが上手に調和しています。

これはまるでフルーツパーラーを想起するルームフレグランスのようです。

含むと微発泡由来の爽快さと熟した果実の風味の両方を感じます。

シュワッとした活性感とオリ由来のまったりとした口当たり、リンゴや

苺を思わすような旨味と酸味。

そんな相反する「爽快さ」と「まったり感」が共存した面白い味わいです。

グルコース感が残らずキレの良さもポイント。

よーく冷やして、「爽快&ジューシー」にお楽しみください。


もう1本は向かって右のお酒。

広島県呉市の100石ほどの酒蔵で、白鴻(はくこう)という銘柄。

もちろん今回初めてお目にかかりました。


◆白鴻(はくこう)のろり 特別純米おりがらみ生 3BY

 720ml 1,870円(税込)
グラスに注ぐと白く濁り、内側の面に気泡が見て取れます。

オリ由来のミルキーな香りに、ライチやメロン、白ブドウのような

爽やかなイソアミル系の香りを感じます。

含むと微量のガス感と、低アルコールのつるんと軽やかな口当たり

けっして薄っぺらくなく、ほわっと旨味が広がり

心地よい酸味とともに消えていきます。

むしろ辛口のお酒と言えましょう。

蔵元の近くに標高839mの野呂山という山があるそうです。

その「野呂(のろ)」と、どこまでものろのろ飲める軽やかさをかけて

「のろり」という商品名になったそうです。

そんなストレスフリーなお酒。

萩の鶴の “アップルソーダ” もそうですが

アウトドアに1本もっていきたい味わいです。




 

ほうらいせん 純米吟醸ラッコのお酒

カテゴリー │ランニングna Relo

今朝ランは 上島親水公園を折り返しのLSD90分

最近 週3回のランニングに戻りました。

スピードは昔に比べるとかなり遅くなりましたが

週3で走ると 週に30~35キロ前後 月に120キロ

これは フルマラソンを4時間台で走れるペース。

もうフルマラソンにチャレンジする気力はありませんが。

いずれにせよ 健康に走れることに感謝です。



さて 夏の美味しいお酒のご紹介。

蓬莱泉 ではなく ほうらいせん

設楽町ではなく 豊田市の吟醸工房で醸されたお酒で

ラッコのラベルが 爽やかさと親しみ易さを演出します。


◆ほうらいせん吟醸工房 純米吟醸夏オリジナル 3BY
1.8L 3,278円(税込)
720ml 1,639円(税込)

生原酒ではなく 一回火入のアル分15゜のお酒です。

華やか過ぎない爽やかで軽快な香りが広がり

奥深い旨みと程よい甘み、適度な酸味がある

抜群のバランスが心地よい火入の純米吟醸です。

キレも良く、もう一杯と欲しくなる味わいは

夏の味覚との相性も良く食中酒としても最適ですし

ラッコのラベルともども、まさに夏のお薦め酒です。



今週のna Relo は ユーミンのこの曲。

あれ? この曲初めてだっけ・・・

と デジャブ感のある よく聴くナンバー

私が学生時代に買ったこの曲が入っているLPは

まだ我が家にあります。

針を落とす・・ この表現もいまや死語ですが

こともなくなりました。

ルージュの伝言 / 荒井由実【Cover】Rouge-no Dengon by Yumi Arai




 

雪の茅舎の山田穂生

カテゴリー │ランニング

先日Youtubeでみつけた神野大地さんの佐鳴湖を走る映像

あれに刺激されたわけではありませんが

全く同じコースを昨日の日曜早朝ランニングで2周

13キロを走りました。

スピードは 神野氏より キロ当たり2分以上も遅いペースで。

途中で 全身黒づくめの女性二人から おーい と声をかけられ

最初は誰にかけてるのか判らずスルーしかけたのですが

良く見ると 久しぶりに出てきたランニング仲間でした、

黒いシャツとパンツに黒いマスクで顔を隠すそのいでたち

てっきりイスラムの方かと思ったよ (・ω・)\バシッ



スルー と言えば

 『三無い造り』で有名な 齋彌酒造店さんから届いた

無濾過 無加水の生原酒です。




このお酒 去年はコロナ禍で市況が低迷していたので

仕入れをスルーしましたが、今年は しっかりと取りました。


◆雪の茅舎 純米吟醸 山田穂生酒 3BY


山田錦の母方になる酒造好適米 山田穂(やまだぼ)

にて醸された純米吟醸の生原酒です。

しぼりたての季節以外で出る生酒はこの品のみ。

あえて 生原酒で出荷される季節限定品は

クール便で蔵から直送されました。

香りは美麗で爽やかに立ちます。

含むと、スマートでスイートな気高い旨みが広がり

派手さではなく上質感が際立つ飲み口に脱帽。

後口のキレも上々ですっきりとした余韻を残します。

55%精米とありますが、官能的には40%台を確信

してしまう完成度の高さが、このお酒の肝でしょう。

是非 お試しください。




 

白隠正宗の夏の酒

カテゴリー │ランニング

今朝ランは 馬込川を南下し白羽橋折り返しの11キロ。

マスクは付けずに走りました。

と言うか いつも付けていません。

付けて走っていたのは、コロナが始まった2020年の

最初の緊急事態宣言まで。 

今回 国の指針で 散歩やランニングでのマスクは必要なし

となりましたが、私的には 何をいまさら  です。

それでも ウォーキングをされているご年配の方は

ほぼ 100% マスクをしています。

ここまで来ると

付けてることの安心感の方が勝つんでしょうね。


さて お酒の話ですが、ここんところ 香り豊かで

グルコースたっぷり系のお酒ばかり紹介していました。

そこで 味も香りも対極的な位置にある静岡酒にも

スポットを当てたいので、今回はこちらです。




◆白隠正宗 誉富士純米酒 夏の酒

全量静岡県産誉富士を使用した

一回火入の夏向け純米酒です。

色はかすかに山吹色に輝きます。

香りはどこまでも穏やかで梨やライチのような風合い

もあれど、熟した果実のようでもあります。

含むとさっぱりとドライな印象ですが

舌の奥の方で旨みが留まりしなやかな酸味とともに

静かに切れていきます。

後口の余韻はとても上品で渋みや苦味のたぐいはゼロです。

夏野菜を使用したお料理との相性が良く

あまりキンキンに冷やさず、常温か少し冷やしたぐらいの温度帯

で飲むことでこのお酒の良さがストレートに伝わると思います。

こういう 飽きの来ないお酒も是非お試し下さい。




 

初亀さんが知事賞受賞

カテゴリー │鑑評会

昨日 令和4年の 静岡県清酒鑑評会の入賞酒の発表があり

吟醸の部は 初亀さん

純米吟醸の部は 磯自慢さんが

それぞれ№1たる知事賞に輝かれました。

おめでとうございます。



入賞酒の詳細は 県酒造組合のHPをご覧ください。

初亀さんが 県の知事賞をお取りになったのは

本当に久しぶりで、平成14年に純米吟醸の部で取られている

のですが、故滝上杜氏がまだお元気だった頃と記憶しています。



初亀さんは 先日発表のあった IWC2022 においても

「初亀 純米大吟醸 亀」 が純米大吟醸部門の首位


トロフィーに選ばれました。

IWC2022での各カテゴリーの金メダル受賞酒の中から

最も優れた銘柄に対して与えられるのが“トロフィー”で

純米大吟醸部門・総出品数538の中での首位だそうです。

連続受賞 本当におめでとうございます。




 

恵那山Cheers 愛知若水

カテゴリー │ランニングna Relo

今朝ランは 中沢交差点からの坂を住吉方面に上り

奥山線跡の遊歩道を浜松城まで下るジョギング12キロ。

キロ6分台の中盤ですから ランニングではなくジョグです。

ジョグ と言えば プロランナーで箱根駅伝の「三代目山の神」

と呼ばれた神野大地さんが

佐鳴湖を3周する映像をYoutubeで見ました。

最近 佐鳴湖を走っているという噂は聞くのですが

私が走る時間と合わないので、まだ会ったことはありません。

キロ3分台半ばぐらいで走っているのに、それは彼にとって

佐鳴湖jog    やっぱ プロは違うは・・・





さて 本日ご紹介するお酒は 恵那山Cheersです。

純米大吟醸規格なのに 価格は純米酒 というコスパ抜群の

お酒が恵那山Cheersです。



今回入荷したのは お蔵として初めて仕込んだ米

愛知若水 の 一回火入酒です。


◆恵那山 Cheers 純米大吟醸 愛知若水 火入 3BY
1.8L 2,970円(税込)
720ml 1,485円(税込)

若水は 母が「あ系酒101」 父が「五百万石」の

やや大粒で心白の発生率の高い酒造好適米です。

香りは、ややカプロン酸エチル系が優位な

リンゴ様のフルーティさが穏やかに発つタイプです。

前回ご紹介した 志太泉 花 が

カプロン酸エチル系70% 酢酸イソアミル系30% と

官能的に想像するのに比べ

恵那山 若水は カプ60% イソアミル40%ぐらいでしょうか。

含むと芳醇な米の甘みが旨みとして感じられ

しなやかな酸味が軽快にアクセントとしての役割を果たし

鼻に抜ける香りはとても清楚で

すっきりとした余韻を残します。

食中酒として夏のメニューにも素直に同化しますし

お酒だけを愉しんでも飲み飽きのない1本と言えるでしょう。

優雅さと落ち着きの両方を兼ね備えた

気さくなチアリーダーの如し。

こちらも是非お試しください。




そして今週のna Relo は ザ・ドリフターズ でした。

あのドリフターズではなく 私より一回り上の世代の方が

リアルタイムで聞いていたであろう ザ・ドリフターズ

彼らのレパートリーの一つ 「ラストダンスは私に」を

以前通っていたヴォイトレ教室の発表会で歌ったことがあります。

今回のナンバーは

「フールズ・フォール・イン・ラブ」 邦題:恋のあわてん坊

オールディーズ も 心がウキウキとして イイですね。

フールズ フォール イン ラブ【Cover】Fools Fall in Love - The Drifters





 

志太泉から らしからぬ静岡酒 でも美味し

カテゴリー │

本日は前段の話題を抜きにして、いきなりのご紹介。

落語で言うところの マクラなしの本題 です。

志太泉酒造さんから新しいお酒が入荷しました。

酒名は 志太泉 純米吟醸 花(はな)

以前 純米大吟醸 花 というお酒が発売されましたが

今回は お求めやすい 純米吟醸クラスでの登場。

価格は 1.8L で 3,300円(税込)

花というネーミングですから、まさに花を想わす

香り華やかなタイプで 間違いありません。

ある意味 静岡酒らしからぬお酒とも言えますが…




◆志太泉 純米吟醸 『花』


M310 いわゆる明利酵母にて仕立てられたお酒で

今回は山田錦94%誉富士6%の比率で

精米歩合はどちらも55%

純米吟醸一回火入のお酒として発売されました。

志太泉さんにて明利酵母を使うのは

全国鑑評会用の純米大吟醸などではよくあります。

が この価格帯で出されるのは最近では珍しいでしょう。

試飲したところ、香りこそ確かにフルーティですが

そこは静岡酒

決して派手な吟醸香ではなく清楚な芳香が発ちます。

含むと原酒ならではの厚みを伴う甘美な旨みが広がり

鼻に抜ける香りはリンゴを思わせ

やがてキレイに切れていきます。

確かに ある意味静岡酒らしくない個性とも言えますが

他県の純米吟醸ならトレンディで今人気のアイテムとなるであろう

そんな位置づけのお酒と言えるでしょう。

酒屋の立場では

こんな静岡酒があっても良いのでは と私は思います。

では飲み手の立場では?

・・・・・コメントを控えさせていただきます(・ω・)\バシッ

皆様は いかがですか。




 

西條鶴の夏酒

カテゴリー │ハイキング

昨日の日曜は 在来線で静岡市へ。

静岡市民なら誰でもご存じの

谷津山(やつやま)ハイキングコースを縦走。

縦走と言っても 107メートルの低山を5キロほど歩く

超初心者向けのコースで、やや曇り空でしたが

とても静かで初夏を満喫できました。

当日は JRさわやかウォーキングが静岡市であり

そのコースは JR静岡貨物駅や静岡車両区を巡る

鉄道満喫ウォークで、私たちが歩いたのは山道。

スタートの静岡駅とゴールの東静岡駅は同じでも

こうも人が居ないかというぐらいに静かでした。

東静岡駅にある天然温泉施設 柚木の郷も

なかなか良いお湯でしたし、食堂の料理もグッド。

電車で行くと昼酒が飲めるので いいですね。



さて 夏の酒は毎日続々と入荷してまいります。

お値段リーズナブルで酒質レベルの高いお酒

と言えば 西條鶴の無濾過純米シリーズ ですが

夏の季節商品としてお薦めは これでしょう。


◆西條鶴 無濾過純米 「涼風彩酒・夏純米」 3BY

1.8L 2,794円(税込)
720ml 1,529円(税込)

洋梨を想わせる爽やかな香りが口中に広がります。

柑橘の皮のような、暑い夏に涼しさを楽しめるキレのある酸。

西條鶴らしいコク、ほどよい米の旨みが調和した夏酒です。

優しい飲み口で暑さで疲れた体を癒してくれる

夏にピッタリの純米酒です。

小イワシの天ぷら、鯵の南蛮漬け、豚肉の冷シャブ

枝豆や冷奴子など夏の味覚に合わせ

キリッと冷やしてお召し上がりください。




 

神雷 夏生原酒

カテゴリー │酒屋の仕事

毎朝一番の仕事は ファックスに入る注文を印字すること。

土曜の朝は だいたい5、6件は入っているのですが

今朝は ゼロ でした。

昨夜の雨で、どちらのお店もヒマだったのかな。

まあ こんな日もありますね。



さて 毎日のように “夏酒”をご紹介しています。

夏酒 の特徴として サラサラとした口当たりの

一回火入のお酒が多いのですが

中には 生原酒でガッツリと主張するお酒もあります。

そんなお酒が どうして夏酒なのか・・



試飲をして その味わいを確かめたところ

最後の後口に、その着地点を見つけてしまいました。


◆神雷 純米酒 夏生原酒 3BY


広島県産八反錦で醸された純米酒の荒走りを別取りし

-5℃の氷温冷蔵庫にて3か月間寝かせ

夏に出荷される無濾過生原酒です。

香りはれんげ蜂蜜のようなスイートな芳香がかすかに漂い

含むと、荒走りとは思えないスムースな口当たり。

生原酒なのに、マイルドな旨みに包まれるのは

造りの丁寧さと氷温貯蔵のなせる技。

舌の奥の方でしなやかな酸味が留まり

やがて鼻に抜ける香りはとても爽やか。

夏向けの単にサラサラとしたイメージではなく

夏でもガッツリと生原酒の味わいを主張しながらも

後口の着地点に多感な爽やかさを残す

そんな夏酒だと思います。




 

七田 夏純

カテゴリー │

今日も雨 最近 雨が多いです。

昨日は 年に一度の 人間ドッグ でした。

毎回 バリュウムではなく内視鏡で胃の中を検査するのですが

今回も異常はなく まずは一安心。

胃カメラは のみ始めて10年以上にもなりますが

慣れる ということがなく ほんと嫌 ですね。

一日ドッグの最後の試練 これを終えたら昼飯だ・・・

と楽しいことを考えながら ベッドで横たわっています。


さて 勝駒 の 5月分が入荷しています。

お一人様1本 店売りオンリーで発売中です。

そして 本日のお薦め酒はこちら。



いくつかある 夏酒の中でも 毎年人気のお酒です。

今年は 米がよく溶けたそうで、味わいがしっかりと出ています。


◆七田 夏純 一回火入れ 3BY

山形県産出羽燦々で仕込んだ

軽快な口当たりの純米酒です。

暑い夏にも、冷やしてサクサクとお飲みいただけるよう

アル分が14度台になるよう加水していますが

原酒時の旨みや酸は残してあります。

マスカットや夏みかんを思わす香りが立ち

旨みと酸味がバランスよく感じられ

スッキリの中にも七田らしいスベスベとした口当たりと

キレの良さがあります。

純米吟醸を謳ってもOKな旨みのトレースも明確で

上品で美麗な甘みが口中で軽やかに弾け

心地よい余韻を堪能出来ます。

お試しください。




 

南の男前な純米酒はまるでサーファー

カテゴリー │ランニング

今朝ランは 馬込川 新川 馬込川 という変則的なコースを

ゆっくりと LSDで10キロ。

コースを変えると気持ちがリフレッシュ出来ます。

リフレッシュ と言えば、このお酒も今までにないラベルで

『これが 南?』 と その意外性に 気持ちがリフレッシュされます。



南国高知の浜で戯れるサーファーをイメージする絵柄ですね。

中身のお酒も 男前 です。

◆南 カラクチTHE BOON! 純米無濾過生原酒

南の純米吟醸クラス以上には高知のCEL酵母が使われていますが

特別純米はAA41酵母が使用される場合があり

南の日本酒としての個性である

「辛口」「男らしさ」「軽快さ」が素直に表現されます。

そんな思いを蔵元に伝え造られたのが、この「カラクチTHEBOON!」です。

酢酸イソアミル系のライチや白ブドウ、バナナにも似た香りが

穏やかに立ち

含むと非常に爽やかで透明感のあるお酒であることを実感します。

辛口らしいキリッとした口当たりでありながら

やさしい旨味も感じます。

更にしなやかな酸味がお酒全体の骨格を作っているような

印象のバランスの良い味わい。

特筆すべきは、サッと切れる後口の見事さ。

まさに男前の個性です。

飲み疲れせず、飲み飽きしない

新たな南を認知する1本と言えるでしょう。

コンセプト・ワーカーズ・セレクションのオリジナル酒

のため 一回限りのスポット品です。

お早目のアクションをお待ちしています。



 

初亀 BLUE 入荷

カテゴリー │酒屋の仕事TV取材

先日 静岡朝日テレビ のローカル番組に出たところ

市内の親戚のおばあ様から

『テレビご出演 おめでとうございます』

という電話がかかってきました。

めでたい話題で出たわけではありませんが

丁重にお礼を申しあげました。

かと言えば 本日ご来店のお客様から

『テレビで まだまだ元の状態には戻ってない

と あんたが言ってたから 買いに来たよ』


と うれしいお言葉もちょうだいしました。(笑)

テレビの影響力は SNSの時代と言えども

まだまだ大きいですね。

ところで お祭りだけの需要を考えると

酒や練りが普通にOKだった

コロナ前の1割にも満たないかもしれません。

それでも なんとか酒屋を回しております。

今日も いい酒が入荷しました。



ドライな口当たりの夏純米吟醸です。

◆初亀 純米吟醸 BLUE 3BY

ドライ と言っても 日本酒度は そんなに高くはありません。

酸度も 中庸です。

スペックはお蔵から聞いているのですが

非公開でお願いします。 と言われているので

具体的な数値は内緒です。

酵母は 自社培養酵母(酢酸イソアミル系) とされていますが

具体的には 静岡酵母と協会酵母の酢酸イソアミル高生産性

を想像していただけれは良いでしょう。

そんなことより 官能的には 一回火入の落ち着いた味わいで

今年は兵庫県産特A地区山田錦全量による仕込です。

立ち香は白ぶどうを想わせる爽やか果実のような

上品な吟醸香をまとい

含むとドライな口当たりと心地よい穏やかな酸により

上質の清涼感が口中に広がります。

純米吟醸らしさが前面に出ながらも

初亀らしい清楚な旨みがそこには確かに感じ取れます。

さっぱりとした夏のお料理との相性もグッドです。



 

英君 夏の白菊

カテゴリー │酒屋の仕事ランニングTV取材

今朝ランは 奥山線跡を住吉方面まで登り

曳馬川から馬込川経由で一周する12キロジョグ

早朝は少し肌寒かったですが、良い天気でした。


祭り初日 飲食店さんはどちらも忙しかったようで

今朝は普段の倍以上の注文が入っています。

ご来店のお客様もひっきりなしで

そこらへんが 去年との大きな違いでしょう。

フィスブック にもアップしましたが

昨日 静岡朝日テレビ の取材が入りました。



今年の浜松まつりの酒屋さんの状況を聞かせてほしい

というインタビューでした。

思ったこと 感じたことを ありのままにお答えしたわけですが

果たして 局の思惑通りに話せたでしょうか。

こんなの祭りじゃねえ   なんて言いませんよ。(笑)

その様子は 本日4日 16時40分からの

とびっきり!しずおか にて放送されると思います。



さて 夏のお酒で まだご紹介していなかったものを。

日本酒の麹は基本 黄麹を使います。

本格焼酎で使われているのが 白麹 もしくは 黒麹

どちらも元々は黒麹だったのですが

突然変異で白麹を発見し、その方が作業が汚れなくて便利

という理由で白麹が育成され今日に至る と聞いています。

そんな白麹を一部使用したのが このお酒です。

◆英君 純米吟醸 夏の白菊 3BY

雄町を祖父に持つなど大粒品種の系統である白菊は

一時栽培が途絶えたものの兵庫県で復刻され

英君さんでは白麹を一部に使用し、静岡CA-50酵母、

低アル仕様、一回火入れで醸されました。

香りはジェリービーンズにも似た芳香がかすかに。

含むと適度な酸を意識するものの

アル分が13゜(原酒)と低いため、やわらかな甘みとも

相まって口中に爽やかさを残します。

白麹から来る酸は、余韻としてしっかりと認識でき、

暑い夏でも食欲を増進させる一助となるでしょう。



今週のna Relo は 早くも100曲目!

何をセレクトしてくれるのかな と期待していたら

なんと 大滝詠一 それも FUN✖️4

独身時代の夏を思い出して チムドンドン するさあ

FUN✖️4 / 大滝詠一【Cover】FUN✖️4 by Eiichi Ohtaki


この歌 あの ロンバケ のアルバムに入っており

レコードからカセットにダビングして 車で聴いたなあ・・・

窓を明けて高速走ったら 髪の毛がなびいたなあ・・・・

助手席は ウチのカミさん だったなあ・・・

残念 (・ω・)\バシッ




 

西條鶴 生もと純米 温故知新

カテゴリー │まつり

浜松まつり初日は快晴 絶好の凧揚げ日和りです。

中田島の凧揚げ会場では、今祭り唯一鳴らすことを許された

ラッパと太鼓が、高らかに響き渡っていることでしょう。

でも 会場での飲酒はご法度。

そんなの祭りじゃねえ・・・・

と みんな思うでしょうが、今年の場合 それも祭りなんです。

こんな祭り 今年で最後にしたいものです。


さて ゴールデンウイークも半ばとなり去年との違いは

流出も流入も 旅行客の大きな増加でしょう。

当店にお越しになる方も 地元に帰るので静岡のお酒を

あるいは 浜松に来たので地元のお酒を何か。

そんな方が多いです。


で 本日ご紹介するのは 広島のお酒です。(・ω・)\バシッ

全然地元じゃないですが、温故知新なお酒なんです。



どこが 温故知新 かと言いますと

このお蔵の先々代より伝統的に使用されていた協会6号酵母

を使用し生もと造りで醸された五年熟成酒であることです。

まさに 原点に還った1本となります。

◆西條鶴 生もと純米酒 2018年vintage 温故知新


先人の味と技を継承するため、6号酵母・生酛造り・常温熟成に

こだわり発売されたのが、この2018年vintageです。

色はしっかりと山吹色。

香りは生もとらしい穀物を連想する和の薫香と

バニラ様の甘やかな香味が調和しています。

含むと、香りで認識されるままのテイストを感じるものの

意外と穏やかで渋み苦味のたぐいはほとんどありません。

五年の熟成を経たマイルドな甘みも楽しめます。

やがて土蔵常温熟成による旨みと深みが広がり

その味わいの中にスローなれどキレを認識できるのは

西條鶴らしい造りの妙 と言えるでしょう。

このまま常温、もしくは温めの燗もおすすめです。

鶏肝煮、麻婆豆腐、トマトソースを使った煮込み料理

そして もつ鍋や豚しゃぶなどの鍋にも合うし

スモークチーズやブルーチーズも相性は抜群です。

日本酒の多様性を是非このお酒で確かめてください。




 

開運 試2018BY

カテゴリー │

5月に入り 初夏の風薫る季節 となりました。

GWでお休みの方 旅行にお出かけの方

関係なしに働いておられる方

といろいろでしょうが、私は働いております。

2.3.4.と営業し 5日の木曜日はお休みします。



さて 4月にSNS限定で 土井酒造場から発売された

試 という 2018年BY つまり平成30年BYのお酒

純米吟醸 と 吟醸 があるのですが

本日より 店売り限定で当店でも販売いたします。



720mlのみの発売で 入荷数量が少ないため

お一人様1本限りと させていただきます。

詳しい情報は入っていないのですが

米は山田錦   酵母は静岡酵母 一回火入

酢酸イソアミル系の風味をしっかりと認識できるお酒で

蔵の冷蔵室で眠っていたのをたまたま社長が見つけ

試飲したところ とても美味しく熟していた ということで

純吟29本、 吟醸18本の限定販売の中の数本です。

2018年3月上槽

純米吟醸   720ml  3000円(税別)
山田錦50%精米  日本酒度±0 酸度0.3 アミノ酸度0.9

吟醸      720ml  2800円(税別)
山田錦50%精米  日本酒度+5 酸度1.0 アミノ酸度0.7

ご来店のみでの販売となりますので

よろしくお願いします。