ほうらいせん 今年最後のしぼりたて

カテゴリー │酒屋の仕事お客様

今年もあと二日となりました。

ほとんどレジの前に立つ慌ただしい日が続きます。

年末ともなると、おもいがけないお客様がお見えになります。

『お薦めのいい酒を一升瓶で5本選んで・・・』

こういうお客様は大好きです(笑)

初めての方だったのでお話をお聞きすると

近くの酒屋さんが商売をやめたとかで

このブログをたまたま目にしてお越しいただきました。

詳しく聞くとやはり、私が尊敬していた先輩酒屋さんでした。

こういうお任せの買い方は、まさに先輩酒屋のお客様です。

お選びしたお酒が気に入られ

続きますことを祈るばかりです。



さて 店の方は クリスマス頃から始めた樽酒量り売りも終了し

店頭は正月の飾りつけも完了。



31日は午後7時まで営業し、年始は4日からとなります。

そんな間際にまさかの新酒しぼりたての入荷です。

注文したことも忘れていました。




◆ほうらいせん 純米吟醸しぼりたて 生原酒

冬のフレッシュなうさぎのお酒

豊田市黒田町の吟醸工房で醸されました。

香りはゆるやかに優しくふわりと立ちます。

口中ではしぼりたてらしい

新鮮な旨みが爽やかに広がります。

新酒のフレッシュさとしっかりと溶けだした米の旨みが特徴。

純米吟醸らしい深みのある味わいと

酸味とのバランスに秀でたワンランク上の

上質しぼりたてとして、お楽しみいただけます。






 

開運初蔵出し しぼりたての本命

カテゴリー │酒屋の仕事

10年以上使用していた店のFAXが壊れました。

SDカードを全く読まなくなったのです。

忙しい時期に限ってトラブルが起きるのは世の常。

夜中の注文が受けれないと困るので

夜に家電量販店に駆け込み新しいのを買いました。

量販店に在庫としてあったのは

パナソニックの3機種のみ。

減りましたねえ。

いまどまFAXなんて

と思われる方もいらっしゃるでしょうが

酒屋の業界はまだまだFAXが幅を利かしています。

まず飲食店さんからの注文は8割がた FAX。

問屋さんや酒蔵さんへの注文は半分強がFAX。

段階的にメールに切り替えつつも

FAXでお願いします。 という会社がまだあります。

ですからFAXは必需品なんです。

ホント 日本は遅れてますね。



そんな今年最後の愚痴をこぼしつつも

今年最後のお酒のご紹介です。

毎年 一番最後にやってくる 新酒しぼりたて

それは 開運の 初蔵出し

しぼりたての本命 です。


◆開運 初蔵出し しぼりたて原酒生 4BY

このお酒は、開運の土井酒造場さんに

造りをお願いしている

粋遙倶楽部オリジナルのしぼりたて原酒のPB商品です。

香りは 吟醸酒かと見まがうほどに 清楚で甘やか

果物ではなく 花の蜜のような芳香。

口に含むと舌の上でしぼりたて原酒特有の荒々しさが・・・

と言う予測を見事に裏切り、美麗でマイルドな旨みが

口中に広がり、とても原酒とは思えないしなやかさに驚嘆。

今年は比較的スイート感が豊かに感じられます。

そして、あとに続く余韻は上品そのもの。

そして、特筆すべきは後口の綺麗さ。

この艶やかな余韻は、本醸造のしぼりたてとしては

素晴らしいの一語です。

価格もお手頃

1.8L 2,662円(税込) ・ 720ml  1,331円(税込)

是非 年末年始のお供にご活用ください。




 

開運雄町無濾過純米

カテゴリー │酒屋の仕事

本日は年内最後の入荷日となります。

県外のお蔵は既に終了していますが

静岡県内は今日が最後です。

いよいよ年の瀬も迫り慌ただしくなってまいりました。

この時期に音楽や落語のライブに行ったり

旅行に行ける

同年代の人たちが羨ましいです。

仕事を止めれば私も行けるのでしょうが

世間が いや家族が   いやいや自分自身が

辞めさせてくれません。

身体が元気なうちは死ぬまで働けえ。

自営業の宿命であり 特権みたいなものでしょう。




まあ そんなことはどうでも良く

またまた新酒のご案内です。

開運の無濾過シリーズ

ここまで 山田錦 誉富士 と出ましたが

いよいよ 赤磐雄町が入りました。

これで 開運無濾過純米は米違いで3種類。

にごりも入れると6種類となりました。

ちなみに 愛山 と 山田穂 は年明けの見込みです。


◆開運 無濾過純米生酒 赤磐雄町 4BY 


今年も全量が赤磐雄町の55%精米で仕込まれています。

ですから、レギュラーの無濾過純米よりちょっと上を行く

“雄町バージョン”の 無濾過純米。

口当たりは、清冽でキリリとしており、旨みの広がりは

透明感を伴い、後口のキレも申し分ありません。

山田錦の無濾過純米が、ふくよかに旨みが広がる

ホットで優しい二枚目であるのに対し、

この雄町は、スパッとした感触の硬派なイケメン。

両者の違いが、はっきりと出ております。


◆ 開運 無濾過純米 赤磐雄町にごり生酒 4BY 


赤磐雄町の無濾過純米にごりバージョンです。

香りは、無濾過純米のそれと、ほとんど同じですが

かすかに滓特有の甘酸っぱい香りが漂います。

口にすると、まずは炭酸ガスのフレッシュな刺激が顔を出し

やがて、まろやかでほのかな酸が口中を漂います。

口中に広がる旨みは、雄町の無濾過純米と同じで

スパッとした感触の硬派なイケメンです。




 

今ここでしか呑めぬ番外酒

カテゴリー │

クリスマスイブは寒い日となりました。

当地浜松は雪こそ降りませんが

風の寒さは身に沁みます。

明日の日曜 25日はお休みの予定でしたが

店売りだけは18時まで営業します。

配達はいたしません。




で 新に入荷したお酒のご紹介です。

それは “今ここでしか呑めぬ番外酒”

なぜここでしか呑めぬのか・・・

それは 年末年始にご利用いただきたい

ガツンといい酒 価格はお手頃

1.8L 3,795円(税込)

飛騨の渡辺酒造店さんが今年

世界酒蔵ランキング第一位を受賞され

その記念の祝賀会で来賓客に振る舞う

特別記念酒として醸されたものがあったのですが

コロナ禍で祝賀会が中止となり行き場を失った

幻の美酒 というわけです。

◆蓬莱 超限定 純米大吟醸 057号

兵庫県産の山田錦を45%精米し

香り華やか系のM310酵母で醸され

一回火入された純米大吟醸。

9か月間蔵の冷蔵室で低温貯蔵され

この季節にガツンと特別な酒として

978本のみ数量限定で出荷された

真に希少なるとっておきのお酒です。

リンゴや洋ナシのようなきれいな香りが立ち

含むと口中で爽やかな果実の風味に包まれます。

端正で優美な容姿を備えた

まるで若々しい貴婦人を想わす純米大吟醸

と形容できる珠玉の1本です。

是非お試しください。




 

白露垂珠初しぼり入荷

カテゴリー │

本日より樽酒の量り売りを店頭にて始めました。

発売を待ちわびておられたお客様が午前中から

一気にお越しになり、忙しい一日となりました。

この量り売りは樽の在庫がなくなり次第の終了

となりますのでお早めにご来店ください。




さて各地から入荷する新酒しぼりたても

そろそろ年内最後となりそうです。

北の方では大雪による交通の停滞も聞きます。

このお酒の故郷 山形県庄内地方も横なぐりの雪で

吹雪いているそうです。

今年も 気品のある旨みほとばしる1本が入荷しました。


◆白露垂珠 純米吟醸美山錦55 初しぼり無濾過生 4BY

自信を持ってお奨めする

冬季限定の純米吟醸の無濾過生酒。

この時期に1回限りの瓶詰めとなります。

全国・東北など各種鑑評会での金賞受賞歴が、

吟醸蔵で名高い山形県においてNo.1という、

その実力のすべてが、凝縮されたお酒です。

蜜を湛えたりんごのような香りが清楚に漂います。

決して派手なものではないのに、心がウキウキと

味わいへの期待感を膨らませます。

口に含むと軽快かつ滑らかで、気品のある透明感を

伴う旨みがお口一杯に広がります。

やがてキリリとほのかな酸が隠し味となり美味しさを演出。

鼻に抜ける香りは純米吟醸らしい気品に満ち溢れたもので

ゆっくりとキレて行き静かな余韻を残します。

お正月を飾る1本として是非ご利用ください。




 

蓬莱 裏兄弟

カテゴリー │酒屋の仕事na Relo

年末恒例の 開運樽酒量り売りを

23日 金曜日から始めます。

今年は 呑み切り一番の純米酒と本醸造の2種類。

樽代が結構上がり なんと瓶代も上がってます。

お酒だけはなんとか去年の価格ですが

樽酒としては少し値上げになります。

それでもギリギリの価格に抑えたので

酒屋的には利幅はとても薄いのですが

一年の感謝の意味も込めて今年も販売します。

23日からです。

ネット注文も承ります。





さて 本日ご紹介するのは スイス人が醸した日本酒。

Wでおなじみの 岐阜県飛騨市の渡辺酒造店さんに

スイスで唯一の酒蔵「Yama Sake」でお酒を醸している

スイス国籍のオリバー・ウェイベル氏が

“本場の日本で、酒造りの勉強がしたい”と訪れました。


氏は10代の頃に初めて日本食を食べ、ヨーロッパにある

どんな食べ物とも全く異なった味わいに感銘を受けたのが

日本に興味が湧いたきっかけだそうです。

氏が初めて日本を訪れたのは2000年代初め。

ようやく訪問した憧れの地で、日本酒に出会い

日本酒を造り始めたのは2016年頃とか。

現在スイスの地でご兄弟で酒造り・経営をされています。

そんな氏が飛騨の天然水と米を素材に

蓬莱のオジリナリティを加え生み出されたのが

今回のお酒 裏兄弟です。

なぜ裏なのかと言いますと

氏がスイスで醸し販売しているお酒が

「兄弟 Kyodai Junmai」 という酒名

ですから今回飛騨で醸したお酒は 裏兄弟

というわけです。

具体的には、氏が飛騨の渡辺酒造店にて

麹造り・発酵温度・搾りの設計を担当し

35日間にわたり酒造りに参加し造られた純米生原酒です。


◆蓬莱 with Oliver Weibel 裏兄弟 4BY

720ml 4,609円(税込)

穏やかながら、みずみずしいリンゴや洋梨を感じる香り

柔らかさとジューシーな味わい、シャープな酸が軽快に

そして絶妙に絡み合います。

WはM310酵母ですが このお酒は協会9号

ですから香りも味わいも落ち着きを感じます。

そして ひだほまれが持つ素材を存分に引き出して

様々な表情を魅せる素晴らしい味に仕上がっています。

オリバー氏がスイスで醸造しているお酒は29スイスフラン

で販売されているため現在のレートで換算し

29×144.5円=4190円(税抜) となるようです。

500本限定のお酒で蔵の在庫は既に完売しております。

当店の在庫も少量しか入らなかったので

お早めにご注文ください。




そして今週のna Relo 久しぶりのアップは

ユーミンでした。

荒井由美の12月の雨 確か2枚目のアルバムに入っていた曲。

ウキウキしながらレコード聴いてたなあ・・・

当時のユーミンの曲はどれも斬新で画期的でフレンドリー

心に残る音楽でした。



12月の雨 / 荒井由実【Cover】December Rain by Yumi Arai(Matsutoya) YUMING



 

正雪純米吟醸薄にごり

カテゴリー │友人ランニング

今朝も寒さに負けた

と言うか自分に負け

朝ランをスルーしました。

こんなダメダメな私の知り合いに

どの組織にも属せず

真のアマチュアランナーでありながら

フルマラソンを2時間29分で走る男性がいます。

彼は30代になってから我流で走り始めたようですが

40代の部では、出る大会ことごとく優勝するという

まさに強者(つわもの)です。

そんな彼には妹さんが居て

『最近お兄ちゃん メロンもらってこないじゃん』

と言われたそうです。

これは 袋井のクラウンメロンマラソンに最近出ていない

という意味です。

コロナ禍になってからメロンマラソンはハーフのみになったため

彼は出場していなかったのですが

かわいい妹のためにエントリーし、ハーフを1時間10分で走り

またまた40歳代の部の優勝を果たして景品のメロンを

妹にプレゼントした という美談を彼の母親がうちのカミさんの

友達で、カミさんから聞きました。

もっとも今は参加者全員にメロンがもらえます。

私も去年もらいました(笑)




さて メロンと言えば 静岡酵母と山田錦で醸された

かすかにメロン香が漂うお酒のご紹介です。


◆正雪 別撰純米吟醸プレミアム 薄にごり生酒 4BY

モロミの品質管理を大吟醸のように低温発酵させ

上槽しオリのかかった生酒のまま瓶詰めし

-5℃以下の冷蔵庫で保管される間もなく

当店に入荷してきました。

色は 白くうすにごり。

香りは穏やかなんですが、生酒らしいふくよかな芳香も経ちます。

と同時にメロンにも似たニュアンスもかすかに感じられます。

含むと軽快でフレッシュな旨味が広がり、それでいてとても清楚。

舌を刺激する感触はとかくマイルドでさらりとして上品。

さすがに山田錦50%精米のお酒であると、得心させられます。

鍋料理、魚料理全般、天ぷらなど これからの年末年始のお酒

としてお楽しみいただけます。



 

初亀 しぼりたて純米吟醸

カテゴリー │酒屋の仕事

今朝一番にご来店のお客様は

みるからに欧米人と判る 背の高い男性。

いきなり Can you speak english?

と来たもんだから a little ・・・ と返したら

次のフレーズは ほとんど理解不能(笑)

でも 要するにジャパニーズウイスキーを

お探しというのは判りました。

続けて イチローショウチュウ  とおっしゃいます。

イチローショウチュウ?  

イチローズモルトのことかな   無いけど

すると スマホで日本語を表示され

大麦焼酎 のことでした。

麦焼酎 は barley shochu だから

どうして イチローショウチュウ なんだろう?

とにかく 最近 外国人が増えてきました。



さて 外国人にもきっと受けるであろう日本酒のご紹介。

今年は 誉富士 から 兵庫特A地区の山田錦に代わりました。

年末年始を彩るにふさわしいお酒です。

◆初亀 しぼりたて純米吟醸 生酒 4BY

純米大吟醸にも使われる兵庫県特A地区東条産山田錦を

100%使用しました。

清楚で穏やかな香りが立ち

しぼりたて生酒とは思えない上品で落ち着いた味わい。

ワンランク上の大吟醸にも通じる、優れたものを感じます。

今年も軽快でマイルドな趣きのある口当たりが印象的。

主張をしすぎることなくさりげなく存在感を示すのがこのお酒の特徴。

そういう点では、ある意味“初亀”らしさが凝縮された酒

とも言えますね。




 

富士大観純米吟醸新酒生

カテゴリー │

しぼりたて生原酒ばかりだと少し疲れませんか・・・

と火入の純米酒をお薦めした

その舌の根も乾かぬうちに

また新酒しぼりたてのご案内です。

新酒ラッシュのこの季節では仕方のないことです。

で 今回ご紹介するのは 茨城県の森島酒造さんの

純米吟醸新酒しぼりたて生酒  です。



「ひたち錦」 という 静岡県ではあまりなじみのない

酒造好適米が使われています。

茨城県の総合農業センターによると

大粒の「岐系89号」を母に

倒伏に強く病害にも強い「月の光」を父として

人工交配を行い何代にも渡る育成で平成10年に

「ひたち酒17号」とされ、平成13年に奨励品種

として誕生したという歴史のある米だそうです。

◆富士大観 純米吟醸 新酒しぼりたて生 4BY

茨城県産ひたち錦を55%まで磨き仕込まれた

純米吟醸の新酒搾りたて生酒。

ひたち錦は大粒で心白発現率が高く

蛋白質含有が低いという特性を持っています。

ですから透明感の高いすっきりとしたお酒に仕上がります。

香りは14号系ならではの落ち着いた芳香。

含むと軽快な飲み口なれど新酒らしいフレッシュ感と

適度に口中で感じるガス感が心地よく刺激します。

スムーズな旨みと透明感、ほどよい酸など

後口のスマートさも相まって食中酒として

バランスの良さが光る1本となっています。

価格も 1.8L 3,190円(税込)  720ml 1,705円(税込) と

リーズナブル  お薦めです。




 

遊穂 年輪 THE SECOND

カテゴリー │

新酒ラッシュの昨今ですが

しぼりたて生原酒ばかりだと少し疲れませんか・・・



というわけで、本日入荷したこのお酒は

2年熟成の火入の純米酒です。

こういうお酒も食卓には絶対必要です。

としながらも、また新酒が入ったら

しぼりたては美味い と書くのでしょうけど(笑)


◆遊穂 年輪 THE SECOND 純米酒

この年輪に使用している酒米「玉栄」は

滋賀県安曇川町の清水さんが栽培する契約米のため

なかなか数量を増やすことができず

熟成させるための数量がまとまらず

リリースが遅れに遅れていました。

で、今回ようやく2年熟成ものの数量が確保できた

ということで入荷してきました。

色合いは淡い黄金色が見受けられます。

香りはバナナのような甘いニュアンスが前面に出てきています。

2年熟成と言えども冷蔵熟成ですのでヒネた香りはありません。

スムースな口当たりに、ほどよい甘みとリンゴを思わす

綺麗で生き生きとした酸味が印象的で

穏やかに引いて行くところなど

味と香りのバランスに秀でたお酒と言えましょう。

このまま冷やもよし、少し温めてもよし

新酒では表現できない奥の深さを感じることが出来るでしょう。

新酒生酒にはもう飽きた という方

そんなこと言わずに新酒も試しながら

このお酒も是非お試しください。

どっちやねん!(・ω・)\バシッ




 

開運誉富士にごり生酒

カテゴリー │CDジャズライブご来店



毎日 鬼のように入荷する新酒しぼりたて。

本日ご紹介するのは 開運の誉富士のにごり です。

普通は 精製の無濾過純米が先に入るのですが

この誉富士に関しては、お蔵の作業上の都合で

先に にごり生酒が入ってきました。

誉富士の無濾過純米は今週末になりそうです。

◆開運 誉富士 無濾過純米にごり生酒 4BY

米 水 酵母 と すべて静岡尽くしの無濾過純米誉富士

そのにごり生酒が入荷しました。

誉富士は、山田錦の品種改良により10万個体という

膨大な数の中から選ばれた奇跡の酒米です。

でもこの誉富士で醸されるのは今年が最後です。

来年からは別の品種 静系97号(令和誉富士の予定)

で醸されることでしょう。

このにごり生酒 このままの状態で振らずに開けると

吹きこぼれることはありません。

香りは無濾過純米のそれと、ほとんど同じですが

かすかに滓特有の甘酸っぱい香りが漂います。

口当たりは軽快で流麗な感触を伴います。

山田錦とは違う誉富士らしさを、しっかりと残しています。




さて 12月の忙しい時期に昨夜はジャズライブを愉しみました。

以前に 地酒とジャズの会にお越しいただいた

ヴォーカルの堀内実千代さん

ピアノの山口泰一郎さん

そしてスウェーデンで活躍されるベースの森 泰人さん

このお三人のライブは師走の慌ただしいときにこそ

一抹の清涼剤として心が満たされます。



そして 会場でゲットしたアルバムを朝から流してます。

Life is ...

いいアルバムですね。

基本ピアノとのデュオですが、森さんのベースやサバオさんの

ドラムスも入ったりストリングスが花を添えたりと

直球あり  変化球ありと多彩なアレンジや演出で

ジャズスタンダードやミュージシャンスタンダードを

しっとりと歌いあげています。 



そして このお三人が午前中にご来店。

4時間ほどかけて車で安曇野まで移動される前に

お越しいただき お酒をお買い上げになりました。

ありがとうございます。

ツアーのご成功をお祈りします。






 

至の新酒 3種類入荷

カテゴリー │TV番組

12月も半ばにさしかかりましたが

寒さはそれほどでもなく過ごしやすい日々が続きます。

朝ランも ウインドブレーカーを着て走ると

暑いぐらいです。

これから本格的な寒さが訪れるのでしょう。


さて先日 地酒問屋さんからこんなメールが届きました。

『新潟 佐渡島の至を醸す蔵元 逸見酒造さんから

純米及び純米吟醸が全て品切れとの連絡がありました。

TBSの番組で逸見酒造商品が紹介された関係で

既に弊社FAX及びメールにてご注文の連絡が多くなっておりますが

ご予約以外の新規でのご注文に関しては

年内出荷での発送はお約束出来ない状態です・・・・』



その番組は  櫻井・有吉THE夜会 という番組で

私は観ていなかったの TVer で確認したところ

確かにゲストの森山直太朗が 至の純米吟醸を

手土産として紹介し

フルーティですっきりとした美味しい酒

として紹介されていました。

こういうパターンでお酒が売れる というのは

よくあることですが、私の記憶では今から10年ぐらい前

やはりV6のリーダーだったか誰かが

バラエティ番組で至を紹介したところ

当店の在庫が無くなった ということがありました。




で 今回は今のところありますが、新規のネット注文が入ったりして

例年より完売するのは早いのかもしれません。

今年も予約してあった3種類の至が入荷しております。


◆至 純米吟醸 越淡麗 生原酒 4BY

優雅に漂う吟醸香。

新潟県産の人気の酒造好適米“越淡麗”を100%使用しました。

無濾過生原酒ならではの綺麗でいて芳醇な旨みが特徴です。

洋ナシのような芳香が立ち、含むと艶やかな旨みが広がり

軽快なトーンでするすると盃が進みます。

後口のキレが良いので、もう一杯と自然に手が伸びます。

純米吟醸は一回限りの仕込みとなります。


◆至 純米無濾過生原酒しぼりたて 4BY

香りはゆったりと優雅に広がるフルーティな吟醸香。

美麗な旨みがたっぷりの瑞々しい口当たりは

とても60%精米の純米酒とは思えません。

原酒でありながら原酒らしさを感じさせない後口の潔さ。

封を開けて時間が経つと、旨みが加味されるのも

このお酒の魅力かもしれません。


◆至 純米にごり 活性生酒 4BY

活性の生のにごり酒です。

香りは 吟醸酒と見紛うほどの爽やかなメロン香。.

含むと 一瞬きりりとした感触のあと 本来の旨みが

艶やか軽快に広がります。

にごり酒と言えども重さは全くありません。

お早目のご注文をお待ちしております。



 

白隠正宗の新酒生

カテゴリー │スポーツ観戦

サッカーワールドカップ ブラジルvsクロアチアを

夜中に観ていたので朝ランに起きれませんでした。

しかし ブラジルが負けるとは それもPKで

もしクロアチアに日本が勝っていたら・・・・

と タラレバを言っても仕方がないですね。




さて新米新酒が本日も入荷しました。

この蔵 高嶋酒造さんの生酒は

去年の米で仕込まれたものと

今回ご紹介する新米新酒と

富士山の日の2月23日に搾られるお酒

その3種類しかありません。

とても珍しい生酒です。

今年は誉富士ではなく 地元中伊豆の山田錦で

醸されました。

白隠正宗らしい風味が満々と感じられる佳酒です。


◆白隠正宗 中伊豆産山田錦 純米生原酒新米新酒 4BY

静岡県中伊豆産の山田錦の新米を全量使用。

中伊豆町は海に近い伊豆という立地の中でも

山間部に位置し温暖な気候でありながら

朝晩の寒暖差があることから

山田錦の栽培に適していると言われています。

そこで、地元の農家さんが熱意を持って栽培し

酒造好適米として育んだのがこの山田錦です。

香りは穏やかですが

しぼりたて特有の槽場のニュアンスも。

そして和の果物を連想する香りと

米由来の麹香が合わさったような香りも漂います。

含むと、新酒ならではのフレッシュな趣があり

やがてまろやかでいて芳醇な旨みが広がります。

ほどよい酸味が隠し味となり、米の旨み=甘みが

艶やかに顔を出し含み香もさわやか。

後口の端正な風味は山田錦ならではのものでしょう。




 

志太泉の純米吟醸新酒

カテゴリー │酒屋の仕事補助金

浜松市に申請した

「中小事業者等グリーントランスフォーメーション支援補助金」

なるものの交付が決定したので早速に

店と倉庫の照明をすべてLEDに変える工事を行いました。

どこも明るくなって消費電力は1/4ぐらいに低減出来ます。

費用は消費税分以外は補助金でまかなえました。

ありがたいことです。

それに引きかえ 静岡県の

「中小企業者等物価高騰緊急対策事業費補助⾦」

の方はオンライン申請のページが未だに復旧されていません。

本当に申請できるのか?

出来ても補助金降りるのか?

どちらも民間に委託したのでしょうが

その対応の違いに、いろいろと考えさせられる

今日このごろです。




さて そんな巷の話題とは関係なく

新酒が怒涛のように入荷します。

本日ご紹介するのは 志太泉さんです。

その前に 開運無濾過純米酒のにごり酒


720mlがようやく入荷しました。


まずは おりがらみ

滓引きをせずににごり成分をそのまま瓶詰めしました。

やさしい味わいになっています。


◆志太泉 純米吟醸 おりがらみ生酒 4BY 

富山五百万石を55%まで磨き、静岡酵母にて

醸した純米吟醸のしぼりたてを、おりを残した

状態で瓶詰めした うすにごりタイプの1本。

新酒のフレッシュさと、おりから来る旨みが

うまくマッチし、軽い飲み口で楽しめます。

香りは上品な吟醸香、鼻に抜ける風味は

上質の小豆を茹でたようななつかしさ。

後口のキレもまずまずで、杯が進みます。



もう一本は

同じスペックの精製生 滓引きタイプの直汲みです。

◆志太泉 純米吟醸 無濾過直汲み生 4BY

新酒のフレッシュさはそのままに

おりがらみより若干シャープな味わいになっています。

滓がないことで微妙に味わいが変わるのが

日本酒の面白さであり奥の深さとも言えましょう。

香りは上品なメロンのような吟醸香が立ち

後口のキレもとても良く、こちらも杯が進みます。

飲み比べなどいかがでしょうか。





 

小夜衣プレミアム

カテゴリー │歳時記

本日は 二十四節気の一つ『大雪(たいせつ)』です。

大雪には 雪が降り始めるころという意味があり

陽はさらに短くなって寒さが増し、冬が深まっていきます。

今朝 いつものコースを早朝に走りましたが

思ったほど寒くなかったです。



さて この季節は毎日のように新酒が入荷してきますが

なかには新酒ではなく

この季節ならではのワンランク上のお酒も入荷してきます。

その落ち着いた香りと味わいは プレミアムの名に負けない

存在として毎年人気の1本です。

◆小夜衣 純米吟醸 プレミアム2022


このお酒は、森本社長が数種類のお酒を試飲しながら

ブレンドする特別に詰められた限定酒です。

40%精米と50%精米のお酒が9割ブレンドされており

残りは55%精米のお酒 ということで

精米歩合は55%の純米吟醸酒として発売。

色はほとんど無色透明です。

香りはどこまでも穏やかで小豆を煮たような

芳香がかすかに漂います。

含むと、酸は低くふくよかな旨みが

練れたコクとして広がります。

上品な甘みもポイントでしょう。

鼻に抜ける香りは干し柿のようで

やがて静かに消えキレの良さがまさにプレミアム。

今年もいいブレンドが施されています。

価格は昨年と同じです。




 

初亀 純米初しぼり

カテゴリー │酒屋の仕事

12月に入り

ちまたではワールドカップの話題でもちきりですが

日本酒の世界では

新酒の入荷がピークとなっています。

次から次と入荷するお酒を店の冷蔵庫に並べ

試飲をしてからプライスカードを作製し

写真撮りをしてホームページにアップする。

この一連の作業が私の仕事です。



さて そんな新酒の中から今回お薦めするのは

藤枝市岡部町の老舗蔵 初亀醸造さんのこの1本。

橋本専務からの情報では

今年の酒は 「やや溶けにくい」傾向にあるとか。

初亀は「軽やかさ」を大切にしているので、

溶けにくいと酒化率の悪化は懸念されるものの

お酒の品質としては溶けやすい年よりも安定して

高い品質のものをお届け出来そうです。

とのことです。

◆初亀 特別純米 初しぼり生原酒 4BY

このお酒 去年までは 吟醸の生原酒でしたが

今年は純米生原酒として発売されました。

仕込第一号を火入れ加水せずに生のまま瓶詰め

出荷された特別純米の生酒です。

香りは槽場(上槽室)をイメージする

溌剌としたあの芳香が静かに漂い

ああ新酒の季節だと 改めて実感。

含むとキリリとした感触が広がり

原酒とは思えない軽快な旨みが

ほのかな甘みを伴って口中に広がります。

穏やかな酸味を伴うこの落ち着いた味わいこそが

食中酒としての初亀の純米酒らしさ

とも言えるのではないでしょうか。

鼻に抜ける香りも決して出しゃばらず

流麗にキレていきます。

少し冷して熱い鍋料理などにいかがでしょうか。




 

菱湖 純大おりがらみ

カテゴリー │スポーツ観戦

サッカー日本代表がスペインに勝ち

決勝トーナメントに駒を進めた今日は

ブログに痕跡を残すべき

普段はスポーツ関連のネタはスルーするのですが

ちゃんと書きます。

日本 勝ちました。

強かったねえ。

堂安のシュート と 三苫のギリギリクロス

しびれたねえ。



今宵は祝杯をあげる と言う方

ええ酒 おまっせ。(大阪弁風)

いい酒 あるでねえ。(遠州弁 もどき)

何がいいか  と言えば

何と言っても 潤沢で綺麗な旨みがほとばしる点 でしょう。

素直に 美味しいお酒 です。


◆菱湖(りょうこ) 純米大吟醸 おりがらみ生 4BY

山形県の酒造好適米 山酒4号を

45%まで磨き醸された

おりがらみの純米大吟醸生酒です。

香りは爽やかな梨やメロンのような果実系のニュアンス。

同時に高級和菓子の函を開いたときの

芳香に似たものも連想します。

それらに派手さはありません。

含むと おりがらみらしい綺麗で潤沢な旨みを

感じる味わいは

麹由来の上品な甘みそして穏やかな酸味とともに

お口一杯に広がります。

グラスの内面に細かい気泡を見て取れるぐらいの

微発泡感がありライトな口当たりに仕上がっていて

適度な酸味が口中をさっぱりとさせ

スッキリとしてベタつかない飲み口も好印象です。

鼻に抜ける香りは、遮るものがなく流れるように進み

マイルドの極地を実感させられます。

そして 抜群のキレ味と美麗な余韻。

食中酒としても、お酒だけを楽しむシチュエーションでも

幅広くお楽しみいただける申し分のない出来上がりです。

是非 お試しください。