今頃 記事にされても

カテゴリー │イベント

中日新聞の経済部さんから、今日電話があった。

6/3の地酒とジャズの会を、しずおか経済の欄で

取り上げたいのだが、まだ間に合いますか?

という内容である。

実は、5月4日に、メールとファックスで中日新聞宛に

依頼をしていたのだが、何の音沙汰もないので、あきらめていた。

開催を4日後に控え、チケットも既に完売しているので、

今更載せていただいても、宣伝にはなるものの、お客様に

ご迷惑をおかけすることになる。

で、丁重に掲載をお断りした。

担当の記者さんは、当日でも参加できると勘違いされていたようである。

こちらの説明不足もあるので、まっ仕方がないか。

でも、どうせ電話してくるのなら、もっと早くして欲しかったなあ。

次回は、締め切りを明確にして、依頼することにしよう。


 

ライブ版 あなたと地酒と音楽と 開催迫る。

カテゴリー │イベント

6月3日に開催予定の、ライブ版 あなたと地酒と音楽と 

の準備が着々と進んでいます。

お客様は 全部で65名様。

会場のキャパとしては、100人以上は入れるのだが

今回のイベントは、当店単独開催につき、人手は

私とうちの奥さんと、バイトの女の子の3人だけ。

このぐらいの人数がちょうど良いのです。

そして今回も遠く関東方面からお越しの方が2組も。
いやーありがたいことです。

お酒の選定は、昨日まで悩んでいましたが、いろいろと

試飲をした結果、ようやく決まりました。

非売品のおりがらみ大吟醸やら、金賞受賞酒やら、

今が飲み頃の純米吟醸に、バリバリの新酒。

おまけに、当店冷蔵庫で長年寝かせてあったお酒やら、

すべてが個性を主張する8種類のラインナップ。

例によって、仕込み水も手配済み。

ハートランドさんとの打ち合わせも万全です。

既に当日のメニューが届いているのですが、これは

お酒の提供順を決めるのに役立ちます。

そして、音楽をお願いするRDの皆さんからも、当日の

歌のラインナップが届いています。

えっ こんな曲も歌うの・・と、なかなか楽しいレパートリー

ぞろいです。 うーん、こりゃ楽しみだ。

というわけで、会場でお渡しする、歌とお酒のプログラム類も完成。


この会のポリシーは、お酒と音楽をお客様にイーブンに楽しんでいただく。
そして主催者の自分も楽しむ


というところにあります。

決して、どちらかに重点を置くのではなく、両方ともしっかりと

楽しんじゃおう。 という欲張りなイベントです。

だからこそ、どちらも中途半端にはしたくありません。

この会でしか味わえない、珠玉のパフォーマンスにご期待下さい。





 

少し痩せました?

カテゴリー │フィットネスクラブ

通っているフイットネスクラブに、パワーフィットという

教室がある。バーベルとかの負荷をかけながら、ステップを

ふんだり、スクワットをしたりする、結構ハードなエクササイズで

最後は腹筋でしめるという、汗ダラダラの教室です。

最初は、男性スタッフのクラスでトライしたが、初めてということも

あって気後れしてしまい、少しの間敬遠していた。

最近、日曜に行くことが多いのだが、日曜のクラスの先生は

若い女性スタッフ。 (おじさんの大好きな・・)

で、久しぶりにチャレンジしたところ、同じ内容にもかかわらず

これならついていけるぞ。(笑)  

常に笑顔で元気よくリードしてくれるので、肉体はきついが、

精神的に癒される。

一昨日で3回目だが、彼女こちらの顔を覚えていたのか、

帰り際に笑顔でかけてくれた言葉が、『少し痩せました?』

営業用の常套句というのは、百も千も承知だが、言われて

悪い気はしない。

『そう、おかげでね。ありがとう。』

と、返したものの、実は体重は一向に減っていない。

むしろ、1キロぐらい増えたかな・・

通い始めて、そろそろ2ヶ月になるが、数字としては

まだ現れてこない。体脂肪率がわずかに減ったぐらいか。

でも、体調はすこぶる良い。飯もうまい。

相変わらず、酒も飲んでいる。(仕事ですから)

まっ、気長に続けましょう。



 

人間が出来ている。

カテゴリー │日常

また、夜中に電話がかかってきた。

寝入りばなの、午前1時過ぎか。

奥さんが、どうする? と聞いてくるので、一瞬迷ったが、

もし 身内の緊急の電話だと大変だし、

取らずに誰だろうと思いを引きずるのは、

ストレスがたまってもっと嫌だから、彼女に出るように言った。

『はい、片山です。・・・・はい、ありがとうございます。』

えー お客さんかよ。

『○○さんで、焼酎の××が1本ですね。
 代引きでお送りしてよろしいですか。
 では、月曜着でお送りいたします。
 ありがとうございました。』

彼女は、昼間の応対と全く同じスタンスで電話を切り、

何事もなかったように、居間に降りてメモをして

『なんか、忙しそうなお店ね』と一言残して、また寝床に入った。

私と言えば、布団の中で、一人ブツブツと独り言。

何時だと思ってるの・・ 今の若者ときたら・・ 常識というものが・・

もし自分が出てたら、一言言わずにはおれないだろうな。

こんな時間に電話での注文はご遠慮下さい。

少なくとも、今後はファックスで注文してください。

ぐらいの事は言っただろう。

でも、彼らにすれば、1時なんて、宵の口なんだろう。

それに、一度電話を取った限りにおいては、向こうにすれば

仕事なんだから、それに合わせた対応をするのは当然かもしれない。

それが嫌なら、電話を取らなきゃいいんだ。

つくづく、うちの奥さんは人間が出来ているなあ。

と感心するのでありました。

しかし、これでいいのかなあ。


 

七田 純米大吟醸無濾過生 美味しい!

カテゴリー │

佐賀県の銘醸蔵 天山酒造の 限定流通商品
『七田』が、今回初めて試験的に、純米大吟醸を仕込みました。

それも無濾過の生です。

山田錦を45%まで磨いたそれは、ふくよかに
吟醸香が立ちます。

口に入れると、一瞬派手かなと思わせるも、そのフルーティ
な味わいは、どなたにでも旨さとしてご堪能いただける
判りやすさが魅力。


こういうお酒は、試飲をして売り込むのが手っ取り早い。
でも、1.8Lで5250円のお酒は、そうそうどこのお店
でも置いてくれるとは限りません。おのずと、お奨めする
お店は限定されます。

で、まずは3件のお店に持参して飲んでいただきました。

まずは、Bさん。
『いいですねえ。これで5000円はコストパフォーマンスに
 優れていて、使いやすい。早速1本置いていって。』

続いて、Kさん。
『うまい・・こういう味 好きだなあ。次回の納品時に
 お願いします。』

そして、Yさん。
 『これが例のとっておきのお酒ですか。
  美味しいですねえ。』

皆さん、上々の評価をいただきました。

このお酒の良さは、前半の華やかなイメージが、後半になっても
クドサとして残らず、心地よい綺麗な余韻を残しながら、
すーっとキレていくところにあります。


蔵に問い合わせると、720mlは終わり、1.8Lも、もうわずかしか
ないそうです。
あわてて確保しておきましたが、本当のスポット商品ですね。

興味のある方は、ご来店いただくか、メールを下さいませ。
まだHPにはアップしていません。

七田 純米大吟醸 無濾過生酒 1.8L 5250円(税込)



 

全国新酒鑑評会 発表

カテゴリー │鑑評会

平成18酒造年度の全国新酒鑑評会の結果が公表されました。

静岡県からは、英君、開運、磯自慢、志太泉 の4蔵が

金賞を受賞されました。

惜しくも金賞には届きませんでしたが、入賞されたのは

富士錦、葵天下、萩の蔵、杉錦 の4蔵です。

どちらのお蔵の皆様も、おめでとうございます。

ちなみに、開運さんは今年で5年連続の金賞受賞。

さすが波瀬正吉さんです。素晴らしい。


当店がお取引している 他県の蔵では

山形の 白露垂珠 竹の露酒造さんが、こちらも5年連続の金賞受賞。

それも、山田錦の2部ではなく、出羽燦々と美山錦の1部での受賞

というのが、素晴らしい。

そして、石川県の 獅子の里 松浦酒造場さんも、2年連続の金賞です。

たまたま、杜氏の松浦文昭専務と 今朝電話をしたのですが、

まさか連続で受賞するとは思ってもいず、とてもうれしいです。

とのことでした。

他に、山形の上喜元さん、富山の立山さんも、金賞を受賞されました。

皆様 おめでとうございます。

詳しくはこちらのページをご覧下さい。


 

意外な検索結果

カテゴリー │お客様

昨日ご来店のお客様。

芋焼酎を何本か購入されましたが、初めての方でした。

そこで、当店にお越しのきっかけを、お聞きしました。

初めてのお客様には、必ずお聞きするようにしています。

『検索で 浜松 酒屋 と打ったら最初に出てきたから』

そうですか。ありがとうございます。

最近、ネットがらみでお越しになる方が増えました。

先日も、倉庫(駐車スペース)の前に車を止めて、

『お宅はネットでしか商売をされていないのでしょうか?』

と、車の中からを倉庫をのぞきながら、携帯で電話をしておられる

お客様がいらっしゃいました。 


さて、 浜松 酒屋 で検索すると、本当に当店がトップに

来るのでしょうか。 早速実験しました。

まず、グーグルです。

グーグルマップがトップに来て、どういうわけか、浜松駅付近の酒屋

の検索結果が出ます。そして、そのトップが かたやま酒店というわけ。

決して、当店のHPがいきなり表示されるわけではないのです。

ちなみに、当店のサイトは6番目に表示されました。

次は、ヤフーです。

これは笑ってしまいます。

ヤフーでは、 浜松ローカル情報・酒屋 というのがトップです。

T氏が運営されているサイトのようですが、そのページを開くと

当店がいきなり紹介されています。

ところが、2002年に作成したらしく、情報が古い。

ベルギービール、今はほとんど置いていませんから。(笑)

地酒で、開運の品揃えが素晴らしい と誉めてくれているのは

うれしいですね。

で、ヤフーのこの検索で、当店のHPそのものは、36番目に

表示されます。  誰も見ねえよ。

ヤフーは、お金を払うと上位に来るシステムですから、一銭も

出していない身としては、この結果にちょっと溜飲が下がる思いです。

実際、こういう一般名詞で検索される方は、少数派でしょうね。

ほとんどの方は、勝駒とか初亀などの、固有名詞で検索される

でしょうから。 

ビジネスにおける検索エンジンの重要性は、今後ますます

増すのでしょうね。



 

パッチギLOVE&PEACE 1000円返せ

カテゴリー │映画

パッチギ LOVE&PEACE を レイトショーで観た。

奥さんと二人だと 一人1000円というアレで。

最後まで感情移入の出来ない、なんとも退屈な映画でした。

井筒監督は、見事に評価を落としましたね。

一作目の感動には程遠い駄作。

暇なら見れば という程度のものです。

一作目とは大違いの、豪華な脇役陣が皆死んでいる。


ヒロインが劇中 映画のこけら落としで在日であることを

告白するシーン。

『私は最後までこの映画が判りませんでした。』

そのまま、井筒さんにお返ししましょう。

なぜ 筋ジストロフィーなのか。

なぜ 子羊学園なのか。

あのプロダクションの社長は、なぜ最後に味方のふりをするのか。

ご都合主義 極まれり。

イデオロギーを論ずる以前に、映画になっていない。

1000円 返せ。



 

地球の歩き方・日本酒入門

カテゴリー │

地酒コンサルタントで、昔からの知人でもあり
当店のお客様でもある 寺田好文氏が
『日本酒入門』という本を上梓されました。



地球の歩き方 でおなじみの、ダイヤモンド社から
“蔵元を訪れ美食を楽しむ”というサブタイトルです。
  定価 1600円+税

彼が実体験で集めた情報を、写真もふんだんに、
判りやすく紹介、解説しています。



全国の名蔵16を訪れ、お酒だけではなく、造り手や
蔵元さんの情報、そして地域の観光スポット(あくまでも
酒にかかわる情報)なども丁寧に紹介されています。

また、日本酒に関する基礎知識も、いろいろな角度から
解説されていて、初心者から地酒ファンまで楽しめる内容。

世間で“希少銘柄”と呼ばれている蔵を訪れるのではなく
誰でも手軽に買うことの出来る、それでいて酒質が素晴らしく
中身に信頼のおける名蔵をセレクトするあたり、彼の
人柄とポリシーが感じられます。


来週から、書店にも並ぶようですから、興味のある方は
是非お買い求め下さい。当店でも販売いたします。

ちなみに、日本酒が買える店 に、当店も紹介されております。




 

オーナーズカスク

カテゴリー │

お客様に、オーナーズカスク をいただきました。



オーナーズカスクとは、樽(カスク)の中で熟成された
無垢のモルトを提供する、樽だし原酒のことです。
オーナー自らが、蒸留所に出向いて利き酒をして
選び抜いたシングルモルトです。

ウイスキーの樽には、ひとつひとつに個性があるため、
世界で唯一の味が堪能できるのが魅力なんですね。

いただいたのは、1992白州蒸留所 カスク№○○○○○

ところが、私は家ではウイスキーは一切たしなみません。
かといって、せっかくいただいたお酒を、食器棚のコヤシにする
のは、酒屋のポリシーとして絶対に出来ません。

そこで、いつも入り浸っているジャズバーのマスターに
お願いして、持ち込みキープをさせていただくことにしました。



自慢ではありませんが、私は酒屋のくせに、シングルモルトの
知識は幼稚園並みしか持ちあわせていないので、ハーミット
ドルフィンのマスターに、すべてを委ねることにしました。

飲み方は ストレート・ノー・チェイサー 
と行きたいところですが、さすがにチェイサー(追っかけ水)は
用意しました。

グラスに注ぐだけで、甘~い香りがゆらゆらと漂います。
バーボンのようでもあり、トロピカルフルーツのようでもあり。
色は、明るい黄金色。
アル分62゜ですから、グラスに鼻を近づけるだけで
鼻の粘膜を柔らかくも、ねっちりと刺激します。

口に含むと、まずは口中が熱くなります。
やがて、甘酸っぱいような、ほろ苦いような、
でもまっすぐな旨みが、お口の中に広がります。
アイラのモルトのような、ヨード臭はありません。

そして余韻が素晴らしい。ほのかに甘い感触が
心地よく伸びていきます。

シングルモルトの世界も、なかなか奥が深いですね。
ビジネスにしようとは、これっぽっちも思いませんが。(笑)


 

やまぼうし

カテゴリー │日常

お店の玄関に植えていた しゃらの木が いつのまにか
枯れていた。一向に新緑が生えてこないので、
植木屋さんに診てもらったら、案の定。

なぜ枯れたのかは不明。
そのままにしておくと、まるでオブジェのようである。
で、今度は やまぼうし を植えてみる。



◆やまぼうし(山法師) 【みずき科みずき属】

5~6月頃林のなかに白い十字架型の花を咲かせる
木の上部に花を付けるので上からか横からでないと
見えない。花の匂いはない。秋には紅葉する。
落葉樹林の中に多く生える。
高さ10メートルまでの落葉中木。
花を法師の頭巾に見立てたところから、山法師。



とりあえず、花が2,3輪咲いたものを植えてもらったが
今年は花芽がないので、これ以上は咲かない。
全体が咲くまでに、根づいて2~3年はかかるそうである。

今度は、枯らさないようにしなければ。




 

父の日ギフト・かめ壷入り芋焼酎

カテゴリー │

かめ壷入り芋焼酎 むかしむかし 
25゜1000ml 4200円(税込)



こんな商品が6月に入荷してまいります。

父の日ギフトとしていかがでしょうか。

数量限定品につき、ただいまご予約をお受けしております。

今なら、写真のようにグラスも付いてますよ。

中身は、5年古酒の芋焼酎の原酒をベースに、

天然湧水で仕込んだ品です。

古酒の風合いが生きた、まろやかな味わいの少量生産限定品で、

しっとり柔らかい口当たりと、上品な芋の香り、

そして程よいコクが魅力の芋焼酎。

お父様にも、きっとご満足いただけるのではないでしょうか。

詳しくはこちら




 

ECMのTシャツ

カテゴリー │フィットネスクラブ

フィットネスクラブも、最近は毎日行っている。

人気のあるエクササイズだと、誰かしら顔見知りの人と会う。

今日も、二人と言葉を交わした。

どの先生が良いとか、誰はどうだとか。

皆、同じような評価をするものである。

さて、そのクラブに最近 ECMのTシャツを着て、行っている。





ミクシー仲間から教えてもらったのだが、ユニクロで

ジャズのレーベル ECMのTシャツが売られている

と聞き、早速 買いに行った。

お気に入り というか、実際に昔聴いたレコードの

ジャケットデザインのものを、何枚か買ってきた。

で、これをいつ着るか・・とふと考えた。

仕事中は、真夏でもTシャツ1枚にはならない主義なもので

やはりオフの時に着るべきだろう。

でも、例えばジャズのライブに着て行って、誰かが

同じものを着ていたら、こんなに気まずいことはない。


まさに、興ざめである。

そこで、比較的 年齢層の若い フィットネスクラブに

着ていくことにした。

今のところ、誰とも かぶらない。

もっとも、今の若者は、ECM なんて知らねえだろうな。

これを着るのは、自分は ジャズ好きですよ

というより、おじさんですよ 

と、吹いてまわっているようなもんかもしれない。(笑)


明日は チック・コリアだ。



 

論理的でない生活

カテゴリー │日常

土曜の夜は夜更かしをしてしまった。

若い衆と一緒に、3時頃までカラオケ屋でうつつを抜かす。

ヴォイトレとカラオケは違うが、高い声が無理なく出るように

なっているのを実感した。

翌朝は、それでも8時に目が覚めた。

こういう生理現象は、若い時とは明らかに違う。

午前中は家でヴォイトレの復習。 やはり朝は声が出ない。

午後からは、ワウディにて、スタジオプログラムを2つこなす。

ファイティング・シェイプ と パワーフィット。

どちらも、汗がダラダラに出る教室。

最近 男性がやたらに増えた。(増えなくていいのに・・)

最初1割に満たなかったのに、3割ぐらいは男性か。

夕方は、ラッパ隊の打ち上げ。

焼肉屋で 飲み放題の宴会プラン。

例のごとく、凧揚げ会場において、合戦の糸先でラッパを

吹くことの美学について、論じ合う。

その美学とは、ラッパ隊は音楽隊にあらず。

糸先においては、ラッパ手であれ。


さて、昼間のエクササイズで消費したカロリーは、

ものの見事に補給され おつりが来る始末。

我が身を振り返ると、論理的でない生活をしているなあ 

とつくづく思う。 (笑)



 

お客様の顔を見る商売

カテゴリー │酒屋の仕事

ある日、見るからに業務店(白衣を着ていらっしゃる)という

お客様がご来店になりました。

お名前は存じ上げませんが、時々、お見かけする方ではあります。

しそ焼酎で若なんとか というのを探しているのですが、

と聞かれたものの、あいにく何のことかわかりません。

問屋に問い合わせてみると、この商品、大手の酒類メーカーの品で

若紫の君 であることが判りました。

基本的にいつでも仕入れることが可能な品ですが、それがかえって

当店のような 普通でない酒屋 では、品揃えの範疇からはみ出して

しまうのは、致し方のないところ。

お話を聞くと、その焼酎がお好きなお客様が今晩みえるので

どうしても1本用意して置かなければならない。 とのこと。

問屋に在庫はあるものの、夕方だったので、もはや配送は不可。

今から取りに行ったのでは間に合わない。

そこで、近くの同業者のお店に電話すると、置いているとのこと。

同じ町内のそのお店の場所をお教えし、そちらで買っていただくことにしました。

ここまでは、よくある話です。

そのお客様は、手ぶらで帰るのは申し訳ないと思われたのでしょうか。

何かを買っていこうと、冷蔵庫のお酒をご覧になりました。

そして おもむろに取り出したのが、初亀大吟醸愛の1.8L瓶。

8190円の品。  お買い上げいただきました。

その方が帰られたあと、うちの奥さんと話をしました。

もし、しそ焼酎を置いていたとしたら、あのお客様は 

果して初亀大吟醸を買われたのかしらねえ? 

これは、ご本人にお聞きしなければ判らないことですが、

お客様の立場になって職責を全うするということは

今更ながら大切なことなんだなあと、再認識したわけです。

酒屋を20年やってきましたが、最近になってようやく

一人一人のお客様の顔をしっかりと見る商売が出来るようになった

と感じます。

逆に、今まで一体何をしていたのかと、恥ずかしくなりますね。




 

ラジオ出演

カテゴリー │FMハロー

毎月電話出演している FMハローのデリシャスガイド

今回は、久々にスタジオまで赴くことにした。

あらかじめ、テーマと内容をメールで送るのだが、

当日の朝になってディレクター氏から、

資料が届いていない との電話。

おかしいなあ。いつも通りにメールで送っているのに。

アドレスが変わったわけでもないし、先月まではちゃんと

送れていたということは、ウィルス対策のソフトあたりが

遮断したのかもしれない。 よくあること。

というわけで、急遽ファックスにて資料を送信し、

なんとか本番に間に合わせる。

12時15分に 浜松駅前のアップオンスタジオに入ると

パーソナリティの北島直子さんが芸能関係の原稿を読んでいる。

冬より少しお痩せになった? と思うも、放送中に余計な

ことをしゃべるのはまずいと思い、黙っていた。



今回のテーマは 梅酒用の日本酒。

このブログでも紹介したばかりの品。

たまたま、昨年のこの商品を買われた、まりんかさんに

彼女自家製の梅酒をいただいたことを思い出し持参する。

  まりんかさん、ありがとう。役に立ちましたよ。

直子さんに試飲していただくと、

『甘さ控えめで、さっぱりとしていて、飲みやすいですね。

返しに日本酒の風味が感じられ、とっても美味しいです。』

とのコメントをいただく。



そして、今回スタジオまで駆けつけたのにはもう一つ理由が。

6/3の ライブ版 あなたと地酒と音楽と の宣伝です。

生のアカペラコーラスを聴きながら日本酒を愉しむ会

なんて、普通じゃないでしょ。それも、コアな地酒ばかり。

どれだけ リスナーの方に伝わるかはわかりませんが

せっかくのチャンスですから、告知させていただきました。

電話と違って、生出演はちょっと緊張する。

その緊張感が適度な落ち着きをもたらすので、ゆっくりと

しゃべることが出来た。

来週の焼酎の資料を置いて、スタジオをあとにした。


 

MODE ヴォーカルコレクション

カテゴリー │CD

GW期間というのは、当地浜松は 祭りモードでした。

ラッパ隊に籍を置く我が身としては、一度でいいから

凧揚げ会場の糸先で、進軍ラッパを吹いてみたい・・・

という願望があるのですが、酒屋という職業柄、

昼間の仕事をおっぽり出してはいけないのが、辛いところ。

行って行けないこともないのですが、そうすると多分、

奥さんが口をきいてくれなくなることは必定。

こりゃもっと辛い・・

で、仕方なく店で待機するものの、3日の日を除いて

そんなに忙しいわけではないのです。

こうなりゃ、好きな音楽でも聴いて、店番を楽しむか。

と、五月晴れの昼下がりに、店内で聴いていたのが、

幻のレーベル MODEのヴォーカルコレクション。



その中でも最もレアだった謎の美人シンガー、

ローリー・アレン唯一のアルバムが、最近CDで発売されたのです。

この人不運な人で、最初のアルバムが完成直後に会社が倒産し、

その素晴らしい歌声は長らく封印されていました。

その後、50年近く経た2004年に、埃にまみれた倉庫でそのマスター・

テープが発見され、今回の発売に至るという次第。

ジャケットが、MODEのほとんどのアルバムを手掛けたエヴァ・ダイアナの

タッチを再現した肖像画というのがいいねえ。

マーティ・ペイチがアレンジとピアノ。

50年代後半のウェスト・コーストジャズの香りが漂う

ストリングスをバックに歌う、珠玉のスタンダードの数々。


彼女の歌声を聴いていると、祭りの喧騒など別世界。

時間がゆったりと過ぎて行き、心はウトウト、目はうつらうつら。

と、法被を着た若いお客様が突然の来店で、現実に戻るのでありました。

★ローリー・アレン / パラダイス (MZCS-1124)


 

日本酒で梅酒を造りましょう。

カテゴリー │

梅酒用の日本酒というのがあります。

ホワイトリカーや焼酎ではなく、日本酒で梅酒を作るのです。

本来、果実酒というのは、アルコール分が20゜未満のお酒で

作ってはいけません。

ついでに、ブドウを漬けて作ってもいけません。

ですから、普通の日本酒ですと、アルコール度数は15度から

せいぜい19度ですので、作れませんね。

そこで、梅酒用にアルコール分20度以上という日本酒の原酒が

あり、今年も入荷しました。



まだ、青梅は市場に出回っていませんが、これからぼちぼちと

スーパーの店頭にも並ぶことでしょう。

去年このお酒で梅酒を作られたお客様に、出来上がった梅酒を

少しだけ分けていただいたことがあります。

とても爽やかな口当たりで、砂糖を少なめにしてあるので

さっぱりとした梅酒でした。


梅に2、3本スジが入ったら、梅を取り除くと、濁りません。

もちろん、そのまま漬け込んで濁りのある濃い味わいの

梅酒もいいでしょう。

梅酒を漬ける話題が出ると、もうすっかり初夏ですね。

詳しくはこちら








 

まつり終了

カテゴリー │まつり

喧騒の浜松まつりが終了。

三日間とも晴れたのは珍しい。

昨夜の練りは中央に出向き、浜松一番の目抜き通りを練る。

見物人が間近に密集していて、練る側も気持ちが良い。

御殿屋台が行き来する中で、目の保養にもなる。

男性らしさの象徴たる練りと、

女性らしい美しさが特徴の屋台が交合するのが、

このまつりの特徴。

見物人の中に知り合いのご夫婦を見かけ、声をかける。

仲いいね と耳元でささやくと、パンチが飛んできた。(笑)

最後の練りは、まつり役員の初子祝い。

地元ケーブルテレビが入り、着ぐるみのキャラが場を盛り上げ?

花火が上がり、延々と続く。

ゼクトのマグナムボトルが、飲むのではなく、振りまくためだけに

用意されていた。 もったいねえ・・

恒例の樽酒一気飲みも、そのたびにラッパを吹くため、休む間がない。

毎年見ているが、バカ騒ぎの度が年々増していくような気がする。

  まっ いいか。

今日は朝から後片付け。夜はたすき脱ぎ。まだまだ祭りの余波は続く。


 

浜松まつりで異文化交流

カテゴリー │まつり

まつり二日目。

今日は初子さんはなし。練るのはホテルが2件。

そして、最後に行った場所が、駅南パチンコ というパチンコ屋

と思っていたら、なんとブラジル人が経営する雑貨スーパーでした。

いつのまに変わったんだ。



同じ町内に住んでいて、全く知らなかった。

実は、浜松市は日本で一番ブラジル人の多い都市なんです。

そして、わが砂山町には、彼らの店が集中しているのです。

その一角を歩くと、ポルトガル語しか聞こえてきませんから。

だから、ブラジル人のお店で練りを行うのも、ある意味時代の

要望かもしれない。 そして、それはとっても楽しかった。

なぜって?

それは、こうだからです。





まさか、浜松まつりで、本場のサンバカーニバルのオネエチャンの

踊りを拝めるとは。 

サンバチームのパーカッションも入って、それはそれは

にぎやかな練りとなりました。

そして、出されたつまみが、珍しい。



パンの中に、肉が入ったものとか、牛肉の串に刺したものとか。

普段なかなか味わえないものを食べさせていただきました。

こうして、異文化に接するのもいいですね。

まつりも、あと一日です。