蔵の師魂 The Green

カテゴリー │ランニング

日曜日以来 久しぶりのランニングは

馬込川10キロ

梅雨時は雨の合間の曇りを狙って走るのですが

湿度が高くて、汗が滴り落ちます。


ブログも久しぶりの更新。

取り上げるお酒も久しぶりの 芋焼酎。

ワイン酵母使用のフルーティな香味が特徴の新商品です。



芋焼酎の世界では、芋の品種の違い、蒸留方法の違い、

蒸留器の違い、貯蔵年数の違い、麹の違い、という切り口での

差別化はありましたが、モロミを仕立てる際の酵母に着目した例は

無いとは言いませんが非常に少ないのではないでしょうか。

というわけで、小正醸造さんが長年の試験醸造を繰り返し

ようやく商品化されたのが、白葡萄の品種である「ソーヴィニヨン・ブラン」

から採取された酵母を使用しての発酵、蒸留を経ての焼酎です。

◆蔵の師魂 The Green





蔵の師魂新シリーズの限定品です。

芋は鹿児島産の黄金千貫。

酵母にソーヴィニヨン・ブランから分離されたワイン酵母を使用。

更に減圧蒸留することで、スッキリとした口当たりが印象的。

香りが麗しく、確かにフルーティで芋よりも新品畳のイグサを連想します。

含むとスイートでふくよかな香味が広がります。

ほどよい酸味も認識できます。

含み香と後口に 芋焼酎らしさを漂わせ、安心させられます。

芋焼酎としては斬新な緑一色のラベルデザインが

特色のある中身を見事に表しています。

ロック、ストレート、ソーダ割りなどでお楽しみください。

このナンバーを聴きながら呑ると 更に いいね(笑)

Bill Evans-On Green Dolphin Street



 

使える10号酵母のお酒

カテゴリー │ランニング

今朝は 馬込川をLSD 2時間ラン


LSDとは Long Slow Distance の略で ゆっくりと長い距離を

走るトレーニングのことで、持久力を養うのに良いとされています。

この ゆっくり と言うのが人それぞれ違うと思うのですが

聞くところによると、フルマラソンを3時間前半で走る人でも

LSDは キロ7~8分で走るそうです。

つまり 人とおしゃべりができるぐらいのスピードです。

私は6分ちょいぐらいで走ってましたから、それでは速すぎる

ということで、本日は 出来る限り キロ7分のペースでトライ。

ゆっくり走る と言っても フォームが普段と違っては意味がありません。

フォアフット着地。

腰を落とさない。

ピッチは均一で ストライドを短くする。

あご を下げない。

これだけは注意して 2時間きっちりと走りました。

ちょうど10キロ地点でコンビニに寄り、トイレとスポーツドリンクを補給。

結果は 17.75キロ 1キロあたり6分46秒

それでも 6分台になってしまいました。

ゆっくり 長く走るって なかなか難しいものですね。



さて、お酒の話。

協会10号酵母 という酵母があります。

小川酵母 とか 明利酵母 とも呼ばれます。

酸が少なく 高い吟香が出ることが特徴の酵母で

この酵母から変異派生したM310酵母は

鑑評会に出品される大吟醸などではよく使われる酵母です。

その10号酵母で醸されたのに、香りがとても穏やかなお酒。

それが この阿櫻です。



◆阿櫻 特別純米 超旨辛口 無濾過生原酒 10号酵母仕込 28BY

阿櫻の超旨辛口は 年間を通じて販売していますが

レギュラーの品は協会9号酵母で仕込まれています。

今回入荷した生酒は、10号酵母ですから香りがプンプンか・・・と思いきや

むしろ落ち着いた上品な芳香が漂います。

含むと、酸は穏やかで日本酒度+10が納得のスパッとした切れ味を

伴った味わいが、ゆるやかに広がります。

純米ならではの米の旨みと、キレのある飲み口が

見事に両立した、旨辛口酒  食中酒としてお奨め。

このお酒 使えますよ。







 

奥 feeling 入荷

カテゴリー │

昨日の大雨が治まり、静かな梅雨どきの曇天となりました。

いつも走っている馬込川の水位も、平常に戻りました。

さて、お酒の話です。

愛知県の西尾市に “尊王” という銘柄の日本酒を

製造されている 山﨑合資会社 という酒蔵があります。

その昔 東三河地区を某食肉メーカーの2トントラックで

ルートセールスしていた頃、ラジオから流れてきた

『三河の酒 尊王 !』 を思い出します。

名古屋のタレントで元参議院議員の新間正次氏が

名古屋弁丸出しで連呼してました。(笑)


その 山﨑合資会社に 全国の専門店向けの限定流通

商品として “奥” というお酒があります。

奥 は 毎年正月に訪れる豊川稲荷の参拝後

参道沿いにある酒屋さんで立ち飲みするとき、グラスで

いただく生酒として なじみのあるお酒です。

スッキリとして旨みのあるいい酒  という印象を持ってました。

奥 は 蔵のHPによると、奥三河で契約栽培した高品質の酒米

「夢山水」を100%使用し、人の手による麹造りと蔵独自の

きめ細かなもろみ管理を行う事で誕生。

アルコール度数18度以上という今までに体験したことの無い

”とろみ”のある香りの良い純米吟醸酒
だそうです。


この流れで行くと、かたやま酒店が奥の特約店になったのか?

とお思いかもしれませんが、違います。


昨年から某日本酒プロデューサーが手掛ける各地の日本酒を

スポット的に取り扱ってますが、まさにその中の一つ。

奥 は 先に記したように 夢山水 という酒造好適米で醸されますが

今回入荷したお酒は 愛知県農業総合試験場と愛知県食品工業技術

センターが共同で、吟醸酒用の酒米として開発した 夢吟香(ゆめぎんが)

というお米で醸された品です。

簡単に言うと 静岡県の 誉富士 のようなもの。


ここからまだ “ドラマ” があるのです。

プロデューサーの彼が、山﨑社長にお願いしたのは

ラベル張替えではなく、通常商品との差別化、新しいチャレンジ

というコンセプトのお酒でした。

山﨑社長は、奥のコンセプトは夢山水を100%使用することてすが

夢吟香で同じように醸すとどう違いが出るか、一度やってみましょう。

というわけで、ラベルもデザイナーにお願いして完成した最中に突然

山﨑社長の訃報が届いたそうです。

もちろん このお酒の発売は消えてしまったわけです。

ところが、数か月後 夢吟香のお酒 どうされますか?

と蔵の担当の方から連絡があり、あきらめていたものが発売できること

になったとか。

杜氏さん以下スタッフの方は、今後もこの要望で造れることを確約して

いただけた というわけです。

前書きが めちゃ長くなりました。




◆奥 feeling 純米吟醸 夢吟香 生

注ぐと、カルピスソーダの如く、しっかりと濁っています。

グラスから発つ香りは、フルーティと言うよりミルキー。

いや 薄めの冷やし飴?

とにかく、派手な芳香ではありません。

含むと、かすかに微活性。

落ち着いた甘みが、まろやかな旨みと、ほのかな酸味とともに

口中を潤します。

鼻に抜ける香りは、やはりミルキー。

うすにごりと言えども、荒ばしりの濁りは時として後口に苦味

を残しますが、このお酒に関しては全くありません。

むしろフレッシュさを残し全体のバランスはとてもグッドです。

おりがらみ 生酒 原酒 微活性  と

夏酒のコンセプトからは大きく逸脱しますが、くどさは皆無ですから

夏野菜や サッパリとしたお料理とも合います。

是非一度 お試しください。


 

英君金賞酒 入荷

カテゴリー │ランニング

実家から戻り 法事やらいろいろな手続きを

すべて済ませ、 やっと一つ 肩の荷が下りました。

今朝は すっきりとした気分で 馬込川60分ラン


気分はスッキリでも、体重は減らず スピードは相変わらず

スローペース。  まっ 夏はこれでいいでしょ。



留守の間に入荷したのが 金賞受賞の大吟醸。

静岡酵母のみで醸し 昨年に続いての 二年連続の

全国新酒鑑評会金賞受賞酒 です。

◆英君 大吟醸斗瓶囲雫酒 金賞受賞酒 28BY

平成29年国新酒鑑評会金賞受賞の大吟醸。

袋吊り雫の斗瓶囲い大吟醸から瓶詰めされた

最高峰の一滴そのものです。

穏かななかにも華やかさを伴う香り。

静岡らしい酸の低いクリアーな酒質。

キレは抜群で、斗瓶囲いならではの

上質感を 心行くまで味わえます。




 

父の日前日 まだ間に合います。

カテゴリー │ランニングこだわりの品

今朝ランは 街中経由の10マイル

上り坂あり トンネルあり 川沿いあり の多彩なコース でした。

さて、明日 18日は 父の日 です。

今週は 父の日関連のご注文で 店売りがとても賑やか。

今の若い人たちは なかなか義理堅いですね。

そして ここんところ 毎月のように入荷するのがこの焼酎。



写真は 実は 先月のものです。

本日17日に6月分が入荷致します。

お一人様2本までですが、店頭にて販売致します。

ただし 入荷が 午後3時頃ですから

午後3時以降にお越しくださいませ。



ちなみに 18日の日曜日は定休日です。

ええっ そんな かきいれ時に休むの?

信じられない・・・・ との声が聞こえてきそうですので検討した結果

やっぱり休みます。(・ω・)\バシッ

なお、本日に限り 宅配便での地方発送も承ります。

こちらもお一人様2本までです。

メールか電話でお問合せ下さい。

本日中に出荷すれば、北海道、沖縄、鹿児島、宮崎、離島以外は

18日に着きます。

父の日 ぎりぎり間に合いますよ。

父の日ギフト 推奨品のページ



 

日本酒教室 甘酒が美味い

カテゴリー │日本酒教室

昨夜は NHKカルチャー 粋に愉しむ 日本酒ワールド

木曜教室を開催しました。

テーマは 日本酒の起源

縄文時代の酒から始り

口噛酒

稲作の伝来

カビ の利用

あまざけ にまつわる 神話の話

そして 日本各地の 酒にまつわる神社の話



後半の試飲タイムは テーマとは関係なく

今 話題のお酒 という切り口で

亀齢 Check「銀」 純米無濾過生原酒吟醸

正雪 純米 INTEGRATE EVOLUTIONⅡ

裏★阿櫻 COOL 純米吟醸

開運 吟醸酒

英君 純米大吟醸 静岡県鑑評会出品酒

を順に試飲していただきました。

最後にお出しした品が 唯一この日のテーマに かかわるものです。



それは  白隠正宗の あまざけ

日本書紀には 絶世の美女とされる コノハナサクヤヒメが

天甜酒(あまのたむさけ)を造った話が出てきます。

コノハナサクヤヒメを祀る 宮崎県の 都萬神社には

「日本清酒発祥の地」の標柱が立っています。

てなわけで 用意したわけですが、この甘酒がとても

美味しかったのです。

米麹 と 富士山の伏流水だけで造られていて

砂糖や保存料はもちろん無添加。

ですから 要冷蔵

消費期限も 5か月と短いです。

自然な甘さがとても艶やかで “飲む点滴” とはよく言ったものです。

720ml 1,080円(税込) と 甘酒 としては高価ですが

日本酒と比べると 決して高くはありません。

今年の夏は    白隠正宗の あまざけ で乗りきりましょう。



 

裏★阿櫻 裏ってなに?

カテゴリー │

今月初めに入荷していたものの、ご案内が遅れてしまった

お酒のご紹介です。

秋田のお酒   阿櫻 です。

それも 裏 です。

何が表で  何が裏か は、世の中のあらゆる事柄と同じで

一言では 言い尽くせません。

そんな 謎の阿櫻 のラベルは こんな感じ。



確かに 阿櫻 の文字が 反転されています。

では お味は いかがでしょうか。


阿櫻さんが創業131年目のチャレンジ酒の一つとして醸した

“雨上がりに咲く紫陽花”のイメージの一回火入れ酒。

“雨上がりに咲く紫陽花”のイメージ って 何?

この表現の裏をたどると  夏らしさ  と  いや違うでしょ

という お酒から派生するイメージは まさに 表裏一体。

私的には 氷あずき  かな。

細かいスペックはすべて内緒となっていますが

50%精米で仕込まれたお酒であることは

口にしてすぐに認識出来ます。

香りは果実というより炊き立て小豆のよう。

含むと適度な酸と落ち着いた旨みが静かに広がります。

サラリとしてはいますが、しっかりとした旨みを主張するところは

普通の夏酒とは一線を画します。

鼻の奥にたたずむ風味がシンプルな氷あずき

のようで なんともクールです。

でも 花のイメージ ではありません。

とにかく 一度お試しあれ。

◆ 裏★阿櫻 純米吟醸無濾過原酒 COOL 28BY





 

華鳩 超うすにごり

カテゴリー │ランニング

今朝は ランニング ではなく 馬込川10キロジョギング

最初の2キロぐらいは、半分寝てました。

梅雨に入っても雨がないので、走るにはちょうど良いです。


さて 日本酒の方は 夏向けの品がいろいろと入荷しています。

去年の秋に 『汐と風』 というタイトルで入荷した純米吟醸

とても評判が良くすぐに完売となった 広島県の榎酒造さん

の1本は 中取り 火入れ酒 でした。

今回は 『汐の音』 という タイトルで 

中汲み 超うすにごり生酒です。





◆華鳩 peaceful 「汐の音」純米吟醸おりがらみ生 28BY


雑誌「dancyu」や「pen」などでも最近よく取り上げられる華鳩。

このお酒は、その華鳩初のおりがらみ生酒です。

おりがらみ率は1%ですから、超うすにごり と言える美麗な1本。

香りはほのかにデラウェアのような白ブドウ。

含むと、かすかなオリが微量な活性ともあいまって

まろやかな中に綺麗かつ多様な味わいを醸しだしています。

中汲みを生のまま低温熟成させているので、ちょうど良い

バランスでフレッシュで上品な味の広がりを認識出来ます。

ラベルデザインがいいですね。

平和の象徴の鳩が瀬戸内海を自由に羽ばたく絵柄です。

肩張りは 雲 だそうです。

やや微発泡のお酒ですが、ピチピチ感を表現するため

 『汐の音』 とネーミング。

特に 女性にお奨めしたい1本です。




 

開運絶好調 純米 山田錦も入荷

カテゴリー │ランニング

昨夜は ジャズライブのあとに一人カラオケをしたのは良いが

その店には 思いがけなく 開運ひやおろし純米 があり

調子に乗って飲みすぎてしまい 今朝は 懺悔ラン(笑)

馬込川北上コースを60分かけて 酔いを覚ましました。

しかし 開運はどのシチュエーションで飲んでも 美味いね。

8か月経った純米酒ですが、老ねるどころか むしろキレイ。

新酒よりいいんじゃないの・・・と惚れ惚れしながら歌いました。

いや 飲みました。


そんな 開運さんですが、 今年は絶好調です。

静岡県清酒鑑評会では 知事賞こそ逃したものの

吟醸の部も 純米の部も 上位に位置し、利かれた方の評価は

皆さんとても高いものがありました。


全国新酒鑑評会では、静岡酵母単体での出品で初の金賞受賞。

これはお蔵の悲願でもあるわけで、見事に達成されました。


さらに 開運吟醸酒が 世界最大級のワイン品評会であるIWC

インターナショナル・ワイン・チャレンジの吟醸部門のトロフィー

つまり 世界№1に輝きました。


そして 先ごろ行われた SAKE COMPETITION 2017


このコンクールは、全国、そして世界から1730点の市販酒が出品。

純米酒、純米吟醸、純米大吟醸、吟醸、Super Premium、発泡清酒の

6部門に分かれ、技術指導者、有識者、蔵元からなる、予審31名、

決審37名の審査員によるブラインドで審査が行われ

純米大吟醸の部では 開運 純米大吟醸が見事に第一位。


純米酒の部では 開運 純米 山田錦 が第四位。

という 素晴らしい成績を修められました。



その 開運 純米 山田錦 がこのお酒です。

◆開運 純米 山田錦 28BY


兵庫山田錦を55%まで磨いて醸された一回火入れの純米酒。

それなら 開運では当たり前のことですが

通常の純米酒とは一味違う上質さを感じとれます。

香りは穏やかですが、一口入れると美麗な旨みが一気に

広がり口中にパラダイスを築き上げるがごとく。

これが純米酒とすると、純米吟醸はどうなるんだ・・・

と要らぬ心配をしてしまうほどに完成度は高いです。

SAKE COMPETITION2017の純米部門で4位に輝くのも

納得の1本。

是非お試しください。










 

爽快辛口の夏酒

カテゴリー │

勝駒6月分が入荷しました。





今の在庫は写真のとおりです。

店売りオンリーで、一種類1本までとさせていただきます。



さて、日本列島の多くの地域が 梅雨入りしたようです。

お酒の方では  梅雨を吹き飛ばす 爽快辛口の夏酒が入荷しました。



酒名の花河童 とはラベルの河童が花火を観ながら

一杯やっているところから命名されたものです。

黄〇さんとは 何の関係もありません。

と書いても  今や判る人は少ないだろうなあ。


◆久礼 超辛口特別純米生原酒 花河童 28BY

辛口を商品名に標榜するぐらいですから、かなり辛い酒?

と飲んでみると、辛いというより爽快な口当たりでした。

夏場にあえて生生の原酒で詰めただけあって

香りはメロン果実のように深くも爽やかな芳香。

含むと、果実のような旨みとスカーッとした辛さが

あとから追いかけてくるので、まさに綺麗で爽快感のある味わい。

旨みが辛さに引っ張られるだけでなくしっかりと幅を持たせながら

香りとのバランスも良く綺麗に流れます。

きっちりと冷してお楽しみいただくのが良いでしょう。




 

夏酒続々 志太泉

カテゴリー │ランニング

今朝ランは 海浜公園折り返しの15キロ

そろそろ 沢蟹が道を横切り始めました。

まだ踏みつけるほど大量には居ませんが

これも夏 ですね。


日本酒の世界でも 夏酒が各蔵から続々と入荷しています。



本日ご紹介するのは 志太泉の純米吟醸 夏酒

まさに 夏野菜 や 夏のお刺身 に合わせたくなる

爽やかな辛口酒 です。

山田錦を55%まで磨き 静岡酵母で醸された一回火入れのお酒

山田錦らしいやわらかく綺麗な酒質。

メロンや梨のような爽やかな香りもかすかに感じられます。

夏野菜などにもぴったりの純米吟醸。

冷しても良し、常温も良しの 様々な温度帯でお楽しみください。

◆志太泉 純米吟醸 夏酒 28BY



 

小左衛門 Dessin 「根っこ」

カテゴリー │ランニング

今週3回目の今朝ランは 街中経由のLSD100分

スローペースと言えども長い上り坂を2つ越し、なかなかきつかったです。


さて、久しぶりの日本酒のご紹介。

岐阜県は瑞浪市の酒蔵 小左衛門を醸す中島醸造さんの1本です。

去年の10月にも入荷しましたが、その時のラベルは

米粒が それも心白を有した酒米が無数にある あれ です。



今回は 米粒ではなく 稲の根っこ

フリーハンドによる鉛筆でのデッサンとCGの画像との組み合わせ

だそうです。

一見すると

NHK「ダーウィンが来た!」に出てくる  ヒゲじい  のようでもあり

とてもユニークなラベルです。

これ  米の根の力強さを表現したものとか。

封緘(ふうかん)の根は 雷光が稲を実らせるという信仰から

稲妻をデザインしたのだそうです。

◆小左衛門 純米吟醸無濾過生 Dessin 「根っこ」 28BY

中身については

契約農家栽培の出羽燦々を57%精米、自家培養酵母にて

醸された純米吟醸無濾過生酒を蔵の氷温冷蔵庫にて低温熟成。

香りはリンゴや洋梨を思わせる厚みのある果実香がゆるやかに

発ちます。

含むと、やわらかい口当たりにふっくらとした優しい米本来の

甘みを感じ、生ならではの微量なガス感がジューシーさを演出します。

鼻に抜ける香りがとてもフレッシュでスイート。

決してクドさは感じないので、余韻を残すもきれいに引いていきます。