阿櫻のスペシャル普通酒

カテゴリー │ランニング

梅雨が明けたら 酷暑が来ました。

今朝ランは いつもの馬込川 のつもりが

体感温度31.1℃ に 熱中症の危険を感じコースを外れて

5キロぐらいでコンビニに避難し、水分を補給。

結果的に 馬込川~街中10キロをゆっくりと。

おかげで  半端でない汗が滴り落ちました。

こんな季節は やっぱ ビール でしょ。 (・ω・)\バシッ

いや ハイボール でしょ (・ω・)\バシッバシッ

いやいや キンキンに冷したスペシャル普通酒でしょ。





スペシャル普通酒の意味が解らんのですが・・・・?

という方にご説明します。

規格外の米を使用すると アルコールを添加しない純米酒規格

であっても いわゆる特定名称酒の純米酒を名乗れず

普通酒になってしまうのです。

規格外の米とは 玄米の大きさがまちまちで三等以下に

区分けされてしまう米のことで、等外米 とか 中米 とも称します。

そんな米を使うことで コスパに優れた1本となっています。




◆阿櫻 亀の尾 生詰め原酒 30BY


1.8L 2484円(税込)

秋田県大潟村産の亀の尾を60%精米した一回火入れの生詰め原酒。

一部規格外の亀の尾を使うことでアルコール無添加の

特別純米仕様にもかかわらず、普通酒となります。

規格外の亀の尾とは、玄米のサイズが小さかったり大きかったり

するものですが、遺伝子はしっかりと受け継いでいるので

なんら遜色がなくお値打ち価格。

原酒ですから、しっかりと味を感じつつも口当たりシャープ

旨みが綺麗に膨らみ適度な酸が返します。

冷やでも冷やしても、燗でもOKな、スペシャル普通酒です。

一升瓶だけですが 是非ご利用ください。





 

白露垂珠の会 開催します。

カテゴリー │日本酒の会

台風6号が近づきつつあります。

おかげで 町内の納涼祭が延期となりました。

梅雨明けは来週ですかね。

そんな納涼祭が似合う夏の日本酒のご紹介です。

白露垂珠を醸す竹の露合資会社さんの杜氏は

本木勝美さん。

全国新酒鑑評会にて4年連続で金賞受賞の実力者。

本木さんは 酒造りだけでなく お蔵で使用する

酒造好適米も自家栽培されており

最近はご子息の嘉一さんとの共同作業だそうです。



その 本木親子が栽培した 特別栽培酒米の改良信交にて

醸されたお酒がこちらです。

◆白露垂珠 夕涼み純米吟醸 改良信交 30BY

特別栽培米とは農薬や化学肥料を5割削減し栽培された米のこと。

その改良信交を55%精米にて仕込まれました。

香りはとても穏やかで、例えるなら

クリンリネスの行き届いたフルーツパーラーの作業場。

含むと爽やかな旨みと軽快な酸味がバランス良く感じられ

ふくよかな味わいの夏酒としてお奨めします。

ただサラサらしているだけでなく しっかりと味わいのある1本。

是非 お試しください。





そして その白露垂珠の会のご案内です。

9月8日 の日曜日に 浜松の誼摩誼摩さんにて開催します。

日時 令和元年9月8日(日)  午後6時00分~終るまで
会場 誼摩誼摩(ぎまぎま)
  浜松市田町331-9 マルケンビル 1F(濱作さんの隣)
       ℡053-458-5530
会費 6,000円
(お酒代・お食事代・消費税込み)


『白露垂珠』は上品な香りと芳醇で柔らかな旨みが特徴の

とても美味しい日本酒。

全国新酒鑑評会にて4年連続で金賞受賞の実績が

その美味しさを実証します。

その金賞酒も含め全8種類の白露垂珠を

誼摩誼摩さんのお料理とともに愉しんでいただきます。

会場となる 遠鉄第一通り駅近くの居酒屋 誼摩誼摩さんは

魚も肉も季節のメニューも新鮮でボリュームたっぷり

日本酒には バッチリと合います。

皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

詳細はこちらです。





 

「奥」 がリニューアル

カテゴリー │ランニング

当地浜松は朝からお日様が顔を出すものの

梅雨が明けそうで  明けません。

こんな季節のランニングは まさに湿度との戦い。

最近は 馬込川10キロを、キロ6分で走るのがせいぜいです。



そして日本酒の世界では 辛口酒 や 淡麗さを主張するお酒

が夏酒として発売されることが多いのですが、個人的には

味のないお酒が苦手 かといって重たいお酒も季節がらNG

つまり 自分が美味しいと思わないものはなるべく売りたくない

と言うか 仕入れたくないので

どうしても シュワシュワ系の爽やかな旨みのあるお酒に

目が行きがちとなります。



そんな背景で入荷したのは 愛知県西尾市の酒蔵 山﨑合資会社さんが

醸した微活性のおりがらみ生酒です。

コンセプト・ワーカーズ・セレクション オリジナルの奥が

中身もラベルも大幅にリニューアルされました。

従来の 「奥feeling」から「奥THE MOON」へと変わりました。

ではなぜMOON なのか?



キャップ下のラベルをご覧ください。

上から 満月-半月-三日月 とデザインされています。

このデザインを アルファベットに見立てると

O K U

と読めませんか・・・・

つまり 奥(オク) なんです。



リニューアル第一弾は 満月 まさに 旨みと爽やかさの饗宴

◆奥 THE MOON満月 純米吟醸おりがらみ生 30BY


愛知県が試作・試験醸造している“夢吟香”を100%使用。

丁寧なモロミ管理のもと滓を残したままの微活性ピチピチの1本です。

酵母とアル分も変え、スッキリとしながらも旨みも感じる15.5度としました。


栓を開けるとプシュッと音がします。吹出すことはありません。

色はカルピスソーダの如く、しっかりと濁っています。

グラスから発つは、オリからくるヨーグルト様のミルキーな香りもありますが

青メロン、バナナのような初々しい香りを感じ、実に爽快な香味です。

含むとシュワシュワの微活性。

ですから日本酒度-1ですがドライに感じます。

奥 本来の旨みと落ち着いた甘みが、ほのかな酸味とともに

口中を潤しますが全体的にはスッキリ、さっぱりとした味わいです。

このまま乾杯の酒としても良いですし、揚げ物やこってりとした肉料理など

脂っこい料理でも、油分を流す効果が期待でき相性は良いと感じます。

お奨めです。




 

萩の鶴 R30の酒

カテゴリー │ランニング

今朝ランは 馬込川上島辺りから赤電ガード下へ迂回し

自宅まで戻る10キロコース

気温は24℃で それほどでもないが

湿度96% は なかなかきついっす。

夏のランニングはまさに持久走なり。

さて R30 と言うネーミングのお酒があります。

宮城県の萩野酒造さんのお酒で、萩の鶴 R シリーズの1本。

以前にご紹介した R20 と同じタンクで仕込まれたものですが

生生のR20に対し R30は パストライザーによる一回火入。

パストライザーとは 熱水のシャワーで瓶を加熱する手法で

短時間で冷やすことができるため、生酒の香りを保ったまま

旨味が増し、すっきりと滑らかで瑞々しい飲み口とすることが

可能となります。



◆萩の鶴 特別純米 “R30”

1.8L 2808円(税込)
720ml 1512円(税込)

わずかですが上品なガス感が残っており、フレッシュで瑞々しい印象。

香りは青メロンや瓜のような若々しさを感じ

口当たりはやわらかく、生酒のR20と比較すると

上品な旨み、クリーンな味わいがより強調されています。

後口もスッキリと楽しめます。

食事を邪魔せず同化する純米酒としてお奨めします。

是非 お試しください。




 

日本酒教室 テーマは酵母

カテゴリー │日本酒教室

昨夜は 日本酒教室 木曜クラス の日でした。

この日のテーマは 清酒酵母

酵母の役割・酵母の仕組み・酵母の種類

などについてお話しました。

酵母は ただアルコールを作るだけではなく

日本酒の香味に与える影響はとても大きなものがあります。

もちろん酵母だけでお酒の個性が決まるわけではありませんが

日本酒造りにおいてなくてはならない、縁の下の力持ち的存在です。



用意したお酒は 酵母の種類別に7種類。

左から

協会9号
協会6号
花酵母ベゴニア
リンゴ酸高生産性多産酵母№77
ブルゴーニュ産ワイン酵母
葛の花酵母 NMZ1112
協会赤色酵母+静岡酵母

を使用した日本酒の数々。

それぞれ個性豊かな香りと味わいがあり

多様性を認識し、楽しむ時間となりました。

どのお酒も美味しかった・・・

なんてことは 絶対に言いません。

美味しい酒もありますし

刺身には絶対合わせたくないな

でも サワークリームを使ったレシピには合うかな

というお酒もあります。

TPO で使い分けていただければ良い。

だから 日本酒の世界は面白いのでしょう。



日本酒教室では 生徒さんを募集しております。

途中からでも ご入会いただけますので、浜松近辺に

お勤め お住まいの 日本酒に興味のある方

初心者の方も大歓迎しますので、是非ご参加ください。


粋に愉しむ 日本酒ワールド 金曜



粋に愉しむ 日本酒ワールド 木曜





 

ガス圧強し 爽快フレッシュ

カテゴリー │映画



ビル・エヴァンスの映画

ようやく浜松にも来たので観ました。

書物などでビルのことは知ってるつもりでしたが

知らない事実もいろいろとありました。

全編 彼の演奏が流れていましたがあくまでもBGM

この映画の肝は 人と言葉 それに尽きます。

ポール・モチアン ジム・ホール ジョン・ヘンドリックス ・・・

鬼籍に入られたジャズアーテイストの声が響きます。

美と真実を追及するのが ジャズ

そして ジャズとは 自分を表現するもの。

どんな境遇が降りかかろうと

何に依存していようと。

観終わってから無性にビルの音楽を聴きたくなる

そんな映画でした。


というわけで 今日は朝から ビル・エヴァンスのアルバムを

流し続けています。

梅雨の曇天には見事にマッチしますね。



そしてお酒の方も 曇天を吹き飛ばす フレッシュな1本を・・

とにかく ガス圧が強いので 開栓には最新の注意を必要とします。

◆久礼 純米おりがらみ本生


1.8L 2700円(税込)
720ml 1350円(税込)

瓶の注意書き通りガス圧がありますので

開栓時は何回かに分けてガスをお抜き下さい。

開栓するとフレッシュな果実様の香りがほのかに立ちます。

含むと、おりがらみ生酒ならではの炭酸ガス分も含んだ

爽快な酸がまず顔をだし、やがてその滓がアクセントとなり

きれいな旨みが広がり、やがてシャープに切れていきます。

後口に上品な酸とキリッとした辛さの印象を残すクオリティは

久礼 ならではのもの。

この味わいだと、バーベQや焼肉にもバッチリと合います。

夏の辛口 発泡おりがらみ をどうぞ。



 

正雪 イノセント

カテゴリー │ランニング

業務連絡です。
7月14日(日)・15日(月) は連休となります。
ご注文はお受けしますが発送は16日以降とさせていただきます。


今朝ランは 馬込川を北上し上島辺りで赤電ガード下へと

迂回し浜松駅方面へまっすぐ南下。

カード下の東側歩道は 広くて きれいで 平坦で

まさにイノセントな歩道。


イノセント と言えば 若い頃に観た イタリア映画を思い出す。

今は亡きイタリア女優 ラウラ・アントネッリ が出てました。

十代の頃 「青い体験」には感化されましたね。

話がめちゃそれました。

イノセント というネーミングのお酒が入荷し、無理やり結び付けています。



イノセント とは 無垢・清廉 という意味です。

正雪の神沢川酒造場さんは 30BYの造りから杜氏が変わり

南部の 榮田秀孝氏が務めておられます。

このお酒のスペックは 従来のものと大差はないのですが

造り手が変わったことで、味わいの違いは確かにあります。

◆正雪 純米吟醸五百万石 INNOCENT 30BY
五百万石50%精米で無垢な美味しさを追求したお酒。

香りは どこまでも穏やか。

粘性もなく上新粉のようなフレッシュな米の風味。

含むと、静岡酒としては穏やかなれど強めの酸がまず顔を出し

やがて五百万石の軽さを生かし

軽快かつなめらかな旨みが口中を支配します。

派手さとは対局の位置にいながら

その存在感を静かに、かつ鮮烈に示します。

数量限定入荷につき、お早目のアクションをお待ちしております。




 

勝駒 入荷してます。

カテゴリー │

本日は梅雨の晴れ間

久しぶりに洗濯物が乾く とカミさんが喜んでおります。

夏場ともなれば 日本酒の世界では 夏酒

各蔵から入荷します。

あくまでも個人的な意見ですが

夏だから辛口 とか

夏だからスッキリ
 という 視点での日本酒は

正直なところ あまり好きではありません。

ただ辛口でスッキリとしたお酒なら、日本酒以外にも

たくさんあるわけですから、せっかく日本酒で夏向けを

飲むのであれば、味のあるもの ほどほどに香りが立つもの

個性豊かなものを飲みたい 
というのが、酒飲みとしての本音です。




で 夏であろうと 冬であろうと 何も変わらない日本酒が

入荷しております。

季節商品という概念は多分お持ちではないのでしょう。

暑かろうが 寒かろうが  美味しいものは美味しい。

そんな スタンスが垣間見えます。

大吟醸
純米吟醸
純米酒
特別本醸造

どのお酒も 店売りのみで販売しております。

ご来店 をよろしくお願いします。

ご来店のお客様だけにお知らせする

秘密の飲み会 の情報も・・



 

萩乃露 「風Kaze」 ガス感心地よし

カテゴリー │ランニング

9月の連休に開催する 金賞酒を愛でる会

ですが、おかげさまでほぼ満杯となり

残りは 15日 日曜日の1名様だけとなりました。

あと1名様のご応募 お待ちしております。


最近 早朝が雨続きで ろくに走れていません。

明日の日曜は 曇りの予報ですからなんとか走れそうですが

4日も走らないとストレスが溜っていけません。

梅雨が明けるのは 果たしていつ頃なんでしょうか。




さて 夏の酒 が各蔵からいろいろと出ておりますが、

こういう 直汲み生の酒も ガス感が口中で広がり

なかなか良いものです。

◆萩乃露 「風Kaze」 純米吟醸 山田錦 直汲み生 30BY

福井弥平商店は 壮大な琵琶湖のほとりにあり、江戸期より

260年の歴史を持つお蔵です。

萩乃露(はぎのつゆ) は 地元と関西近郊で消費されており

全国的な流通量は少ないものの、なかなかの佳酒と評判です。

その萩乃露の地元 滋賀県高島産の契約栽培の山田錦

化学肥料や農薬を通常の5割以下に減らし環境へ配慮した

栽培米で仕込まれたのがこのお酒です。

香りは穏やかで米そのものの香りと、柿、ビワのような橙系果実

のニュアンスもあります。

直汲みならではのガス感もしっかりと残されており

とてもフレッシュです。

口当たりはまろやかで、緩やかな酸と上品な甘みが広がる旨口タイプ。

メリハリの効いた骨格を意識すると同時に後口に辛さを残し

生酒らしいフレッシュさも併せ持ちます。

これからの季節 キンキンに冷してお飲みいただきたい1本。

ラベルは燕が風を切って飛行するイメージで

まさに夏の爽やかな風を演出しています。




 

辛口 純米吟醸雑賀

カテゴリー │ランニング

梅雨が続きます。

合間を縫って雨の上がった時を見計らい走るのですが

いまどきの湿度の高さには、本当まいります。

先日日曜の佐鳴湖は 気温25.6℃  湿度95%

本日の馬込川は 気温22.8℃  湿度98%

どちらも ヨレヨレのランニングとなりました。

湿度が高いと かいた汗がなかなか蒸発しないため

体温が下がらないのです。

すると 身体がオーバーヒート状態となり、きついこと

この上なし。

むしろ 雨が降ってくれた方が体が冷えて心地よいぐらい。

いずれにせよ、こんな時期は走らない方が賢明なんでしょうが

こんな夏場こそ走らなければ・・・というのが素人ランナーの性。

涼しくなったらきっと速く走れるようになる。

と信じているのでした。


さて、お酒の話。

最近 新しくお付き合いしている蔵の紹介が多く、昔から置いている

銘柄を軽んじているのでは・・・・と反省しご紹介するのが

和歌山県の酒蔵 九重雑賀さんのお酒です。

九重雑賀さんは、和歌山市内でもともと赤酢の醸造元として

古くからあるお蔵です。

近年は 紀の川市に蔵を移転し、日本酒とお酢と梅酒を醸造。

赤酢とは、よく熟成した酒かすを原料として作った色の濃い酢

のことで、主に鮨に用いられるお酢です。

現在も 『ココノエ酢』の醸造元として日本酒と酢の両方を醸す

日本で唯一の蔵元でいらっしゃいます。



その九重雑賀さんが、本来の鮨に合う日本酒を目指して

醸されたお酒がこの辛口 純米吟醸で、一回火入の生詰酒

ですが、鮨に限らず食中酒としての存在感を示す見事な1本

と言えるでしょう。


◆辛口 純米吟醸 雑賀 30BY


1.8L  2808円(税込)
720ml 1404円(税込)


穏やかで上品な吟醸香、それは決してフルーティな香り

ではなく酢酸イソアミル系の落ち着いた香りが立ちます。

含むと酸はほどほどにキリリとしたキレのある味わいが

口中に広がり、後口は艶やかできれいな余韻を残すので

今流行りのグルコースたっぷりのお酒でもなく、香り華やか系

のお酒でもない、まさに食中酒としての本流を行く純米吟醸。

こういうお酒は飲み飽きを知らないので、長くお付き合いが

可能な 食欲をそそる まさに“大人の1本”。  

呑みすぎ 食べ過ぎにご注意下さい。