鳴海夕凪

カテゴリー │鑑評会酒屋の仕事

鳴海夕凪

昨日は朝から名古屋へ出向き

名古屋国税局主催の

酒類鑑評会品質評価会へ

品質評価員の一人として参加しました。

今年で3年連続の出席です。

この評価会は二日間にわたって行われ

都合19名が審査を行い東海4県の64場

92点のお酒を利酒しました。

去年まではマークシート方式でカードに記入する手法

でしたが、今年からは タブレットに入力する手法へと

進化しており、最初はタブレットの扱いに不慣れで

戸惑いもありましたが

基本スマホと同じですからすぐに慣れ

スムーズに審査ができたのではないかと思います。

吟醸の部 と 純米吟醸の部に分けられており

伝統的酵母を使用した清酒 から始め

その他の酵母を使用した清酒も

香りの低いものから高いものへと順に

並べられ利酒する方法で進めました。

グルコースをしっかりと感じるお酒が多いのと

香りについては高いものもあれば

穏やかなものもあるものの

全体的にキレイなお酒ばかりです。

大吟醸 純米大吟醸 ですから当然ではあります。

ですから決め手は後半のキレと余韻に重点を置き

審査を進めていきました。

また口に入れた試料を全てを吐き出すのではなく

ごく少量ではありますが飲み込むことで

これはと思うお酒については点数を付けました。

92点すべてを終えるまで4時間弱かかり

終わってからは酔った感覚はありませんが

体力的にかなり疲れました。

酒蔵の皆様は真剣に造られているわけですから

こちらも真剣に評価しないと失礼に当たります。

これは心地よい疲れ とでも言いましょうか。


鳴海夕凪

さて 東海4県とは全くかけ離れた

初めて取り扱う千葉県のお蔵のお酒のご紹介です。

鳴海(なるか)を醸す東灘醸造は

海と山に囲まれた千葉県勝浦という港町

に位置する蔵元で地元向けの

銘柄「東灘」と、直詰という手法でフレッシュさを

閉じ込めた限定流通である「鳴海(なるか)」の

2ブランドを展開しています。

かたやま酒店としては初めて仕入れるお蔵のお酒

となります。


◆鳴海 “夕凪” 純吟山田錦 うすにごり生 4BY


この純米吟醸の山田錦は

生もと造りの生酒で

「爽快なんだけど甘みを感じる味わい」という

コンセプトにしっかりと合致した1本です。

マスカットやライチのような爽快な香りに

生もとおりがらみ由来の乳を思わす

穏やかさも感じます。

含むとうすにごりのシュワッとした微活性感と

リンゴや桃を思わす甘みとともに広がる

旨味の幅が伴うも

その後ストンと落ちるような後切れの良さに

こりゃただものではないな

と素直に認識させられます。

日本酒度:-3 酸度:2.6 アミノ酸度:0.5

アル分13゜という振り幅の大きいこの数値を

見てもそれは感じ取れます。

仕入れ数量を減らされ 次回はいつ入荷するか

判らないお酒ですから、是非今のうちに

お買い求めください。









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