萌酒 ではないけど 神雷です。

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今朝の中日新聞に 静岡市で 萌酒 をプロデュースする
鈴木酒店のことが記事になってます。


彼とは 正雪の山影杜氏の黄綬褒章受賞パーティでたまたま隣り合わせ
いろいろと話をし、静岡の日本酒に オタク文化という独特かつ稀有な
切り口で付加価値を足して販売するその着眼点と心意気に
感心し、手法は全然違うけど、同業者として親近感を覚えました。

彼は オタク という言葉に 誇りを持っているのが印象的で
もはや オタクは ネガティブな表現ではないんですね。
新聞記事がまさにそのことを裏打ちしています。

萌酒 ではないけど 神雷です。


さて、正攻法でのお酒のご案内。
超古典的な文化財のラベルです。
萌酒 でなくてすみません。(笑)

◆神雷 純米酒 夏生原酒

夏酒 として世に出される日本酒には いくつかの
パターンがありまして

①一回火入れの生詰酒
②低アルコールのもの
③ストレートな生酒

共通するのは、口当たりがさっばりと感じられるタイプが
多いということです。

この 神雷の夏酒は、搾られたばかりの荒走りの部分を
生原酒のまま氷温冷蔵庫にて3か月間寝かせた、③の
タイプの熟成酒です。

アルコール分が高く 荒走りが詰められている原酒なら
さぞかし濃醇な味わいか・・・と思いきや、口にすると
これがなかなか軽快でスムースな口当たりなんです。

その理由は この蔵の仕込み水にあるのではないでしょうか。
広島県と言えども銘醸地西条とは違う、標高の高い山奥に立地し
15メートルの浅井戸から取れる軟水が、味の決め手と考えられます。

香りはれんげ蜂蜜のようなスイートな芳香がかすかに漂い
含むと、荒走りとは思えないスムースな口当たり。

生原酒なのに、マイルドな旨みに包まれるのは造りの丁寧さと
氷温貯蔵のなせる技。

鼻に抜ける香りはとても爽やかで、キレもグッドです。

◆神雷 純米酒 夏生原酒



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