静岡酵母の　酒とJAZZとランの日々

昨日は 住吉町の和食料理店 風助さんにて
17名のお客様とともに、和食と日本酒を愉しむ会
を開催しました。



風助さんは今月で開店五周年　その記念イベント
でもありました。

当日はあいにくの雨でしたが、時間通りに
ご集合いただき、滞りなく開催できました。
当日の模様をご覧ください。


午後5時頃に入店し、まずは準備です。
お酒の仕様書と料理のお品書き
そして　グラス類を並べます。


親方は前菜の準備


女将さんはテーブルの準備

定刻6時になり開催です。
まずは　乾杯のお酒。


本日のラインナップで一番高い品をご用意
しました。　私が主催する会では毎回そうです。

獺祭　純米大吟醸 磨き二割三分　遠心分離搾り
華やかで美麗な香り　口に含むと上質の旨みが
一気に広がり花を咲かせます。


前菜は　
木の子浸し　寄せ牡蠣玉子　ゆべし　へしこ大根 柿なます
どれも手がかけてあって、味わいも上品で珍味もあり
見た目もいい感じ。


二番目のお酒は
七田 純米吟醸 雄町50

獺祭の最高峰のあとに飲んでも、決して見劣りしません。
雄町を50％まで磨いた純米吟醸ですが、これは　純米
大吟醸を標榜しても全然OKな完成度。


仕込み水は　天山酒造さんからいただきました。


お料理は　造りです。
鮪　雲丹　金目鯛昆布〆　蛸の炙り　鰆
刺身　ではなく　まさにお造り　という品々。
特に金目が最高でした。

そして　お造りに合わせる酒は
喜久醉 純米吟醸松下米50 22BY

今年の酒ではなく、去年入荷の22BYです。
清冽な口当たりが特徴ですが
見事にきれいな旨みが乗っていました。


続いてのお料理は　煮物
蕪のふろふき 才巻海老 　海老芋の上新粉揚げ　 春菊
玉味噌

白みそに玉子を加えた玉味噌が絶品
海老芋もやわらかくて最高
合わせるお酒は
特別純米 黒鯉川
蔵元自身が、精米歩合50％で仕込んだ
純米酒、純米吟醸を数種ブレンドした特別純米酒です。
味の線がやや太く感じられる軽快旨口純米です。
上品な煮物にはばっちり合いました。




続いてのお料理は焼物
甘鯛の塩焼き　銀杏　むかご　大根卸し　かぼす


ここで　燗酒をお出ししました。
川亀 山廃純米山田錦 21BY 　を上燗(45℃)で

蔵で2年寝かせてから出荷された山廃純米
の原酒です。燗をすることで口当たりがマイルド
になるも、山廃らしい酸と味の幅も感じられ
これも見事に　甘鯛の塩焼きとマリアージュ


続いてのお料理は揚物
桜海老の真丈と鱈白子　甘長美味だし　浅月　紅卸し
桜海老の香ばしさがたまりません。


合わせたお酒は
獅子の郷 純米大吟醸 愛山

香りは控えめですが、しっかりと味のある純米大吟醸
ゆかしい貴婦人のようなお酒で、これも見事にマッチ。

最後にお出ししたお酒は
蓬莱泉　純米大吟醸　吟

空　を蔵で三年寝かせた限定品です。
最後はガツンとした品をご用意しました。
熟した味わいもほのかに漂う、まさに味吟醸。


お料理は酢物
ドーマン蟹寄せ　三つ葉　針生姜　胡瓜　パプリカ
浜名湖のどうまん蟹が凝縮された見事な蟹寄せ
でした。　最高峰の酒と伍して溶け合う一品。


御飯ものは
栗おこわ玉〆 軸三つ葉
これでお酒が飲めてしまう味わいのある食事。



デザートは　女将特製のさつまいもを裏ごしした
自家製アイス　柿のかりんとう付き

この日のラインナップです。



今回の会は　最初から最後まで酒と料理の
マッチングがすべてうまく行きました。
手前味噌かもしれませんが、満点に近い
のではないでしょうか。







お客様の反応も上々で、笑顔でお過ごしいただけた
充実の3時間となりました。

ご参加いただいた皆様
素晴らしい料理を提供していただいた親方　
細かい気遣いとサービスに務めてくださった
女将さん。
皆様本当にありがとうございました。
またやりましょう。