2020年03月05日10:53
2020年3月4日 掛川市の土井酒造場さんにおいて
開運 初蔵純米中汲み の上槽が行われるということで
その様子を見に行きました。
通常 土井酒造場さんでは 純米酒クラスのお酒は
ヤブタ式(写真の右側の機械)での搾りとなるのですが
初蔵純米は特別にお願いして、槽(ふね)による手作業で
上槽していただくものです。
なぜ そんな手間のかかることをするかと言いますと
槽による搾りでは 中汲みを取ることが出来るからです。
透明感と美麗な旨みの純米酒となるのです。
この作業の3日前は純米大吟醸の搾りがあり、酒袋は
そのとき使用した物を粕だけはがしてそのまま利用しています。
槽による搾りは今季はこれが最後となるそうです。
作業は二人一組で行われます。
一人が醪を袋に注入する間に、もう一人は袋を槽にそっと置きます。
口はただ折り曲げるだけで、縛ったりはしません。
その作業を繰り返し積んで行くことで、自重でお酒は染み出てきます。
杜氏さんが 荒走りのお酒をお猪口に注いで下さいました。
うすにごりの 搾りたてそのものを試飲しました。
今年はどのお蔵も米が溶けにくい と聞いていますが、このお酒も
まさにそれで、キリリとして軽快な口当たりのやや辛口の仕上がり。
日本酒度は+4ぐらいだそうです。
それでも 開運ならではの芳醇な旨みも顔を出します。
キレはとても良いですね。
醪タンクの様子はこちらです。
タンク下部の呑み口からホースを伝わって上槽室まで運ばれます。
上槽中は醪が均等に送られるよう、ときどき櫂にて撹拌をする
必要があり、たまたま杜氏さんがやっておられました。
こうして槽の上段まで積まれると作業は終了です。
今回は 約2000L 1.8L瓶で1100本分のお酒が上槽されました。
このあと 滓下げと瓶詰めが施され商品として入荷するのは
3月の終り頃の予定です。
コロナウイルスが少しでも収束していれば良いのですが。
ご期待ください。
蔵では、大吟醸、純米大吟醸の斗瓶取りを取ったあとの斗瓶が
干してありました。
今年は粕歩合が高くて、斗瓶取りのお酒の本数はかなり少なかった・・
とお聞きしています。
こちらの入荷も楽しみです。
開運 初蔵純米中汲み の上槽≫
2020年3月4日 掛川市の土井酒造場さんにおいて
開運 初蔵純米中汲み の上槽が行われるということで
その様子を見に行きました。
通常 土井酒造場さんでは 純米酒クラスのお酒は
ヤブタ式(写真の右側の機械)での搾りとなるのですが
初蔵純米は特別にお願いして、槽(ふね)による手作業で
上槽していただくものです。
なぜ そんな手間のかかることをするかと言いますと
槽による搾りでは 中汲みを取ることが出来るからです。
透明感と美麗な旨みの純米酒となるのです。
この作業の3日前は純米大吟醸の搾りがあり、酒袋は
そのとき使用した物を粕だけはがしてそのまま利用しています。
槽による搾りは今季はこれが最後となるそうです。
作業は二人一組で行われます。
一人が醪を袋に注入する間に、もう一人は袋を槽にそっと置きます。
口はただ折り曲げるだけで、縛ったりはしません。
その作業を繰り返し積んで行くことで、自重でお酒は染み出てきます。
杜氏さんが 荒走りのお酒をお猪口に注いで下さいました。
うすにごりの 搾りたてそのものを試飲しました。
今年はどのお蔵も米が溶けにくい と聞いていますが、このお酒も
まさにそれで、キリリとして軽快な口当たりのやや辛口の仕上がり。
日本酒度は+4ぐらいだそうです。
それでも 開運ならではの芳醇な旨みも顔を出します。
キレはとても良いですね。
醪タンクの様子はこちらです。
タンク下部の呑み口からホースを伝わって上槽室まで運ばれます。
上槽中は醪が均等に送られるよう、ときどき櫂にて撹拌をする
必要があり、たまたま杜氏さんがやっておられました。
こうして槽の上段まで積まれると作業は終了です。
今回は 約2000L 1.8L瓶で1100本分のお酒が上槽されました。
このあと 滓下げと瓶詰めが施され商品として入荷するのは
3月の終り頃の予定です。
コロナウイルスが少しでも収束していれば良いのですが。
ご期待ください。
蔵では、大吟醸、純米大吟醸の斗瓶取りを取ったあとの斗瓶が
干してありました。
今年は粕歩合が高くて、斗瓶取りのお酒の本数はかなり少なかった・・
とお聞きしています。
こちらの入荷も楽しみです。