温故知新なトランぺッター

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いまさらですが 温故知新 という言葉があります。

広辞苑で引くと
 
 古い事柄も新しい物事もよく知っていて
 初めて人の師となるにふさわしい 
の意と出ていました。

最近ゲットしたジャズアルバムを聴いていて
自然と この言葉が浮かびました。

唐口一之という トランぺッターの初となるアルバムで
関西を中心に活躍する彼は私より若干年上ですから
キャリアは十分でしょうが、アルバムは初めて。
そして、今まで出ていなかったのが不思議なぐらい
いいアルバム。

まず 音が艶やかで美しくてメリハリが効いていてダイナミック
選曲は ヴォーカリストのアルバムかというぐらいに私好み。
思わず口ずさみたくなるような愛おしいスタンダードが次々と。

でも 決して単なるスタンダード集にあらず。
彼の演奏は、奇をてらうこととは無縁の端正なスタイルながら
音に深みがあり包容力があり親しみやすいのです。

バリバリのハイノートで聴かせるのではなく、歌うように吹き
しゃべるように鳴らす。そして 聴き手の心に追憶と慕情を
回帰させ潤すのです。

そんな日本酒もあります。
あえてお米を磨くことをせずに、本来持っている旨みを
雑味とは無縁な形で表現し、飲み手の五感を潤す酒。

七田の七割五分磨きの ひやおろし純米のこと。

温故知新なトランぺッター

というわけで、並べて写真を撮りました。


唐口さんの演奏はYoutubeでお愉しみください。

ブルー・ボッサ
唐口一之(tp)&鈴木一郎(g)


まさに 酒はJAZZ 



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