日本酒講座

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昨夜は日本酒講座がありました。
テーマは 醪(もろみ)
特に 三段仕込み についての、解説です。

日本酒講座

醪の仕込みは、通常4日間で3回に分けて行われます。 
酒母に対して、麹、蒸し米、水などを3回に分けて
投入することで、安全な醪造りを行うことが基本と
なります。

ところが、日本酒の世界には、四段仕込み や
六段仕込み、果ては 十段仕込み なんて酒も
あります。

講座では、基本はあくまでも 三段仕込み。
四段などの多段法は、お酒としての個性、特に
甘口で濃厚な味わいを作り出すためのもので、
段が多ければ、手間がかかっているから高級酒
という訳では決してないということを、説明しました。

そして、試飲タイムはそのテーマに沿ってのセレクト。

日本酒講座
右から

◆菊水 辛口             
◆菊水 本醸造 四段仕込み   
◆吉乃川 本醸造 六段仕込み  
◆大関 十段仕込み         


菊水の2本は、三段仕込みの酒と、同じ蔵 同じスペックでの
四段仕込みの酒との 飲み比べ。
やはり 四段仕込みの酒は、甘みが前面に感じられます。

吉乃川の六段仕込みは、甘さがあるものの、菊水の
四段に比べると控えめでした。

そして、大関の十段仕込み。
兵庫産山田錦を40%精米して、50日の醪日数で仕込んだ
(普通は20日、吟醸酒でも30日)超甘口の純米大吟醸でした。

十段も仕込みを重ねると、膨大な量にならないかと、率直な
疑問が湧くところですが、大関お客様相談室に問い合わせ
たところ、四段以降の仕込みには、麹と蒸し米のみで、水は
使わないとか。

貴醸酒に近い、濃厚な甘みを伴ったエキス分を直に感じる
味わいで、後口は精米歩合が高いだけあって、さっぱりと
切れました。
 ちなみに小売価格は 720ml 4975円です。

正直なところ、講座でなければ、仕入れることもない日本酒
かもしれませんね。

さて、毎回こんな内容で進めている 日本酒講座ですが
10月から、新たな期がスタートします。毎月第三木曜日の
午後7時から、8時半まで。 浜松駅近くのアクトシティの
8階で開催中。

日本酒に興味のある方、わいわい言いながら試飲をし、
知識の習得にもつながります。 生徒さんを募集しているので
是非ご参加ください。 お待ちしております。

ちなみに、第三期の蔵元ゲストは、喜久醉の青島専務に
お越しいただく予定です。

詳細、お申し込みは NHKカルチャーまで

『知る・飲む・愉しむ日本酒講座 2011.10月~3月』
全6回 日程

1. 10/20(木)
お酒とは? 復習

2. 11/17(木)
醪 って何? 後編
日本酒が出来るまで⑧

3. 12/15(木)
搾りから瓶詰めまで 復習
日本酒が出来るまで⑨

4. 1/19(木)
お米の話

5. 2/16(木)
杜氏の話

6. 3/15(木)
蔵元ゲスト
喜久醉 青島酒造専務 青島伝三郎氏



 
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