開運初蔵純米中汲み の上槽に立ち会う

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開運初蔵純米中汲み の上槽に立ち会う

先日日曜の午後 開運は土井酒造場を訪れ
開運初蔵純米中汲み の上槽作業を見てきました。

この日は美禄会が夕方からあり、長居はできなかったのですが
美禄会で振舞う波瀬正吉斗瓶取りを分けていただくことが出来
行って正解でした。

開運初蔵純米中汲み の上槽に立ち会う
開運さんの純米酒は この写真にある ヤブタ式の機械で搾る
のが通常なんですが、この搾り方だと 中汲み と言う 部分を
取り分けることができないので、特別にお願いして、純米酒の醪を
毎年槽(ふね)で搾っていただいてます。

開運初蔵純米中汲み の上槽に立ち会う
二人一組で作業を進め、一方がタンクから送られてくる醪を
酒袋に半分弱入れます。

開運初蔵純米中汲み の上槽に立ち会う
そして 袋を置いて口を丁寧に折り曲げます。
この作業の繰り返し。

開運初蔵純米中汲み の上槽に立ち会う
醪タンクはこちらです。 櫂を入れて撹拌します。

開運初蔵純米中汲み の上槽に立ち会う
タンクの底の呑み口から ポンプを使って 槽場に送られます。

開運初蔵純米中汲み の上槽に立ち会う
土井会長が ひしゃくを持ってきて 醪をすくっておられます。

開運初蔵純米中汲み の上槽に立ち会う
米粒が浮いているのは、醪だから。 このままの状態だと
どぶろく 濾す作業をしなければ 日本酒にはなりません。
炭酸ガスをかすかに感じるフレッシュな味わい。
このままでも 十分に美味しい。

開運初蔵純米中汲み の上槽に立ち会う
袋が幾重にも積まれると、自重で酒が搾られ 槽口から
滴り落ちる液体 これこそが搾りたての日本酒 というわけです。

開運初蔵純米中汲み の上槽に立ち会う
今度は 榛葉杜氏が その滴り落ちる 正真正銘の搾りたて中汲みを
利き猪口に溜めてくれます。

開運初蔵純米中汲み の上槽に立ち会う
原酒そのものですが、なんて 柔らかな口当たりなんでしょう。
ヤブタで搾る無濾過純米とは 明らかに違う味わいです。

開運初蔵純米中汲み の上槽に立ち会う
このお酒が瓶詰されて 開運初蔵純米中汲み となります。
発売は4月の初めころになるでしょうか。
入荷が楽しみです。

開運初蔵純米中汲み の上槽に立ち会う
前日の土曜の夜は、静岡県清酒鑑評会で ダブルの知事賞を
受賞され、若い蔵人さんたちと祝杯をあげたとおっしゃる 榛葉杜氏。

バリバリの大吟醸から 普段飲みの純米酒 普通酒に至るまで
どのクラスのお酒も素晴らしいのが 開運さんです。
波瀬正吉さんのあとを見事に引き継いでおられます。



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