地ねた屋 参加

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昨夜は 月一居酒屋 地ねた屋 に参加しました。
これは、地元静岡県の食、酒、人、を楽しもう
という企画で、 中野さん や 小林くん が世話役になって
毎月開催している “怪しげな会”

場所は、浜松市中沢町にある、日替わりシェフによる
ランチを提供するコミュニティレストラン
てまえみそ さん。

“怪しげな会”というのは、ほんの冗談のつもりでしたが
挨拶で軽くジャブをふると、ある人からフックだストレートだと
鋭い突込みが返ってきたところなど、やはり“怪しげな会”
かもしれない(笑)

なぜ参加したかと言うと、しずおか地酒研究会の代表で
ライターの 鈴木真弓さん が、映画『吟醸王国しずおか』の
パイロット版の試写をするというので、かけつけた次第。

地ねた屋 参加
真弓さんは、この映画作りに懸けておられます。
撮影はすべて終わっているのですが、編集に時間と労力と
お金がかかるようで、各地で試写をして応援団を一人でも
増やしたい というのが彼女の願いのようです。

地ねた屋 参加
パイロット版には、貴重な映像が端的にまとめられていました。
磯自慢の名杜氏 多田信男さんの大吟醸麹造り。
撮影途中で亡くなった波瀬正吉さん生前最後のインタビュー。
世界で初めて撮影に成功した、山田錦の米の花が咲く瞬間。
他にも、静岡県の酒蔵の あの顔 この顔がいっぱい出てきます。

どこにでもあるプロモーション映画ではなく、人に焦点を当てた
構成で、しずおか吟醸とはなんぞや という命題に、ちゃんと
応えている。なにより、観たあとに 日本酒が飲みたくなる欲求に
かられる。これは素晴らしいことでしょう。
単なる酒飲みが観たからだ。 という意見もありますが(笑)

試写のあとは、本来のお酒と食事の宴の始まり。
この日のテーマは、映画に出てくる蔵の酒を飲み比べること。

地ねた屋 参加
磯自慢 別撰本醸造 21BY
若竹 特別純米 風香 21BY
初亀 特別純米 21BY
初亀 特別純米 原酒 20BY
喜久醉 特別純米 21BY

以上5点の日本酒が順に出たのですが、
注目は 初亀の2本の呑み比べ。

この映画に出てくる 初亀の新杜氏としてクレジットされている
西原光志さんは、現在志太泉の杜氏として活躍されています。
初亀の平成21年度の造りからは、その西原さんのもとで頭として
働いていた辻村和則さんが杜氏となっています。辻村さんは以前
高知県の蔵(土佐しらぎく)で杜氏をされていた実力者です。

で、初亀 特別純米 21BY は現在の辻村和則さんのお酒。
そして、私が持ち込んだ 初亀 特別純米原酒 20BY は
西原光志さんのお酒 というわけです。

面白いもので、明らかに味の線が違うんですね。
原酒のほうは一年以上冷蔵庫で寝ているという違いがあるものの
まったりとした旨みが、舌にまとわりつきます。
一方 21BYの純米酒のほうは、キリリとした軽快な辛口で
キレがとても良い。確かに、辻村さんになってから初亀の
レギュラー酒の日本酒度は、+6ぐらいと高くなっています。

出席された皆さんにも、その違いを理解いただけたようで、
人が変わると味が変わる という端的な例を実感されたようでした。

地ねた屋 参加
宴が終わり、バスで浜松駅まで着くと、金曜の夜恒例の
遠トリのストリートライブが始まっていました。
先日の御礼を言って、ラ・フィエスタをリクエスト。
相変わらず熱い演奏を繰り広げますね。

さて、『吟醸王国しずおか』の試写会が掛川で予定されています。

■6/27(日)掛川会場

 ●日時/6月27日(日) 15時~ 随時上映
 ●会場/<試写> 掛川駅前ターミナルホテル1階「駅前天国PACCHI」
  <はしご酒交流会>「さんぱち屋」「蔵」3店舗とも掛川駅徒歩3分圏内
 ●費用/1,000円 試飲・おつまみ付き
 ●申込/吟醸王国しずおかHPにて受付中 当日参加もOK

詳細は こちら をご参照ください。

さて、今夜は ジムの飲み会 初参戦です。
また何か面白い酒を持ち込もうかと思います。


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