エラ & パス アゲイン

カテゴリー │CD

朝一番の仕事 それは 今日のBGMを決めること。

年の瀬の慌しい時期に、一体どんなジャズを店内で

かけると、しっくりとくるか?

ピアノトリオ  ワンホーンのハードバップ 

お色気満々の女性ヴォーカル 

いえいえ 選んだのはこれ。

Fitzgerald & Pass ... Again
試聴はこちら


エラが失明の危機から再起した後に録音された、ギターのジョー・パス

とのデュオアルバムの第2弾。

枯れた中に円熟の色気を漂わせる独特の歌声が、心に沁みる。

仕事をやり遂げたあとに、坊やお疲れさん と語りかけてくれる

そんな気にさせるアルバムです。

第1弾の TAKE LOVE EASY も素敵だけれど、肩の力が抜けているのは

このアゲインの方。



親戚のおばさんからいただいた、お正月飾りの葉牡丹とのセッティング

うーん このアンバランス感がいい・・(笑)

日常のジャズとは、こういうことなのかな。

来年も、『酒とジャズの日々』を貫くぞ。

皆様 良いお年をお迎え下さい。




 

ようやく一段落

カテゴリー │日常

クリスマス以降ネット注文に追われ、朝から深夜まで

パソコンの前にいても、ブログもミクシーも

更新がまったく出来ない状態。

いやー 忙しかった。  ようやく一段落しました。

そして昨日ぐらいから今度は店が忙しくなり、

普段お付き合いのある方も、いろいろとご来店。

ラジオパーソナリティのKさんご夫妻。

ヴォイトレ先生のNさんもご主人と。

飲み屋でよく会うN君も、日本酒をいろいろとセレクト。

実家にお送りすることに。

料飲店も、ほとんどの店が今日が最終納品。

12月の大きな山をようやく越した、そんな一区切りです。

今年もあと一日。

正月三が日は、しっかりと休んで、うまいもの食って、

美酒を飲むぞ。  メタボまっしぐら・・・

   正月明けのワウディが怖い(笑)



 

ブログを書く暇もない

カテゴリー │日常

今年の年末は、かつてない忙しさです。

ブログを書く暇もない・・と言いながら書いてます。

テレビの小田和正の番組を耳で楽しみながら。



さだまさし とのデュエット曲 『たとえば』 良かったねえ。



お正月が近づくと、やはり日本酒の需要は高まります。

麹香がふくよかに漂うしぼりたて、大吟醸などの高級酒、

冬ですからお燗に合うお酒も出ますね。

焼酎は相変わらず 七田大吟醸焼酎がダントツの人気。

もちろん芋焼酎も売れますが、一時ほどの勢いはありません。

梅酒は、堅調に売れ行きを伸ばしています。



さて、こうして夜遅くまでかかってネット注文のお返事を書くも

大変なのは梱包作業を行う、うちの奥さん。

昨日は一人で27個の仕事を成し遂げました。

一升瓶が6本の荷物もあれば、720mlと一升瓶の混載もあり

サイズの違う梅酒ばかり24本というのもあります。

私が配達に出ると、店番をしながらですから、なおさらです。

朝から初めて夕刻ギリギリになんとか間に合うような状態。

さて、そんな奥さんに強い味方がいます。

それは0123の軍手です。



荷物によっては、PPテープでしっかりと留めないといけない

ものもあるのですが、もちろん機械などありませんから手作業。

素手で行うと、力が入らずなかなか大変。

そこで、大学生の息子がアート引越しセンターでバイトした時に

支給された、いえいえ強制的に買わされた軍手があることを思い出し、

試しに使ってみたら、これがスグレモノ。

手のひらの部分に、ゴムが一面コーテイングされているので、すべらない。

無理なくすいすいとPPテープを締めることが出来ました。


今年もあと6日。

一年の集大成でもある年末商戦も、最後の追い込みです。

カンバリましょう。


 

椿 三十郎

カテゴリー │映画

年内最後の休日を利用して、映画 椿三十郎 を観る。



封切り後何日か経っているので、プレミアムスクリーンが

1000円(50オーバーの夫婦二人で2000円というアレ)だった。

これはお徳。 しかし、映画館は果して儲かるのだろうか。


さて、映画の方はと言えば、黒澤作品と全く同じ脚本のためか

どうしても役者を比較し、観てしまう。

織田裕二の三十郎は、三船敏郎の野性味と迫力に比べるべくもないが

殺陣など、熱演はしていた。 ただ言葉が明瞭すぎるね。

どの役者も、黒澤作品でのキャラを凌ぐ人は見当たらなかったが

中村玉緒だけは、入江たか子に迫る味わいを醸しだしていたように思う。


映画としてはリメイクであっても、それなりの楽しみ方があるので、

下手な脚本で違う映画にしてしまうことを考えれば、評価できる。

ところが、笑いのシーンだけは、オチが判っているので、

もう一つ笑いきれないもどかしさがある。

横に居た若い女性三人組が、ゲラゲラ笑っていたのは

きっと黒澤作品を観ていないからだろう。


ラストシーンに黒澤作品のような血しぶきがないと聞いていたが

本当になかった。

ではどうなるのかと、期待していたが、うーん・・

小細工が過ぎて、もうひとつ伝わらない。

少なくとも、背中がゾクゾクと来るようなシーンではなかった。

ただ、黒澤映画へのリスペクトは、十分に伝わった。

今度は用心棒をリメイクするのかな。




 

元氣玉 をご紹介

カテゴリー │FMハロー

今年最後の放送が無事終わりました。

今回取り上げた焼酎は、『野菜焼酎 元氣玉』
芋をベースにした、なんと野菜の焼酎なんです。



■本格野菜焼酎 元氣玉 25゜
        げんきだま  
               [熊本県・深野酒造(株)]
 
       1.8L   2,940円(税込)  
       720ml  1,575円(税込) 
                
原料:甘藷(紫芋、鳴門金時、安納芋)・米こうじ・
玄米(赤米、黒米、緑米、紫米、神力)・粟・稗・黍・アマランサス・麦・
キャベツ・サニーレタス・ほうれんそう・小松菜・紫蘇・バジル・ミント
・ローズマリー・水菜・レタス・もやし・茗荷・アスパラガス・白アスパ
ラガス・瓜・茄子・緑茄子・唐辛子・南瓜・ピーマン・トマト・玉蜀黍・
大豆・大根・蕪・人参・牛蒡・里芋・玉葱・生姜・椎茸・マッシュルーム
その他全部で93種の野菜
    
野菜の元氣をギュギュッと凝縮した、飲めば元気が湧いてくるような本格焼酎。

九州の料理人と野菜ソムリエが力を合わせ、93種の元氣野菜を集結。
芋の甘み、ミントやバジルの爽やかさ、生姜や唐辛子などのスパイシー感
が織り成す、唯一無比の高貴な味わいをお楽しみいただけます。

香りは爽やか系の芋焼酎、口に含むと複雑で優雅な風味がいっぱいに広が
ります。これは豊富なハーブの影響なのでしょう。香りを追っていくうちに、
様々な野菜たちのうまく重なり合った香りにたどり着きます。
 
鼻に抜ける香りは、常圧蒸留の麦焼酎のそれにも似て、香ばしさが心地よく
残ります。そして、余韻が長く続くのが特徴。
その豊かな味わいに感動しているうちに、柔らかく、スムーズに、そして
エレガントに喉を通っていきます。

この焼酎は、まさしくロックがお奨めです。

直子さんには、基本は芋焼酎なんだけど、後口のスパイシー感が
なんとも魅力の面白い焼酎ですね。と感想をいただきました。

さて、今回のジャズナンバーですが、もうすぐクリスマスですから
ジャズシンガーが歌うクリスマスソングということで
ダイアナ・クラールがビックバンドをバックに歌う
『サンタが街にやってくる』Santa Claus is coming to town

パースあり、フェイクあり、のいかにもジャズらしいアレンジの
ナンバーを流していただきました。



 

今日はラジオの日

カテゴリー │FMハロー

毎月第3木曜は 本格焼酎の日。

この番組でお話をするようになって早1年が経ちました。

思えば1月から毎月2回ずつ出演して、今回で24回目。

だから、生放送にもかかわらず、緊張するということがなくなりました。

これが果して良いことなのかどうかは判りませんが。


このお話を受けて良かったことは、自分の仕事を整理する時間を

与えられたこと。

人に説明するというのは、自身がしっかりと理解し、まとめていないと

出来るものではありません。

当たり前のようなことかもしれませんが、意外と日常の中で

おろそかになっていたりするものです。

そして、この番組を聞いてご来店になる方が、めっきりと

増えてきたこと。これは素直にうれしいですね。

私の場合、ギャラをいただいているわけではなく、

もちろんスポンサーでもありません。

あくまでも酒を扱う専門店の店主としてお話をしているだけなんですが

じわりじわりと波及効果が出ているのが判ります。

ある意味、ギャラをいただく以上の恩恵を受けているのだと、感謝

しなければいけませんね。


さて、今回は焼酎ということで、変わりダネの1本をご紹介します。



その名も 『野菜焼酎 元氣玉』

いつものように、試飲瓶とCDを持ってスタジオに伺います。

流していただく曲は、ジャズシンガーが歌うクリスマスソング。

聞いてくださいね。

FMハロー ハート・オブ・ライフ 76.1MHz 
デリシャスガイド お昼12:30過ぎから



 

おそうざい屋 さや

カテゴリー │おいしい店

繁忙期の昨今、お昼はほとんどお弁当です。

よく利用していたのが、知○屋。

ところが最近はもっぱら ここ

『おそうざい屋 さや』 
竜禅寺町36-1  電話 053-455-3298

竜禅寺小学校の西通用門のまん前。

朝10時から夜の11時まで開いている。

遅くまで頑張るお店なんです。


どうしてここかというと、まず、美味しいから。

素材はすべて手をかけて、丁寧に作っている。

インスタントな、例えば揚げるだけの食材など見当たらない。

二つ目に、メニューが豊富。

おそうざいはもちろん、おでんやギョーザ、もつ煮などバラエティ豊か。



いつも日替わりのおすすめ弁当 御飯付きで630円

を注文するのですが、毎回おかずが違うので飽きがない。

そして、お店の奥さんの愛想がいい。

これは重要なポイントですねえ。(笑)

ブログで紹介してもいい? とおうかがいを立てると

笑顔で写真に納まってくださいました。



だからどんなに忙しくても、ここのお弁当だけは私が取りに行きます。
別に下心は何もありませんよ。

多分ですが・・




 

慣れる ということ

カテゴリー │フィットネスクラブ

久しぶりの平日ワウディ。

クリスマスイベント ということで、スタッフがサンタの

帽子やひげをつけて動いている。 

だからどうなんだ と言われれば どうなんだろう。


パワーフィットは、10月までのバージョンの復活。

違う曲で行うことで、当然使う筋肉も変わってくる。

すると、あれだけ慣れていた筈なのに、新鮮な疲れが生じる。

つまり、フィットネスとは、慣れてはいけないのである。

ダンスのように表現が目的ではないから、慣れることは

運動のクォリティを下げることにつながる。

心はリラックスしても、肉体は緊張感を維持させることが肝要。

なかなか奥が深いね。




 

開運蔵見学会 やります。

カテゴリー │イベント

毎年恒例の開運蔵見学会を、来年も1月27日(日)に行います。



そもそも酒蔵というものは、造りの最中にお邪魔してこそ、

その醍醐味が味わえるというもの。


あのモロミのぶくぶくと泡立つ姿、酵母の生命力、酒米の白さ、

そしてふくよかな麹香、どれもこれも間近に感じてこそ価値があります。

しかし、多くのお蔵は、そんな忙しい時に来てもらっても・・・

と断られる場合が多いのですが、私たちが主催する開運蔵見学会は

土井社長のご協力のおかげで、今回で8回目になります。

地元の常連さんはもちろん、東京や関西方面からもお越しになる方が

毎年必ずいらっしゃいます。

この会、最初は浜松から大型バスをチャーターして行ったのですが

バスというのはお金がかかるシロモノで、はっきり言って赤でした。

そこで、つま恋さんの協力を得、マイクロバスをお借りしての開催。

するとなんとかトントンになり、毎年続けることができるという次第。


蔵に着くと、土井社長と波瀬正吉杜氏が出迎えてくださいます。

当日は、見学者の方をいくつかのグループに分けるのですが

運が良ければ、あの能登杜氏の名人 波瀬正吉さん自ら、蔵を案内して

いただけるかもしれません。ただし、おっしゃってることの半分しか

聞き取れませんが・・(笑)

でも、こんなチャンスはめったにないでしょう。

もちろん、土井社長も丁寧懇切に案内していただきます。

いろんな質問をぶつけても、真摯にお答えいただけるし、

開運のお酒に誇りを持ち、愛していらっしゃるんだなあという

熱意が伝わってきます。


見学会が終わったら、つま恋で宴会です。

これも実に楽しい。

お酒はもちろん開運。

ひょっとしたら、タンクから汲み上げたばかりのピチピチの大吟醸が

飲めるかもしれません。



そうそう、利き酒テストも開催します。

去年は正解者が1名しか出なかったので、今年は

もう少し優しいサンプルにしようかな。

実費になりますが、会の終了後 つま恋の温泉に浸かって帰る

という手もあります。


ちょっとした日帰り旅行に、いかがですか。

ただいま、参加者募集中です。

詳しくはこちらをどうぞ。





 

いつの間にか横断歩道が

カテゴリー │日常

ヤマハとみずほ銀行の交差点に横断歩道が敷かれた。

地下道は閉鎖。ホームレスは一体どこへ? どこでもいいけど。

おかげで、渋滞に巻き込まれる。

静銀とサークルKの間の信号を右折しようものなら、

たった50メートルの距離を行くのに何分待たされることやら。

そりゃそうだ。

今まで車オンリーの交差点に、歩行者がぞろぞろと

横断するのだから、青信号で右左折できる車両はせいぜい2、3台。

信号のシステム規定のままで、横断歩道を作るなよな、中央署。

そこはスクランブルにしないとダメだろう。

で、最近は静銀を右折せずに直進し、東横ホテルの前で右折して

小道を抜けて大通りに。

果していつまでこのルートが通用するのか。

大丸が出来るまで、街中はゴタゴタしますね。




 

國香訪問

カテゴリー │酒蔵

袋井市の國香酒造を訪問する。

朝から搾りがあると聞き、それに合わせて9時半に着くと、

槽(ふね)のある作業場からモロミの甘い香りが。

でも、それは酒粕の香りであった。



まだ粕はがしの作業中。つまり、酒袋の中の酒粕を取り除く作業。

これが終わらないと、搾りが始まらないので、お手伝いすることに。

前々日に搾られた純米の粕は、まだしっとりしており、香りもふくよか。

酒袋というのは、何回か使い続けるのが普通で、決して

その都度洗うようなことはない。



モロミは、ポンプの力で槽(ふね)までホースを通じて運ばれる。

初めて搾りを見学した10年ほど前は、手作業でタンクから運び

袋にひしゃくを使って3人がかりで詰めていた。

今は、松尾杜氏一人ですべてを行う。



袋の2/3ぐらいまでモロミを注入し、袋の口を折り曲げ

槽(ふね)の底に静かに置く。



この単純な作業を繰り返し、やがて槽は、モロミの入った袋が

うず高く積まれていっぱいに。



槽口(ふなぐち)からは、重力に押されてにじみ出た酒が

ゆっくりと滴り落ちる。 これが“荒ばしり”となる。


さて、訪問の目的は搾りの作業風景ともう一つ、今年のお酒を利くこと。

12月の造りは、純米吟醸の50%精米と60%精米、そして

特別純米と特別本醸造の4本立て。

純米大吟醸は仕込まなかったようだ。純大は3月まで待たなくてはならない。



原酒生の搾りたてを、右から順に利く。

◆特別本醸造  ガツンと辛口な仕上がり。

◆特別純米酒  旨みとやわらかさが同居するも、キリリとした後口。

◆純米吟醸 伝一郎 60%精米  透明感があって、綺麗な口当たり。  

◆純米吟醸 50%精米  味の線は伝一郎に近いものの、キレの良さは秀逸。

どの酒も、期待どおりの出来栄えであった。

搾り作業は今週一杯で終え、来週は瓶詰め。

商品として入荷するのは、早くても来週末になるだろう。

今しばらくお待ち下さい。




 

ちょっと ヒヤヒヤ

カテゴリー │FMハロー

FMハローのラジオ生放送。

テーマは 搾りたて ということで、最初は

開運無濾過純米を紹介する予定だったんです。

ところが、同じ開運の初蔵出しが午前中に入ってきたので

これはタイムリーと、急遽差し替えることに。

放送局にその旨 メールを打ちました。



さて、本番。

直子さんと打ち合わせをして始まったのですが、彼女の原稿を

ちらっと覗くと、無濾過純米 となっています。

メールが届いていないようですね。

でも直子さん なにも慌てません。流石です。

しかし、チェックをして良かった。


今回ご紹介したのは、入荷したばかり、搾りたてピチピチの

◆開運 初蔵出し しぼりたて生原酒 
    1.8L 2310円  720ml 1155円
   静岡県掛川市・土井酒造場
 
このお酒は、開運の土井酒造場さんに造りをお願いしている、

粋遙倶楽部オリジナルのオール山田錦で仕込むしぼりたて原酒

のPB商品となります。

こういう季節商品は、毎年微妙に味が変わるので、売る側としても、

最初の一口がとても楽しみなんですね。

入荷したお酒を早速利いてみると、あの美味さが今年も健在でした。

直子さんも一口飲んで、まろやかですねえ。という感想。

甘いとおっしゃらないところが、いい。

この1年、彼女といろいろとお酒のお話をしてきた甲斐がある

というもの。


夕刻、某料飲店からの注文で、こちらは何も言わないのに、初蔵出しのご指名が。

どうして入ったこと知ってるの? と聞くと、ラジオ聞いてたよ。

とうれしいお返事。 


そしてもう1本 晦日しぼりのご紹介。

◆出世城 2007年晦日届け生原酒 
  1.8L 2730円  720ml 1365円
  静岡県浜松市・浜松酒造(株)

こちらは、旧浜松市で唯一の酒蔵 天神蔵でおなじみの浜松酒造(株)が

毎年12月の大晦日を前に搾る日本酒 晦日届け生原酒です。

実は、この番組のスポンサーの一つに、浜松酒造さんがいるのです。

そんな番組で、この蔵の酒を一回も取り上げないというのも

ちょっと大人気ないですので、12回目にして初のご紹介。

静岡県産の五百万石を丁寧に磨き、丹精込めて醸す生原酒。

こちらも無濾過のため、滓(おり)が浮遊していますが、

それは美味さの印でもあります。 口中に広がる、搾りたての香りと

新鮮な味わいを、大晦日からお正月にかけて楽しんでいただくという

コンセプトのもと、敢えて12月の末に搾り作業を行います。

ですから、ご予約を承った分だけお売りするというお酒です。

12月15日までにご注文いただきましたら、30日にお渡しできます。

今年のお正月は、搾ったばかりのピチピチの日本酒で迎えるというのは

いかがでしょうか。

放送後、早速ご註文のお電話をいただきました。


さて今日のジャズナンバーですが、しぼりたてのフレッシュな日本酒は

明日への活力、そして希望が湧きます。

そこで ズバリ希望 HOPE というタイトルの

素晴らしいジャズナンバーをご紹介しました。

かなり強引な結びつけではありますが。

先ごろ浜松でもライブを行った、スウェーデンの偉大なジャズピアニスト

ラーシュ・ヤンソンのオリジナル曲なんですが、流麗で優しく、

心が沸き立つような旋律が、お昼の番組で流れました。

私はもうそれだけで満足です。(笑)



 

今日はラジオの日

カテゴリー │FMハロー

毎月第2木曜は 日本酒の日。

今回のテーマは 新酒しぼりたて

当店しぼりたての真打的存在の 

『開運初蔵出し しぼりたて生原酒』



この入荷したばかりのお酒を、今回もスタジオに持ち込み

試飲していただきますが、パーソナリティの北島さんは、

どういう感想を述べられるでしょうか。

そして、そのお酒に関連するジャズナンバーは

ラーシュ・ヤンソンの HOPE です。

こんなことでもない限り、絶対にお昼の電波で流れるような

ナンバーではありませんが、とっても素敵な曲です。

聞いてくださいね。

FMハロー ハート・オブ・ライフ 76.1MHz 
デリシャスガイド お昼12:30過ぎから



 

開運にごり酒

カテゴリー │

12月の風物詩 活性にごり生酒が入荷しています。

特に人気なのが、開運にごり生酒。



写真のように、この蔵のにごりは、底から2/3ぐらいの高さまで、

白い滓が堆積しています。

普通のにごり酒は滓が1/4程度なのに対して、開運のにごり酒は

滓が多い。

ということは、それだけ粕歩合が高いということの裏返し。

粕歩合とは簡単に言うと、例えば“粕歩合30%”の場合、100の白米から

30が酒粕として残り、あとの70は米が溶けて清酒中に含まれている

ということです。だから、粕歩合が高ければ高いほどコスト的には

贅沢なお酒、つまり味のある美味しいお酒となるのです。

右隣に写っているのは、開運しぼりたて生原酒 です。

この2つのお酒は、元になるモロミはおなじ設計です。

つまり工程の違いで、一方は“にごり酒”になり、

一方は“しぼりたて”になるということ。

では、同じような味かというと、これが全然違うんですね。

にごり酒は、どういうわけか、アルコールを感じにくい。

いわゆる お米のジュースのような軽快さがあります。

だかといって、アルコール分は全く同じ19゜前後ありますから

一気に飲みすぎてはいけませんよ。

そして、炭酸ガスのピチピチ感が一層強く感じられます。

ですから、一升瓶のキャップには、ガス抜きの穴を開けてあります。

でないと、栓を開けたとたんに、噴出すという危険性があるからです。

穴が開いていても、噴出したという事例は過去数回ありました。

お蔵としても、最新の注意を払って詰めておられますが、逆に

炭酸ガスのシュワシュワ感がないと魅力が減退するので

まさに “両刃の剣” ですね。

この活性にごり生酒は、今が旬です。

瓶詰めされたばかりの、この時期に是非お試し下さい。

なお、ネットでご註文の方は、何でもいいですから一升瓶2本以上の

オーダーをお願いします。寝かせることができないので、縦型のカートンに

お入れしたいからです。

◆開運にごり生酒 1.8L 2342円
詳細はこちら



 

充実の日曜日

カテゴリー │日常

1週間ぶりにワウディで汗を流す。

平日は仕事が8時までに終わらず、とても行けないので

今月は日曜の昼間のみの参戦。

ファイティングシェイプ1時間と、パワーフィット45分。

肉体的には結構きついが、若者と一緒のエクササイズは楽しい。

特にファイティングシェイプのKトレーナーは

飽きないようにいろいろと工夫を凝らしている。

左右に分けて対面でのエクササイズなんて、面白い。

運動量の多さと、時間の長さを忘れさせる。

これは大切なこと。

女性に人気なのが、なんとなく判る。

パワーフィットは、新曲にもようやく慣れた。

こちらのMトレーナーも、相変わらず元気一杯で、つられて声も出しやすい。

彼女は不器用だけど、とにかく愚直。

その一生懸命さに、ほだされる。

これも大切なこと。


うちに帰って、仕事の続き。

日曜に仕事はしたくないが、明日が楽になるから少しする。

でも、それも6時まで。

この日は、ヤマハホールの冬蛍寄席のチケットを買っていた。

奥さんと久しぶりの落語デイト。

東京落語の出張寄席は、心のこもった良い舞台であった。

出身が大阪のためか、どちらかと言うと上方落語の方が好きなのだが、

江戸落語は江戸落語で その粋とテンポの速さ、言葉の威勢の良さに

魅力を見出す。 皆、芸達者。

2000円の木戸銭は、ズバリ安い。

毎年続けて欲しいイベントである。

終わってからは、ふとっぱらに行く。

12月は日曜も営業してくれるので、助かる。

開運無濾過純米、南純米冷おろし、そして勝駒純米酒

すべて自分で納品したものを飲む。

美味しい。 我田引水ではなく、本当に美味しい。

充実の日曜日であった。


 

Joelle (ジョエル) 『love letters』

カテゴリー │CD

先日の ラーシュ・ヤンソンのライブでゲットした

ベーシストの森さんイチオシのヴォーカリスト

Joelle  ジョエルのアルバム 『love letters』を聴く。

ジョエル(vocal)
アンダーシュ・パーション(piano)
森泰人(bass)



米国人の父と日本人の母を両親に持つ彼女は、写真でみる限り

山本モナを若くしたような、スリムな美人シンガー。

声はとても綺麗で伸びがあり、やや線の細い透明感のあるタイプだが、

声質的には日本人のヴォーカリストのそれに近いものがある。

そう、noonに似ている。 

ピアノはアンダーシュ・パーション。

彼のピアノは、ラーシュとはまた違って、繊細なハーモニーと

力強いラインが同居する独特の個性が特徴で、

ニーナ・リーベリ(VO)と森さんとの浜松での2年前のライブが記憶に新しい。

そしてベースはもちろん森さん。

静かに存在感を示す落ち着いたベースの響きが、彼女の歌を盛り立てている。

ピアノとベースとヴォーカル というシンプルな編成は

ヴォーカリストの個性を存分に味わえるから好きだ。

選曲は、

01ユー・マスト・ビリーヴ・イン・スプリング
02恋に落ちた時 
03マイ・ワイルド・アイリシュ・ローズ 
04ザッツ・オール 
05マイ・ロマンス
06ラヴ・レターズ 
07ビー・マイ・ラヴ 
08ソー・イン・ラヴ
09ムーン・リヴァー 

など、愛 LOVE をテーマにしたスタンダードばかりで入りやすい。

もっとも、ジャズスタンダードはほとんどがラブソングだけど。

マイ・ロマンスから、タイトル曲のラヴ・レターズ、そして

ビー・マイ・ラヴ  ソー・イン・ラヴ と続くあたりが、

このアルバムのヤマで、アンダーシュ・パーションの

ピアノと、森さんのベースの美しいアドリブプレイも聴きものである。

ラヴ・レターズがバースから始まりコーラスに入るあたり、いいねえ。

怒涛の12月の、疲れた体を癒し、心に安らぎを与えるのに、最適なアルバム。

試聴はこちら



 

ラーシュ・ヤンソン ピアノトリオ

カテゴリー │ジャズライブ

最近とても忙しく、ブログの更新もままならず。

ジャズライブにも週に一回行ければよいほうである・・・。

って、昨日と同じ書き出しじゃないか。

一体何に忙しいのかと、自らを突っ込んでおきます。



さて、先週の大石学ピアノソロライブに続き、昨夜は

ラーシュ・ヤンソン ピアノトリオ。



どういうわけか、PAのO氏と調律士のK氏も先週と同じ。

開運とジャズの会でも、お世話になった。

お二人とも、いい仕事をする。

でも、浜松には他にいないのだろうか・・(笑)


余談はさておき、ラーシュ・ヤンソン 最高でした。



ピアニストでもあり、稀代のメロディメーカーでもある彼の

パフォーマンスは、ジャズという枠を超えて、まさに芸術。

日本酒に例えるなら、鑑評会出品酒クラスの大吟醸。


お茶目なラーシュは、『そうですねえ』と怪しい日本語を連発するも

一旦演奏が始まると、一瞬にして会場の空気は和みと癒しモードに。

ほとんどがオリジナルだが、心地よいメロディとリズムに

心はうるうるに満たされる。

大好きな 『ホープ』を3曲目で演奏してくれた。

幸せ一杯で陶酔の世界に誘われたような気分。



ベースの森さんも、ドラムスのシェリべリも、ラーシュとやるときは

違うね。 表情が優しい。力が抜けていて、すごい演奏をする。

音楽はハートでやるものだと、つくづく思う。



そしてもう一つ、浜松という土地の、ハード面での環境の素晴らしさ。

森さんがいみじくもおっしゃったが、浜松はいつも最高の状態で演奏を

させてくれるので、うれしいと。

某地方のライブハウスでは、調律の狂ったピアノや、使いふるされた

ドラムスで辟易したとか。

そうなると、演奏する曲目も限られてしまう。

これは、同じ料金を払うリスナーにとっても、不幸なこと。



12月の喧騒の最中に、一服の清涼剤として、昨夜のライブは

明日への活力となった。 

お酒も音楽も、ホンモノはいいねえ。




 

高砂 純米吟醸

カテゴリー │

最近とても忙しく、ブログの更新もままならず。

ワウディにも週に一回行ければよいほうである。

まっ、12月だからこれが本来の小売酒屋の姿ではあるが。

さてそんな中、ギフト用にと仕入れた日本酒に光るものを見つけた。



◆高砂 純米吟醸 1.8L 2730円


開運無濾過純米のような、新酒生酒ではない。

18BY つまり 平成19年の3月ごろに醸した火入れの日本酒である。

これが、とっても美味い。
落ち着いた香りで、口当たりは軽快。

少量を飲み込むと、やがて穏やかなコクがゆっくりと顔を出す。

米本来の旨みと、静岡酵母ならではの酸の低い軽やかな味わいが、

見事に調和している。

この蔵は、最近杜氏さんが替わった。

能登杜氏・吹上弘芳さんが2006年に急逝し、社員副杜氏の小野浩二さんが

後を継いでの初の造り。

こういう酒を造るなら、彼の腕は信頼できる。

それは、味に“受け”を狙っていないからである。

香りで目立つとか、味の幅を利かせるとか、造りの薀蓄を並べるとか

ましてや限定流通ではなく、基本的にどこの酒屋でも仕入れが

可能である。

そして、営業マンも以前のような アクの強い人でなくなった。

私のような天邪鬼は、さらっとした営業の方が好きである。

『お宅だけですから・・・』の言葉には、まどわされない。

話を戻そう。

この純米吟醸、本来ギフト用にと化粧カートン入りで仕入れた。



そちらは、カートン代もかかっているので 3150円とやや高い。

でも、その凛々しい姿とこの中身から考えると、

へたなギフト酒の5000円の価値はある。

来年の高砂の新酒には、目が離せないかもしれない。


 

大石学ピアノソロ ライブ

カテゴリー │ジャズライブ

ヤマハホールの大石学ピアノソロライブに行く。

昨夜のヤマハホールは、バックのカーテンがオープンになり

浜松の夜景をパックにしての演奏。

なかなかのロケーションであった。

大石さんのライブは何度か聴いているが、全編ソロははじめて。

2曲目の サムワン・トゥ・ウォッチ・オーバー・ミーから会場に入る。

1曲目は ダニー・ボーイだったようで、惜しいことをした。

彼のピアノは、静かで熱い。

高校の先生のような地味な外観や物静かなMCとはうらはらに、

全身全霊でピアノに向かうパッションのかたまりのような演奏は、

聴き手を魅了してやまない。

アルバムタイトル曲の Tosca トスカ 

綺麗なオリジナルだが、チャームポイントは郷愁の美。

初めて聴く曲なのに、デジャブのような感覚を呼び起こす。

硬質でアバンギャルドなオリジナルを延々と聞かされるのは辛いが

こういうオリジナルは、心の洗濯になる。


かと思えば、誰でも知っている曲を、旋律はそのままに

魔法のように色調を変えて聴かせる。

ムーンリバーに 童謡の 七つの子、赤とんぼ。

それらを聴いていると、情景に奥行きが出来るから不思議だ。



後半は、麻美さんがゲストとして登場し、3曲歌う。

最初は笑顔こそあれど、やや緊張ぎみ。

だんだんと硬さがとれ、センチメンタル・ジャーニーで

ようやくいつもの麻美節になる。

アンコールのメリー リトル クリスマス 良かったよ。

ソロコンサートの締めの曲も、クリスマスソング。

いよいよ喧騒の12月だ。