ご両親は外国人?

カテゴリー │酒屋の仕事

浜松で一番背の高いマンションのお客様に

ビールを配達する。

ここは、かなりの高級マンションで、ホテルのように

受付に素敵なコンシェルジュの女性がおり

挨拶をすると、ちゃんと笑顔で返してくれる。

なんとなくお酒に強そうな方のようにもお見受けする。(笑)


そして、エレベーターも、住人の方と、我々出入り業者は

分けられている。


で、その配達先の奥様に 聞かれた。

「失礼ですけど、おたくのご両親はどちらか外国の方ですか?」

子供の頃は、よく ガイジン と間違われた。

最近はそういうことも久しくなかったが、最近 髭を伸ばして

いるからか、エキゾチックな容貌に見えるのかもしれない。


「ええ 父親がロシアの出身で、プーチン大統領とは遠い親戚なんです。」

と頭を指差してジョークを飛ばそうかと思ったが、

本気にされるとまずいので

いえいえ ただの日本人ですよ。 と本当のことを言う。


失礼しましたあ と、大声でお笑いになるので

こちらも笑顔で返すしかない。


今度もし聞かれたときは、ショーン・コネリーと遠い親戚 と言おう。




 

花見

カテゴリー │日常

昨日は花見に行った。

場所は 浜松の定番 浜松城公園。

雨の恐れがあり、午前中早めに始めようと提案するも

誰も集まらない。

10時半から約1時間。

一人ブルーシートの上で過ごす。

この歳になって、場所取りをするとは思わなかった。

誰に指図されたわけでもないのだが、

こうして先回りをして既成事実を作らないと、

花見そのものが中止になる恐れがあった。

かように、天気はテンションを下げる。

i-podはこういう時に役立つ。

寝そべり、満開の桜を眺め、ジャズに浸る。



もう酒はなくてもいいのかな。

そんな気になるから、不思議だ。


でも そこは 花より団子

三々五々集まりだすと、花の宴会はスタート。



持ち込み酒は、 國香吟醸斗瓶取り 

三年経っているが、艶やかな口当たりはそのまま。

やや 味に練れた風味も感じる。

つまみは、焼き鳥、玉子焼き、いかの焼いたもの、

天むす、おにぎり、etc.


予報どおり、午後からポツリポツリと降り出す。

即 撤収。

ところが、撤収の最中に 今から行くと携帯に連絡してくる

奴がいる。

KY とはまさにこういう人のことを言うのだろう(笑)

場所を 某お店に変えて、花見の続きを始める。

あとは いつものパターン。

食って 呑んで カラオケして メタボまっしぐら。





 

ご来店 今生の別れ

カテゴリー │ご来店

米国のポートランドに ブルワリーの視察

(というか ただ飲みに行くだけ といううわさもあるが)

に行く直前に ご来店になった Tさん。

「今生の別れ」になるかもしれないので、片山さんの顔を

見に来ました。 と笑顔でおっしゃいます。



思えば、いつもそんなことを言いながら、この人は旅立つ。

知人の日本人の家にホームステイして7泊するとか。

目的は、ビール製造所やパブを巡って、自身のビール造りの

参考にするとか。


このTさん、日本の自家ブルワリー界では結構有名人で

この人のレシピのビール というかエールは、某コンクールで

ナンバーワン に輝いた実績をお持ちである。

私にすれば、おねえちゃんが大好きなただの酔っ払いオヤジ

なのであるが、こんな風に書くと、お前も一緒じゃないか

と突っ込まれそうなので、これ以上は書くまい。(笑)


日本酒の世界でも、各地の蔵めぐりを趣味にされている方は

たくさんいらっしゃる。

私のように酒を生業(なりわい)としている人間は

ただ行くだけ では済まない面もあるが、

行くこと、飲むことが目的の人は、ある意味羨ましい。


ちょうど今 円高で、米国旅行は絶好の時期である。

土産話を期待しています。 とお送りしたが、

ほんとは 話よりビールが欲しい(笑)

いってらっしゃい。Tさん。




 

洒落たグラスで芋焼酎を楽しむ

カテゴリー │

仕事の関係で、1年とちょっとご一緒していた方から

素敵なグラスをいただきました。

その方はグラスを集めるのを趣味とされているようで

思えば、毎回素敵なグラスを用意していただいたものです。

開けてみると、スインググラス とでも言うのでしょうか

底が湾曲しているので、ロッキングチェアーのように

ゆらゆらと揺れます。

足がなく、口が大きく内側に開いているので、

ストレートでブランデーなどを楽しむには、もってこいのグラスです。

でも、私は洋酒を飲むことはほとんどありません。


そこで先日、このグラスを持ち込んで、当店がお取引している

誼摩誼摩(ぎまぎま)という田町のお店で、芋焼酎を楽しみました。


そんなグラスですから、芋焼酎と言えども普通の焼酎では

面白くありません。

原酒系でストレートで楽しめるもの、そして香りがふくよかなもの。

マスターに尋ねると、とてもグッドな焼酎を出してくれました。

◆甕貯蔵芋焼酎原酒 無何有(むかう)

この焼酎 久しぶりに味わいましたが、とにかく美味い。

香りはスイートポテトのちょっとこげたような、甘い芳香。

口に含むと、凝縮された芋の風味が一杯に広がります。

そして後口に、チョコレートにも似た、熟し香のような

心地よい余韻が残るのです。

1.8Lで10500円の小売価格は、伊達についていません。



いただいたグラスが、この焼酎を入れたことで

更に輝きを増しました。

Nさんありがとう。 早速使っていますよ。



 

持ち込み自由の宴会ライブ

カテゴリー │イベント

“持ち込み自由の宴会ライブ”

こんなそそられるタイトルのライブが
あのハーミットドルフィンで行われます。

日時は 4月20日(日) 19時スタート
出演は DUST  と言っても誰も知らないでしょう。

伊太地山伝兵衛 なら知っている?

【伊太地山伝兵衛プロフィール】
ジャズテイストあふれるヴォーカル&ギターテクは唯一無二。
一度それに触れると誰もが伝兵衛ワールドに引き込まれる。
数々の名だたるプレイヤーとセッションをし、年間約200箇所
のライブをこなす。

佐山雅弘 は、ジャズファンならご存知でしょう。
顔に似合わず(失礼) 繊細で小粋なピアノを弾くジャズピアニスト。

【佐山雅弘プロフィール】
小学生の頃、幼馴染の好きな女の子がピアノを習っていたのが
きっかけでピアノを弾き始める。中学1年生の頃にピアノを
習うのを一時辞めるが、中学2年生の時オスカー・ピーターソンの
ライブを聴きジャズに目覚める。国立音楽大学作曲科中退。

そして、ベースは石井康二。6/1の当店主催のライブで
歌ってくれる中谷泰子さんともトリオで共演しているベーシスト。

【石井康二プロフィール】
幼少の頃からオルガンに親しみ、18歳でベーシストとしてデビュー。
ジャンル、形態を問わず、都内、神奈川を中心に精力的に活動を
している。

この三人のユニット名が DUST


持ち込み自由というのは本当で、飲み物も食べ物も
なんでもありのライブです。


私は日本酒の一升瓶を持参し、某居酒屋の大将に
刺身をもってこさせるように、画策しようと思っています。

どなたか、一緒に楽しみませんか?

実は、このライブの主催者が私が懇意にしている某酒屋で
いつのまにか彼は、伊太地山伝兵衛の浜松後援会事務局長を
名乗っています。

だから、私が主催するイベントのように、日本酒しか出さない
とか、ジャズしか演奏しない とか、そんな堅苦しいことなしの
イケイケのアバウトなライブです。

まだチケットが半分ぐらいしか売れていないようですので
協力してあげてください。とにかく、楽しいことは私が保証します。
当店でも、チケットを販売しておりますので、お気軽にご相談を。

出演: DUST: are
  伊太地山伝兵衛(gt,vo)
  佐山雅弘(pf)
  石井康二(b)

日時: 2008年4月20日(日)
Open:18:00 Start:19:00
会場: ハーミットドルフィン(浜松市田町KJスクエア2F)
料金: 前売り5,000円
(1ドリンク、ひらまつ亭特製サンドイッチ付き、持ち込み自由)

詳しくはこちら

と、人が主催するイベントの宣伝をしている場合ではないんです。
6/1の 『あなたと地酒と音楽と』もよろしくね。



 

プレゼントもらったけれど・・

カテゴリー │日常

今日は 52回目のバースデー。

この歳になると、誕生日なんて もうどうでもいい。

特に 何をするわけでも、されるわけでもない。

同じ誕生日の次男が家にいた時は、息子のついでに

祝ってもらったが、その息子も出て行き、いなくなると

まったく忘れ去られている。


ところが、納品先の居酒屋のママが、覚えていてくれた。

ありがとう。

で、いただいたのがこれ。



iPod用レゴスピーカー

でも でも でも ・・・

私の持っているiPodは、旧式のシャッフル。

Dockの規格が違うので、使えな~い。

せっかくいただいたのだから、このまま使わないのも失礼だし。

よし、新しいiPodを買おう。


 

静岡県清酒鑑評会 きき酒会

カテゴリー │



静岡市の もくせい会館で行われた静岡県清酒鑑評会
のきき酒会に出かける。鑑評会の出品酒が一同にライン
ナップされるこの催しは、毎年必ず参加しているが、
今年も素晴らしい酒に出会えた。

まず ◆吟醸酒の部で知事賞を受賞した 藤枝市の喜久醉
                             (きくよい)

この知事賞受賞酒は、トータルバランスで頭抜けていた。
香りは穏やかなのだが、口に含むと一気に気品ある旨みが
膨らむ。そして、さらさらと遮るものがなく、喉もとを心地
よく過ぎていく。

この蔵の大吟醸は、どちらかというと、ストイックで控えめな
印象があったが、この大吟醸は違う。近年になく、この時期で
味の主張をしっかりとしている。

杜氏の青島氏に聞くと、今年は吸水を大胆に施したとか。
それは、ここ10年来米を育ててきたことで培われた“カン”の
ようなもので、兵庫の山田錦に触れてみて、水をしっかりと
吸わせる必要性を感じたそうである。

吟醸の部で次席となった 英君も素晴らしかった。
味の凝縮感を感じさせながら、後口のキレが鋭い。

千寿も、過去のイメージとは全然違う気品に驚いた。
ほかには、忠正のマイルド感、開運の濃厚な味わい、などが
印象に残った。

◆純米酒の部の知事賞は 掛川市の開運。

この時期としては十分すぎるほどに味のノリがあり、ジューシー
なのに透明感を感じる。キレはもちろん良いのだが、余韻が長く
続いていく。

次席の喜久醉も、味のノリが良く、香りに静かな気品を感じさせ
ながらも、口中ではしっかりと主張する。

磯自慢は、とにかく軽快。スルスルと入りながらキレが素晴らしい。
千寿はこの純米においても、やわらかな気品が印象に残った。
そして、高砂のトータルバランスの素晴らしさも、記憶に残った。


さて、開運の純米の部で受賞したお酒は、5号タンクのものとなるが
先日入荷した 波瀬正吉斗瓶取り純米大吟醸が、まさにそれ。

斗瓶こそ違えど、同じタンクのモロミを吊るして滴を取ったものである。

喜久醉は、知事賞と同じタンクのお酒が世に出るのは、5月~6月ごろ
になる見込み。ただし、火を入れて定番の大吟醸として瓶詰めするので、
特に知事賞を名乗ることもなく、価格も変わらず、淡々と出荷される。
それは青島酒造さんの価値観からすると、ごくごく自然なことなのです。



最後に、会場で遭遇したちょっとまゆをひそめる連中の話。
4、5人の中年男性のグループがいたのだが、タッパにつまみを
持参して、それを食べ食べ きき酒をしている。
グラスには8分目まで酒を注いでいる。明らかに、入れすぎ。

「こっか はいいねえ」「おれも こっか 好きだよ」と話をしている。

多分 國香(こっこう)のことなのだろう。國香を褒めてくれるのは
うれしいが、つまみ持参はないだろう。つまみの香りが立ち込めて
お酒の香りがぼやけてしまう。

思えば、720mlで3000円から5000円クラスの酒ばかり
無料で飲めるわけだから、のん兵衛達にはたまらない立ち飲み場
かもしれない。
こういう輩は、主催者が毅然として注意すべきでしょう。
入場無料だからこそ、退室していただいても良いのでは。

昔は、こんな連中は来なかったけどなあ。
どこかの蔵の、蔵開きを思い出してしまった。



 

開運 純米吟醸 にごり酒

カテゴリー │

こそっとお知らせです。

開運の純米吟醸のにごり酒が入荷しました。



最近の土井酒造場は、新たな搾りがあると、

無濾過原酒とにごり酒を、少量だけですが詰めることが多いんです。

去年の11月に出たのが、無濾過純米のにごり。

これは、本当に少量だったので、聞いた時には既に完売。

今年になって、雄町の純米吟醸のにごりが詰められ

これは、何本か分けてもらいました。

大評判で、あっという間に売れてしまい、

もうないのかなあ・・と期待していたら、このたび

山田穂(やまだほ)で仕込んだ純米吟醸のにごり酒が

入荷しましたよ。


山田穂とは、山田錦の母となるお米で明治10年頃に

発見され試作を繰り返されたという歴史を持つ米です。

今年は槽(ふね)で搾ったそうで、味に深みがプラスされている

そんな気がしますねえ。

香りは、開運の純米吟醸らしくフルーティに

そして穏やかに立ちます。

口に含むと、無濾過原酒特有の味の厚みがあるものの

にごり酒ですから、やはりマイルド。

甘みはそれほど強くなく、基本は美麗で艶やか。

そして、素朴な風味も若干感じられます。

◆開運 純米吟醸 山田穂(やまだほ) にごり生原酒 19BY
    1.8L 3780円

精製した、無濾過生原酒も同時入荷。
◆開運 純米吟醸 山田穂(やまだほ) 無濾過生原酒 19BY
    1.8L 3780円

あとは、加水して火を入れますので、生がお好きな方は

いまのうちにどうぞ。


 

北風の咆哮 ライブ

カテゴリー │ジャズライブ

ジョン・コルトレーンはジャズジャイアンツの中でも

苦手なプレイヤーの一人。

そんなコルトレーンのナンバーばかりを演奏する

ライブに出かけた。 

我ながら、思い切った行動に出たもんである。



そのパフォーマンスは、私にとってはまさに 

  北風の咆哮(ほうこう)

パワー全開に吹けば吹くほど、心はかたくなになる。

強弱はつけれども、緩急の遊びはない。

メロディはあくまでも取っ掛かりに過ぎず、演者の内面にある

叫びをひたすら浴び続ける  そんなライブである。

でも、こういう修行僧のようなジャズも、時には必要。

ライブが終わったあとの、例えようのない 疲労感。

それは決して徒労ではなく、感性のエクササイズ。

時には、ハードトレーニングも必要ということか。

ビレッジ・キャッツの皆さん お疲れ様でした。

楽しくはなかったけれど、その存在感は確かに伝わりました。




 

高砂小学校閉校式

カテゴリー │



一つの小学校がその歴史に静かな幕を下ろした。
一町一校という、いまや政令指定都市ともなった
浜松市の中心部において、希少な環境下での高砂
小学校の歴史は、人のぬくもりと共にあったのかも
しれない。

母校でもなく、他県から来て浜松に根を下ろさんとする
人間にとって、高砂小とのかかわりは、地域とのかかわり
の道しるべでもあった。

最初に高砂小に足を踏み入れたのは、自身の浜松まつりの
ラッパの練習。仕事を終え、体育館でラッパのイロハから
丁寧に教わり、やがて吹けるようになるまで、地域の方と
の初の交流の場として、それはあった。

やがて我が子の入学式。
バックネット裏の桜が満開だったことが、昨日のように
思い出される。同時に入部したPTAソフトでは、日曜の
運動場で思いっきり汗をかき、公会堂に場所を移してお父
さんたちと飲んだビールのうまかったこと。

その後、PTA会長を務めさせていただくことで、更に結び
つきは強くなって行った。昼下がりの午後、睡魔と闘いながら
校長室で会議を開いたのも、今となれば良き思い出である。

参観日は、校内放送のテレビで挨拶をしたこともあった。
子供たちが出すキューに一瞬戸惑いながらも、カメラに向かって
お辞儀をすると、何故か教室で笑い声が起きた、とあとで妻から
聞くに及び、うれしいような悲しいような、複雑な気分になった
こともあった。

子供会の活動も、高砂小なくしては語れない。
他人の子供であっても、地域の子供として名前を呼び捨てにする、
きさくでアットホームな空気の中、体育館、運動場、廃品回収での
玄関前と、校内の施設をフルに活用し、大変だったけど楽しい時間
を過ごすことが出来た。

でも、一番印象に残っているのは、子供たちの生き生きとした姿。
発達学級の子供たちに、ごく自然に手を差し伸べる姿。
何か役割を決める時でも、必ず話し合って互いを尊重しつつ結果を
出す姿。
少ない人数のため、何にでも果敢にチャレンジ出来、またちゃんと
やり遂げる姿。自分の小学生時代を思い起こすと、高砂小の子供たちが
やけにまぶしく、凛々しく感じられたものである。



そして、行事ともなれば児童、先生、保護者、そして地域の方々も
加わり、一つの目標に向かって皆が協力する姿は、小規模校ならではの
良き点であり、貴重な財産であったと私は思う。

これは子供たちがやがて家庭を持ったとき、必ず思い出してもらいたいし、
行動の指針として心に留めておいて欲しいと、切に願うばかりである。

そんな高砂小学校が閉校したのはとても残念だが、地域とのかかわり
という財産がある限り、双葉小学校として新たに生まれ変わる未来は、
きっと輝かしいものとなることであろう。

さようなら、そしてありがとう、高砂小学校。    



 

市原ひかりグループ ライブ

カテゴリー │ジャズライブ

ドルフィンで行われた、市原ひかりのライブに行く。

彼女の生音は2回目。

いつ聴いても、“らしくない音”だねえ。



20代半ばのキュートで華奢な容姿を持った女性の出す音

ではない ということです。

彼女の良さは、情緒に流されない理詰めの音を出すところ。

カラッと明るい音色(おんしょく)に、確かなテクニック、

緩急のつけ方などベテランソリストの域に達している。



オープニング曲は『大きな古時計』

彼女のアレンジによる快活で饒舌、そしてパワーあふれる演奏に

初っ端から魅せられる。

バックを務めるのは 平井景(ds) 堀秀彰(pf) 中林薫平(bs)

この実力派の若きプレイヤーたちとの相性も抜群で、グループの

色が見事に出ている。

オリジナルも何曲か演奏してくれたが、スタンダード曲の

解釈の仕方に彼女の非凡さを垣間見た。


例えば、『マイ・ファニー・バレンタイン』

ベースの中林薫平の熱いソロも交えての展開は聴き応えがあり

バラード曲の持つ情緒性を排除しつつも、メロディラインを

大事にしてアドリブを展開。決してアバンギャルドな方向へは

行かず、気がつくと、別の感慨にリスナーは浸っているのである。



かと思えば、ドラムスの平井景オリジナルの『空』 そら

真摯に愚直にメロディをふき続けることで、情景をどんどんと

膨らませていくので、もはやオリジナルであることは

意識の中から消えている。


この理詰めのライブは、多弁な彼女のMCが色を添え、独特の

スタイルを確立している。父君の市原康さんとのセッションの

時とは、明らかに違う。

しゃにむに演奏を楽しみ、持てる力を存分に出す彼女は

本当に輝いて見える。


もっと色気があれば とか 恋をしたら とか

ステレオタイプでおせっかいな老婆心は、今の彼女には

まったく無用でしょう。

休憩の合間に会場を回り、リスナーの一人一人に

アンケート用紙を配る彼女がいた。

その用紙には、感想はもちろんのこと、市原ひかりの

アレンジで演奏して欲しい曲を募っていた。

ちなみに私は、 コートにすみれを と チュニジアの夜 

そして、 フールズ・ラッシュ・インと記入。

既にメジャーデビューしているプロであるにもかかわらず、

学生の如き自分の足元を見つめ、己を高める努力を怠らない。

市原さん、 本当に“出来た娘さん”をお持ちになったものである。




 

最後の放送 無事終了

カテゴリー │FMハロー

最後の放送のテーマは、パッションフルーツリキュール。

パッションフルーツはよくお聞きになるかと思いますが、

そもそもどんな果物かご存知でしょうか。

和名は 果物時計草(くだものとけいそう)と言い

果実のなる前に咲く花が時計盤の色に似ているところから

由来されている様です。 こんな花です。



ブラジルやオーストラリアで作られている熱帯果実の一種で

日本では沖縄や奄美地方などで作られています。

数あるトロピカルフルーツの中で、最も日本人の口に合うと

言われており、ビタミンやミネラルが豊富で、

脂肪抑制機能もあります。

そんなパッションフルーツと芋焼酎を合わせたお酒が、

今回ご紹介したもの。

■パッションフルーツリキュール とけい草       
               [鹿児島県・小鹿酒造(株)]
   500ml 1400円(税込)
     
太陽の光を燦々と浴びた奄美大島産のパッションフルーツを

使用しており、独特の甘酸っぱさと香り、しっとりとした

果実味が特徴です。 直子さんはピーチのようとおっしゃいます。

私は、ざくろを思い出しました。

いずれにせよ、芋焼酎とフュージョンさせることで、

和の果物の風味になっています。

ロックでシンプルに味わうのも良し、炭酸やジンジャエールで

割ったり、カクテルにもお使いいただけます。


今日の放送では、6/1のイベントの紹介もさせていただきました。

『ライブ版 あなたと地酒と音楽と』

そこで、最後にご紹介する音楽は、中谷泰子さんのアルバムから

アマポーラ。

心に太陽を持った彼女ならではの、元気で明るい歌唱でした。


放送終了後は、1年3ヶ月に渡って、お相手をしていただいた

北島直子さんにお別れのご挨拶をして、スタジオを後に。

ちょっと、寂しい気もしますが、実は FMハローとは

これで最後ではなかったのです。

4月から、別企画でおしゃべりをすることになりました。

詳細は追ってお知らせします。





 

今日は最後のラジオの日

カテゴリー │FMハロー

去年の1月から、月に2回ずつ出演してきた

ハートオブライフのデリシャスガイドのコーナーも

今日の放送で最後の出演となります。

思えば、このスタジオでいろんなお酒を、パーソナリティの

北島直子さんに飲んでもらいましたが

その感想はとても意外性があり、自身の感性への刺激にもなりました。


また去年の9月ごろからは、私の好きなジャズナンバーを

公共の電波にのせてもらえるという特権も享受し

これは素直に楽しませていただきました。

で、最後に取り上げるお酒は、『とけい草』という

芋焼酎とパッションフルーツが合体したリキュール。

どんな感想をいただけるでしょうか。

そして、6/1のジャズと地酒のイベント告知も予定していますので

かけていただくナンバーは、中谷泰子さんの歌う『アマポーラ』

最後を明るく締めるには、もってこいの選曲だと、自画自賛。

聞いてくださいね。

FMハロー ハート・オブ・ライフ 76.1MHz 
デリシャスガイド お昼12:30過ぎから


 

TRINITY コンサート

カテゴリー │ジャズライブ

浜松のジャズシーンでは、必ずと言って良いほどおみかけする 

ジャズリスナーとしての先輩 岩田明さん。

彼は、私が女性のミュージシャンに弱い ということを

よ~く知っている。

先日もチラシを持ってご来店。

こりゃ 宣伝しないわけにはまいりません。(笑)


その岩田明音楽事務所が主催する 『TRINITY』のコンサートが

4/25(金) かじまちヤマハホールにて行われます。



◆トリニティー コンサート 
●2008年 4月25日 18時30分開場 19時開演 かじまちヤマハホール
●前売り 4000円 当日 4500円
 お問い合わせ ヤマハミュージック東海浜松店 053-454-4432

TRINITY(トリニティ)とは、女性3人による 

ヴォーカルとバイオリンとピアノのユニット。

心に響く歌声の北浪良佳さん。

魅惑的なバイオリンの里見紀子さん。

そして、包み込むようなピアノの井上ゆかりさん。

(ここんとこは、チラシから抜粋)

それぞれが、ジャズミュージシャンとして活躍するも、

このユニットにおいて三位一体(トリニティ)となり

いったいどんな音色を紡ぎ出すのでしょう。

チラシの詳細はこちら
http://www.japan-net.ne.jp/~katayama/link02/11event/trinity.html

それぞれのHPと試聴はこちら

北浪良佳
http://jp.myspace.com/kitanamiyoshika
里見紀子
http://www005.upp.so-net.ne.jp/project-n/index2.htm
井上ゆかり
http://pianin.blog3.fc2.com/

金曜は仕事の関係で結構きついが、こんな美人が3人もいるライブ

行かないわけにはいかんでしょう。




 

川亀 山廃純米 入荷

カテゴリー │

愛媛県の漁師町 八幡浜の酒蔵 川亀酒造さんから、

とても艶やかな山廃純米が入荷しております。



■川亀 山廃純米中汲み 無濾過生原酒 19BY    
 かわかめ  
                   [愛媛県・川亀酒造(合)]
 
1.8L   3,015円(税込) ・ 720ml  1,500円(税込) 


香りは落ち着いた中にかすかに白檀(びゃくだん)の芳香。

無濾過生原酒ならではのフレッシュさと、山廃独特の

やわらかな酸がバランスよく効いていて、味わいの中に、

キラリと光る個性を見出せます。

ふくらむ米の旨さを感じさせながら、中汲み独特の透明感が

艶やかな個性を演出しています。

ガツンとくる山廃ではなく、滑らかな口当たりの山廃と言えますね。

詳しくはこちら




 

お土産Ⅱ

カテゴリー │日常

昨日のブログで取り上げた 栓抜き。

実は、奥さんがジョークで買ってきたもので、特に誰に

というものではなかったようである。

ただ、土産というのは、その土地でしか手に入らないものに

価値があるという観点からすると、例え○○で出来ていても

それは立派なお土産。

我が家では、ビールの栓を抜くたびに、オーストラリアの話題に

当分は事欠かないであろう。

だから、免税店で買ってきてくれた ブランドものの財布より

あの栓抜きの方が、私は楽しいし、うれしい。

財布なんか、金さえ出しゃ、浜松の百貨店でも手に入るもの。

と言いながら、早速新しい財布に中身を入れ替えたが。


以上 家庭の平和のための懺悔ブログ でした。(笑)





 

オーストラリア土産

カテゴリー │日常

オーストラリアから無事ご帰還あそばれた我が奥さん。

お土産は・・と楽しみにしていたら、

手触りの良い というか 何やらなつかしさのある栓抜き ?



確かに栓抜きなのだが、この取っ手のところは何?

何かの毛らしいのだが、果して。

聞くと

『カンガルーの○たまをなめして、取っ手にしたものよ。』 

・・・ ひえー    思わず、手から落ちた。

このフォルムがやけに生々しい。

手触りは確かに良いのだが、どうも落ち着かない。

自分の下半身がもぞもぞとする。

オーストラリア人なんて、鯨については理不尽な感情論と

観念論で、強固に日本を批判するくせに、

なんだこの○たまの栓抜きは・・

てめえらのやっていることは、動物愛護のかけらもないではないか。。

もっとも、喜んで買って帰る日本人もどうにかしているが。(笑)


でも、ありがとね。

これで、一人で仕事に励んだ一週間が報われるよ・・・

って 報われるかっ!

朝からシモネタですみません。




 

奥さん無事帰国

カテゴリー │日常

うちの奥さんから、今セントレアに着いたと連絡あり。

今週彼女は、友人と二人でオーストラリア旅行に出かけていた。

世界遺産のエアーズロックに登るのが、長年の夢だったのだが、

今回その夢を叶えるために、行ったのである。

ところが、近くまで行ったものの、天候不順で頂上には行けなかった

ようである。 詳細はまだ判らないが。


というわけで、今週はずっと独身貴族だった。

こりゃ遊び放題だあ。 

とちょっと期待していた部分もあったのだが、

男なんていざとなれば、なんにも出来ないもの。

結局、木曜と土曜に閉店後飲みに行っただけ。

あとはひたすらお仕事と家事。

配達は大学生の息子に任せるも、

普段は二人でやる仕事を、全部一人でやるのだから結構大変だった。

金曜がホワイトデーのため、ラッピングや包装の仕事がいくつか入るも

なんとか四苦八苦してやり遂げる。

(自慢じゃないが、センスはよくない)

うちのお酒をホワイトデーでいただいた女性の皆さん。

ラッピングが不恰好でごめんなさい。


そして宅配便の梱包。

奥さんがやれば、2個口で済む仕事が、私がやると3個口になる。

うちの場合、送料は均一だからお客様に負担はおかけしないが

こちらの経費がかさむ。 まっ仕方ないか。

ネットでご注文いただいたお客様。

今週は梱包がちょっと雑だったかもしれませんが、勘弁してください。

明日から、通常モードに戻ります。

同時に、つかの間の独身生活も終わります。(涙)



 

さすがに寝不足

カテゴリー │日常

昨夜は3時頃まで、某スナックで飲んでいた。

カラオケをやりだすと、ほんと止まらない。

ましてや、まわりが女性ばかりだと。

見事に浮かれるのである。

実にバカな 中年おやじ。

今日は二日酔いぎみで、一日中 自己嫌悪。

で、今日のワウディは、ステップのみで切り上げる。

さすがに寝不足のフィットネスはこたえる。

足元がフラフラ。

よし今日は早く寝て、明日の夜に備えるぞ。

って懲りない奴・・


 

静岡県清酒鑑評会知事賞受賞

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本日 平成20年の静岡県清酒鑑評会の受賞結果が発表されました。

知事賞受賞蔵

◆吟醸酒の部 喜久醉 青島酒造(株)

◆純米酒の部 開運 (株)土井酒造場


拍手 パチパチパチ

当店がお取引している蔵が受賞され、我が事のようにうれしいですね。

まずはご報告まで。