恵那山Cheers純大ひだほまれ生

カテゴリー │酒屋の仕事

少しの期間 ブログの更新をサボっておりました。

別に 体調が悪いとか

オリンピック観戦にかまけていたとか

ではなく いたって健康で

オリンピックは観てますが仕事もちゃんとしてます。

そんなに忙しくはないですが。

ご紹介する新しいお酒が、たまたま入荷しなかっただけです。



で 久しぶりに入荷したのがこれ。

軽快な口当たりと控えめな旨みの広がりは

真面目で信頼の厚いチアリーダーの如し。

◆恵那山 Cheers純米大吟醸 岐阜ひだほまれ生酒 2BY

1.8L 3,135円(税込)
720ml 1,568円(税込)

お蔵のある岐阜県産ひだほまれを

麹米40%掛米50%精米にて醸造された生酒。

Cheers らしく 純米大吟醸規格の純米酒価格は変わらず。

香りは 酢酸イソアミル系のバナナ もしくは 和梨。

基本穏やかにグラスから立ち上がり、ほのかに感じられます。

含むと 生酒らしい旨みの凝縮感と清楚な味わいの広がり。

酸は低く、鼻に抜ける風味は和三盆糖のごとし。

軽快な口当たりを認識するのは、ひだほまれの特徴でしょう。

生酒は予約分しか瓶詰されませんでしたので

当店の在庫限りの販売となります。

是非是非 食中酒としてご利用ください。




 

鯵ヶ澤 大波 純米吟醸 クリアーな酒質

カテゴリー

オリンピックがらみで 22日から4連休の様ですが

かたやま酒店は 日曜以外は通常営業です。

今週の na Relo のカバー曲は

【あまく危険な香り / 山下達郎】Amaku Kiken Na Kaori by Tatsuro Yamashita


私的には 山下達郎は大瀧詠一と並ぶ

80年代の車で聴くポップス の代表的アーティスト。

この曲は いろいろなミュージシャンにカバーされていますが

na Relo のカバーは

原曲の色を残しながらのさりげない編曲が好感を持て

当時のドライブシーンを思い起こさせてくれます。

カミさんとの初めてのドライブは、この曲が流れてましたっけ。



・・・さて そんな遠い昔の思い出は置いといて

今のお薦め酒 のご案内です。

青森県の鯵ヶ澤は 山廃系のお酒を得意とするお蔵ですが

速醸の純米吟醸も なかなか良いですよ。

あまく危険な香り  は 残念ながら 致しません(笑)

◆鯵ヶ澤 大波 純米吟醸 華さやか 2BY

青森県の酒造好適米『華さやか』による仕込み。

『華さやか』はアミノ酸が少なく雑味のない酒質

となる特性を持った酒米です。

その『華さやか』を50%まで磨き純米大吟醸規格での醸造。

まず香りは穏やか。

かすかに白檀様の和の芳香が立ちます。

含むと米の旨みと柑橘類のような爽やかな酸味が調和しており

今年のお酒は柔らかな甘みのある酒質に改良されています。

鼻に抜ける香り、つまり含み香はどこまでもクリアー。

心地よい酸が後口のキレを良くし、上品でクリアな味わいを引き立てます。

やがて余韻として果実味すら漂う軽快なお酒です。

お酒だけで楽しむも良し

白身魚のお刺身など 夏の食材との相性もグッドです。



 

鶴齢 YUKIOTOKO sakeyell Ⅱ

カテゴリー │

今度の日月 18日・19日は カレンダーを見ると

赤く連休になってますが、月曜日はオリンピックがらみで

平日になります。

が、かたやま酒店は19日もお休みします。

実は 店の冷蔵庫の調子が悪く、メンテナンス業者は

平日にしか動けないので、19日の月曜をお休みにして

点検修理を行います。

ご来店のお客様は お気を付けください。

なお 世間が休みになる 22日(木) と 23日(金) は

普通に営業致します。



さて、 相変わらずコロナ不況は続きます。

そんな市況の低迷を鑑み

飲み手と飲み屋さんを応援する意味で

今年も大変お値打ちな純米酒が一回限りで入荷しました。

◆鶴齢 YUKIOTOKO sakeyell Ⅱ

720ml 1,375円(税込)

雪男 と行っても ヒマラヤの雪男ではありません。

北越地方に古くから伝わる妖怪で

毛むくじゃらで、ぎょろりとした大きな目玉だけが見えるという

サルに似た外見で、人間よりずっと背丈が高かったとか。

その妖怪は食べ物を恵んでやると荷物を背負い

山越えを手伝ってくれ、風のように山の奥へと去っていったとか。

そんな 雪男伝説にちなんだ純米酒が、鶴齢 YUKIOTOKO です。


越淡麗・山田錦・美山錦・雄町・五百万石などを用いて

それぞれ単独で醸され長期熟成用として雪室に貯蔵

されている純米酒が内緒の配合比率でブレンド。

精米歩合も非公表。

よって純米酒ですが、酒税法上は普通酒となります。


香りはとても穏やか。

それは “美味しい純米酒” を彷彿させる香り。

含むと旨みを芳醇に漂わせながらも、かすかに熟度も感じ

ブレンドによる味わいの複雑さも相まって

奥行きのある良い感じの“純米酒”になっています。

爽やかで心地よい酸味が、後口をきれいにスッキリと

まとめてくれています。

この価格は破格の安さで申し分のない上質感のあるお酒。

720mlのみの発売ですが、数量限定につきお早めにお買い求めください。




 

ホッとする酒 小夜衣 純吟誉富士55 

カテゴリー │Youtube

今週の na Relo のカバー曲は 80年代のシティポップ

またまた 懐かしいこの曲。

最近 海外で話題になっているそうですね。

【真夜中のドア 〜 Stay With Me / 松原みき】【Cover】


松原みき

サラリーマンだった独身時代

彼女の最初のアルバム 『POCKET PARK』を

カセットにダビングし (いまや死語)

残業の友として 毎回大音量で流していました。

どんな残業かと申しますと

某チェーンストアーの肉売り場の仕込みと店出し。

土曜の夜は必ず残業で、もっぱら閉店後の売り場つくり

を完璧に行って11時ころ帰る。

という 今ではあり得ない仕事をしていたわけですが

この 真夜中のドア は 仕事がはかどりましたね。

他には ユーミン とか ハイファィセット とか 竹内まりや とか

石川優子 や エポ なども。

その頃は ジャズ ではなかったです。

残業のBGMは 女性シンガーに限りました。

あれから40年が経ち

考えてみれば 売るものが 肉から酒に変わっただけで

規模こそ小さいけれど 小売業という形態は変わりません。

ただ SNS で発信というのは、当時では考えられない宣伝媒体でしょう。



では お酒情報の発信です。

この酒 飲むと なぜか ホッとするんですね。

先日 森本社長が息子さんと一緒に配達に見えたのですが

『圭祐さんのお酒 次はなんですか?』

と社長に尋ねると

『知らん・・・なんか造ってると思うよ。年寄りはもう口出しせん』

それから10日ほどして届いたのがこのお酒です。

100%森本圭祐氏の造りである  ということは

森本社長のこの言葉が証明しております。 (笑)


◆小夜衣 純米吟醸55 誉富士 2BY

1.8L 2,900円(税込)
720ml 1,463円(税込)

森本社長の後継者 森本圭祐氏の造りによる

総米500kgの小仕込みで仕込んだ誉富士の純米吟醸。

小袋で丁寧に搾られ一回火入の落ち着いた味わいのお酒です。

香りは小豆を煮たような芳香が立ちます。

含むとまずはホッとする味わいが口中を支配します。

誉富士ですから舌で感じる酸は比較的低く

しなやかな甘みと軽快な旨みがすべるように

喉を通り過ぎていき

後口の余韻は上質のお饅頭を食べた後のような

和の風味を残しながら静かに切れていきます。

食中酒 として是非ご利用ください。




 

久礼のおりがらみ 辛口微発泡酒

カテゴリー │酒屋の仕事

東京の料飲店さんから お酒の注文が入りました。

経済再生大臣が納品を控えるように

との要望があるので当店はお送り出来ません。


と法的な制約もないのに対応する奇特な酒屋が

果たしてこの世にあるのでしょうか。

そんな想像力も湧かない為政者に、驚くばかりです。



実際には とんと東京からの注文がありません。

皆さん 商環境は様々だと思いますが

悩んで苦労しておられるのでしょう。

酒が悪いのではありません。



さて 夏にお薦めのお酒です。

シュワシュワ系の微発泡酒で甘さが残らない

キリリとしたお値打ちの純米酒 というご要望に

ぴったりの1本です。

◆久礼 純米おりがらみ本生 2BY


1.8L 2,860円(税込)
720ml 1,430円(税込)

開栓するとフレッシュな果実様の香りがほのかに立ちます。

含むと、おりがらみ生酒ならではの炭酸ガス分も含んだ

爽快な酸がまず顔をだし、やがてその滓がアクセントとなり

きれいな旨みが広がり、やがてシャープに切れていきます。

後口に上品な酸とキリッとした辛さの印象を残すクオリティは

久礼 ならではのもの。

この味わいだと、バーベQや焼肉にもバッチリと合います。

冷えていて静置した状態では吹き出すことはありません。

振ってから開けると少し危険です。

720mlは特にご注意ください。




 

菱湖純米ドライに生酒登場

カテゴリー │

毎日 コロナ禍はじめ暗いニュースばかりで

辟易としますが、ここは足元をしっかりと見て

出来ることをやるしかない、というのが今の心境です。

勝駒の7月分が入荷しました。

大吟醸・純米吟醸・純米酒・特別本醸造

皆様のご来店をお待ちしております。




そして新しいお酒のご紹介です。

新潟の菱湖に辛口の純米生酒が登場しました。



芳醇旨口の綺麗なお酒が菱湖の特徴ですが

この純米ドライは 芳醇辛口 と言えるタイプですね。

出羽燦燦60%精米の純米生酒でありながら

1.8L 2,750円(税込) 720ml 1,430円(税込) という価格も

リーズナブルでお求めやすくなっています。


◆菱湖 純米ドライ生酒 NEW NIIGATA DRY 2BY

淡麗辛口ではなく “香り麗しい辛口純米”

というコンセプトで醸された純米酒の生酒となります。

火入のお酒と比べると生酒らしくフレッシュな趣で

梨のような芳香に加え

若草に感じられる清々しい香りも立ちます。

含むと微発泡感を伴いながら出羽燦燦ならではの

スッキリとした酸味が、このお酒の辛口酒としての

力強さを演出し、飲み応えを認識させられます。

やがて鼻の奥に爽やかな旨味が抜けていき

余韻はしっかりとドライな味わいを残し切れます。

食中酒として愉しめる多様な芳醇辛口酒

と言う点では火入のお酒と遜色がなく

ドライな純米吟醸とうたっても

OKなぐらいに完成度の高さを誇る仕上がりです。

是非 お試しください。





 

志太泉プロトタイプ は 内緒の1本

カテゴリー │ランニングYoutube

今朝ランは 馬込川白羽橋折り返しの10キロ。

気温はそれほどでもないけど 湿度が高く

走っていて一番辛い気候。

むしろ雨が降っている方が体温を下げれて楽です。

さて、今週のナレロのカバー曲は

大滝詠一のロンバケから カナリア諸島にて

うわあ 懐かしい。

結婚前 まだ CDが世に無かった時代。

レコードからカセットにダビングして

ローンで買ったばかりの中古車

トヨタカリーナ 2ドア ハードトップで

浜松から実家のある大阪へドライブした時の

BGMが まさにロンバケ。

そして 南紀白浜まで一泊。

助手席に乗っていたのは当時学生の・・・・・

弟だったなあ (・ω・)\バシッ

【Cover】Canaria-shoto nite by Eiichi Ohtaki


プロトタイプ いわゆる試作品と称するお酒が

醸され販売されることは、よくあります。

市場の反応 飲み手の感想 などを確かめるのが目的。

ところが 今回志太泉酒造さんから入荷したこのお酒は

『酒の製造に関するお問い合わせには一切ご返答できません。』

と案内文に記されています。

でも 日本酒などのスペックや酵母については公表されています。

つまり 原料米については内緒の1本 ということです。

でも 想像は出来ます。

あの諜報機関があのブツに変わるあのブツを試作して造ったのだと。

ということで これ以上の情報は控えます。

諜報機関に消される恐れがあるので(笑)




試飲したのでお酒の味わいについてはしっかりとお届け出来ます。

◆志太泉 特別純米プロトタイプ 2BY

1.8L 2,860円(税込)
720ml 1,430円(税込)

香りは比較的穏やかですが、かすかに乳清の香りと

木香に近い芳香も漂います。

含むと静岡酒らしい低酸と、軽快かつ ゆるりとした旨み。

鼻に抜ける香りはどこまでも控えめで清水のごとし。

後口のキレも上々で、渋み残糖のたぐいは皆無に等しく

食中酒としての存在感を示す、しなやかな苦味を残します。




このお酒 裏ラベルに QRコードが印字されていて

スマホで読み取ると お蔵がアップしている

財産 や 権利書 などの秘密の資産が・・・

ウソです。 (・ω・)\バシッ

製造経過表などの情報を一部知ることが出来ます。

この写真は QRコードに加工を加えているので

スマホをあてても見れません。

お買い上げになってご自身でお確かめ下さい。






 

ギタリストの伊藤芳輝さんを偲んで

カテゴリー │ジャズライブ訃報

あなたと地酒と音楽と というイベントも

コロナ禍のもと 会場のホールも閉鎖されたりと

再開が難しいのですが

4年ほど前に ハイクラッド+1名 というトリオでご出演いただいた

ギタリストの伊藤芳輝さんの訃報に接し驚くとともに

心よりご冥福をお祈りする次第です。



コロナ禍でもご自身のソロ演奏をFBにアップされたりと

お元気そうだっただけに、とても残念です。

アルバムも何枚か買わせていただき、車の中で

よく聴いています。

スパニッシュギターの腕もさることながら

飄々然としたキャラで

どこぞの師匠のような朴訥とした語り口でのMCも

とても面白く楽しませていただきました。

いつだったかな  浜北区でソロライブがあると聞き

大雨の中出かけました。

そこはある音楽教室の一角で

スタインウェイ&サンズのグランドピアノがあったのですが

その横で お一人ギターを弾かれていたお姿が

忘れられません。

生音での静謐かつ迫力ある演奏が今でも蘇ります。

ここ数か月 ジャズや音楽関係の方の訃報が続きます。

皆さま どうぞご自愛ください。


伊藤芳輝さんを追悼するライブの模様が

Youtubeにアップされています。




 

鳥浜さんにて お料理と日本酒のペアリング

カテゴリー │酒屋の仕事日本酒の会

先日 浜松の街中 千歳にある老舗のお店

「名物 鳥すきやき」 や 「雉料理」の専門店

鳥浜さんにて、鳥料理と日本酒のペアリング


について、日本酒を持ち込んでの試飲会を

息子と二人で行いました。



持ち込んだお酒は5種類。

◆開運 純米雄町

◆初亀 特別純米酒

◆志太泉 純米吟醸 身上起

◆七田 純米無濾過原酒

◆恵那山 Cheers 純米大吟醸 無濾過生原酒


お料理は提供順に

◆前菜 雉の漬け寿司、鴨の生ハム、などなど

◆雉のお造り ポン酢にて

◆冷やし鳥

◆鳥しゃぶ

◆鳥すき焼き




まずは前菜を食しながら、5種のお酒を少しずつ口にし

全体の傾向を確認します。

この段階では、特にどのお酒が合うということは意識せず

ひととおり試飲しました。

結果 ◆恵那山 Cheers 純米大吟醸 無濾過生原酒

お酒だけでも十分に楽しめる芳醇なお酒。

香りは穏やかなタイプで、含むと米本来の持つ甘みが

旨みとして感じられ口中ではんなりと治まります。

その後のお料理とお酒の展開に期待を抱かせ

ウキウキ感が自然と湧くのは

トップバッターとして十分な役割を果たしていると思います。





◆雉のお造り

は、とても柔らかくプリプリとした食感が特徴。

上品な味わいの中に、野趣っぽい風味も顔を出し

最も合うと感じたのは


◆七田 純米無濾過原酒 でした。

香りは穏やかで控えめですが若いバナナを思わせる芳香も。

原酒らしい濃厚な口当たりですが丸い酸を感じ、やがて

流麗に口中に漂います。鼻に抜ける風味は控えめで軽快。

後口に酸を少し残し適度な辛さが残るので、雉肉との相性は

最も良いと感じました。




続いて ◆冷やし鳥

鳥もも肉と肝を塩味で蒸しただけのとてもシンプルなお料理ですが

鶏の旨味を存分に味わえます。

こういうお料理の場合、主張するお酒より静かに同化するタイプ

が最も相性が良いと感じました。

◆初亀 特別純米酒

「静岡の水・米・酵母」で醸された オール静岡の特別純米酒です。

柔らかなお米の旨みとメロンをかすかに思わせる爽やかな吟醸香。

残糖感は控えめでスッキリとした口当たりに仕上がっています。



今回はお料理との相性を確認するのが目的ですので

しゃぶしゃぶ と すき焼き の両方を味わうという

贅沢な機会となりました。



まずは ◆鳥しゃぶ

鳥、白ネギ、かつお出汁で あっさりと楽しむシンプルな鍋です。

切れ味の良い包丁で生の肉を切る事により、細胞の破壊を防ぎ

口当たりが良く、旨味の流出を抑えられているそうです。

ポン酢、ごま油などを付けて食しました。

5種のお酒の中で、最も合うと思われたのは

◆開運 純米雄町

口当たりは、清冽でキリリとしており、旨みの広がりは透明感を伴い

後口のキレも申し分ありません。雄町特有の風味と静岡酵母から

来る落ち着いた香りが絶妙にマッチしスパッとした感触の旨みの

純米酒。




最後は このお店の一押しのお料理

◆鳥すき焼き

創業から変わらない味を三代貫く鳥浜さんの看板メニュー

味噌で玉ねぎと一緒に鉄なべで焼くこの味わいには

山廃系のお酒なども考えたのですが

もっとシンプルにアミノ酸を醸し出すこのお酒が

実に合いました。


◆志太泉 純米吟醸 身上起

身上起(しんじょうおこし)はコシヒカリやひとめぼれなど

最近の主要品種のルーツとなるお米でもあるわけです。

そんな飯米でもある愛國を55%まで精米し醸された

このお酒は、ある意味野趣あふれる味わいで

赤味噌にも負けない味の幅とコクを感じる風味が

見事にマリアージュしました。




今回 ペアリングの会をご提案いただいた

鳥浜のご主人  伊達さんと記念のショット。

美味しいお料理 ありがとうございました。






 

恵那山 スポット生酒 長野美山錦

カテゴリー │酒屋の仕事

本日も雨  雨は当分続きそうです。

そんな雨がしとしと降る午前中

三歳になる男の子の孫が通っている保育園から電話が。

少し熱があるようです。

との連絡につき父親が迎えに行きました。

母親は仕事で夕刻まで帰ってきません。

ということは こちらで預からなくてはいけません。

大人しく寝ていてくれれば良いのですが

どこに熱があるねん・・・というぐらいに元気に走り回っています。

カミさんと二人振り回されて仕事になりません。

保育園の先生は こんなのを大勢見ておられる訳で

ただただ 敬服いたします。

それでも昼飯を食べさせ午後になると

ようやく寝てくれたので やれやれ。

そんな平和な午後に届いたのがこのお酒です。



恵那山の チアーズシリーズのスポット商品たる生酒。

麹米に 山田錦を40%精米したものを使用。

掛米は 長野県産美山錦を50%精米にて醸造。

Cheers らしく 純米大吟醸規格の純米酒価格は変わらず。

ただし、生原酒につき若干高くなっています。

と言っても 1.8L で 3,135円(税込) ですから

コスパの高さ、お値打ちさは通常のCheersと何ら変わりません。

◆恵那山 Cheers 純米大吟醸 長野美山錦 生酒 2BY


香りは 酢酸イソアミル系の青バナナ もしくは 和梨。

基本穏やかにグラスから立ち上がり、ほのかに感じられます。

含むと 生酒らしい旨みの凝縮感と清楚な甘みの広がり。

酸は低く、鼻に抜ける風味は和三盆糖のごとし。

後口にかすかに残る苦味は 食中酒としてのあるべき姿

と言うか 食中酒としての矜持とも言えるでしょう。

夏場に出る生原酒として、しっかりと味のある

でも スッキリと楽しみたい というお酒をお探しの方に。

生酒は予約分しか瓶詰されませんでしたので

当店の在庫限りの販売となります。


例えるなら


清楚な甘みの広がりと後味の矜持は

ムードメーカーたるチアリーダーの如し。