高砂 純米吟醸

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最近とても忙しく、ブログの更新もままならず。

ワウディにも週に一回行ければよいほうである。

まっ、12月だからこれが本来の小売酒屋の姿ではあるが。

さてそんな中、ギフト用にと仕入れた日本酒に光るものを見つけた。

高砂 純米吟醸

◆高砂 純米吟醸 1.8L 2730円


開運無濾過純米のような、新酒生酒ではない。

18BY つまり 平成19年の3月ごろに醸した火入れの日本酒である。

これが、とっても美味い。
落ち着いた香りで、口当たりは軽快。

少量を飲み込むと、やがて穏やかなコクがゆっくりと顔を出す。

米本来の旨みと、静岡酵母ならではの酸の低い軽やかな味わいが、

見事に調和している。

この蔵は、最近杜氏さんが替わった。

能登杜氏・吹上弘芳さんが2006年に急逝し、社員副杜氏の小野浩二さんが

後を継いでの初の造り。

こういう酒を造るなら、彼の腕は信頼できる。

それは、味に“受け”を狙っていないからである。

香りで目立つとか、味の幅を利かせるとか、造りの薀蓄を並べるとか

ましてや限定流通ではなく、基本的にどこの酒屋でも仕入れが

可能である。

そして、営業マンも以前のような アクの強い人でなくなった。

私のような天邪鬼は、さらっとした営業の方が好きである。

『お宅だけですから・・・』の言葉には、まどわされない。

話を戻そう。

この純米吟醸、本来ギフト用にと化粧カートン入りで仕入れた。

高砂 純米吟醸

そちらは、カートン代もかかっているので 3150円とやや高い。

でも、その凛々しい姿とこの中身から考えると、

へたなギフト酒の5000円の価値はある。

来年の高砂の新酒には、目が離せないかもしれない。


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