初亀しぼりたて 入荷

カテゴリー │

28BYの新酒が、本格的に入荷し始めました。

開運の無濾過純米は 明日12/1に入りますが

初亀のしぼりたては、昨日届きました。

◆初亀 本醸造しぼりたて生原酒28BY







なんだ アル添 かあ



今 そうお感じになった あなた   そう   あなたです。

アル添 と言えども このお酒はただの アル添ではありません。

そもそも アル添酒 って 造りのどの段階でアルコールを添加されるか

ご存知ですか。

搾られたあとに 利益を出すために アルコールを添加する・・・

と誤解されている方が大勢いらっしゃるのですが、違います。

アルコールを添加するタイミングは 上槽 つまり 搾る前日です。

タンクで十分に醪が活動し、そろそろ搾るか という段階で

少量のアルコールを添加し、香りを出したり 口当たりをすっきりと

させたり の効果を狙います。

決めるのはもちろん 杜氏さんです。

話がそれました。

この 初亀 本醸造しぼりたて生原酒

今年から 富山県なんと産の 雄山錦に加え

麹米は 同じく なんと産の山田錦を使用しています。

だからでしょうか、一段と綺麗な旨みが感じられます。

新酒らしいフレッシュでふくいくたる香りが立ち

口に含むときれいな旨みが静かに広がります。

生原酒ですが、きつさ や くどさ はなく

軽快さと芳醇な旨みが同居し、なおかつ滑らかな感触は

初亀の造りの良さを証明するもの。

杜氏と蔵人が一丸となって醸した一滴をお楽しみ下さい。

お薦めです。

◆初亀 本醸造しぼりたて生原酒28BY







 

雪の茅舎の新酒 入荷

カテゴリー │旅行おいしい店

昨日の日曜は 雨にも負けず家族で京都紅葉ツアー

京都駅からJR湖西線の新快速で大津京駅下車
京阪の皇子山駅で石山坂本線に乗り換え
坂本駅下車

最初の紅葉ポイントは 日吉大社

ケーブルで比叡山に登り 延暦寺根本中堂をお参り。
叡山の紅葉ポイントは特になく、ロープウェイとケーブルで
京都側へ降り、八瀬から 叡山電車に乗り 出町柳へ


出町柳で京阪中之島線に乗り換え 東福寺へ
雨の中 紅葉の名所を堪能し、京阪祇園四条で下車して
最後は 高台寺のライトアップを堪能し紅葉ツアーの締め
としました。

実は 紅葉ツアーを隠れ蓑にした 乗り鉄ツアー であることは
家族には内緒です (笑)  (・ω・)\バシッ


その後 予約してあった 二寧坂にある 名代おめん という
お店で夜の食事をとったのですが

ほどほどの価格で質の高いお料理が出ました。
うどんや天ぷらも良かったですが、鯖鮨が実に美味しかったです。

また酒類の品ぞろえがとてもグッド。
生ビールが ベアードビールのピルスナー
まさか 京都で沼津のビールを飲むとは。


そして 地酒の飲み比べセット 1000円 を所望したところ

伏見の 月の桂 純米吟醸 琥珀光
滋賀の 竹生嶋 純米吟醸生原酒
秋田の 雪の茅舎 山廃純米

の3品が出ました。

それぞれ 個性の違いが感じられる佳きセットです。
そのセットに コップ一杯の和ぎ水が添えられているのは
日本酒への理解が深く、うれしくなりましたね。

京都の清水寺の近くなんて有数の観光地なわけですから
黙っていてもお客は入るでしょうが、観光地にあぐらをかく
ことのない、細やかな気遣いと酒への愛情を感じさせる姿勢に
心がほっこりとし、京都をあとにしました。


さてここからが本題です。

その京都のお店にもあった  雪の茅舎の新酒が入荷しております。



◆雪の茅舎 純米吟醸生酒 28BY

山田錦とあきた酒こまち を55%まで磨いた

純米吟醸の28BY新酒生酒となります。

若々しくふっくらとした果実香が立ち

含むと、フレッシュでやわらかな米の旨みが広がります。

すっきりとした後口は、雪の茅舎ならではの特徴と言えるでしょう。

素直に美味さを実感できる1本です。

京都のお店のお酒は、香りがもう少し穏やかでしたから

新酒ではないですね。




 

小さな幸せ

カテゴリー │ジャズライブ

昨夜は 何年かぶりのマムゼルでのジャズライブに。
袋井だと車で行くしかないので、酒が飲めないのが辛い。

でも ライブはとてもアットホームで濃い内容に満たされました。

出演は vo 堀内実智代さんと Pf山口泰一郎さん、bass森泰人さん、
Drsサバオ渡辺さん

オーディエンスは決して多くはなかったですが、それはそれで
濃密な時間を過ごせるものです。

バックのお三人は、ベテラン揃い。 熟練の演奏に酔いしれました。



ヴォーカルの実智代さんは、やや低く太い声質で
バラードがとても似合うジャズシンガー。
 暗い歌でしょ  と笑顔で話しながら唄う暖色のニュアンスのバラードは
聴かせます。

暗い歌にこそ ジャズの醍醐味を感じさせるもの。

もちろん メジャーで明るい曲もたっぷりと。
お客参加型のステージは、今年5月末の あなたと地酒と音楽と
の楽しいひと時をを思い出しました。


大きなステージにはない
小さな幸せを感じることのできる 素敵なライブでした。


さて、小さな幸せ と言うと チルチルミチル の 青い鳥

『幸福とは気が付かないだけで、ごく身の回りに潜んでいるもの』

という一節が思い浮かびます。

昨日 入荷後 試飲して慌ててアップした日本酒

◆土佐しらぎく ナチュール青い鳥  純米吟醸





このお酒のラベルは 広島在住のイラストレーター カエルカバンさんの作

テーマは 『ナチュラル』

青い鳥が 明日への希望を  粛として はぐくんでいます。

このお酒の 初々しくも しなやかな個性は

飲む人に 小さな幸せをもたらすこと 間違いないでしょう。





 

土佐しらぎく ナチュール

カテゴリー │ランニング

今朝ランは きばって10マイル つまり16キロ
街中の坂道をこなしてから、馬込川沿いへ。
スピードは相変わらず出ない やさしい走り です。

さて、やさしい と言えば 本当に優しい口当たりのお酒があります。

良い意味で “女性的” しなやかで丸みのある純米吟醸です。

新酒ではありません。

でも とても初々しい。




◆土佐しらぎく ナチュール青い鳥 純米吟醸 27BY

このお酒は吟の夢を55%精米し、レギュラー商品とは違う

酵母、仕込み配合にて醸された一回火入れの純米吟醸です。

メロンや和梨をおもわせる瑞々しくも優しい香りが発ち

シルキーな口当たりで、白玉やヨーグルトのようなニュアンス。

「上品な香りと、味にまるみのある女性らしいお酒。」

という意味では、まさにそういうイメージそのものの純米吟醸です。

お寿司、貝類、白身を中心とした刺し身との相性は抜群で

蒸し・ゆで野菜などにも合います。

新酒ではありませんが、この時期でも初々しさを保った

非常に素晴らしい酒質のお酒ですので、ぜひ、お試しください。




 

土井酒造場へ

カテゴリー │酒屋の仕事酒蔵訪問

本日は 旗日ですが、普通に営業しております。

昨日アップした ホッド・オブライエンさんがお亡くなりになったお話。

多くの方も いろんな思い出とともに偲ばれておりました。

彼は Great! という言葉をよく使われたような気がします。

新築だった当時の我が家の風呂は 天井からジャズが流れる。

という話を聞いて 彼の発したことばが  Great! 

というわけで ホッド・オブライエン・トリオのThe Great Life を(笑)

Hod O'Brien Trio - The Great Life



さて、昨日は 開運を醸す 掛川市の土井酒造場さんへ

もろもろの御挨拶を兼ねて、訪れました。



門にぶら下がる 酒林(椙玉)も 新しく青々としたものに。

と言うことは、新酒が搾られた 今年の酒が出来上がりましたよ・・・

という 目印です。

今年は 米の手配は例年通りだそうですが

造りに関しては、蔵人の半分が新人に変わったとかで

社長さんや杜氏さんはじめ ベテランの蔵人さんたちは

一から教えるのに結構大変とか。



しばしの雑談のあと 出されたのが 昨日搾られたばかりの新酒

特別本醸造生原酒のしぼりたて  今季第一号です。

香りは 新酒ならではの麹香がおもむろに立ちます。

含むと とかくフレッシュ。

日本酒度+0.5  酸度1.2 

アル分が19度あるとはとても思えない、マイルドな口当たり。

いよいよ 新酒の季節が到来ですね。

このお酒の入荷は今月末の予定です。



帰り際に 倉庫の前で 菰樽(こもだる)を作り置きする現場に。

手作業で大変ですね。 むずかしいんでしょ。

と水を向けると

中嶋さん曰く 慣れればこんなの簡単簡単・・・

とおっしゃいますが、格好よく締めるのには年季が要ると思います。

年末も もうすぐですね。







 

酔鯨から 極上無濾過生原酒

カテゴリー │ランニング

今朝ランは 馬込川北上10キロ
30キロ走った2日後でも、ちゃんと普通に走れました。
スピードは年々遅くなるけど、回復力はついたかも。
これも熟練の成せる技か・・・


さて 熟練の成せる技 と言えば このお酒




酔鯨の技術の粋を尽くして醸された

無濾過・生酒 だからこそ味わえる

ふくよかで 力強い旨み の1本です。


◆酔鯨 純米大吟醸 山田錦すっぴん生酒


このお酒 新酒 ではありません。

例年なら初夏に発売されるのですが

今年は 冬のギフト需要を意識した 11月に出荷されました。

兵庫県産の山田錦を30%まで磨き醸され搾られたお酒を

ろ過することなく生のまま瓶詰め後

蔵の氷温冷蔵庫にて低温貯蔵された最高峰。

高い吟醸香、山田錦らしい ふくよかで力強い旨み。

それでいてまろやかで爽やかな味わいは

最高峰の名に恥じない1本です。

確かに 少し寝かせた生酒も いいもんです。



 

ホッド・オブライエンさんを偲ぶ

カテゴリー │ジャズライブご来店

今から12年前になるでしょうか。

我が家に初めて 米国のジャズピアニストがお越しになりました。

彼の名は ホッド・オブライエン

ビ・バップの名手 とか 現代最高のバップ・ピアニスト などと賞賛される

1950年代から活躍されていた モダン・ジャズ界の巨星。

彼のスタイルは、とてもオーソドックスなバップピアノで、

軽快かつ延々と長いアドリブが魅力の人。

長くてもホットでご機嫌ですから、飽きることがありません。



そのオブライエンさんが、今月20日ヴァージニアのご自宅で

お亡くなりになられた。

という訃報を ベーシストの森泰人さんのFBで知りました。




森さんと スェーデンのドラマー アンダーシュ・シュルペリさんとのトリオで

浜松のハーミットドルフィンにてライブを行う前日のご来店でした。




この写真は 共に食事をしたあとの記念にと、店内で撮りました。

このとき オブライエンさんは 68歳ぐらいでしょうか。

とても見えません。

まだ幼い娘さんがいらっしゃる という話をお聞きした覚えがあります。

ちなみに 森さんも 私も ついでにうちのカミさんも 皆 若いです。

店内の お酒のアイテムが 基本的に変わっていないのも

久しぶりに見て驚きました。


これ決してマンネリではありません。

長く愛され続けることこそ   嗜好品としてのお酒のあるべき姿

と 私は信じてます。

オブライエンさんのピアノも まさにそうでした。

奇をてらわない愚直なまでのオーソドックスな味わいに安心感を覚え

頬が思わずほころんだものです。

心より ご冥福をお祈りします。








 

白隠正宗 新酒が早くも

カテゴリー │

ボジョレーヌーボーは 解禁日から3日で売り切れ!

というのが、わが店の 鬼十訓の一つ  です。(笑)

なんとかきれいに完売し、すっきりとした気分で日本酒のご紹介。


さて、新酒の入荷が そろそろ始まりました。

愛知県の蓬莱泉に続いて入ったのは

沼津は原の 白隠正宗 高嶋酒造さんから。

全量誉富士で仕込まれた 純米生原酒です。



◆白隠正宗 純米生原酒 誉富士 28BY


香りは穏やかで、しぼりたて特有の麹香も控えめです。

ただ、フレッシュなリンゴジュース様の芳香が

かすかに漂います。

含むと、新酒ならではのスマートさがあり

やがてまろやかに旨みが広がります。

ほどよい酸味が隠し味となり、米の旨み=甘みが

艶やかに顔を出し含み香もさわやか。

後口がさっぱりとして端正なのは、誉富士の特徴でしょうか。

それとも 高嶋杜氏の腕 でしょうか。

キレよく余韻が静かに治まります。

今年の 白隠正宗も  期待できますね。




 

日本酒教室

カテゴリー │日本酒教室ランニング

ハーフマラソン後 やっとランニングを再開。
中田島折り返しの15キロは、前半まったくスピードが
上らず、キロ6分をギリギリ切るようなペース。
3週間後のフルマラソンに向けて、またリセットです。


さて、昨夜の日本酒教室は  これも日本酒?
というテーマでの5種類の試飲でした。



左から提供順に

獺祭 等外23 生酒
天吹 ぴんくれいでぃ
白露垂珠 京の華66 6年熟成 21BY
富士錦 純米酒 河津桜
華鳩 貴醸酒生にごり酒


どの酒も いわば アウトサイダー的商品。
でも それぞれ個性豊かで 飲みごたえはありました。

獺祭 等外23 生酒  と 天吹 ぴんくれいでぃ
どちらも、特定名称酒から外れる 普通酒扱いのお酒。

獺祭 は 等外米を使うことで 山田錦23%精米にもかかわらず
普通酒。

天吹は 精米歩合を非公表 ということで 普通酒。
きれいなピンク色は、紫黒米 という古代米の胚芽部分からくるもの。

白露垂珠は 6年古酒。見事な カラメル色の熟成酒で
45℃の上燗で飲んだところ、非常に評判が良かったです。

富士錦 河津桜 は 日本酒度 -49 という 超甘口。
ただ 酸度も3.7と高く 河津桜酵母の特性がしっかりと出ていました。

華鳩 貴醸酒も 日本酒度-49 という甘口にごり酒。
三段仕込みの最後 留仕込みにおいて、仕込水の代わりに
日本酒を使うことで、まさに甘酒のような甘さ。

たまには こういう ラインナップも面白いと思います。




 

Y氏のかくし酒を飲み干す会

カテゴリー │日本酒の会

美禄会の余韻もさめやらぬ昨夜、またまた酒の会
といっても主催者ではなく、飲み手 として参加しました。

Y氏が自宅のストッカーに保管する美酒の数々を呑む会
ですが、料理は貴田乃瀬の親方が、それぞれの酒に
あわせてメニューを組み立てるという、とても贅沢な企画。

それも、親方自らY氏の自宅に赴き、選別するというおまけつき。

お酒とお料理は

提供順に



◆村祐 高村桂 純米大吟醸 23BY



〇鯖  鰺  カマス のお刺身(炙り)を 塩やオレンジソースで

最初のお酒はスッキリとした味わいの4年熟成酒。
香りは静かで、低温貯蔵につき、熟成味も穏やか。
塩の効いた青魚のお刺身の脂分を洗い流してくれました。
オレンジソースも美味し。


◆高砂 純米吟醸 雄町生原酒 27BY



〇かんぱちのかまのカリカリ揚げ

やや酸を感じ、雄町のジュワッとくる旨みと、あらの骨にこびりつく身が
見事なマリアージュ。 細かく刻まれたきゅうりの漬物もポイント。



◆新政 秋桜 改良信交40
〇鮭のテリーヌ挟み スモークバター

これはもう フランス料理 のよう。
そしてお酒も 美麗な酸が印象的な白ワイン のよう。
まさに個性の競演


◆磯自慢 純米大吟醸35 中取り


〇桜エビ 岩揚げ

これは駿河湾くくり でしょうか。
岩揚げは低い温度で揚げているので、もっちりとした
歯ごたえが桜エビの風味を際立たせていました。
酢酸イソアミル系の香りが残るキリリとした印象の磯自慢が
確かに合いました。



◆醸し人九平次 純米大吟醸 別誂 2005
〇フォアグラのムース

香りはやや複雑で、透明感とクリーミーな味わいが見事に同居する1本。
フォアグラのムースは まるでチョコレートケーキのよう。
日本酒の領域を良い意味で超えたかも。


◆山間(やんま) 八号 純米吟醸 かめ口直詰め生 26BY


〇牡蠣の山芋蒸し

新潟のお酒とは思えない、クールな甘みが感じられるお酒。
2年近く経つもフレッシュ感は見事。

底に牡蠣がいっぱい。混ぜると磯の風味が沸き立ちます。
生酒と伍する組み合わせ。



◆英君 特別本醸造生



〇牛蒡 豚バラ巻き 焚き合わせ
焚き合わせは ほっとする味わいでした。

◆作・波瀬正吉 雄町純米大吟醸 15BY
作がまだあったとは・・・・
12年古酒ですが、古酒らしさはほとんど感じません。
するすると入ってしまいます。



燗もつけてみました。
美味えなあ・・・

贅沢の極みですね。



というわけで、珠玉のお酒たちと、親方のお料理とのコラボで
幸せの時間を過ごすことが出来ました。

8人+α  でほぼ飲み干しました。


Yさん 親方  ありがとうございました。


 






 

美禄会2016

カテゴリー │日本酒の会

昨夜は 年に一度の開催となる、 居酒屋ふとっぱらさん での
日本酒の会 美禄会を開催しました。

例年は3月に行っていましたが、今年は季節を変え11月での
開催です。 お酒もお料理も、従来とは違う品々をご提供する
ことが出来ました。

参加されたお客様は39名。
そのうち、初めて参加される方が全体の4割と、主催者の思惑
どおりにお集まりいただきました。



午後5時に会場入りし、準備を整えて6時のスタートを待ちます。

午後6時 数名の方が遅れていらっしゃるものの、予定通り始めました。



乾杯のお酒は
天虹 純米大吟醸 袋採り斗瓶生原酒

兵庫山田錦を40%精米にて醸し槽で搾り袋採りの雫を集めた
純米大吟醸の生原酒そのものです。平成28年の静岡県清酒鑑評会
にて4位入賞酒。香りは穏やかで甘みが少し練れた感じになっていました。



お料理は 先付として 新ごぼうの胡麻和え、里芋の塩煮、ブロッコリー
とキノコのキッシュ。



続いてのお酒は
曙 本醸造生原酒 利右エ門

こちらも生酒で、冷蔵庫で半年寝ています。新酒のフレッシュさは
有りませんが、原酒生酒特有の口中を適度に刺激する感触がありました。



お刺身は、赤座海老、かつお、鰆のあぶり、白身魚はヤガラと鱸



併せるお酒は
七田 純米七割五分磨き 愛山ひやおろし
愛山をあえて磨かずに仕込まれた純米酒で、かすかな酸と
錬成の旨みを残す味わいが光りました。


ここで、ふとっぱらの店長さんからご挨拶とお刺身の魚の紹介




続いてのお酒は
華鳩 peaceful 「汐と風」純米吟醸

雄町の改良型の酒造好適米 こいおまち で醸された広島のお酒で、
通常の 華鳩とは全然違うタイプの、ミドルからアフターにかけて
淡い桃を思わせるスイート感が残りました。



お料理は 蒸し物で
あかす海老と目鯛のかぶら蒸し



併せるお酒は
小左衛門 Dessin 「米の芯」


口当たり優雅で果実を思わせるスイートな味わいが特徴の純米吟醸
でした。

ここまでで 前半の5種類のお酒をお出ししました。
まだ “折り返し地点”です。 時間はちょうど1時間経過。









お客様も各テーブルで話が弾みます。



後半のお料理は
ふぐの唐揚げ 銀杏添え
身がやわらかく美味でした。

併せるお酒は
駿州中屋 雄町 純米吟醸
を ぬるめの燗で。

芳醇な雄町の旨みが充満する味わい深い純米吟醸を温めることで
更にワンランク上の上質感を感じ取れました。



続いてのお酒は
初緑 斗瓶囲い 大吟醸

大吟醸らしい香りと味わいの1本。



お料理は  鴨肉のロースト
味加減がちょうど良く、大吟醸との相性も抜群。



続いてのお酒は
蓬莱泉 純米大吟醸 吟


こちらは 2年半の間蔵で寝ているだけあって、その透明感と
控えめな上質の旨みはたいしたものです。今回のラインナップで
一番高価なお酒でしたが、それに見合うだけの存在感は流石です。

ここまで8種類のお酒がでたところで、あと2本。



お料理は 箸休め として三点盛り
秋刀魚梅肉ロール、本バイ貝のうま煮、茹で落花生とさつま芋のオレンジ煮

だらだらと飲み続けるときに、こういうおつまみ的なメニューは重宝します。
酒呑みの心をわしづかみ(笑)



お酒は いよいよ古酒
白露垂珠 純米大吟醸 改良信交40 氷温熟成酒 17BY

10年古酒ですが、まろやかな香り、滑らかな舌触りと幅のある味わい。
さわやかに心地良く引いていく余韻は、古酒の概念を覆します。



お客様のリクエストで、大吟醸、純米大吟醸を温めてみました。
マイルドな口当たりが、ますます旨みを引き立てます。


最後 10番目のお酒は
白隠正宗 河津桜酵母 Sweetest Taboo 


アルコール度11゜ アクセントのある酸味が特徴の甘さが引き立つ
デザート酒です。



締めは  むかご飯 と お吸い物
晩秋の味わいを楽しめる一品でした。

これで すべてのお酒とお料理が出揃いました。


この日のラインナップ 左から提供順に。



最後に 当店お酒の会の常連のTさんに一丁締めで中締めです。



と言って帰る人はほとんどなく 飲み会は更に続くのでした。(笑)
皆様 ご参加ありがとうございました。




 

完走

カテゴリー







今年も 暑かった!
返り討ちの 2時間オーバー
でも 完走できて、良かった。
日本酒教室の 生徒さんと

iPhoneから送信



 

ジュビロ磐田マラソンが

カテゴリー






今年も ハーフに出ます。
去年は 2時間オーバーと言う 体たらくだったので 今年は リベンジです。
コンディションは 上々。
さあ 走るゾ


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松下米40・50入荷

カテゴリー │日本酒教室

昨日は 日本酒教室でした。
内容については、来週の木曜もあるので内緒です。

前半のお話と後半の試飲は、まったく違うものになった・・・
ということだけはお知らせできます。

11月という時期は、日本酒にとって非常に選択肢の豊富な月
と言えるでしょう。

それは、いわゆる28BY新酒と 熟成された27BYの高級酒が
それぞれ発売されるからです。

この人は既に丸坊主になっているのでしょうか。

喜久醉の青島酒造さんから届いたのは
松下米山田錦で醸された 純米大吟醸と純米吟醸です。




◆喜久醉 純米大吟醸 松下米40 27BY


◆喜久醉 純米吟醸 松下米50 27BY


「松下米」とは、喜久醉の地元 藤枝市に住む農家の松下明弘さんが

化学肥料を使わず、自家製の有機発酵肥料で土を肥やし、大地に

稲をしっかり根付かせるという農法で育てた山田錦のことです。

ちなみに 丸坊主にしているかもしれない人は、松下さんではありません。(笑)

松下米では、高精白をしてもヒビ割れず、洗米をしても胴割れせず

理想的なツキハゼ麹が出来るのです。

ツキハゼ麹 というのは、香りがよく(栗のような)、色が白く、麹菌が生えた

ところと生えていないところの境がくっきりとしていて、菌糸が米の内部まで

深く入り込んでいる麹 のことです。

つまり、酒米として申し分のない特性を有した米で特に低温で熟成にじっくりと

時間をかける純米大吟醸を造るのに、その個性は開花しました。

今年の純米大吟醸 松下米40は、約8ヶ月間の低温貯蔵の結果

とてもきれいで味に丸味を帯びています。

香り今年も控えめとなっております。



また 純米吟醸 松下米50は、香り・味・のどごしのバランスが良く

しなやかな旨みが感じられます。

どちらも、数量限定品ですので、お早目にお買い求め下さい。


ところで 日本酒教室・金曜日は 少し空きがあります。

毎月 第2金曜日の 午後7時から8時半 浜松駅前アクトシティの8階

NHKカルチャースクール で行っております。

途中入校も可能ですので、興味のある方は是非ご参加ください。

詳細はこちらです。

粋に愉しむ 日本酒ワールド 金曜






 

早くも しぼりたて入荷 蓬莱泉

カテゴリー │イベント日本酒の会ランニング

美禄会に2名様空きが出たと、お伝えしましたが
おかげさまで すぐに埋まりました。
初めて参加される方が、ご夫婦で来ていただきます。
心より感謝申し上げます。

今度の日曜は ジュビロ磐田マラソンのハーフに出場します。
先日の日曜は佐鳴湖を20キロ試しに走ったので、今日は
軽めの街中10キロラン
風が少々あり、季節はそろそろ冬の様相を呈してきました。




さて、冬と言えば しぼりたて の季節ですが、早くも新酒が
入荷しています。 当店 28BY新酒 の第一号です。

◆蓬莱泉 特別純米生酒 しぼりたて 28BY


グラスに注ぐと、しぼりたて特有の、キリリとしたフレッシュな香り

に包まれます。

アル分17゜ですが、そんなにきつい感触が舌を刺激することはありません。

むしろ、口中での味のひろがりは軽快で瑞々しい。

後口に、ほのかな酸を残すところが、純米生原酒たるしぼりたての

個性でしょう。

今年も いいあんばいに 搾られています。

◆蓬莱泉 特別純米生酒 しぼりたて 28BY





 

小夜衣純米吟醸PREMIUM2016

カテゴリー │イベント

今度の日曜に開催する 美禄会 ですが
2名様 お仕事の都合で欠席の連絡が入りました。
まあ、よくあることですので仕方がありません。

まだ一週間ありますので、2名様を再募集致します。
出来れば 2名様でお申込みいただくと嬉しいです。
既にお申込みいただいている方の追加でも結構です。

ご連絡をお待ちしております。

美禄会2016






その美禄会で出るか否かは定かではありませんが
年に一度の マニアが唸る1本 をご紹介します。

◆小夜衣 純米吟醸 PREMIUM2016 特別限定秘売品


このお酒は、森本社長が数種類のお酒を試飲しながらブレンドする
特別に詰められた限定酒です。

今回も40%精米と50%精米のお酒が9割ブレンドされており
残りは55%精米のお酒 ということで
精米歩合は55%の純米吟醸酒として発売されます。

色はほとんど無色透明です。

香りはどこまでも穏やかで、小豆を煮たような芳香がかすかに漂います。

含むと、酸は低くふくよかな旨みが練れたコクとして広がります。

上品な甘みもポイントでしょう。

鼻に抜ける香りは干し柿のようで、やがて静かに消えていくところが

まさにプレミアム。

余韻は、今年も故郷の郷土料理が食卓を飾るイメージが沸き立ちます。

このお酒の着地点は 地味 しかし 滋味  そして 深くもやさしい

 


 

おんな泣かせ 入荷

カテゴリー │イベント日本酒の会

ただいま ご来店のお客様にだけ、お知らせしていることがあります。

それは 12月に行う 日本酒のイベントのことです。

なぜ 店だけでしか告知しないのでしょうか。

それはやはり ご来店いただくお客様を大切にしたい

という気持ちからです。

あえて ブログ や SNS では取り上げず

店の告知だけで集客ができるのか?

なんとか半分が埋まりました。

興味がございましたら 是非ご来店下さい。

今 ご来店いただきますと いろいろと日本酒が入ってます。



本日入荷したのは このお酒です。

◆若竹 おんな泣かせ 純米大吟醸 27BY

今年は 酵母が 静岡HD-1 から NEW-5 に変わりました。

かといって 味わいにそう大きな変化は感じられません。

香りは穏やかで 静岡酒らしさに満ち溢れています。

口当たりは優しく、透明感とマイルドな旨みが感じられます。

ほのかに漂う吟醸香と、すべすべとした口中の感触は

例年と同じで、このお酒ならではのもの。

純米大吟醸の旨みの広がりと、味わいの深さが身上の限定品です。

今年も数が限定されていますので、お早目にどうぞ。





 

雑賀 の 山廃純米と雄町純米大吟

カテゴリー │映画

今週火曜日に観た映画 カンパイ! 世界が恋する日本酒
ようやく浜松でも シネマイーラ で上映されました。(11月4日まで)



久慈さん   ジョンさん   フィリップさん と、馴染みの顔が
日本酒の今と 彼らの人生を織り込んだ過去を、本音で語ります。

この映画、酒造りの現場をつぶさに描写したドキュメンタリー 
ではなく、 (もちろん醸造の映像はありますが)

造り手 伝え手 としての彼らが歩んできた道とその背景、心情を
うまく描写し、その日本酒の世界に集まる人たちをも輝かせ、そんな
彼らの姿を観ることで気持ちが高ぶり、そして日本酒の未来への
希望も湧く。 

そんな映画だと思いました。

ひとつ言えるのは、観たあとに必ず日本酒が呑みたくなる。

私は、帰り道にある取引している居酒屋さんへぶらりと立ち寄り
開運を飲みましたが、
ジョン・ゴントナー氏が劇中で言うように
日本酒ならなんでも良いわけではありません。

選択する目を養う意味でも、是非観るべき映画ではないでしょうか。
浜松は明日までです。 上映時間17時10分~18時50分

さて、直近で入荷したお酒のご紹介です。

和歌山県岩出市から紀の川市の郊外へ蔵を移転し三年が経ち
ようやく酒質が安定してきたのではと思わせるのが最近の雑賀さんです。

今年初めてチャレンジされたのが 山廃純米酒



蔵で日本酒の製造を開始した二代目雑賀豊太郎さんの時代(昭和9年)
から行われていたのが山廃仕込み。

やがて和歌山県内でも次第に山廃造りが行われなくなり、雑賀さんでも
途絶えたときがありましたが

「和歌山県から山廃造りの火を消してはいけない」と、現俊光社長が
復活させました。 当時、県内で山廃造りをする蔵は他になかったそうです。

◆山廃純米 雑賀 27BY

このお酒 純米ならではのふくよかな味わいが特徴です。
山廃仕込みにしては、軽快でかつ燗上がりし、お好みの温度帯で
楽しめるお酒だと思います。

今年『全国燗酒コンテスト2016』にて最高金賞を受賞されたというのも頷けます。




そしてもう一つ 雄町の特性を実にうまく引き出した上質感溢れる1本

◆雄町 純米大吟醸  雑賀 27BY


雄町を45~50%まで磨き醸された純米大吟醸の
一回火入れ酒を冷蔵庫で寝かせてから出荷。

香りは穏やかで上質の和菓子あるいは蜂蜜のようなスイートな芳香。

含むと、上質感に溢れる雄町ならではの旨みが流麗かつしなやかに
広がります。

鼻に抜ける香りは和三盆をイメージする干菓子のよう。

後口のキレは見事で静かな余韻を残します。

1.8L で 3996円(税込) と少し値は張りますが、中身的には
それ以上と確信できる完成度です。