白ワインの樽で熟成

カテゴリー │イベント

9月30日開催の あなたと地酒と音楽と2018

既にたくさんのご予約をいただき、ありがとうございます。

121名の定員まで、あと20名ほどとなりました。

まだ間に合いますので、興味のある方は是非

お一人でも お仲間とご一緒でも結構です。

ご予約 お待ちしております。

お申し込みはこちら



さて、変な進路をたどった台風が過ぎ、また猛暑がやってきました。

こういう気候は 日本酒もしっかりと冷して楽しんでいただきたい

ものですが、ちょっとユニークなこのお酒も、キンキンに冷すと

白ワイン感覚で楽しめます。

ええっ 日本酒を表現するのに ワイン・・・?

それはないでしょう。

はい そのとおりなんですが、実はこの日本酒

ワインの樽に4ヶ月寝かせた シロモノ です。




◆華鳩×TOMOE フュージョンW 2018

広島は三次ワイナリーのTOMOEブランドで、シャルドネなど

9 年間にわたり使用されたTaransaud 社のフレンチオーク樽に

純米吟醸を4ヶ月熟成。

日本酒そのものの熟成と樽熟成とのマッチが

実に面白い味わいを醸し出しています。

色は淡い黄色。

最後に詰められていた白ワイン特有の爽やかな香りが印象的です。

いわゆる樽熟成由来のバニラ香は控えめで、どちらかといえば

枯れた木のような香りも。

梅やかりん、パインのような香味に、熟成からくるキャラメルのような味も感じます。

日本酒の甘みや味のふくらみをアタックでは感じますが

その後の苦味を伴う味の引き締まりは樽由来でしょう。

よって全体的にシャープな印象です。

しっかり冷やせば白ワイン感覚でキリッと爽やかに楽しめますし

常温で飲めば日本酒の熟成由来の古酒のような味わいを楽しめます。

貴醸酒を熟成させた品とは違い、純米吟醸ですから 爽やかでライト

な感覚もあります。

一度お試しください。



 

鶴齢の愛山

カテゴリー │フィットネスクラブ

今日も暑いですね。

毎日続くこの酷暑に ランニングどころか

外に出るのも はばかれます。

ですからこんな季節は、もっぱらジムで 身体を動かします。

かといって トレッドミルで走るのは苦手なので

体幹を鍛えるエクササイズのスタジオで汗を流します。

冷房がきいているので、適度に快適な汗が出ます。

ああ 雪が恋しい・・・。



雪 と言えば 真夏でも溶けずに日本酒を保管する

“雪中貯蔵” という エコな設備で寝かされたお酒があります。

米は 愛山 です。

◆鶴齢 純米吟醸 愛山 29BY


兵庫東条産の愛山を100%使用し、57%精米にて醸された純米吟醸。

パストライザーにて一回火入れ後、鶴齢の雪室 にて貯蔵されました。

愛山らしく芳醇で美麗な口当たり。

香りはとても穏やかで、適度に感じる酸味が

純米吟醸としての上質感を際立たせています。

愛山 で醸されたお酒って、磨きが過ぎればすぎるほど

愛山らしさから 遠のいていくような気がします。

ですから、この鶴齢のように 57%精米 ぐらいが、ちょうどいい。

2016年の秋から建築し2017年5月に完成した 鶴齢の雪室は

雪の冷気を利用し‐5℃、5℃、外気温 と

3つの温度帯で保管できる貯蔵庫です。

雪室での貯蔵は、電気を使った冷蔵と違い、庫内の温度変化が

ほとんど無いため、貯蔵温度も一定でお酒への温度ストレスがなく

味わいや風味も良くなるそうです。

真夏の今の時期でも、完全に雪が溶ける ということはないそうです。

雪を再生エネルギーとして活用する施設は、雪国新潟ならでは

と言えるでしょう。

そんな 雪中貯蔵 で寝かせた 愛山の純吟  いかがでしょうか。

数量限定入荷につき、品切れの場合はご容赦下さい。


◆鶴齢 純米吟醸 愛山 29BY






 

獺祭 再入荷

カテゴリー │

毎日 酷暑が続きますが、夏バテなどお加減はいかがでしょうか。

早朝ランニングも、この暑さでは二の足を踏み、自重しております。

さて、水害の影響で 仕入がストップしていた 獺祭 ですが

商品の供給が再スタートしました。



入荷したのは 磨き50  磨き二割三分

磨き50の一升瓶も 今でしたらございます。

ただし 今月分と 来月分は 蔵からの数量割り当てと

なっておりますので、当店の現在庫限りとなります。

磨き三割九分は 本日土曜日の 午後3時頃に入荷します。



また 勝駒 も 入荷しております。

ご来店 お待ちしております。


こちらも 在庫限りですので、よろしくお願いします。


 

夏の酒 日本酒教室

カテゴリー │日本酒の会日本酒教室

9月の15日・16日 と二日連続で開催予定の

金賞酒を愛でる会


おかげさまで、両日とも定員一杯となりました。

ご予約いただいた皆様 ありがとうございます。



さて、昨日は NHKカルチャー日本酒教室

粋に愉しむ 日本酒ワールド があり

夏の酒 をテーマに 6種類の日本酒を嗜みました。

夏の酒 のイメージとして 生で軽快でフレッシュなもの

を想像しがちですが、決してそればかりではありません。

夏でも美味しく飲める日本酒 であることはもちろんですが

◆後味がスッキリとしたタイプ

◆キリッとした酸味を感じ、香りもフルーティなタイプ

◆味わいが濃く、アルコール度数が高めなタイプ

など お酒のタイプとしては バラエティに富んでいます。

そして 生酒 より 一回火入の 生詰酒 や 生貯蔵酒が

圧倒的に多いのも 夏酒の特徴です。

それは 真夏の流通や保管の問題もありますし

ほとんどの蔵が 寒造り と言って冬場に仕込むため

生生ですと、時の経過による味の多さが際立ったりして

むしろ口当たりが重くなることもあります。

もちろん 例外はありますが。

実際に飲み比べたのはこの6本です。



左から提供順に
sasanami 夏純米酒
半蔵 特別純米酒 辛口 金魚ラベル
鶴齢 特別純米 爽醇
萩の鶴 特別純米 R20
七田 無濾過純米おりがらみ生
初亀 純米吟醸 BLUE

どのお酒も 香りは穏やかで キリリとした口当たりのものが

多かったです。

七田のおりがらみは 氷を用意して ロックで愉しんだのですが

これがなかなかいけました。

普通のお酒をロックにすると、どうしても薄まる感が強いのですが

シュワシュワのおりがらみは、フレッシュ感が増します。

鶴齢の爽醇は アルコール分が14゜ですが

低アル感はなく、しっかりとした旨みと清涼感を感じました。

最後の 初亀 純米吟醸 BLUE は、心地よい酸がポイントの

ドライで上品な味わいでした。


この日本酒教室は 毎月 第2金曜 と 第3木曜 に開催しています。

どちらも 新規の生徒さんを募集しております。

10月からまた新たな6回が始まりますが、途中からの受講でもOKです。

週末の仕事帰りに 日本酒に関する知識と情報を得ながら

いろいろなお酒を嗜んでみませんか。

詳細はこちらです。








 

金賞酒を愛でる会 開催します。

カテゴリー │イベント休日日本酒の会

この連休は 日帰りで 長野県の天竜峡を訪れました。

計画した段階では 避暑 のつもりでしたが

浜松より暑い35℃超え 南信州も暑かったです。

豊橋から 373系の特急電車に乗り2時間ちょっとの旅は

途中 清流あり  トンネルあり  鉄橋あり  無人駅あり

と 運転席の横に張り付いての鉄道旅を満喫できました。



天竜峡では 天竜ライン下りの舟に乗り 水かさの増した

天竜川を50分ほどかけての舟くだり。

投網で小魚を捕まえて、船頭さんが空中に放り投げると

すかさず トンビが捕りに来るなど、見どころもたっぷり。

今度は もっと涼しい時期に行ってみようと思います。


さて、お酒の会 のお知らせです。



去年も 土曜 日曜 と2日間連続で開催した金賞酒を愛でる会

今年も 9月15日・16日と 二夜連続で行います。

既に 店頭では告知をスタートしていましたので、定員まで

そう多くは空きがありません。

お早目のお申込みを、お待ちしております。

詳細はこちらです。

金賞酒を愛でる会2018 at 旬の料理 大内




 

一代弥山プレミアム 入荷

カテゴリー │

西日本豪雨の余波で、西から来るお酒は入荷が遅れ気味。

このお酒も3日遅れで入荷しました。

クール便での配送ですから、品質的にはバッチリ安心です。

今年は 米を 地元の 千本錦100% に変更。

去年は 八反錦でした。

この 千本錦は 商品の企画スタッフが 田植えと稲刈りにも

参加して育てた、低タンパクの酒造好適米です。



搾られて すぐにサーマルタンクで一定期間落ち着かせ

その後 槽場にて1本ずつ手詰めするという手の込みよう。

その手間が、しっかりと味にも反映されおり、夏の爽やかな

生酒として お奨めの1本です。

◆一代弥山(いちだいみせん) プレミアム01 純米吟醸直汲み生 29BY

グラスから発つのは、桃やバナナのような熟れた果実の甘い香りと

ライチやラムネのような爽やかな香りが共存しています。

含むと、ピチピチと言うよりチリチリとした繊細なガス感。

と同時に甘みがパッと広がるフレッシュさが印象的で

香り系にありがちな苦渋はほとんど感じません。

スムーズな引きの良さと後半に感じるシャープでフレッシュな味わいは

決してべた付かず美麗な余韻を残しながら静かに消えていきます。

昨年の八反錦より 確実に きれいな旨みが増していることを自覚。

ラベルのデザインは、稲の果実である籾米を敷きつめ

瀬戸内海に浮かぶ幻想的風景を表現しています。

是非 お試しを。


◆一代弥山(いちだいみせん) プレミアム01 純米吟醸直汲み生 29BY





 

久礼の夏生酒

カテゴリー │

今回の西日本豪雨で被災された皆様には、心より御見舞申し上げます。

その水害による影響で、西日本の酒蔵さんからの物流が停滞しています。

物流の停滞ならまだ良い方で、中には 水に浸かって業務が停止している

お蔵もあります。

で、獺祭が一時的に品切れ状態です。

Yahooニュースのみならず、一般紙の記事として出るぐらいですから

その影響力はすぐに実売に反映され、普段お買いにならない方が

買占めのような購買行動をされるので、なくなるのです。

ずっと以前 桜井会長がバラエティ番組にでたときと同じです。

普通に飲んでおられる方には、とても申し訳ない気持ちになります。



さて、高知県のこのお蔵の商品は、注文して2日で到着しました。

爽快辛口 きれいな仕上がりの夏生酒です。

◆久礼 超辛口特別純米生原酒 花河童 29BY

辛口を商品名に標榜するぐらいですから、かなり辛い酒・・・

と飲んでみると、辛いというより爽快な口当たりでした。

夏場にあえて生生の原酒で詰めただけあって

香りはメロン果実のように深くも爽やかな芳香。

含むと、果実のような旨みとスカーッとした辛さがあとから

追いかけてくるので、まさに綺麗で爽快感のある味わい。

旨みが辛さに引っ張られるだけでなく、しっかりと幅を持たせながら

香りとのバランスも良く流麗に流れます。

きっちりと冷してお楽しみください。




 

正雪のスパークリング

カテゴリー │

勝駒 の7月分が入荷しました。

お蔵の意向により、ご来店いただいたお客様だけ

への販売とさせていただいております。


さて 静岡市清水区由比の酒蔵 正雪を醸す

神沢川酒造場さんから、シュワシュワの発泡清酒が入荷。

今年の2月にもごく少量だけ入荷したお酒ですが

その時のスペックは、静岡酵母の NMZ0690 と NEW-5

による仕込みで、瓶内二次発酵させた ドライなお酒でした。



今回入荷のお酒は、河津桜酵母による仕込で

やはり瓶内二次発酵させていますが、酵母の特性により

また違った味わいとなっております。

◆正雪 河津桜酵母 Sparkling 生酒 29BY
河津桜酵母による高い糖度(-40)と高い酸度(3.0)の特性を

瓶内二次発酵で爽やかなスパークリング清酒へと転化。

-40 や 3.0 という数字は、瓶詰め時二次発酵前のものですので

実際には、ほのかな甘みと適度な酸味がフレッシュさを彩る

低アルコール(11゜) の発泡性清酒となっています。

原料米は 誉富士を60%精米したものですから オール静岡の

スパークリング清酒 として 御祝事や ちょっとした飲み会など

乾杯を盛り上げるいろいろなシーンでご利用下さい。



 

初亀 特別純米 ほまれふじ

カテゴリー │酒蔵

最近 どこどこのリサイクルショップに 当店で扱う日本酒が

店頭に置いてあった  という話を聞きました。

値段を聞くと 3倍から4倍。

次の日に行くと 売れていた  というから驚きです。

そもそも そのリサイクルショップは 酒類小売販売免許を

持っているのでしょうか。

百歩譲って 持っていたとしても

扱うことができる酒類の種別規制の一つに以下のものがあります。

それは 酒類の品目ごとの課税移出数量が、全て3,000キロリットル未満

である酒類製造者が製造、販売する酒類。 
であること。

そして その要件に合致しているという証明書を製造者(酒蔵)から

もらわなければならないのです。

そんな証明書をリサイクル業者に発行する会社などあるでしょうか。

つまり 地酒や本格焼酎をリサイクルショップが合法的に販売するのは

ほぼ不可能なわけです。

輸入酒はこれに該当しないので、一応可能性はあります。

そういうお店で希少性があるからと高い買い物をするのは個人の自由です。

でも注意しなければならないのは、流通過程が全く不透明なお酒

ましてや日本酒などの醸造酒は、品質劣化に対する疑念がぬぐえません。

その人が更に高く転売するなら別かもしれませんが

(既に嗜好品ではなく投機対象品)

自分で飲むのであれば、これほどリスクの高い買い物はないでしょう。


さて、そんな世界とは無縁の 普通に買えて安心して楽しめる日本酒のお話。



3月に 日本酒教室の生徒さんたちと 初亀醸造さんを訪れたとき

試飲させていただいたお酒の一つに、このお酒がありました。

レギュラーの特別純米との味の違いがしっかりと感じられ

素直にいい酒 と認識できたわけですが、当時はまだ商品化

されていなかったわけです。

その ほまれふじ  が ようやく入荷しました。

◆初亀 特別純米 ほまれふじ 29BY
1.8L 2992円(税込)
720ml 1496円(税込)

「静岡の水・米・酵母」で醸された オール静岡の特別純米酒です。

柔らかなお米の旨みと、メロンをかすかに思わせる爽やかな吟醸香。

残糖感は控えめでスッキリとした口当たりに仕上がっています。

新鮮な魚介に加えて、鍋物や煮魚との相性も良いでしょう。

夏は冷蔵庫で冷やしてお試しください。

誉富士 のお酒は毎年進化していきますね。




 

黒鯉川 入荷

カテゴリー │映画

日曜は 映画のハシゴ

一か月ぶりに湯船が復活した、巷でいろいろと話題の

スポーツジムをそそくさと終えて駆け込んだのは

東宝シネマズで上映中の 焼肉ドラゴン

伊丹空港(と想像される)近くのバラックで生活する

ホルモン屋経営の在日家族の物語。

劇中に出てくる弟は 昭和44年に中学生だったから

私とほぼ同じ年頃 になる。

芸達者で魅力的なキャストの面々は、本音を言うと

生活の臭いが全く漂ってこない。

それは 映画ならではのデティールをリアルに表現していないから。

せっかく当時のホルモン屋を再現しているんだから

開高健も描いた豚の羊水とか、アウトなメニューもあってしかるべき。

まっこりなんかも、ヤカンに入っているだけじゃ面白くもなんともない。

ほぼ密造だったわけだから、造り置きのシーンなど見たかった。

今の映画は コンプライアンスの縛り がきついのね。

映画 としては、これから面白くなるであろうその後の展開に

期待を持たせつつ 家族の絆で終わってしまったところが

私的にはいかにも消化不良で 腑に落ちない。

でも Part2 があったら 絶対観に行く。


ちょっとブラックな寸評になったけど

ブラック と言えばこのお酒。(・ω・)\バシッ




◆特別純米酒 黒鯉川 29BY

この純米酒は、蔵元の佐藤社長自らの感性で

幾種類かの純米吟醸、純米酒をブレンドし試飲したのち

瓶詰めされたもので、限定数での発売です。

香りは、スマートな白檀にも似た芳香が静謐に立ちます。

含むと、一途に純米らしい辛口タイプであることを認識し

ほのかな酸とクリアーですべすべとした口当たりが印象的。

喉越し軽快なれども太さも残す旨辛口。