ヤマハ・ジャズ・フェスティバル・イン 浜松

カテゴリー │イベント

10月に予定されている ハママツ・ジャズ・ウイーク
その メインイベントたる アクト大ホールでの
ヤマハ・ジャズ・フェスティバル・イン 浜松

今年は20回目の記念の年となるとか。
となると、海外の超ビックネームでも来るのか?
と思いきや、意外にも、ほぼ日本人による編成。
唯一の外国人は、トロンボーンのWycliffe Gordonのみ。

思えば 1992年の第一回は 渡辺貞夫がメインで
原信夫とシャープス&フラッツ、原朋直や峰厚介の
グループなど、今から思うに 錚々たる日本のジャズ
メンで幕を開けたわけだから、原点回帰ということか。

それとも 予算の関係?

まあ そんなうがった見方はやめにして、名だたる
日本人アーティストの演奏や歌を楽しみにしよう。

で、今年の出演者は

PART.I 巨星と最強ユニットの熱い競演
the MOST featuring Wycliffe Gordon

PART.II 深遠なる響きのヴォイスとピアノの出逢い
鈴木重子 & 木住野佳子 デュオ

PART.III しなやかに疾走する精鋭集団
小曽根真 & No Name Horses

PART.I のメンバーは
Wycliffe Gordon(Tb)
the MOST 多田誠司(As.Ss.Fl) 片倉真由子(Pf)
上村 信(B) 大坂昌彦(Dr)


PART.III ではなんと

小曽根真 (Pf)をリーダーに
No Name Horses
エリック宮城(Tp、Flh) 木幡光邦(Tp、Flh)
奥村 晶(Tp、Flh) 岡崎好朗(Tp、Flh)
中川英二郎(Tb) 片岡雄三(Tb)
山城純子(B-Tb) 近藤和彦 (As、Ss、Fl)
池田 篤(As、Fl) 三木俊雄(Ts)
岡崎正典(Ts、Cl) 岩持芳宏(Bs、Cl)
中村健吾(B) 高橋信之介(Ds)

皆 それぞれのユニットでリーダーを取っている
連中ばかりではないか。 こりゃ期待できそう。

というわけで、本日土曜日が、チケットの発売開始日。
いそいそと、いつもの ヤマハミュージック東海 浜松店
いわゆる鍛治町のヤマハへ出かけたところ。

うん? いつもと雰囲気が違う。
人が少ない。
例年なら、開店時間に行列を作っているのに・・・・

なんと、このヤマハのお店は、プレイガイド業務を
今年の2月で終了したとか。
それでも、主催がヤマハなので、このイベントだけは
取扱っているということで、ほっとして窓口へ行くと・・・

ない いつも座る席の周辺が ここには全く無い。
あるのは、2階席のほんの数席のみ。
どうせ 私一人分ですから、どこでもいいや。
と、数少ない席の1枚を買うことに。

しかし、あのヤマハさんが、プレイガイドから撤退するとはね。
これも 街中ビジネスの衰退と関係しているのかなあ。
諸悪の根源 松菱残骸の余波は、じわりじわりと
浜松市民を苦しめ続けるのであった。



 

御代櫻 いいねえ

カテゴリー │

9月25日に開催予定の
國香・蕎麦の会
おかげさまで、定員一杯となりました。
お申し込みいただいた皆様 ありがとうございます。
当日をお楽しみに。

さて、岐阜県の美濃加茂市に、御代櫻(みよざくら)という銘柄の
蔵があります。

明治26年創業の製造石数約700石の老舗蔵で
蔵元さんも杜氏さんも共に若く、必ず酒質を
確認してから商品提案をするという、利き酒
能力に長けた情熱あふれるお二人だそうです。

その姿勢を聞くだけで、食指が伸びるのですが
やはりお酒を利いてみなければ、なんとも言えません。

で、入荷したお酒を飲んでみて、評判どおりの酒質に
笑顔がこぼれました。



若手蔵元から送られてきた自信作は、全量長野県産
の美山錦で仕込んだ純米吟醸の加水した生酒です。

香りは、アカシア蜂蜜のような芳香が爽やかに立ち
口に含むと、軽快でサラリとした感触が舌を滑らかに
包み込み、ほのかな酸が舌の奥で光を放ち
やがて静かに消えていきます。

清楚でいて、艶やかな味わいは無濾過生酒を氷温で
寝かせたことによる時のご褒美。

ズバリ お奨めです。
が、蔵の在庫は完売だそうですから、当店の在庫で
おしまい。是非お早めに。

御代櫻(みよざくら) 純米吟醸 美山錦 生酒 22BY 

そしてもう一品 純米の無濾過生酒もお奨めです。



こちらは、純米酒らしい米の旨みに、青林檎のような
香りとフッレシュな酸味がバランス良く感じられます。

無濾過原酒なのにサッパリとした飲み口とキレの良さ
を認識できるのは、造りの丁寧さから来るのでしょうか。

通常は加水での出荷ですが、味わい、香り、酸味の
バランスの良さを明確にお伝えしたいために、無濾過
生原酒での瓶詰めです。

御代櫻(みよざくら) 本生純米 直汲原酒 22BY







 

静岡県地酒まつり

カテゴリー │イベント

毎年10月1日に開催される、静岡県地酒まつり
今年は グランドホテル浜松にて午後6時から
行われます。

このイベントは、県内28の酒蔵さんがブースを設け
東部・中部・西部地区持ち回りで行われるもの。
24回目となる今年は、西部地区が担当で浜松での
開催。ましてや土曜日ですから、是非ともご参加ください。

と言っても、土日がお仕事 という方が今年は結構おられる
ようですが。



会費2000円で、28の酒蔵さんのお酒が自由に飲めます。
大吟醸もあれば、純米吟醸もあり、燗酒ももちろんあります。
すべてのブースですべてのお酒を飲んだら、かなりの量を飲む
ことになりますから、お気をつけ下さい。

食事は、ワンコイン500円で、会場の料理を自由に選ぶ
システムです。基本的に立食となりますが、私のようにあちこち
歩き回っている人間には、便利です。

腰を据えてじっくりと愉しみたい というむきには、ちよっと
落ち着かないかもしれませんが。

チケットの購入は、イープラスによるWebチケット販売のみです。
昔のように、酒蔵や酒造組合を通じての購入は出来ません。
つまり、パソコンや携帯からしか申し込みが出来ないシステム
なんです。

まずは、イープラスのページから 会員登録をし、申し込んで
ください。 受け取りと支払いを セブンイレブンにすると
手数料とかは一切かかりません。ただし、申し込んで2日以内
に手続きをしないと、無効になりますからご注意を。

イープラス

イープラスのシステムを使うなら、ファミリーマートの
端末機からも申し込めるようにしてもらうと、パソコンのない方
でも簡単に購入できるので、県の酒造組合の方には、是非ご検討を
お願いしたいですね。


第24回 静岡県地酒まつり



 

今日のラヂオは エキサイティング

カテゴリー │FMハロー

9月25日の 國香と蕎麦の会
定員まで あと4名様となりました。

迷っていらっしゃる方 早めのアクションを
よろしくお願いします。


さて、話は変わりますが
酒屋になったばかりの頃(今から25年ぐらい前)
町内の人と、祭りだったか、ソフトボールの打ち上げ
だったか、とにかく酒を飲んでいて、昔話になりました。

『俺がガキの頃 キイハンターがさあ 中田島砂丘に
ロケに来てさあ あそこをサハラ砂漠に見立てて
撮影したんだよお』

と、誰かが言いました。

ほお 昭和40年代中ごろの話ですか。
千葉真一や谷隼人が、中田島砂丘に来て、ドンパチ
やったんですね。

ここまでなら信じるのですが、そのあとに誰かが行った
言葉に驚きました。

『そうそう ちょうどあのとき 中田島砂丘には
 らくだ も居たしね・・・・』


ウソつけ  
いくら今より砂丘が広くても
らくだ が居たわけねえだろ・・・?

この人は ジョークで言ってるんだと私は勝手に解釈し
その話は、そこで白黒つけることもなく、聞き流して
しまったわけです。

そして、そんな話をしたことすら長く忘れていたのですが
今日 本屋に予約してあった ある写真集のページを
めくって、その話が真実であったことを、確信してしまいました。

その写真集とはこれです。



郷土出版社 保存版 ふるさと浜松

そして、らくだの写真がこれです。



観光用に誰かが飼っていたのでしょう。
当時の中田島砂丘は、もっと広大で、サンドスキーなんかも
出来たようです。 隔世の感がありますが。

今日のラヂオは、こんな話題で始まりました。
パーソナリティの えみ子さんとも4ヶ月が経ち
だいぶんと慣れてきましたが、彼女も 天然ぶりを
発揮し、突っ込みポイント 満載です。

今日の放送では 樫樽貯蔵の芋焼酎 がんこ焼酎屋を
持ち込んで、試飲をしたのですが

焼酎の色あいを説明するのに、彼女の発した言葉。

『そうですね。ちょうどウイスキーを飲んでいて酔っ払って
氷が解けてシャビシャビになって 薄まったような色・・・・』


おい (・ω・)\バシッ
確かにそうかもしれんけど そんな言い方したら
実も蓋もないでしょうが (笑)

私はすかさず、言いました。

『あんたの表現は判りやすいけど 良い表現ではないねえ
 氷で薄まっちゃって・・・は ないんじゃないの。』

『はい すみません。 でも綺麗な色ですねえ。』

遅いわ!

ラヂオの生放送 面白いですねえ。
まったく エキサイティングです。




 

國香・蕎麦の会 開催します。

カテゴリー │日本酒の会

当店のすぐ近くに、一(いち)と言う 手打ち蕎麦のお店
があります。 オープンして4年ほどになりますが、口コミ
で評判が広がり、年々お客様が増えているようです。

オープン当初は、当店のレジ横にチラシを置いて
お客様に薦めていました。 あるときなど、白衣を
まとった 見るからに飲食店のご主人らしき人にも
ご案内したところ、実はお蕎麦屋さんだった という
笑えない笑話もあります。

最近では、一さんで聞いてきたと、当店に日本酒を
買いに見える逆転現象も起きています。こういう関係は
居酒屋さんでも 鰻屋さんでも よくありますが、店主の
竹内さんが、日本酒をしっかりと吟味して置いておられる
からでしょう。




その 一さんを借り切って行う 日本酒と蕎麦の会
今年も9月25日の日曜日に行います。

三回目となる今回のゲストは、國香の松尾さん です。

ちなみに一昨年の一回目は 白隠正宗の高嶋さん

去年は 喜久醉の青島さんでした。

この会は基本的に、静岡県の酒蔵さんにゲストとして
参加していただくのが特徴で、お酒も一つの蔵に絞り
込んで提供いたします。



そこで今年は、國香酒造の杜氏であり蔵元の
松尾傳一郎さんをお招きし、静岡県の日本酒のこと、
國香の酒造りのことなど、いろんな話をうかがいながらの
楽しい時間となるよう準備を進めてまいります。

お酒はもちろん、國香。
斗瓶取り純米大吟醸から特別本醸造まで
バラエティ豊かにお出しする予定です。
とっておきの 古酒もあります。

一のご主人の竹内一平さんは30代の若き蕎麦職人。
素材にとことんこだわり、国産蕎麦を自家製粉。
蕎麦を語らせたらとにかく熱い人です。

お料理は、蕎麦コースとして昨年とはまた違うメニュー
で、お酒に合わせながらいろいろな料理をお出しします。
もちろん、最後は手打ちの蕎麦で締めます。

定員は25名様。
本日HPにアップしましたが、店頭ではご来店のお客様に
ご案内していたので、既に半分強が埋まっております。
明日は ラヂオでも声をかける予定ですので、興味のある
方は、是非お早めにお申し込みください。

詳細はこちらです。



 

芋焼酎の 樫樽貯蔵

カテゴリー │

宮崎県の焼酎蔵 寿海酒造さんから、ユニークで
本格的な うまい焼酎が入荷しました。

樫樽の中でじっくりと時間をかけ熟成貯蔵し
ベースとなる芋焼酎の原料は、契約農家栽培の
「紅さつま」を100%使用とか。




◆芋27゜ がんこ焼酎屋 赤芋樽貯蔵

つまり、焼酎をウイスキーのように 樫樽に貯蔵した
ものです。麦焼酎や米焼酎なら よくあるのですが、
これが芋となると、ないことは無いのですが、ちょっと珍しい。

例えば 今まで市場に出ていたのは、720mlで
2500~3000円クラスのものが大半でした。
どちらかと言うと、ギフト商材としての存在でした。

ところが、今回の品は 晩酌として気軽に飲んで
いただけるよう、価格は 1.8Lで2750円。
720mlは1400円です。


でも、美味しくなければ 価格がお手頃でも意味が
ありません。


飲んでみました。



グラスに注ぐと、ほのかな琥珀色に、色づいている
のが判ります。 日本の酒税法には透明度の制限が
あるので、焼酎の場合これ以上は色をつけられない
のです。

香りは、樽貯蔵の熟成香と芋の甘い香りが複雑に
からみあい、一種独特の個性的な風味が広がります。

口に含むと、とてもまろやかで舌の上を調和のとれた
甘みがスムースに広がります。 この甘みは芋でも
あるし、アルコールでもあるでしょう。

でも、アルコール度数が27度もあるとは、全く認識
できません。

そして、後口に芋らしい返しが来て、『ああ芋焼酎なんだ』
と、この段階で芋を覚醒させられる、個性的な本格焼酎です。


このままチェイサーを傍らにストレート、もちろんロックもグッド。
お湯割りにするのも、面白いかもしれません。

ちなみにこの焼酎は、お蔵の方針で 一県に一店しか
卸さないそうです。 月間の仕入れ本数も制限されて
います。  是非一度お試し下さい。

◆芋27゜ がんこ焼酎屋 赤芋樽貯蔵




 

やさしい S

カテゴリー │フィットネスクラブ

久しぶりの どこにも行かない普通の日曜日でした。
いつものように ジムへ出かける。

まずは ミルで5キロ走って、腹筋、背筋。
エアロビ45分でさらに汗をかく。

もう一つのエクササイズは ラディカル・パワー
バーベルなどの負荷を持って、スクワットや
ラウンジをたっぷり1時間行う、ちょっとハードな教室。

このエクササイズのインストラクターは スリムな
スタイルの優しそうな若いお姉ちゃん。
 なのだが、今日はじめて受ける人に どんなイントスト
ラクターか聞かれたので、こう答えておいた。

『やさしい娘(こ)だけど ちょっとSだよ・・(笑)』

ラディカル・パワーというエクササイズそのものが
かなりSなカリキュラムだから仕方がないところだろうが
今月になってから本当にきつい。

さらに 彼女の指導もなかなかのもの。

よく言うのが、連続してハードな動きをしていると

『ちょっと休んでいいですよお』
 と叫ぶのである。

もちろん、これを真に受けては絶対いけないのだが
一度試しに 本当に休んでみたところ

『休んでいて いいのですかあ』

どっちやねん。

やさしいS の本領発揮である。

でも、こんな教室いやだ とは微塵も思わない。
たっぷりと汗をかいたあとにシャワーを浴びて
湯船に漬かるその瞬間は、何事にも代えがたい
充実のひとときだから。

ジムに通う人間は きっとみんなMなんだろう。



 

日本酒講座

カテゴリー │日本酒教室

昨日は 日本酒講座がありました。

毎回 6時すぎに教室へ行って準備をする
のですが、酒屋という商売をやってると
これがなかなか大変なんです。

昨日も、さあ出かけようというときに、注文の
電話が入り、あわてて納品して、15分遅れでの
教室入り。 なんとか間に合いましたが、ヒヤヒヤ
です。

そこで、10月から新規に始まるカリキュラムは
15分遅くして、7時スタートに変えてもらうことに。
たかだか15分ですが、この時間帯の15分は大きい
と思います。


さて 昨日のテーマは 酒母(しゅぼ)。
酒母についてのお話でした。



試飲するお酒は 澤姫の純米酒。
速醸系のものと、生もと系のもの、そして山廃系の
ものを飲み比べ。

速醸系と生もと系の違いは 一目瞭然なんですが
生もと と 山廃 は、どちらも酸がガツンと感じられ
後口も濃醇に残り、区別がつきにくかったです。

ある生徒さんは
『こういう酸の強いお酒を若い人に飲ませると
一発で日本酒嫌いになりませんか』

確かに、そういう意見もあるかもしれません。
でも多様性も大切です。

生徒さんの感想は、山廃の方が後口がきれいに
感じるとのことでしたが、私は 生もとの方が艶やか
な余韻を意識しました。

すると 別の生徒さんが、
『先生は、おつまみを口にしていないからじゃないですか』

その通りです。
日本酒は、食べ物を口にすることで、味わいが変化します。
酸の高いお酒も、料理との相性で その存在価値がある
というもの。

ですから、お酒だけを口にして判断しては、本質を
見誤ります。  日本酒は 食中酒なんです。

次回は 酵母のお話です。






 

ザ・リアル・グループ をラジオで

カテゴリー │FMハロー

昨日のラジオは、雑賀の初呑切りを持参し
ピンチヒッターのパーソナリティ 原田靖子さんに
飲んでいただきました。



前回ご一緒したとき、試飲瓶を持ち込まなかったところ
非常にガッカリされたので、 
今回は しっかりと持参。

原田さんは、父の日に 獺祭をお父様にプレゼント
されたのですが、今回のお酒は 獺祭とはタイプの
違うお酒。

でも、雑賀は雑賀で

『スッキリしていてクセがなく どんなお料理にもあいそう~』
との評価をいただきました。

そして 音楽。
スウェーデンの アカペラグループ The Real Group をご紹介。

1984年に結成され、世界のアカペラ界をリードしているレジェンド
北欧スウェーデンの混声5声ジャズアカペラグループ です。

靖子さんは
『スウェーデンと言ったら アバぐらいしか知らない・・・』
とおっしゃいます。

いい突込みフレーズが出ました。(笑)

すかさず アバをリアルタイムでご存知なら

『歳 近いですねえ』

また その突っ込みかい (・ω・)\バシッ



聴いていただいたのは、彼らの 初期のアルバムから
 オリジナル曲 アカペラ・イン・アカプルコ

これ すべて 人の声だけで作られているのです。
驚きですよ。

YouTubeでどうぞ。





 

雑賀 初呑切り

カテゴリー │

台風が近づきつつあります。
今日は仕事になるのでしょうか。

昨夜は 夕飯後 ジムへ行くつもりでしたが
台風の大雨に心が折れてしまい、
晩酌をしてしまいました。 (・ω・)\バシッ



昨夜の 我が家のメニューです。
松茸ご飯に 鰆の煮付けに タコの酢の物
松茸ご飯は、いただきものの松茸で作りました。
もちろん 中国産の松茸。
びっくりするくらいの、安値で買ったそうです。

香りは ほとんどありませんが、松茸ご飯にすると
これがなかなか美味しいんです。

そして、晩酌のお酒は
◆純米吟醸  雑賀(さいか) 原酒 初呑切り

和歌山県の酒蔵 九重雑賀さんは、最近はもっぱら 
梅酒で有名になりましたが、この蔵の日本酒も個性的で
捨てがたい魅力を持っています。

初呑切りとは

貯蔵しているタンクの呑口(のみくち)から、お酒を採取
して香味の変化をチェックすることを呑切り(のみきり)
と言います。
変質・腐敗を発見するためだけではなく、お酒の熟成度合や
出来具合をチェックするためにも行われています。

6~8月頃の、その年に初めて行う呑切りのことを、初呑切り
と言います。

初呑切りではその年に目標どおりのお酒ができたかをチェックし
今後の貯蔵方法の参考にします。ですから、初呑切りは、酒蔵に
とって一大行事と言えるでしょう。

そして、その初呑切りを商品化したものが、このお酒というわけ。

原酒の強さと、雑賀特有の味の太さ、そして山田錦を
麹米に使うことで、なめらかな口当りが調和しています。

香りは穏やかで、かすかに枇杷(びわ)をイメージ。
豊かな米のエキスを感じさせる味の広がりがあり
やがて原酒らしくガツンとした感触に口中が支配されるも
なめらかな口当たりが心地良く残ります。

全体として、心地良い酸が強調されていて
余韻にその酸をしっかりと認識できます。
食中酒としては、サッパリ系の惣菜より
魚の煮付けのような味の濃いものにも合いそうです。

さて、今日のラヂオは このお酒を持ち込んで
試飲をします。 台風にもかかわらず、スタジオ
に出向きます。 
そして音楽は ザ・リアル・グループ 必聴です。

私が出るのは、お昼の12時10分から。
どうぞよろしく。
FMハロー  76.1MHz 
http://www.fmharo.co.jp/





 

 完璧な梱包

カテゴリー │酒屋の仕事

日・月と連休をいただき、一泊で海辺の温泉へ行きました。
なでしこの決勝も、ホテルの部屋で盛り上がっていました。

久しぶりに のんぴりとリラックスタイムを謳歌しましたが
小売業者の悲しい性でしょうか、店の固定電話を転送にセットし
もしもの場合に備えました。

もっとも 仮にもしもがあったとしても、浜松に居ないわけ
ですから、動きようもありません。 できることは、それが
苦情であるなら、 ごめんなさい と謝ることぐらいしか出
来ません。

つまり、安心 と言う名の 自己満足 をセットするようなもの
転送電話とは、まさに そんなものです。

で、実際にかかってきた電話は 3件。
在庫の確認が一つ。 休みの確認が一つ。 
そして、連休前に宅配便でお酒を発送したお客様から・・・

まさか苦情? 商品が違うとか 割れていたとか 
どきどきする気持ちをぐっと呑みこみ、お聞きすると

『こんなに完璧な梱包 はじめてみました。
お酒も 包装紙も みな無事に届きました。
 一度お礼を言いたくて、電話しました。』


それは、お酒の評価でもなく 対応の是非でもなく
梱包へのお褒めの言葉 だったのです。
これは 100%うちの奥さんの仕事。
私はまったくタッチしておりません。

日本酒の 1.8L 7本と 720ml 3本を 1個口に
収納し、なおかつ 割れないように荷造りをする。
さらにヤマト運輸が納得するだけの、完成度が求められます。


このお客様の場合、のし紙と包装紙も本数分同封せよ
とのご要望でしたので、それはそれは苦労して、梱包
作業に集中しておりました。

仮に私がやるとすると、確実に2個口になり、経費が
かさみます。そして、無駄な新聞紙などがぎゅうぎゅうに
詰められ、お酒よりゴミの方を多くお送りすることになった
ことでしょう。 

私には 『梱包とは割れなきゃいいんだ』 という自負が
ありますから・・・(・ω・)\バシッ

かたやま酒店の宅配部門は うちの奥さんの梱包技術で
持っているようなもの。 なでしこ ではありませんが
女性には適いません。


 

うんめえー

カテゴリー │おいしい店

噂に違わず 最高に美味なジェノバ風ピザです。
五人で来たので ちょうど五種類の味を堪能。
ラッキーにも 三連休で通常のチーズの在庫が底をつき、高級な水牛の生乳から作ったチーズで出してもらえることに。

写真は バジルのピザ 味がとにかく深い 生地も もっちりとして歯触りも最高
車で来たのでワインを飲めないのが、なんとも口惜しい。

今度は 酒の飲めない友人と来なければ(笑)



 

チーロ ピザ屋

カテゴリー │おいしい店

浜松への帰りに
立ち寄った ビザのお店 豊橋のチーロ
洒落た店内に期待大です。



 

海辺

カテゴリー │旅行

海辺のホテルにて
二十年ぶりでしょうか海水浴は
海の水は お世辞にもキレイ とは言えませんが 雰囲気は楽しめました。
ああ ハワイの海が懐かしい



 

遅い昼飯し

カテゴリー │旅行

車で西へ
浜松より はるかに本場となった 愛知県の某町で 鰻を食す。

関西風の 蒸さない焼きだけの 鰻重
パリパリの食感が ちょっと新鮮。

でも 口が飽きる。
個人的には 蒸した方が好きかな。



 

連休をいただきます。

カテゴリー │休日

本日日曜と、明日月曜の 海の日 は
お店も 配達も インターネット店も、すべてお休みです。

久しぶりに連休をいただき、夏のバカンスを愉しみます。

よって、ネット上のご注文はお受けしますが、発送は19日
お届けは20日(水)以降となりますので、ご注意下さい。




なでしこジャパンの決勝戦も、旅先で観ることになりそうです。
大画面のテレビがあれば良いのですが。

台風は、南の海で停滞してくれることを祈るばかり。
でも、月曜はきっと雨模様でしょう。
雨なら雨で、愉しむ方法はいくらでもあるので、いいですが。

では、行ってまいります。


 

酒屋は 面白い。

カテゴリー │酒屋の仕事

久しぶりに更新です。

別にラヂオの大チョンボを引きずっていたわけでは
ありません。(笑)

更新できなかったのは、単純に忙しいから。
こんなご時勢にありがたい話ですが、店もネットも
業務店の仕事も、更に日本酒講座のレジュメ作りや
ジャズも聴かなければいけませんし・・・ (・ω・)\バシッ

とにかく、すべての事柄が次から次と、わが身に
降り注ぐのです。

幸い、店番をしながら ネットの更新をして メールや電話に
出て注文に対応し、見積書を作成して、店内に流れるジャズを聴く
という一連の作業が一箇所で出来るので、助かります。
店に居ないのは、配達と倉庫の整理のときだけ。

そして、最近の顕著な傾向として、ご来店のお客様が
着実に増えたことがあげられます。

特に、初めてのお客様が多いのですが、来店動機をお聞き
すると、ある特定の銘柄を探して というのが一番。

次に、日本酒や焼酎に興味を持ち出したものの、何をどこで
買ったらよいのか判らず、ネットで検索したら かたやま酒店
が出てきた。 こんなに近くにこんな店があったのね。
という声もよく聞きます。

当店は自慢じゃありませんが、宣伝費に一切金をかけませんから
まだまだ、浜松市内でも認知されていません。
まあ それだけ 伸びしろがある ということでしょう。

でも 駐車場にはお金をかけてます。今年から駐車場契約を
倍に増やしたので、お客様は止めやすくなったと思います。
当店の駐車場は奥行きがあるので、一列に2台はらくらくに
駐車できます。

そんなご来店のお客様ですが、世の中にはいろんな方が
おられます。 最近印象に残ったのは、お一人で静かに
入ってきて、いきなり携帯で商品の写真をお撮りになる方。

一枚ぐらいならいいか と黙ってみていると、何枚も撮るので
さすがに声をかけました。

  なにか写真に残したい興味の湧く酒でもありますか?

すると 返ってきた答えが

  友達が探しているお酒がこれでいいのか、確認のため
  送信してます。

なるほど。 今はそんな時代なんですね。
でも、一言許可をとってから撮るのが、エチケットというものでしょう。


辛口の美味しいお酒をください。
という 問いかけ これが実に多いです。

辛口 と一口に言っても、皆さんの 辛口に対するイメージ
や物差しがそれぞれ違うので、もう一つ突っ込んでお聞きします。

香りは華やかな方がいいですか? それとも穏やかな方が・・
口当たりは さらりと軽快な方がいいですか? それともどしっと
存在感を感じるタイプのほうが・・・
後口の返しにマイルドな余韻を残すのと、キリリとした酸を残すのと
どちらがお好きですか。

すると、辛口 とおっしゃってた方の90%は、そんなに辛口で
ないお酒をお選びになります。

イメージとしての辛口という言葉が、いかに漠然としていて、
曖昧模糊なものかの証明です。

あとは、飲むシチュエーションと容量とご予算をお聞きして
お奨めすべき1本が決まるのです。

酒屋は 面白いですよ。








 

大チョンボ

カテゴリー │FMハロー

今日は RADIO-H の放送があり、いつものように
アップオンスタジオへ。

お酒は 竹の露 にごり生酒 夏シュワ を持参し
生本番で試飲しました。

このお酒は 微発泡ですから、獺祭や七田や鮮
のように、噴出すというハプニングはありません。
ですから安心して開封し、つつがなく試飲が出来ました。

キリリとした辛口タイプのにごり生酒で、純米仕様
なのに純米表示が出来ない理由などを解説し
放送は 音楽の話題に。



ジャケットは カリビアン・ジャズピアニストの
マリオ・カノンジュ です。

フランスの海外県 西インド諸島に位置するマルチニ-ク島
出身の彼は、独特のラテンタッチの演奏が身上。

あの有名な ビギン のリズムは、マルチニ-クが発祥。
コールポーターが ビギン・ザ・ビギンを書いたのは、1935年
のこと。 でも、それは4拍子で作られているのですが
本来のビギンは 2拍子。

マリオ・カノンジュは、ビギンを2拍子で見事にジャズと
融合させ、独特の音世界を醸し出します。

そんな話をして、では聞いていただきましょう。
彼の最新アルバム MITAN から8曲目の
SKA DU CAP です。


・・・ここまでは良かったのです。
ところが、流れた曲は ビギンのリズムとは似ても似つかない
マイナー調のテンポのゆっくりとした曲。

あれえ、選曲をミスったかな。
ディレクターに確認すると、間違いなく8曲目。
生放送にもかかららず、曲を一旦止めてまた8曲目
を流すも同じ結果・・・・? ? ?

念のためプレイヤーの表示を見ても、確かに8曲目。
ということは、私がかけたい曲は8曲目ではないということか。

でも、それは何度も聞いて確認しているので、8曲目で
間違いないのです。

結局、時間も無いので そのまま違う曲を流して
私のコーナーは 『真夏のミステリーでしたね』 との
えみ子さんのナイスフォローで まとめに。

私も 『お酒では噴出すこともなくスムースに進行した
のに、まさか音楽でこんなハプニングがあるとは・・・
ラジオをお聞きの皆様も、人生何が起きるか判りません
から、お気をつけ下さいね。』

と、訳のわからないフォローをして、コーナーは終わりました。

あれは一体なんという曲だったのだろう。実際のところ
聞いたこともない曲だったし、本当に ミステリーだな。

との複雑な気持ちで店に帰ると、店内では 私がラヂオで
かけたかった曲が バンバンに流れているではありませんか。

ここですべての合点が行きました。

違うCDを 持って行ってしまった
  (・ω・)\バシッ  バシッ バシッ

つまり、全然違うCDの8曲目を流して 違う違うと
大騒ぎしていたのです。

出かける前に パソコンのトレイから出してジャケットに
入れたのは、これから聞こうとしていた別のアルバム
というわけ。 ほんとうに バカ ですねえ。

すべて 私の大チョンボ。
3年以上生番組に出ていますが、こんな失態は初めてです。

リスナーの皆様 スタッフの皆様
 ひらにひらにお許しを m(_ _)m



 

シャンボール閉店

カテゴリー │

浜松市の街中 有楽街のど真ん中に
シャンボールというパン屋さんがあるのですが
今週の木曜日で閉店するそうです。

パン屋と言っても、ずっと以前からベーカリーは
止めて、工場で作られたパンを置くだけの店に
なっていましたが、休み前の火曜日など、全品
100円になるので、よく使っていました。

うちの奥さんは、高校生の頃ここでバイトをしていた
そうで、昔はパンもケーキもここで製造販売し、2階
には喫茶店もあったということですから、規模こそ小
さくなったものの、何十年と営業を続けてきたわけです。

思えば、浜松の街中はどんどんと 物販業が
撤退していき、飲食店ばかりの偏った構造に
なり果てています。 このシャンボールの跡も
どこかの飲み屋さんが、きっと入ることでしょう。

市の補助制度を利用すると、新規に街中で
飲食店を開業する人には、改装資金200万。
家賃半額補助二年間(だったと思う)という特典
があります。 ですから、飲食店ばかりの街に
なってしまうのでしょう。

長く街中で飲食店を続けている人にすれば、とても
やり切れませんが、この補助がなければ、シャッター街
になる恐れもあります。

でも、市が街中のために一番にすべきことは、
松菱の残骸を一刻も速く無くすこと。
それに尽きます。
そしてこれは、政治の仕事です。




 

サンデー・アット・ジャズ・クラブ

カテゴリー │ジャズコミュニティ

昨日の日曜は、日帰りで大阪へ行きました。
何をしに行ったかと申しますと

去年ハートランドで開催した地酒とジャズの
イベント 『あなたと地酒と音楽と』 で
遠州スーパーギタートリオと長唄三味線の師匠
杵屋邦寿さんとのセッションがありました。

今回はその録音CD-Rを持参して出かけたのです。
行き先は 大阪市内北区の天神橋筋五丁目。
長いアーケードで有名な天神橋筋商店街からちょっと
はずれの喫茶店 バンブークラブ。
天神橋筋商店街を歩くのは、30年ぶりぐらいでしょうか。



古き良き時代を彷彿とさせる、ちょっと懐かしい外観の
扉を開けると、中は時代が止まったような空気が漂って
おりました。



この喫茶店、毎月第2日曜日の午後は、関西地方の
コアなジャズリスナーが集まり、 Sunday at Jazz Club
なる愛好会の会場となるのです。

7月例会のテーマは
特集:「和ジャズ ~ニッポンのジャズを聴く~」

「和ジャズ」という、古きよき日本のジャズを再評価する
というブームを背景に、日本のジャズマンやその録音
だけでなく、日本古来の楽器や唱歌、またアニメソング
なども含め「これぞニッポンのジャズ」という音源を持ち
寄り、一人10分ほどの持ち時間で発表し合う という催し。

この会の常連さんである大阪在住のGさんからお誘い
を受け、はるばる新幹線に乗って出かけた という次第。

ジャズギターと三味線のセッションともなれば、テーマの
趣旨には沿うので、お聞かせするのも良いな。それに久
しぶりの大阪の空気も懐かしいし・・・・

と軽い気持ちで出かけたものの、例会が始まり、皆さんの
お話や音源を聞くと、
『えらいところにきてしもた』
というのが率直な気持ち。(笑)


SP盤や10インチのレコードからCD-Rに焼き移したレアな
音源。見たことも無いジャケットやCD。そして、コアな会話。



メンバーのある方が、いま歌ったシンガーは誰がご存知?
と振ると、すかさず 三宅光子 (マーサ三宅のこと) と声が
上がり、このカルテットのピアノは誰かわかりますか? と
振ると テディ・ウイルソンかなあ・・・正解。


ジャズファンを自認する私が、彼らの会話について行けない
のであります。 ほんまに大丈夫かいな・・・

6人のメンバーの方が発表を終え、休憩をはさんでいよいよ
私の番です。主催者の方が、遠く浜松から来たということで
時間を長めに設定してくださったので、自己紹介から始め
『あなたと地酒と音楽と』を始めたいきさつなどをお話しました。


そして、皆さんに聞いていただいたのは
チック・コリアの名曲 ラ・フィエスタを、遠州スーパーギター
トリオに杵屋邦寿さんの三味線が加わり、熱いセッションを
繰り広げた音源です。

7分20秒に渡る演奏を、皆さんじっくりと聞いてくださいました。
ギターと三味線って合うねえ。 とか 面白い演奏やね。とか
暖かく好印象に受け止めていただき、ほっとしました。


会の後半は、貴重なライブ映像が披露され、これらがまたすごい。

アートブレイキーが1961年に来日したときの映像とか。
トランペットは リー・モーガンです。

ナット・キング・コールが枯葉を日本語を交えて歌う映像とか。

アニタ・オデイが、宮間利之とニューハードをバックに歌う
スイート・ジョージア・ブラウン とか。

セロニアス・モンクが、東京のTBSスタジオで演奏した1963年の
映像とか。 モンクは、あんなに指を立てて弾いたんだ。
貴重なビデオの数々に もう興奮状態です。

この映像を拝ませてもらっただけでも、浜松からノコノコと
出かけた甲斐があった というものかもしれません。

そして、レアなLPジャケットをたくさん持参された ご年配の
Oさんが、実は私の出身の阪南中学の大先輩だったという
オマケまでついて、非常に思い出深い一日となりました。

そうそう 3年前の『あなたと地酒と音楽と』に参加してくれた
ジャズシンガーの中谷泰子さんも遅れてお見えになり
久しぶりにお会いできました。

主宰のYさん。 誘ってくださったGさん。 
他メンバーの皆々様 ありがとうございました。