大野雄二トリオの新譜

カテゴリー │CD

昨夜は 久しぶりの ナイトラン

浜松の街なか10キロ を、それなりのピッチで。

夜ともなれば 風がやさしくてクール。

ただし、暗いのでどうしても足元に眼がいきがち。

安全な道を選ぶので 信号を守っている限り

車の心配はないものの、無燈の自転車は怖い。

ほんの2、3mまで近づいて、ようやく認識できる。

腕に 光る腕章をつけているので、多分 向こうは認識

しているのだろうが。

話はガラリと変わって 本日届いた ごきげんなアルバムを1枚。



五年ぶりにリリースされた 大野雄二トリオの極上ジャズアルバム。

クリアファイル付きでゲットしました。

まさか 全編 アコースティックピアノによる演奏とは

まさか 50年代のウェストコーストジャズの香りが漂うとは

まさか Lynのヴォーカルが聴けるとは

まさか ルパン3世のテーマや挿入歌に 極上のジャズバージョンで

ごきげんにめぐり会えるとは


意外な展開に 驚きの連続でした。

今宵は 呑み切り一番を嗜みながら このアルバムを

バックに ゆるりと呑りますか。




 

送料改定のお願いです。

カテゴリー │酒屋の仕事

本日は 味もそっけもない 業務上のお願いです。

特に ネット上でお酒をお買上げいただくお客様に

ヤマト運輸の 送料値上げにつきまして。

大変心苦しいお願いとなりますが、新聞報道等でご承知のように

ヤマト運輸から送料値上げの要請がございました。

値上げ幅を縮小する交渉を施しましたが、値上げそのものは

受けざるを得ない状況です。

つきましては、2017年10月1日以降に発送するお荷物について

金額の改定をさせていただきます。



基本的に 各地域 100円の値上げとなります。

ただし、従来より実施しておりました 15000円以上お買上げの

お客様に対しての 送料無料サービスは

500円だけ上げさせていただき 

15500円以上のお買上げで送料無料といたします。


北海道と沖縄は 800円頂戴します。

品にもよりますが、1.8L瓶で5本以上お買上げいただくと

15500円を超えるかと思われます。

1本あたり 税込で3100円のお酒をお選びいただければ

OKではないでしょうか。

6本お買い上げいただければ 1本あたり 2583円です。

つまり 5本以上お買上げのお客様に対しては

送料の値上げ分を 北海道と沖縄を除き

当方で負担させて頂きます。

どうかご理解を賜りまして

今後とも変わらぬご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

この改定は 10月1日出荷分からですので

今週末 9月30日出荷分につきましては

旧来の送料で承ります。

今のうちに ご注文下さいませ。

送料の詳細は こちらです。








 

蓬莱泉 ひやおろし

カテゴリー │ランニング

今朝ランは 街なか中央10キロ

中央地区の南北の通りを2往復 約2キロを

交えての10キロでした。

ここは信号がなく、車も少ないので とても走りよい。

走りよいのは、気温が低く 湿度も低いからかもしれません。

秋が いよいよ本番となりました。



そんな時期に入荷した ひやおろしは 奥三河の蔵から

ほどよく熟成し、やわらかな旨みの1本です。

そもそも ひやおろしは このタイミングに出荷されてこそ

あるべき姿でしょう。

でも ほとんどの蔵が 8月から9月の まだ暑い時期に

集中するので、仕入と売上のバランスが悪いこと 悪いこと。

でも 仕入れないわけにもいかないところが 辛いところ。

◆蓬莱泉 特別純米ひやおろし 夢筺(ゆめこばこ) 28BY

奥三河で収穫された酒米「夢山水」を麹米に使用し搾ったあとに

一度だけ火入れ。

その新酒を、関谷醸造吟醸工房隣の矢作第一発電所構内トンネル

摂氏15℃を常に維持する真っ暗な環境で半年間じっくりと

自然熟成されました。

夏を越し静かに熟成の時を重ねたひやおろしは

円熟した旨みと、艶やかでとろけるようなマイルド感が身上。

香りが抑制されている分、食中酒としての存在感を示します。

是非 一度 お試しください。


◆蓬莱泉 特別純米ひやおろし 夢筺(ゆめこばこ) 28BY






 

金賞酒を愛でる会2017 開催しました。

カテゴリー │日本酒の会

9月23日(土) と 24日(日)の二日間にわたって
 
金賞酒を愛でる会 を開催しました。

この会は毎年人気の会で、定員が22名ということもあり

すぐに満席となってしまうので、今年は二夜連続で開催

することとしました。

去年の倍の方にお越しいただけるわけですが、それでも

2日ほどで予約は埋まりました。

土曜日は かたやま酒店は営業ですので 私一人で

日本酒のサービスとMCを務めました。

日曜日は 息子にサービスを託し、私もお客様と一緒に

食事をしながらのMCでした。


午後5時前に会場となる大内さんに入り、準備に勤しみます。


テーブルセット


定刻の6時に会はスタート
乾杯の音頭のあと、大内さんよりご挨拶とお料理の説明。
静岡県のお酒が半分以上を占めるので、料理の材料も
地元を中心に取り揃えていただきました。

当日の日本酒ラインナップはこちらです。


23日 左から提供順に
①杉錦 純米大吟醸しずく取り原酒
平成29年静岡県清酒鑑評会県知事賞
②花の舞 大吟醸
平成29年全国新酒鑑評会金賞酒
③英君 大吟醸 斗瓶囲い雫酒
平成29年全国新酒鑑評会金賞酒
④開運 大吟醸
平成29年全国新酒鑑評会金賞酒
⑤神雷 大吟醸
平成29年全国新酒鑑評会金賞酒
⑥天の戸 純米大吟醸35
平成29年全国新酒鑑評会金賞酒
⑦開運 純米大吟醸
SAKE COMPETITION 2017 純米大吟醸部門第一位


24日 左から提供順に
①開運 波瀬正吉大吟醸 無濾過生 首-3
平成29年全国新酒鑑評会金賞酒の斗瓶取り生
②花の舞 大吟醸
平成29年全国新酒鑑評会金賞酒
③英君 大吟醸 斗瓶囲い雫酒
平成29年全国新酒鑑評会金賞酒
④阿櫻 大吟醸無濾過原酒
平成29年全国新酒鑑評会金賞酒
⑤白露垂珠 純米大吟醸原酒 雪女神
平成29年全国新酒鑑評会金賞酒
⑥天の戸 純米大吟醸35
平成29年全国新酒鑑評会金賞酒
⑦開運 純米大吟醸
SAKE COMPETITION 2017 純米大吟醸部門第一位

両日で若干お酒の内容が変わるのは、手配できた本数との

兼ね合いです。

料理とお酒の内容については、24日分でのご報告とさせていただきます。


乾杯のお酒は 開運波瀬正吉大吟醸 無濾過生首-3
お料理は 先付として
かます、長芋、焼椎茸のかさね
赤足海老 共味噌
巨峰の白和え


今年金賞をとった大吟醸の元となる 斗瓶取りの生酒です。
生酒らしく、味のふくらみがスピード感を伴って広がります。
かます、長芋、焼椎茸のかさねは 親方のアイデア料理
これは いけてます。


2番目のお酒は 花の舞 大吟醸 金賞酒
お料理は 天然すっぽんのスープ 焼き餅 芽ネギ

米・水・酵母とオール静岡にこだわった金賞酒
落ち着いた香りと味わいは、この日のお酒の中では地味
ではありましたが、うす味のすっぽんのスープとよく合いました。
コラーゲンたっぷりでした。


3番目のお酒は 英君 大吟醸 斗瓶囲い雫酒
お造りは まぐろ、ひらめ、しめ鯖
かすかな酸がアクセントとなる大吟醸。
まぐろの脂とよくなじみました。


4番目のお酒は 阿櫻 大吟醸無濾過原酒
お料理は 焼き胡麻豆腐 かに・枝豆
本日のお酒の中で一番香りの高い1本です。
1801酵母らしい華やかな味わい。
焼き胡麻豆腐の 濃醇な味わいとうまく合致しました。


5番目のお酒は 白露垂珠 純米大吟醸原酒 雪女神
お料理は 三河鶏の杉板焼き 栗含め
白露垂珠は日本で唯一 雪女神という最新の酒造好適米で
醸された金賞酒で、清冽でキレ抜群の1本です。
かすかに杉板の香りが沁みた三河鶏は
歯ごたえのある一品で美味でした。


6番目のお酒は 天の戸 純米大吟醸35
お料理は 秋刀魚、なすの煮卸し 京小芋・しし唐
地元の米だけで通算12回の金賞受賞を誇る天の戸は
麹菌の組み合わせに腐心されたとか。
味と香りのバランスは抜群でした。
秋刀魚となすの煮卸しの温かな一品は、心も温まります。


最後のお酒は  開運純米大吟醸
日本一美味しい市販酒をコンクールする SAKE COMPETITION 2017で
純米大吟醸の部の№1に輝いた1本です。
かなりお酒が入って、ゆるゆるの状態でもこのお酒の素晴らしさは
しっかりと認知できます。気取らずするすると飲めてしまうのでした。


食事は きのこの炊き込みご飯 香の物 お味噌汁
御飯がでると これだけ飲んでてもリセットされてしまいます。
きのこがふんだんに入った美味しい御飯。
皆さん おかわりをされていました。

23日のお客様









締めは 豊橋からお越しのWさんにお願いしました。


24日のお客様






締めは 某居酒屋の大将に



会の最後に 人気投票を行ったのですが 上位3品目だけお知らせします。

23日
1番人気 神雷
2番人気 杉錦
3番人気 開運純米大吟醸

24日
1番人気 開運 波瀬正吉
2番人気 開運純米大吟醸
3番人気 英君 白露垂珠 同数

でした。 

今年も 美味しく 楽しく 賑やかに 金賞酒を愛でる会を

開催できましたこと感謝申し上げます。

参加されたお客様 大内の皆様 ありがとうございました。

また 来年をお楽しみに。





 

一代弥山 プレミアム01ゴールド

カテゴリー │ランニング

今朝ランは 馬込川10キロ

すずかけセントラル病院の横を南下する道から

馬込川沿いに戻るコース。 涼しいのはいいね。

さて、7月に生酒が入荷し、あっという間に完売した

広島県は中国醸造さんの純米吟醸 一代弥山(いちだいみせん)

生酒は ピリピリとガス感を感じるお酒でしたが

今回入荷の一回火入れ酒は、とてもなめらかな口当たり。




◆一代弥山  プレミアム01ゴールド 純米吟醸火入れ 28BY

フレッシュな洋梨やリンゴを思わす香りに、ラムネのような

爽快なイメージが湧きたちます。

口当たりは、とろみを感じる甘みがあれど、概してフレッシュで

とても瑞々しい。

これが米から出来た酒であることが、今さらながら信じられない気分。

後半に感じるシャープでキリリとした味わいは、決してべた付かず

美麗な余韻を残しながら静かに消えていきます。

思いっきり 冷やしてお飲みいただくのが一番美味しく

楽しめます。

ラベルのデザインは、稲の果実である籾米を敷きつめ

瀬戸内海に浮かぶ幻想的な弥山を表現しています。




 

日本酒教室 富士錦・清社長にお越いただきました。

カテゴリー │日本酒教室

昨夜の NHK日本酒教室

『粋に愉しむ 日本酒ワールド 木曜』


蔵元ゲストの日。

富士錦酒造の 清信一社長にお越しいただきました。



富士宮市の旧芝川町は、富士山の麓、静岡県の東部に

位置するお蔵で、浜松市など西部地域の皆さんには

なじみの薄いお蔵ではあるのですが、清さんの略歴や

富士錦の酒造り、 小田島(こだしま)杜氏のことなど、

ユーモアも交え、とてもわかり易く丁寧にお話いただき

親近感の湧く ひとときとなりました。

清社長にご提供いただいたお酒も含め、試飲タイムは

7種類の日本酒を堪能しました。



左から提供順に
富士錦 旨辛純米 赤ラベル
富士錦 特別純米 誉富士
富士錦 特別純米 誉富士 生原酒
富士錦 純米 静系94号
富士錦 純米大吟醸 中汲み 雄町
富士錦 純米大吟醸 愛山
富士錦 大吟醸 H29静岡県清酒鑑評会会長賞受賞酒

誉富士の生原酒は、今年の3月入荷のお酒を

この教室のために冷蔵保管したのですが、見事に

きれいに熟していて、雑味も皆無の最上の1本でした。

清社長ご提供の 静系94号は、いまや幻の純米酒。

誉富士に似て非なる味わいは、独特の個性を発揮していました。

純米大吟醸 愛山 は、40%精米の27BY。

愛山らしい スイートで濃醇な旨みがほとばしる1本。

静岡県清酒鑑評会会長賞の大吟は、静岡吟醸の最高峰。

バラエティ豊かな試飲タイムとなりました。



有志の皆さんとの懇親会は、駅近くの居酒屋さんで。

新幹線の時間が迫っていたので、長くはご一緒できなかった

のですが、業界の裏話も飛び出すなど、思い出に残る楽しい

時間を過ごせました。

清社長 ご参加ありがとうございました。




NHKカルチャー では、10月からの受講希望者の方を

募集しております。

木曜教室の日程とカリキュラムは

○ 2017/10/19(木)  ひやおろし を飲み比べ (火入れとは)
○ 2017/11/16(木) 山田錦 を知ろう
○ 2017/12/21(木) しぼりたて を飲み比べ (搾り・上槽とは)
○ 2018/01/18(木) 温度と日本酒の関係
○ 2018/02/15(木) 酒蔵ゲスト 青木酒造 田村氏
○ 2018/03/15(木) 愛山 を知ろう

となります。

他にも 課外授業として 教室の生徒さんでしか行けない

マル秘の酒蔵見学会  なども予定しております。

楽しく 賑やかに お酒の勉強  レアな体験をしませんか。

皆様のご参加をお待ちしております。

詳細はこちらです。


『粋に愉しむ 日本酒ワールド 木曜』



 

呑み切り一番 入荷しました。

カテゴリー │ランニング

本日は 彼岸の入り。

ランニングは 馬込川北上10キロ

彼岸ともなると 風が涼しい。

涼しくなると 走りやすくなります。

スピードも自然とアップします。

ランニングの秋 がいよいよ始まりました。

そして 秋になると

うん   そろそろ   酒が旨い・・・



そうです。

日本酒の ひやおろし・秋あがり もこれからが本番。

小売酒屋の立場からすると、入り尽くした感 があるのですが

そんな中 “ひやおろしの真打” が 満を持して

いよいよ 登場です。

毎年八月に開運蔵へおもむき、多くのタンクの酒をきき酒し

数ある中から最も良いものをセレクトし、単一で瓶詰め

それこそが 「呑み切り一番」となるのです。




◆開運  呑み切り一番  特別純米酒 28BY

今年の純米酒は タンク№512 単一瓶詰め。

香りは、たおやかで清楚な蜜の芳香。

含んだときに感じる美麗な旨み、それらが静かに

広がるも決して派手さはありません。

含み香の淑やかなこと極まりない。

今年も なんてやさしい純米酒なんでしょうか。

後口のキレも申し分なしです。

いわゆる苦味とか雑味のたぐいは皆無。

上質感に満ち溢れ、見事に癒されます。

この味わいで 1.8L  2700円(税込) は 破格です。




特別本醸造 は 惣菜に合わせての晩酌酒として。

◆開運  呑み切り一番  特別本醸造 28BY


本醸造酒 は タンク№153 単一瓶詰めです。

ほのかな酸味と旨みがしっかりと感じられ、口中での

味の広がりは、コクを意識させながらもスムース。

清冽で鋭角のキレ味がとても印象的で

後口に辛さを残しながら、綺麗に消えていきます。

甘いか辛いか? と問われればもちろん辛口ですが

マイルド、軽快な味わいは例年と変わりません。

このまま冷やもよし、燗もまたよし。

こちらは 1.8L で 2068円(税込)

反則価格 です。(笑)




 

曙 初嵐 見事な熟し

カテゴリー │

台風が近づいているようです。

かたやま酒店では 17日(日) 18日(月) と連休しますが

この天候では、どこにも行けそうにありません。

仕方がないですね。



さて、日本酒の世界では ひやおろし・秋あがり のお酒が

これでもか というぐらいに押し寄せておりますが

昨夜 普通のおかずに晩酌として開けた熟成生酒。

富山県は 呉西(ごせい)の漁師町 氷見市のお蔵。

曙 を醸す 髙澤酒造場さんの1本です。

これが とてもきれいに熟していて、スイスイと杯が進みました。


◆曙 初嵐 純米吟醸熟成生酒 28BY

曙さんの地元富山県なんと産の山田錦を50%精米にて醸され

生のまま蔵の氷温冷蔵庫にて半年以上熟された純米吟醸です。

香りは清楚でかすかに蓮華蜂蜜の芳香。

含むと、まあるい味わいが上品でフレッシュな装いを伴って広がります。

鼻に抜ける香りは、和三盆糖のような上質感に満ち溢れています。

かすかな酸がポイントとなり、後半のキレを促します。

生酒のアグレッシブな個性は見事に隠され、この熟しはまさに秀逸。

食中酒として、秋冬のお料理を引き立てる事 間違いなしです。

石川県のお酒ほど 濃醇でなし

新潟県のお酒ほど 淡麗でなし

その中間 というか いいとこ取り をするかのような富山県

のお蔵の酒質は、まさに 食中酒として うってつけ。

お奨めです。




 

正雪 秋あがり

カテゴリー │ランニング

今朝は 久しぶりの馬込川10キロラン

先週はいろいろと忙しく 早朝ランを行う心の余裕が持てなかった

のですが、今週になりいろいろと懸案事項も片付き、再開です。

朝はめっきりと涼しくなりました。

季節は いよいよ 秋 です。



というわけで 秋上がりをご紹介。

◆正雪 純米秋あがり 28BY


今年も吟ぎんが100%仕様の 秋あがり純米です。

春に火入れしたあと、サーマルタンクで低温貯蔵されていますから

きれいな熟成が進み、香りは穏やかで、口当たりが軽快

そして やわらか。

秋あがり ならではのコクと味わい

そして正雪らしいふくよかな旨みも同時に楽しめる

秋の味覚と合わせていただきたい1本です。

※サーマルタンクとは、タンクの外周に沿って

冷水ジャケットが付いいるタンクのことで

内側に温度センサーがあり、品温管理が万全に行えます。




 

日本酒教室

カテゴリー │日本酒教室

昨夜は 日本酒教室

◆粋に愉しむ 日本酒ワールド 金曜


蔵元ゲストの日でした。

今回は 國香酒造の松尾晃一社長。

蔵元杜氏でもある松尾さんに、造りに関するお話を

専門用語も交えながら丁寧にしていただきました。



麹造り では 麹を固く締めることが静岡吟醸の肝。

つまり、突破精(つきはぜ)

破精廻りがまばらで、破精込みの深い麹を心がけている。

72時間かけて 麹を仕込む などのお話でした。



また 試飲タイムでは、國香のお酒が日本酒度の高い辛口系

であることに関して、ボーメ度と留後日数とのグラフで丁寧に

ご説明を受けました。



実際に造っていらっしゃる方のお話は、机上の理屈しか知らない

私と違って、説得力があります。



生徒さんだけでなく、私自身も良い勉強になりました。



有志のみなさんとの二次会は、駅の近くの居酒屋さんにて。



静岡の地酒で盛り上がりました。


NHKカルチャー では、10月からの受講希望者の方を

募集しております。

金曜教室の日程とカリキュラムは

○2017/10/13(金) ひやおろし を飲み比べ (火入れとは)

○ 2017/11/10(金) 蔵元ゲスト 小夜衣 森本社長

○ 2017/12/08(金) しぼりたて を飲み比べ (搾り・上槽とは)

○ 2018/01/12(金) 温度と日本酒の関係

○ 2018/02/09(金) 山田錦 を知ろう

○ 2018/03/09(金) 愛山 を知ろう

となります。

他にも 課外授業で 酒蔵見学なども予定しております。

楽しく 賑やかに お酒の勉強をしませんか。

詳細はこちらです。
◆粋に愉しむ 日本酒ワールド 金曜





 

七田 七割五分磨きの ひやおろし

カテゴリー │ジャズライブ

昨夜は ハーミットドルフィンにて ジャズライブでした。

メンバーは
●岡まゆみ(vo)
●新澤健一郎(pf)
●塩田哲嗣(b)
●平 陸(ds)

とてもユニークで珍しいユニットだと思います。

メインヴォーカルは 女優の 岡まゆみさん。

女優さんがジャズを歌うというのは、特に珍しくもないのですが

彼女の場合は、内面を表現するのに、声量よろしく朗々とではなく

すごく抑えて歌っておられるのが印象的。

女優 岡まゆみ を聴くのが目的の私には、見事にはまりました。


このユニットのブロデュースは ベースの 塩田さん。

楽曲のアレンジも 演奏の回しも見事で、MCも絶好調。

スタンダードを唄えばジャズになる

ピアノトリオが演奏すればジャズになる

のではないことは

ワインレッドの心

夜桜お七

あの日に帰りたい

を聴けば一目瞭然。

ピアノの 新澤健一郎さんはお初でしたが、流麗なタッチで

見かけ以上に熱いピアノを弾く ナイスミドル。

ドラムの陸くんは 言うまでもない 浜松が生んだスター。

ビッグスターへの道を着々と歩んでいることを聴く毎に実感。



持参したCDにサインをいただきましたが

是非 ジャズのアルバムも出して欲しいものです。



さて、ここからは日本酒の話題。

昨日入荷のひやおろしをご紹介。

お米をしっかりと磨いて醸される吟醸系のお酒があるとすると

このお酒は 素朴な個性が光る純米酒




◆七田 純米七割五分磨き 愛山ひやおろし 28BY


全量愛山で75%精米にて醸した純米が

この“七割五分磨き・愛山”です。

品質的に素晴らしくパワーのある酒米はあえて削らずに

丁寧に醸すことで、新たな魅力にめぐり合える可能性を

秘めています。

春に出た生酒を、ブレートヒーターにて一回火入れしてからの瓶詰め。

香りはザクロやびわのような和の果実を連想。

口に含むと、穏やかな酸が顔を出し、舌の上に米のエキスを

漂わせます。

鼻に抜ける香りに熟成による落ち着いた錬成の旨みを残し

やがて静かに切れていきます。

価格は 1.8L 2700円(税込)   720ml 1296円(税込)

リーズナブルの極み

雄町 もあります。

◆七田 純米七割五分磨き 雄町ひやおろし 28BY







 

志太泉 ひやおろし

カテゴリー │酒屋の仕事

夏末枯れ(なつすがれ) いい言葉ですね。

ネット上で日本酒をお買上げいただくお客様のコメントから

頂戴しました。

秋と言うにはちょっと早いけど、夏の暑さも一段落し

でもまだまだ昼間は暑い。

そんな時節を表す言葉 かと思います。

去りゆく夏への郷愁も含まれていたりして、好きです。

さて、ブログの更新がここしばらく滞っておりました。

今週に入り、各酒蔵から ひやおろし・秋あがりなど

季節の品が 鬼のように 入荷したからです。

一時は 倉庫が足の踏み場のない状態になり

本当に鬼のようでした。(笑)

どこの蔵も 年々出荷時期が早まり、それも一斉に

届くので、仕入れる方は大変です。

それでも 一つ一つ 地道に片づけて行き、

もっともそれは、息子の仕事ですが (・ω・)\バシッ

店に並べて 新しいものは商品登録をして 写真撮りをして

試飲をして コメントをまとめて プライスカードを付けて

最後に HPにアップして・・・ ここは私の仕事です。

まっ なんとか 治まりました。

よくぞ あれだけの品が店の冷蔵庫に治まったよなあ

と 正直な感想。


で、 これまでに入荷した 秋のお酒はこちらをご覧ください。

ひやおろし・秋上がりのページ 2017


どのお酒から紹介しようかと迷うほどですが

まずは 毎年好評の この純米酒から。



◆志太泉 ひやおろし純米原酒 28BY

兵庫産山田錦を55%精米し、春に純米生原酒として

発売されたお酒を一回火入れ後、冷蔵庫で夏を越しました。

山田錦の特徴でしょうか、きれいな丸みの中に深い米の味わいを感じます。

静岡酵母ならではの、清楚で落ち着いた香り。

色がかすかについていて、口中で広がる旨みにも甘みを伴う

熟成感を感じ取れます。

含み香も上品で、後口に返す酸はスリムで軽快です。

今年は高いようですが、秋刀魚の塩焼き 焼鳥とかおでん

にも合うと思います。

そして もう一点  アル添酒  です。  普通酒 です。

でも うまいんです。



◆志太泉 ひやおろし普通原酒ふねしぼり 28BY

普通酒規格の醪を、ヤブタ式ではなく袋に詰め

手作業で槽(ふね)で搾った原酒のひやおろしです。

普通酒とは思えない、上品で艶やかな口当たり

それでいて原酒ならではの鋭角なエッジの効き

さらに味の深みもあります。

後半の引きの良さも勘案すると、

1.8L 2160円(税込) というこの価格は出色。

お好み焼きなどの庶民的なお料理。

秋茄子のあげびたしや、鰯の甘露煮などの家庭料理にも相性が良く、

冷酒はちろん常温や燗をしても旨さが映えます。

ぜひ ぜひ  お試しください。




 

福島・天明 ユニークな80%精米

カテゴリー │酒屋の仕事ランニング

昨夜は 何年かぶりに ナイトランを走りました。

明るさを求めての 街中10キロです。

夜は足元が暗いので、スピードは怖くて出せません。

それでも キロ6分はギリギリ切れました。

涼しくなったせいもあり、夜はぐっすりと眠れました。

ついこの間までの猛暑から、一転してすっかりと秋。

というわけで、9月になり、ひやおろし のお酒も怒涛の入荷。

本日は朝から店番をしながらの 店出しとHPへのアップ。

久しぶりに たっぷりと仕事をしたような気がします。(・ω・)\バシッ



さて、ひやおろしのお酒は 来週からぼちぼちとご紹介しますが

今回は ひやおろしではなく ちょっとユニークな純米生原酒を。

雄町を80% 精米で醸されたお酒です。

低精白酒 は、最近では珍しくなくなりましたが、このお酒は

ちょっと違います。

◆天明 twins兄 速醸80生原酒 28BY


1.8L  3280円(税込)   
720ml 1680円(税込)

福島県は会津の酒蔵 天明の曙酒造さんの品です。

明治37年創業の酒蔵で、女性杜氏が醸しだす「天明」というブランドで

地酒業界に一躍名を馳せた蔵元です。

現在は、4代目蔵元である鈴木明美さんの息子・孝市さんが

杜氏として酒造りを一任されており

彼の思い描く酒造りに向けて、ご両親がバックアップしている

という、これから更に楽しみな蔵元です。

そんなお蔵の 雄町をあえて80%精米で試験的に造られた純米生原酒。

磨けば磨くほど上質な酒になるという発想を逆転させる哲学のもとに醸造。

桃や白ブドウを思わす控えめな吟香が立ちます。

口当たりに甘みを感じ、全体的に硬さとは異なるミネラル感を意識させられます。

15度台の原酒ですので、アルコールのキツさは感じず

開栓後も味がダレることのない整ったお酒です。

ここで素朴な疑問が一つ

『80%精米なのに価格的に高くない?』

それはね  飲めば判ります。(・ω・)\バシッ

逆に80%精米でここまで美麗な味が出せる造りって何?

と 売る立場からすると もっと素朴なクエスチョンに

とらわれてしまいます。

誠にユニークなお酒があったもんです。

数量限定 蔵の在庫は完売ですので、お早めにどうぞ。