金賞酒を愛でる会2021

カテゴリー │日本酒の会



2021年11月27日と28日の両日

浜松市板屋町の 旬の料理大内さんにて

金賞酒を愛でる会 を開催しました。



今回で11回目となる愛でる会ですが
パテーションや体温測定、手指の消毒など
コロナ対策も万全に人数も従来より減らし
二日で33名のお客様にご参加いただいての開催でした。

お声がけは主に、ご来店時に案内するという形を取り
ネット上での告知は行わずお顔の見える方だけとなりましたことは
コロナがまだ終息していない昨今ではいたしかたないこととご承知ください。



当日のラインナップです。

右から提供順に
蓬莱 純米大吟醸 岐阜県新酒鑑評会知事賞酒
鯉川 純米大吟醸 全国新酒鑑評会金賞酒
白露垂珠 大吟醸 全国新酒鑑評会金賞酒
富士大観 大吟醸 全国新酒鑑評会金賞酒
志太泉 純米大吟醸   全国新酒鑑評会金賞酒
開運 波瀬正吉 斗瓶首-3 純米大吟醸 
    静岡県清酒鑑評会知事賞酒と同じタンクより


すべて5月の段階で確保しておいた品ばかりですが
コロナ禍が治まったから日の目を見たと言えましょう。

順にご紹介します。



乾杯のお酒は
蓬莱 岐阜県新酒鑑評会知事賞酒

お料理は
前菜 秋刀魚と舞茸の菊花和え
鱧の棒寿司 次郎柿の白和え うずらの卵醤油麹漬け 
黒豆きんとん


最初はインパクトの強いお酒をお出ししました。
令和3年の岐阜県新酒鑑評会にて主席となった純米大吟醸で
山田錦18%精米・50日かけてじっくりと醸造し雫取りにて上槽
されたものを瓶燗火入し低温にて貯蔵されたお酒です。
お酒だけで十分に愉しめる華やかさと透明感を併せ持つ1本でした。



2番目のお酒は 
鯉川 純米大吟醸 全国新酒鑑評会金賞酒

お料理は
吸い物 聖護院かぶら 焼き白子 よもぎ麩 プチヴェール
とてもやさしいお味でした。

お酒は一転して穏やかな香りの純米大吟醸で
雪女神を40%まで磨いた1本です。
最初のお酒と比べると少し地味な印象を受けますが
食事との相性は抜群でした。



3番目のお酒は
白露垂珠 大吟醸 全国新酒鑑評会金賞酒

お料理は
お造り 鰹 鯛 黒ムツ 生ゆば 
鰹は南蛮醤油で 白身は昆布醤油で

竹の露の杜氏 木本勝美氏とご子息の工場長 木本嘉一氏により
栽培された山形県羽黒産酒造好適米 雪女神を
33%まで磨き、丁寧に醸された大吟醸です。
華麗、かつ上品濃醇な旨みさらに透明感と、あらゆる要素が
凝縮されたさすがに金賞酒という味わいでした。



4番目のお酒は
富士大観 大吟醸 全国新酒鑑評会金賞酒

お料理は
お凌ぎとして からすみ飯蒸し

このお酒は優雅で艶やかな香り、気品あふれるふくよかな米の旨み
とともに透き通るような味わいとキレの良さを楽しめました。
からすみは大内さんの自家製で酒の肴としては申し分のない一品でした。



ここからは静岡のお酒となります。
志太泉 純米大吟醸   全国新酒鑑評会金賞酒

お料理は
煮物 豚の角煮 海老芋 桜海老入りひろうず 小松菜

今年は純米で出品され見事に4年連続の金賞受賞。
香りは華やかに立つも、清楚なイメージは静岡酒そのもの
を表しています。
キレは抜群によく、美麗な余韻が いつまでも続きました。

上品な味付けの煮物が映えました。



最後のお酒は
開運 波瀬正吉 斗瓶首-3 純米大吟醸 

お料理は
揚げ物 浜名湖産牡蠣フライ 翡翠銀杏

このお酒を火入して静岡県清酒鑑評会に出品し
№1の知事賞を受賞されたわけです。
つまり知事賞酒の元となる斗瓶取り生酒です。

最後を飾るに相応しい完成度の高さを誇ります。
揚げたての浜名湖産牡蠣フライと見事にマリアージュ。


お食事は 新潟こしひかり ちりめん山椒 香の物
そして なめこと豆腐の味噌汁


米の酒には米が合います。
お代わりの声があちこちのテーブルでささやかれました。


親方と女将さん

今回の大内さんのお料理は、普段のコースと同じメニューで
季節の品々が並びました。
これだけ金賞酒揃いでもお酒に負けることなく
しっかりと伍する献立をご用意いただいたことに感謝申し上げます。

参加された皆さんもご満足いただけたことと存じます。
ありがとうございました。



 

西條鶴しぼりたて純米

カテゴリー │酒屋の仕事

新酒が出来たよ とお知らせする 杉玉=酒林

新しいものに変えました。

去年は コロナ禍の影響でとても新しくする余裕も無く

そんな気にもならなかったのですが

今年はだいぶんと景気が戻ってきたので

気分を一新するため新しくしました。



実は今年の設置はあきらめていたのです。

11月の中頃に注文したところ、納品は1月の半ばになると

連絡があり、それなら来年の12月にしようと一時は断念したのですが

昨日になって、キャンセルが出たのでどうされますか?

と電話が入り、早速にいただくことにしました。



早速に玄関に吊り下げると、青々しい杉の香りも漂い

いい感じになりました。

もっとも 青々としているのは来年の2月ごろぐらいでしょう。

新酒しぼりたては今日も入荷しています。



広島は西條のお蔵 西條鶴醸造さんからは

華やかでフレッシュ 米の旨みが口中に広がる渾身の1本

そして とてもお値打ちな1本です。


◆西條鶴 無濾過純米 しぼりたて生酒 3BY

華やかな立ち香、口に含んだ時の旨み、鼻に抜ける含み香は

純米吟醸を名乗っても文句は言えないレベルにあると確信しますが

65%精米ですから、価格に見合った表記でこれは純米酒なんです。

キリッとしたキレのある酸味と優しい米の旨みが口いっぱいに広がります。

それらがバランスよく感じられ、新酒らしいフレッシュさもふんだんに。

おでん、豚しゃぶなどの鍋物、カキフライなどの牡蠣料理をはじめ

冬の味覚に是非合わせてお楽しみください。




 

開運無濾過純米 にごりもあるでよ

カテゴリー │

11月もあとわずか。

12月の声が聞こえてきそうなこの時期

寒さはまだ本格的ではありませんが

日本酒のしぼりたて生酒の入荷は

いよいよ本格的になってきました。

毎年大人気の 開運純米にごり生酒。

精製の無濾過純米に続き、にごり生も入荷しました。



南利明ではありませんが 『ニゴリもあるでよ』

例えが古すぎてすみません。(笑)



早速に開けましたが、いやあ今年も美味ですなあ。


◆開運 無濾過純米 にごり生酒 3BY

1.8L 3,080円(税込)
720ml 1,540円(税込)

このままの状態で振らずに開けると吹き出すことはありません。

香りは、無濾過純米のそれと、ほとんど同じですが

かすかに滓特有の甘酸っぱい香りが漂います。

口にすると、まずは炭酸ガスのフレッシュな刺激が顔を出し

やがて、まろやかでほのかな酸が口中を漂います。

口中に広がる旨みは、無濾過純米と同じで

洗練されたスマートさを伴うなめらかな味わい。

そして、後口はやはりきれいですが、これもにごり酒特有の

滓の特性をかすかに残す・・・と言いたいところですが

キレはとてつもなく良いです。

辛口でもない 甘くもない生のにごり酒  それも純米で。

というご要望には見事にはまるお酒でしょう。

お蔵の在庫は予約分で完売だそうですのでお早めに。





 

雪の茅舎純米吟醸しぼりたて

カテゴリー │酒蔵休日ランニング

今朝ランは 坂道多しの 城北折り返しの

12キロコースでした。

早朝は暗く、かなり寒くなっては来ましたが

まだまだ冬はこんなもんではないでしょう。

厳冬はこれからです。

さて 日本酒の世界では冬の風物詩

新酒しぼりたて生酒の入荷が例年より早く始まりましたが

このお酒も 冬の定番 人気商品です。



毎年 安定の美麗な味わいにほっとしますね。

◆雪の茅舎 純米吟醸 しぼりたて生酒 3BY
ゆきのぼうしゃ と読みます。

秋田県の銘醸蔵です。

この純米吟醸は山田錦とあきた酒こまちを

55%まで磨いた3BY新酒生酒しぼりたてとなります。

若々しくふっくらとした果実香が立ち

含むと、フレッシュでやわらかな米の旨みが広がります。

すっきりとした後口は、雪の茅舎ならではの特徴

と言えるでしょう。

素直に美味さを実感できる1本です。



先日の日曜に 日帰りで愛知県犬山市を散策しました。

前半は 国宝の犬山城を見学。

後半は 紅葉の名所と言われている 栂鹿尾観音寂光院へ。



寂光院と言うと 京都の大原を連想しますが

こちらの方は創建654年で京都より60年ほどあとになるようです。

で、犬山城から寂光院まで3.5キロほどを歩いたのですが

途中犬山市街の裏道でこんな看板が目に留まりました。



金露(きんろ) というかつて灘でお酒を造っていたお蔵の看板です。

私の子供の頃、夕方の時間帯にスポットCMでよく見ました。

『酒は金露で 張りキンロ』 というフレーズを憶えています。

もともとは堺にあった老舗蔵で、地下水の枯渇により灘の魚崎に

移転したものの

阪神大震災のあおりで大きな被害を受け、その後廃業されたようです。

日本酒の消費量がピークの時代に、関西ではよく売れた中堅どころの

お蔵だったと想像します。


古い町には古い看板がひっそりと残っているものですね。




 

十六代九郎右衛門 生もと と 山廃

カテゴリー │日本酒教室家族のこと

昨夜は 日本酒教室でした。

この日のテーマは

日本酒の品質評価について

皆さんが いろいろな物差しでお酒を評価されるわけですが

それは 日本酒に関する客観的事実と

より多くの酒類の飲酒体験

そして利き酒能力の向上はかかせません。


後半はタイプの違う6種類のお酒を試飲していただきましたが

その中の2本 あるお蔵の同じスペックで醸された

生酛 と 山廃 の飲み比べ。



両者の味わいの違いをつぶさに体験していただきました。

標高936mに位置する日本で一番星に近い蔵から

火入一年熟成酒 生もと と 山廃 です。


◆十六代九郎右衛門 「△」純米1年熟成酒 生もと 山廃

生もとは、青バナナや葡萄のような青系の爽やかながらも

深い旨みを感じる香りがします。

対する山廃は、バナナ系の香りですが、非常に穏やかです。

生もとのなめらかな口当たりに、ライチを思わす若々しい旨味

山廃は飲んだ瞬間感じる良質な酸味(ややガス感)

と後口のかすかな渋み

旨味とのバランスがよく、どこまでも飲み続けることができます。

冷酒好きは生もとを、温め好きは山廃をお薦めします。




さて 我が家に出来た新しい家族。

名前は 汰一 です。

大声で泣きます。


 

開運無濾過純米 3BY新酒入荷

カテゴリー │家族のこと

先日の金曜に 三人目の孫が誕生しました。

3500gの男の子です。

本日 早くも退院し顔を拝み、思わず笑顔になりました。

今後ますます賑やかになりそうですが、親は大変でしょう。

ごく近くに住んでいるので、時々手助けはしてやれますが

育てるのは親の責任。

ジイジは気楽で良いです。(笑)



さて そんな孫と相前後して届いたのはこちらのお酒です。

このお酒を抜きにして今年の開運は語れません。

例年どおりの素晴らしい出来栄えに、こちらも笑顔になります。

◆開運 無濾過純米 原酒生酒 3BY
無濾過純米第一弾は、オール山田錦のしぼりたて純米生原酒。

香りは穏やかなれど、口当たりが素晴らしくフルーティ。

今年も期待を裏切らない最高の味わいです。

含むとかすかなガス感が心地よく口中を刺激し辛口か?

と思いきや花の蜜をイメージする甘やかな風味が口中に広がり

やがて洗練されたスマートな旨みに満たされます。

鼻に抜ける風味も、無濾過ならではの

濃厚な旨味の凝縮感が心地良く感じ取れます。

後口の余韻はキレイに切れていきますから

これはもう純米吟醸を名乗っても全く問題ありませんが

開運の場合 これが純米酒なんです。

素直に季節を体感できる美酒の1本です。





 

開運しぼりたて本醸造 入荷

カテゴリー │ランニング

今朝ランは 城北折り返しの奥山線跡を下り

浜松城公園経由のアップダウンコースをLSDで90分。

最後に有楽街を通ったのですが、空き店舗や更地が

目立ち、コロナ禍の影響はまだまだ大ですね。



さて、土井酒造場さんから新酒の到着です。

本醸造のしぼりたてが早くも入荷しました。

例年より10日ほど早いでしょうか。

とてもフレッシュで軽やかな甘さが美味しい1本。

生原酒でアルコール分が19.8゜もあるのですが

高アルコールを感じさせないのが開運のお酒です。

◆開運 本醸造しぼりたて 生原酒 3BY

しぼりたて特有のフレッシュな香りと味わい。

原酒とは感じられないまろやかさ。

毎年の開運の新酒の出来を占う、試金石となるアイテムです。

今年も旨さ健在です。

フルーティな香りがふくよかに立ち

お口にしぼりたてならではの“麹の華”が咲きます。

口当たりが、原酒とは思えぬやわらかさを保ち、のど越しも軽快。

飲みすぎ注意 のお酒です。




 

燗ガエル 渡船6号酵母

カテゴリー │ランニングna Relo

今朝ランは 赤電上島駅折り返し12キロ

水曜の早朝は このコースの終盤で

必ずお会いするご夫婦がいらっしゃいます。

ご主人は私の大学の後輩で昔メールマガジンを発行していた

頃からのお客様です。

定年後は毎朝お二人でウォーキングをされているとか。

今朝もそうでしたが、少し寒くなり冬の訪れを意識します。

で 今週のna Relo は キョンキョンの

木枯らしに抱かれて

まさに 今の季節にぴったり  改めて聴くと いい唄ですね。

木枯らしに抱かれて / 小泉今日子【Cover】Kogarashi-ni Dakarete by Kyoko


お酒の方も 寒い日に燗映えのする1本です。

最近 滋賀の北島酒造さんのお酒はスルーしていました。

ラベルが タコのイメージのお酒があったりで拒否反応。

外見で判断しては いけませんね。

で 今回は カエル です。



飲んでみて ジャケスルーしたことを反省しきり。

ただの辛口純米ではありませんでした。

豊潤で香ばしい風味が食をそそります。


◆燗ガエル 渡船生酛(わたりぶねきもと)純米

北島酒造さんのラインナップから燗映えのする純米酒として入荷。

地元近江産の渡船を生酛でじっくりと醸され

色はしっかりと山吹色。

香りは穀物系ですが干しブドウのような甘み

を伴うニュアンスも感じます。

含むとエッジの利いたドライな印象ですが

やがて鼻の奥に広がる風味は

香ばしさと完熟フルーツにも似た豊潤さが

ない交ぜになったような個性。

そして温めることで軽快さとマイルド感が増幅され

一段と旨みが増します。

燗ガエル とはまさに的を射たネーミング。

煮魚や煮物、キノコ類等々、山の幸、海の幸が

幅広楽しめるこの季節

お好きな温度帯で美味しい食材に合わせてお試しください。




 

朝から晩まで濃い一日の締めは 英君スプラッシュ

カテゴリー │休日日本酒の会トレッキング

先日の日曜は 朝から晩まで濃い一日を過ごしました。

早朝はいつもの佐鳴湖ランを10キロ。

朝風呂に入って豊橋市のJR二川駅に10時集合。

ランニング仲間14人 (こんなにいたっけ?) と

松明峠ハイキングを楽しみました。



コースの初っ端 住宅地に現れたのは 二川トーチカ

太平洋戦争末期、本土決戦に備えて第73師団が

遠州灘に面する海岸に設置した防御陣地。

ここから山道を一気に登り着いたのが


松明峠 標高258m ここまでで50分。

軽い食事を取ってその後稜線を下りたり登ったりで


やがて葦毛湿原(いもうしつげん)に到着。


一般道を過ぎて 朝倉川沿いをひたすら歩き


豊鉄の赤岩口に到着。

ここまで4時間弱  約9キロの行程でした。

路面電車に乗り豊橋駅のとあるイタ飯の店で

反省会という名の打ち上げ。

生ビールがうまかった。

皆で飲むのも本当に久しぶりでした。

浜松に戻り 二次会の誘いを断腸の思いで振り切り


夜は誼摩誼摩さんで行なわれている

息子が仕切る日本酒の会に途中から合流。

手ぶらで行くわけにもいかず持ち込んだのが



入荷したばかりの 英君スプラッシュ。

静岡県の蔵で当店に最初に入荷した

3BY新酒となる1本です。

という長い前振りでした。

◆英君 純米にごり生酒 スプラッシュ 3BY

純米しぼりたての発酵途中の醪をあらごしして詰められました。

吹出す恐れがありますので、開栓にはご注意下さい。

と思いきや、私が持ち込んだお酒は吹き出すこともなく

安全に封を開けることができました。

英君らしいスッキリとした辛口の活性にごり酒で

シュワシュワとした飲み口はまるで甘くない

“大人のカルピスソーダ”

後口が残らないキレのよい辛口純米にごり酒です。

ちなみに 酒の会のラインナップはこちら。



高級酒あり 古酒あり  ワイン樽熟成酒あり

ひやおろしあり  コンクール入賞酒あり  フルーティ系あり

そして新酒にごり酒ありと バラエティ豊かな面々でした。

ご参加いただいた皆さま ありがとうございました。





 

早くも新酒 恵那山Cheers

カテゴリー │酒屋の仕事ランニング

今朝ランは 城北工業辺りで折り返し

奥山線跡を戻るコースの12キロ。

来るべき12月のレースに向けての 坂道トレ。

と言っても ジョギングなみのスローペースでしたが。

体重 膝の痛み など 少しずつ改善されてきました。

料飲店さんも お客様が徐々に戻ってきたようで

この週末は 配達も店売りも 久しぶりに

活気を取り戻しています。


そんな中 早くも今年の新酒が入荷してきました。

早すぎるだろう という思いも少しありますが

実は このお蔵のお酒 先月から品切れしていて

売る品が無かったものですから、今年は早く仕上げて

もらって、とても助かりました。



料飲店さんへの応援

そして 飲み手の皆さんを笑顔にする

Cheers チアーズ の新酒生酒です。

◆恵那山 Cheers 純米大吟醸 山田錦 無濾過生原酒3BY

山田錦を40~50%まで磨き醸された純米大吟醸が

コロナ禍から再生しつつある日本酒の世界を応援し

日本酒ファンを笑顔にするため

今年も破格のお値打ち価格で発売されました。

1.8L 2970円(税込)
720ml 1485円(税込)

香りは蜜のごとくスイートな芳香。

含むと芳醇でキレイな旨み=甘みが口中に広がり

鼻に抜ける香りは人気のフルーツパーラーを彷彿とするもの。

やがて舌の奥に心地よいかすかな苦味を残し

静かにキレていくも、余韻がまた麗しい。

溌溂としつつも気品を残す風味は

まさに美麗チアリーダーの如し。

12月末まで販売できる分を確保しております。

どうぞよろしくお願いします。








 

阿櫻純大 一穂積

カテゴリー │日本酒の会

昨日再募集をかけさせていただいた

11月7日開催の 誼摩誼摩さんでの日本酒の会

おかげさまでキャンセル分が埋まりました。

ご予約いただいた皆さまありがとうございます。


さて 一穂積(いちほづみ) という酒造好適米があります。

私も今回仕入れて初めて知ったのですが

秋田県農業試験場にて2001 年に人工交配が始まり

その後代(こうだい)より育成された酒造好適米だそうです。

新潟酒 72 号(越淡麗)を母に

秋田酒 77 号(秋田酒こまち)を父として育種されたわけですが

越淡麗は 山田錦と五百万石を父母とし

秋田酒こまちも 祖父母に 五百万石や華吹雪を有しており

系譜に日本海側の酒造好適米品種が並んでおり

まさにその特徴を引き継いでいます。

ですから味わいのベースは、五百万石の様にキレイで

淡麗タイプですが、後味がひかえめで様々にふくらみ

スリムですっきりタイプの酒質になるとか。



そんな 一穂積を50%まで磨いて醸された純米大吟醸のご紹介です。

◆阿櫻 純米大吟醸無濾過原酒 一穂積(いちほづみ)


この純米大吟醸、香りは穏やかに酢酸イソアミル系の芳香。

あえて例えるなら、ごくかすかに白檀(びゃくだん)の香りでしょうか。

含むと上品で軽快でスリムな印象。

爽やかでまろやかな口当たりにほだされます。

派手でアグレッシブな味わいとは対角に位置し

無濾過原酒でありながら雑味、濃密さのたぐいが皆無で

後味のキレの良さと淑やかな余韻は

50%精米の純米大吟醸たるゆえんでしょう。

このスペックで 1.8L 3300円(税込)はお値打ち。

食中酒としてお薦めしたい1本です。




 

こんな日本酒もあるのです。百十郎まるで甲州

カテゴリー │日本酒の会

今朝ランは 久しぶりの上島親水公園折り返しの14キロ。

ここにきて浜松のコロナ感染者は連日ゼロ続き。

マスクをして走る人はさすがに見当たりません。

でも歩く人は8割ぐらいがマスクをされてますね。


今週の日曜 7日に予定している 日本酒の会 ですが

急遽2名のキャンセルが出ました。

どなたか いかがでしょうか。

お一人でも全然OKです。

ご連絡をお待ちしています。

◎誼摩誼摩(ぎまぎま)で楽しむ日本酒の会

さて話は変わりますが 日本酒を表現するときに使う言葉で

これは言ってはいけない というのがあります。

それは 『わあ ワインみたいー』 という言い回しです。

ワインだっていろいろあるだろう

香りがあるのか ないのか

甘いのか 辛いのか さっぱり判らんぞ

そもそも そんな言い方していたら

日本酒はいつまで経っても

ワインを超えることはできないではありませんか・・・


で、 今日入荷した日本酒を試飲して思ったこと

『本当に ワインみたいー』  (・ω・)\バシッ(・ω・)\バシッ



◆百十郎  くだもの「まるで甲州」


香りは透明感のあるリンゴ系の香り。

口にしたらビックリ!

酸度6.4 アミノ酸度2.6

「酸っぱい!」 でも 「美味しい!」

日本酒-10なのに べた甘さは全くありません。

酸味が甘さを巧く消しているのです。

レモン水のような、アクエリアスのようなミネラル感。

いや、白ブドウのような香りもします。

で 付けられた名前は「まるで甲州」。

そう、正確にいえば甲州葡萄ではなく、「甲州ワイン」。

でもワインではなく 日本酒 なんです。(あたりまえ)

こんな日本酒もあるのですね。