メガネ専用 と エポ40周年

カテゴリー │酒屋の仕事コンサート

10月に入り キャッシュレス・消費者還元事業がスタート。

カードやアプリ決済で買い物をすると ポイントで

5%還元されます。 ということで

確かに カードでの決済が増えました。

従来から導入している地元のカード取次会社では

5%還元が受けられない と9月の間際になってから

たった1枚の文書で告知されました。

ええ加減にせえよ!   と思いましたが

そんなこともあろうかと別のところに頼んでおき

そこの端末機がギリギリで間に合い、事無きを得ました。

使えるカードとアプリ決済はこちらです。



さて 今年も メガネ専用が入荷しています。

お蔵のスタッフ全員がメガネ着用という萩野酒造さん

その造りの面々がレンズの曇りに四苦八苦しながら

仕上げたお酒・・・というユーモア。

でも中身は本格的で 真面目な純米酒です。



◆萩の鶴 メガネ専用 特別純米 30BY

一回火入の特別純米で、香りはどこまでも穏やか。

含むと 数値ほど甘く感じず酸もしっかり。

でも 爽快感があってスッキリとした旨みが広がります。

このお酒は単一タンクではなく、別仕込みのいろいろなお酒を

ブレンドし、蔵元の目標とする味わいを達成しています。

これから寒くなっていく気候を考え、暖かい料理 例えば

鶏の水炊きとかおでんとか。

食中酒として存在感を示すいたって真面目な酒質であるところが

メガネのインパクトを良い意味で裏切ります。

ちなみに瓶の首にかかっているものは 視力検査表 です。

数量限定品につき、お早目のアクションをお待ちしております。


そして 昔 メガネをかけておられたような記憶がある

あるアーティストの 浜松でのライブ情報です。



◆10/19 EPO Run up to the 40th anniversary Tour
 出演:エポ(Vo)鬼怒無月(gt) 向島ゆり子(vl) コモブチキイチロウ(b)
 日時:10/19(土)18:00開場 19:00開演
 会場:メリーユー(浜松市中区田町311-8 棒屋第3ビル4F)
 料金:前売り5,000円、当日5,500円(ドリンク代別)


エポさん デビュー40周年になるのですね。

俺たちひょうきん族 のエンディングテーマはかっこよかったあ。

古すぎる話題で 今の若い人には多分 ?? でしょう。


今は 過去と未来を統合したEPOを表現するための音楽創り。

をされているとか。

オルガンの鍵盤のように多彩な才能が集約~拡張しながら

瞬間に生まれる音楽を楽しむための場。

メンバーはいずれもJazzからポップス、ワールドミュージックまでこなす

手練れのみなさん。

確かに すごいメンバーです。

より自由に!より大胆に!進化を止められないEPOをお楽しみに!

というわけで、私も久しぶりにライブを楽しもうと思います。

詳細 お申し込みはこちらです。






 

ミュージカル『ビューティフル』を観劇

カテゴリー │コンサート日本酒教室

先週は 悲しい事 と 楽しい事 が 続きました。

5日 土曜の昼下がり  ある方のお別れの会に参列。

私が講師を務める日本酒教室に6年来通っていただいていた

医師のHさんが、宮古島の海で突然お亡くなりになったのです。

先月の教室でも、元気な姿でいつもの笑顔に接していたのに

まだ信じられません。

白隠正宗の見学会にご一緒したことが、まるで昨日のことのように

思い出されます。

多趣味で アクティブで 誠実な Hさんのご人柄でしょうか

本当に多くの方が参列され、故人を偲んでおられました。

謹んで哀悼の意を表します。




さて、6日の日曜は カミさんと一緒に東京へ。

お目当ては 帝国劇場で上演されている

東宝ミュージカル 『ビューティフル』 の観劇です。

キャロル・キングの半生が描かれたミュージカル

と言うことは知っていましたが、こんなにも次から次と

ゴキゲンのナンバーが目白押しのステージとは。

想像以上に 愉しく 最高のパフォーマンスに酔いしれました。

私的には  キャロル・キング と言えば

ベストセラーアルバム 『Tapestry つづれおり』

そして It's Too Late      You've Got a Friend

高校生の頃 カーペンターズ と キャロル・キングは

外せないアーティストでしたね。

でも キャロルは 1950年代の終り頃から

当時のアメリカンポップスのコンポーザーとしてデビュー

していたのです。

そのあたりの顛末は、今回のステージでよーく判りました。

このミュージカル 日本での公演は 水樹奈々 と 平原綾香 の

ダブルキャストなんですが、私は  平原綾香のステージを

堪能しました。

彼女の生の歌は 初めてでしたが、それはそれは素晴らしい。

もちろん 脇を固めるスタッフも ソニン や 中川晃教 など

芸達者揃いで 心がウキウキ  目頭ウルウル としてきました。

こうなりゃ 水樹奈々も是非観たくなります。

往復の新幹線代と決して安くないチケット代を考えると

・・・ですが(笑)

つくづく 東京近辺にお住いの方が羨ましく思える瞬間です。


カーテンコールは 観客総立ちで最高の盛り上がり。

その様子が 初日のステージらしいのですが

Youtubeにアップされていました。

ミュージカル『ビューティフル』 特別カーテンコール




食事をした KITTE  から眺める東京駅界隈。

改めて 進化する都市東京 を意識させられました。





 

大人の辛口 ブラック鯉川 入荷

カテゴリー │コンサート

10月22日に開催される ヤマハジャズフェスティバル

大ホールでのお目当てのシートを確保するため

チケットセンターにオープン前から並びゲット。

お目当ての“秘密のシート”は確かに手に入ったのですが

その席は去年までは B席 3000円 だったのに

今年は A席 5000円に 格上げされていました。

実質の値上げですね。

ひょっとして ふかふかのシートに変わったかな・・・(・ω・)\バシッ


うーん ちよっと釈然としないなあ。

一階のど真ん中で聴きたい とは思わない私のような

ジャズファンはたくさんいると思うけど・・・

そこに  まるで税をかけるような仕打ち。

一瞬 もう一階上の同じ位置のB席にしようかとも思いましたが

それも 大人げない。

Yさん やってくれますね。


さて、 こちらも秘密のお酒です。

でも 去年と同じ価格ですよ (笑)



“大人の辛口” 秘密の黒鯉川 限定数にて今年も入荷。

試飲瓶をさりげなく同梱していただくのは、とてもうれしいです。

◆特別純米酒 黒鯉川 28BY

この純米酒は、蔵元の佐藤社長自らの感性で

幾種類かの純米吟醸、純米酒をブレンドし試飲したのち

瓶詰めされたもので、限定数での発売です。

スペックに関するデータはすべて内緒のブラックボックス。

それは飲み手の皆様に先入観なしで愉しんでいただきたい

という蔵元の想いからくるもの。

香りは、スマートな 白檀のような芳香が静謐に立ちます。

含むと、一途に純米らしい辛口タイプであることを認識し

ほのかな酸とクリアーですべすべとした口当たりが印象的。

喉越し軽快なれども太さも残す旨口。

そして温もりのある後口に、ブレンダ―佐藤社長の思い入れ

が伝わります。

このまま 冷やも良し、冷しても良し   ぬる燗もまた良し。


◆特別純米酒 黒鯉川 28BY






 

初サザンライブ

カテゴリー │コンサート

昨日の午後は 電車を乗り継いで 豊田市へ。
名鉄の駅から ぞろぞろと歩いて目指すは
豊田スタジアム



サッカーではありません。
もちろん EXILE  でもありません。

灼熱のマンピー!! G★スポット解禁!!

そう サザンのコンサートに行ってきました。
雨が心配されましたが、見事に一滴も降らず。

一緒に行った友人夫婦に言われたのが
『片山さんがサザンのライブに行くなんて・・・・』

実は 初めてでした。

サザンへの思い入れは、とてもファンと言えるようなレベル
ではないものの、35年前のデビューから
ずっと静かに見守ってきた人間の一人 と言えるでしょう。

人生の節目に 彼らの音楽が 意識するしないにかかわらず
在ったことはまぎれもない事実。

勝手にシンドバッド は 就職活動の応援歌でしたし
結婚式で奥さんの友人達が チャコの海岸物語 を歌ったのは
遠い記憶ではあるものの、鮮明に覚えています。

あの曲の頃は 何をしていた。
子供が生まれた。 PTAの役員をしていた。
仕事に行き詰っていた。 ネット販売を始めた。etc.
人生の半分以上に かかわっていたのがサザンの曲。


開演直前の様子

そのコンサート 
とにかく 何でもありの 一大エンタテイメント

風船  炎   水  花火  R18 
台本の甘いコント  AKBもどき 

次から次と ヒット曲が連なる中に、それらが絶妙に埋め込まれていて
ファンを飽きさせることを知らない。

最近の曲は とてもついて行けませんが、昔の曲は大声で
歌っていました。 
ポップスのコンサートは、一緒に歌えるからいいですね。

家にたどりついたのは、すでに夜中の12時を回っていましたが
人生初の サザンコンサート。
東京オリンピックが決定した日と同じ日 ということも
忘れられない日となることでしょう。





 

ブリティッシュブラス を堪能

カテゴリー │コンサート

お盆です。
正確には 月遅れの盆 です。

我が家は 新暦の7月に行うので、毎年この時期は
世間は皆お休みだけど、普通に仕事をしている季節
となります。

というわけで、ヒマ です。
業務店も、休みのところが何軒かあるものの
通常通り営業の店も多々あるので、休むわけにいかず
ご来店客も、先週末は忙しかったものの、今週は
果たしてどうでしょうか。
ネット注文も、どちらかと言うと 静かですね。

おかげで、その他の仕事や趣味がはかどります。
今週は 日本酒講座があるので、そのレジュメ作りに勤しみ
昨日は 奥さんとコンサートに行ってきました。

ブラスバンド・キャンプ in 浜松 2011 のメインコンサート。



最初のステージは、浜松ブラスバンドによる演奏。
彼らのステージは何度も聴いているが、完成度の高さに
いつも心が満たされる。

サテンドールやビーマイラブ のようなジャズ・ポップス系の
ナンバーも良いし、ダッタン人の踊り のような クラッシック
の曲も、じっくりと聴かせてくれる。

セカンドステージは キャンプに参加した若い人たちの
アンサンブルコンサート。 5つのチームが5人の編成で
それぞれ演奏を披露するのだが、上手いのと そうでないのと
バラつきがあるものの、即席で組んだ割には、皆堂々とした
ものである。

サードステージは、浜松ブラかバンドに キャンプに参加した
全員による合同の マス・バンド・コンサート。総勢60人を超える
迫力の演奏。
指揮は 英国からお見えの長身の指揮者 フィリップ・ハーパー氏。

酒屋の業界では、フィリップ・ハーパー と言えば 以前は梅乃宿
現在は玉川を仕込む南部杜氏を思い浮かべるが、全く別人の
同姓同名のイギリス人。

彼のオリジナルの ブルー・スリーヴ・ステップ というナンバーは
迫力があって、壮大。

そして、 タッカー という作品で コルネットソロをした
武田紫穂さんという女子高校生が素晴らしかった。
小さな身体で、堂々たるコルネットソロ。
音の強弱が鮮明で、ここぞというシーンでの 艶やかで強い音は
将来に大きな期待を持たせる逸材となること、間違いないでしょう。

コンサートが終わると、まだ日が高いというのに、近くの
ビヤホールへ。 地ビールを3種類飲んで、気持ちよくなって
帰路につく。
  ・・食事がもう少し美味しければ、言うことないのだが。






 

ブラスバンド・キャンプ in 浜松 2011

カテゴリー │コンサート

昨日のラヂオでは、呑み切り一番 の話に続き
ブラスバンド・キャンプ in 浜松 2011 のご紹介をしました。

どういうものかと言いますと、去年から浜松で
行われている催しで、全国各地からプラスバンド
の愛好家が集まり、3日間に渡りキャンプ(トレー
ニング)をするというもの。

ここで言う ブラスバンドとは、ブリティッシュプラス
のことで、金管楽器と打楽器のみ。クラリネットや
サクスホーンといった木管楽器は含まれません。

主催者の 亀山さんより、是非ラヂオでアナウンス
して と依頼があり、番組で取り上げました。

おかけした音楽は 英国のブラック・ダイク・バンドの
アルバムから ナポリ というタイトルの曲。
亀山さんからお借りしたものです。

ナポリ と聞いても はてな? と思いますが、
実はどなたでもご存知の 『フニクリ フニクラ』
のブラス演奏なんです。

そして、日曜に行われる メイン・コンサートの案内も、

ブラスバンド・キャンプ in 浜松 2011

BBCH 2011 メイン・コンサート
2011年8月14日(日)
13時開演  12時半開場
アクトシティ浜松 中ホール
全席自由 1000円


1st Stage
浜松ブラスバンド コンサート
指揮:多田宏江
プログラム
March Simoraine [Clive Barraclough]
マーチ シモレイン [クライヴ・バラクラフ]
That’s A Plenty [Lew Pollak / Goff Richards]
ザッツ・ア・プレンティ [レウ・ポラーク / ゴフ・リチャーズ]
Satin Doll [Duke Ellington / Alan Fernie]
サテン・ドール [デューク・エリントン / アラン・ファーニー]
Crimond 〜The Lord's My Shepherd〜 [ Jessie Seymour Irvine / Goff Richards ]
(ゴフ・リチャーズ氏を追悼して)
クリモンド [ジェシー・セイモア・アーヴァイン / ゴフ・リチャーズ]
Be My Love [Nicholas Brodszky / Ray Farr]
ビー・マイ・ラヴ [ニコラス・ブロドスキー / レイ・ファー]
Polovtsian Dances [Alexander Borodin / John Howarth]
歌劇「イーゴリ公」からダッタン人の踊り [アレキサンダー・ボロディン /
ジョン・ハワース]

2nd Stage BBCH アンサンブル コンサート

3rd Stage
BBCH マスバンド コンサート
 指揮:フィリップ・ハーパー
コルネット・ソロイスト 武田紫穂
 (BBCH Soloist Competition 2010 - 1位)

プログラム
Enter the Galaxies [Paul Lovatt-Cooper]
エンター・ザ・ギャラクシー [ポール・ラヴァットクーパー]
Tintagel [Denis Wright]
ティンタジェル [デニス・ライト]
(I King Arthur / Elaine / Merlin the Magician)
(アーサー王 / エレイン / 魔術師マーリン)
Tucker (Cornet Solo) [Erik Leidzèn]
タッカー(コルネット・ソロ) [エリック・ライゼン]
The Witch of the Westmerlands [Archie Fishe / Philip Harper]
ウェストモアランドの魔女 [アーキー・フィッシャー / フィリップ・ハーパー]
Blue Sleeve Step [Philip Harper]
ブルー・スリーヴ・ステップ [フィリップ・ハーパー]
1812 Overture [Tchaikovsky / Denis Wright]
大序曲1812年 [ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー / デニス・ライト]


チケット 買いました。うちの奥さんと二人で行きます。
当日でも買えるようですが、アクトシティのインフォメーション
センターなどで前売りしているので、どうぞお買い求め下さい。

終わってからは 近くのビヤホールで 生ビール。
うーん たまらん (・ω・)\バシッ

番組終了後、亀山さんからお礼の電話が。

『私が言いたかったこと 全部言ってくれました。
 ありがとうございます。』

どういたしまして。
私も ブラスは大好きですし、協力できて光栄です。
明日からの三日間、皆様のご健闘をお祈りします。



 

浜松ブラスバンド コンサートと打ち上げ

カテゴリー │コンサート

ヤマト運輸の配送が、営業所までですが、宮城県、岩手県、
福島県の3県で再開
されました。
営業所の一覧はこちら
この復興力はまさに驚異です。
一企業のシステムとは言え、惜しみない拍手を送ります。


さて昨日は、天竜区の壬生ホールで行われた 浜松ブラスバンド
のコンサートに行きました。 素晴らしいステージでした。

このホール 実は初体験。 音響が良いとの評判はかねがね
聞いておりましたが、まさにそのとおり。
ただし、天竜は遠い。 車で45分ぐらいかかるのが難点。
ここから 浜松の街中にお酒を配達に来る同業者さんがおられ
ますが、大変だなあ・・でも頑張ってるなあ・・ 

浜松ブラスバンドは以前、クリスマスコンサートを地ビールレストラン
マインシュロスで聴いて以来。彼らの音は明るくて溌剌としていて、
ジャズのビックバンドとは違う、ブリティッシュスタイルバンド
(金管楽器と打楽器のみで構成) ならではの、音圧が強くて整然とした
スマートさがあって、これはこれで とっても楽しめます。

今回は タイガーさんがスペシャルゲストということで
ジャズのナンバーが多かった。これらもジャズのノリとは
一味も二味も違う演奏。ストレートなノリ というか、上品な
ノリというか、統制のとれたノリというか。とにかく違う。

そんな彼らに タイガーさんが参加すると、空気が変わって
くるから面白い。

まずは  ローラ 美しくしっとりとしたバラード。タイガーさん
のソロは、艶やかな響きで、麗しのメロディを奏でる。
バンドは おごそかにフォローしつつも、音にあでやかが
加味され、雅びなうねりを呈し始める。

そして  サッチモ  こちらは、小粋なアレンジに心が沸き
立つような快感。タイガーさんとバンドが一体となり心に沁みた。

そして、ミスティ。 湿潤感のあるジャズバラードの真骨頂に
心根はもううるうる。

この3曲でタイガーさんは一旦舞台を去ろうとするが、想定外の
コンサート途中のアンコールにきびすを返して急に吹き出したのが
なんと アベ・マリア
クラシックの名曲をソロ演奏で静かに奏ではじめると、
会場はお客もバンドメンバーも、ただうっとりと陶酔するだけ。
静謐な空気にフリューゲルの音色がたたずみ、まるで抱擁されるか
のような鎮魂の一曲となりました。

あとでご本人にお聞きすると
 
  『なんでアベ・マリアを演ったか、自分でも判れへん・・』

タイガーさんは、阪神大震災のときにご実家の芦屋で被災し、命から
がら避難された経験をお持ちで、今回もまた日本に休暇で滞在中に
大震災が起き、日本人としてのアイデンティティを強く意識されておら
れたとか。 でも、普段のタイガーさんはそんなそぶりは一切お見せに
ならず、 トランペットの上手な きさくなおっさん。

一瞬 神が降りたのかもしれませんね。

ステージはアンコールに次ぐアンコールで  この素晴らしき世界
ニューヨークニューヨーク でコンサートはお開き。
いやあ 良かった。 いたく感動しました。

会場の募金箱に義援金を入れ、自宅に戻りました。
実は、この日はこれで終わりではありません。

バンドメンバーの打ち上げに、部外者である私もご招待を受けた
のです。

開始時間より少し遅れて亀山さんの工房を訪れると、タイガーさんと
奥様を中心にメンバーの皆さんがお集まりでした。

タイガーさんは日本酒がお好きで、私のセレクトした 開運と獺祭を
美味しい美味しいと、おしゃべりを交えながら、たっぷりとご賞味。



バークリーでの生活や、バンドメンバーとしてバディ・リッチの楽団で
雇われたときの話など、アメリカのショービジネスの世界の厳しさと
おおらかさを、たっぷりと聞かせていただきました。

そして、お酒もすすむと ドランペットを吹きたい とおっしゃいます。
普通の家でこれをやると大迷惑ですが、亀山さんの工房には
ちゃんと 防音部屋があります。



何を演るわけでもない、アドリブの連続。
皆 即興で思いつくままのメロディを延々と吹き続ける。
心底楽しそうに。


レアな打ち上げ会に参加でき、幸せな夜でした。









    



 

サトワより 祈りを込めて

カテゴリー │コンサート

ピアニストのウォンウィンツァンさんが
被災地の方々に祈りと想いを込めて
ライブ演奏を配信中です。
お聴き下さい。

サトワより 祈りを込めて


Live Broadcast by Ustream.TV


 

宮川泰メモリアルコンサート

カテゴリー │コンサート

昨日は1ヶ月ぶりの 日曜ジム。
先月はいろんな行事で、すべてつぶれていたのだが
一月も顔を出さないと、エアロビもズンバも動きが
全く変わっており、ついて行くので精一杯。
でも、新鮮な気持ちで汗を流せました。

午後は アクトシティ大ホールでのコンサートに出かける。

それは、 宮川泰メモリアル というサブタイトルの
アクトシティ開館15周年記念
宮川彬良&アクトシティポップスオーケストラのコンサート。

奥さんと一緒に聴いたのですが、彼女も私も大満足の素晴ら
しいひとときでした。


写真撮影禁止のため、幕の下りた場面を。

宮川彬良さんはご存知 亡くなられた作曲家・宮川泰さんの
ご子息。音楽の遺伝子だけでなく、笑いのセンスもしっかりと
受け継いでおられ、とにかく

  壮大で楽しくて優しいコンサート。

アクトシティポップスオーケストラは、故宮川泰氏を音楽監督
に招き、今から15年前にアマチュアの音楽家を集めて結成され
今回で4回目のコンサートとなるそうです。

3部構成で、4時から始まりフィナーレは7時40分頃でしたが、
4時間弱があっという間に過ぎた感があるのは、まさに内容が
充実していた証。

1部は、総勢100人を超えるフルオーケストラの演奏、そして
小学生から高校生までの女の子たち(ごくわずかに男の子も)の
合唱。 フルオーケストラによるダイナミックな演奏は、心が
活き活きとしてきますね。そして、可憐な合唱は心が洗われる様。

2部は、浜松の高校生たちによる、若さみなぎる吹奏楽の演奏。
ところが、最初に出てきたのは “ヘンなおっさん”
トークボックスという、声に独特のイントネーションを加える
エフェクターのような楽器でファンクを唄う植田薫氏が一人舞台に。

するとどうでしょう。
赤や緑の証明が奈落の下に落ちていき、代わりに 総勢100人
あまりの吹奏楽団員が、演奏しながら奥から迫ってくるのです。
迫力あるなあ。

一番前列の女の子は、下を見ると舞台に大きな穴が開いていたはず。
恐くなかったの? と宮川氏が聞くと、『全然』とケロッとしてました。

でもこれで、テンションが一気に上がり、客席の全員がダンスを
踊らされるはめに。今の吹奏楽は、エンタテイメント性に長けてるねえ。
ケバケバ90分のテーマも良かったけど、宮川彬良氏作の吹奏楽のための
ソナタ『プラックジャック』全楽章 これもなかなか聴かせましたよ。

そして3部は、またもやアクトシティポップスオーケストラの演奏で
宮川泰傑作選。

ここで登場したのが、ザ・ピーナッツならぬ  ザ・南京豆。
わがヴォイトレ教室の先生 南部のぶ子さんと、生徒の奥野藍ちゃんが
揃いの衣装で ピーナッツの曲を5曲歌いました。

恋のバカンス 振り向かないで ウナセラディ東京 愛のフィナーレ
そして 恋のフーガ

二人とも、フルオーケストラをバックに、しっかりと唄いきりました。
藍ちゃんは少し緊張が表情に出てたけど、歌はしっかりしていた。
ピーナッツを彷彿 とまでは行かないものの、二人の丁寧な歌唱は
とても聞きやすく、好印象を聴衆の皆さんに与えたと思います。

そして いよいよ 演奏されるは 組曲『宇宙戦艦ヤマト』
あのメロディを生のオーケストラで聴かされると ヤマトに
熱中していた若き日が走馬灯のように駆けめぐり 思わず涙が・・・

そしてアンコールの最後は、総勢200人が舞台に登場しての
 『サヨナラの星』2200人の聴衆とも一体となっての、まことに
煌びやかな幕切れでした。

ちなみに この日のチケットは 2500円。 うーん 安すぎる。
次回は何年後になるか判りませんが、音楽の街 浜松 ならではの
素晴らしいコンサートでした。




 

長唄三味線ライブ

カテゴリー │コンサート

昨夜は 長唄と三味線の世界に浸る。



住吉町の料理屋・風助さんにて行われた 杵屋邦寿さん
によるライブを直近で楽しむ。

と言っても、長唄を生で聴くのは初の経験。
歌舞伎では体験しているものの、歌舞伎はやはり役者が主体。
唄方や三味線方は、脇役となるが、この日のライブは主役そのもの。
だって、お一人なんですもの。


この手書きの張り紙がいいねえ。
会場の風助さんに一歩入ると、杵屋邦寿さんが紋付袴姿でお出迎え。
いつもと違って、芝居小屋のムードが漂っている。


ライブはたっぷり一時間。
まずは、三味線による『六段目』の演奏。
そして、三味線や長唄のお話があり、いよいよ長唄の披露。
この日の出し物は 『綱館・つなやかた』たっぶり30分の熱演。

鬼神・茨木童子の片腕を切り取った渡邊綱は、安倍晴明の勧めで7日間
の物忌みを行っている。そこへ故郷攝津の国から伯母が訪ねてくる。
最初は物忌みであることを理由に断るが、伯母の言葉に乗せられて館の
中に招き入れる。しかしこの伯母の正体は・・・鬼であった。

という話なのだが、長唄の前に、あらすじを交え解説をしてくれたので
絵がイメージ出来た。正直なところ、日本語で唄われている筈の長唄を
100%理解できないが、三味線の音色とリズムは、それだけでも楽しめる。

最後にご披露いただいたのは 『外郎(ういろう)売りの口上』
ういろう は名古屋名物のういろう ではありません。
俳優・アナウンサー・日本語教師などの間で、滑舌の練習として
有名なもの。その台詞は、歌舞伎十八番の一つでもあり、見事に
すらすらと演じる。この日一番拍手が大きかったのは、ご愛嬌。


1時間のショータイムが終わり、風助さんのお料理とお酒の時間。
和食のコース料理に舌鼓を打つ。
お酒は 川亀中汲みひやおろし そして浪花正宗を燗で。
たまたま、邦寿さんの隣に坐らせてもらい、いろいろと古典芸能について
のお話をうかがいながら、お酒を飲めたのはラッキーであった。


邦寿さんの三味線。
バチは象牙。棹はインドの紅木(こうき) その黒い色は紅木でしか
出ないとか。しめてフル装備の軽自動車の新車が買えるお値段。

長唄や常磐津、清元で使う三味線は猫の皮。一方、津軽三味線は
犬の皮。 うーん 知らなかった。


彼は、私と一つ違い。
この道に入られた歴史やエピソード、そして古典芸能の素晴らしさも
その世界の理不尽な影の面も、包み隠さず丁寧にお話になる。

クロアチアでの演奏会では、地元のギタリストとのセッション。
それはまさにジャズにも通じる インプロビゼーションの極致。

日本での小学校での演奏。決して講堂や体育館では行わない。
子供達の理解のため、学年により出し物を変えるとか。
よって教室ぐらいの広さで十分とか。

そんな長唄三味線への熱き思いが、お酒の味を一層美味しく演出
してくれた。

そして、私の脳裏にふとよぎったことは
長唄とジャズと地酒の会 
今はまだ妄想の段階だが、実現できればいいな。



 

コンサートのご案内

カテゴリー │コンサート

土曜は一週間のうちで、一番お店が忙しい日。
午前から、ご常連の人 懐かしい人 濃~い人(笑)
が、ひっきりなし。

そんな中、お酒ではなく コンサートのチラシを持って
ご来店になる方も時々いらっしゃいます。
本日は お二方がご来店。



まずは、トシ・トランペット・アトリエの代表 亀山敏昭さん

浜松ブラスバンドの定期演奏会のチラシを持って、自転車で
ご来店。最近、磐田市から浜松駅南のご自身の工房まで自転車
で通っていらっしゃる。
どうりで、ちょっとスリムになりましたね。

私より ちょっと年上ですが、いつも若々しい。
見習わなくては。

◆浜松ブラスバンド 定期演奏会2009 
11月29日(日) 13時30分から
 会場 天竜壬生ホール 
 チケット:全席自由で1000円


今年も昨年に引き続いての デヴィッド・キング氏の指揮と
コルネットソロがあるそうです。デヴィッド・キング氏は、
ヨーロッパのブラスバンド界を代表する音楽家、教育者の
一人で、コルネット奏者として数々の賞を獲得されているとか。

詳細はこちら


そしてもうお一方は、調律士でポーコ・ア・ポーコ代表の
安藤真知子さん。
時々このブログにもコメントをいただく方で、今回初めて
お会いしました。

彼女にご紹介いただいたのは、ピアニストそして作曲家 更に
音楽プロデュースも手がける 谷川賢作さんのコンサート。

谷川賢作さんは、詩人の 谷川俊太郎さんのご子息。
安藤さんに、彼のソロピアノのアルバムをお借りしたのですが
非常に繊細でいて、音に芯があって、メッセージがしっかりと
伝わる音楽。 

今回のコンサートは、ブルース・ハープ いわゆるハーモニカの
続木力さんとのデュオによるライヴ・コンサート。

彼らのアルバム パリャーソをネットで試聴したところ、歌謡曲
J-POPからサンバ・カンソンの名曲までを、快く演奏しています。
とっても懐かしくて、でも前向きに優しい気持ちにさせてくれる
音楽。

試聴はこちら

12月の週末 行けるかどうか その時の状況次第だけど、
ちょっと気になるコンサートですね。

◆谷川賢作パリャーソコンサート
 おとなな夜に
12月11日(金) 18時30分会場 19時開演
会場 アクトシティ浜松 音楽工房ホール
出演  パリャーソ : 谷川賢作(pf), 続木力(harm.,recorder)
    ゲスト:泉谷むつみ(いずたにむつみ)ヴォーカル
チケット 
前売り : 一般 3,000円, 学生 1,000円, ペア 5,000円
当日券 : 3,500円(一般チケットのみ)

詳細はこちら



 

南こうせつ サマーピクニックフォーエバー in つま恋 

カテゴリー │コンサート

日曜は、先週に引き続いて 掛川のつま恋へ。

◆南こうせつ サマーピクニックフォーエバー in つま恋 
を、友人夫婦と4人で観に行った。



開演は1時からだが、入場にすごく時間がかかる。という
うちの奥さんの3年前の吉田拓郎・かぐや姫コンサートの
経験から、早めに家を出ることに。


掛川駅に着いたのが、10時20分ごろ。
ビストンバスにはすぐ乗れたが、降りてからが大変・・
と思いきや、意外とスムースに。


途中、記念撮影などしながら、ぞろぞろと歩いて、会場の
多目的広場に着いたのが11時。


開演まで2時間あるので、まずは腹ごしらえ。
持参した折詰め弁当と缶ビールとカップ酒で、ミニ酒宴。

天気は雲ひとつない、超快晴。
帽子とタオルは必需品。

今回は NHKハイビジョンで生放送があるので、1時きっかりに
スタート。 ご覧になった方もいらっしゃるでしょう。


まずは 南こうせつが、赤いブレザーを着て登場。
今年 還暦を迎えたのでチャンチャンコ代わりということか。

聴衆はいきなり、総立ち。
皆 最初から飛ばすなあ・・・と思っていたら、3曲目の
バラード調の曲から一斉に坐りだした。(笑)

確かに、聴衆の面々は ほとんどが40代~60代。
たまに30代が居て、ごくわずかに20代が生息するような
おじさんおばさんのサンクチュアリ 
であった。

私達のエリアは C-7 前からABCDEとなり、7は
ステージから向かって一番左。
舞台からは遠いが、比較的ゆったりとしたスペースを確保できた
のは、7時間という長丁場を考えると正解であった。

ゲストの一人目は 伊勢正三。
「ささやかなこの人生」

続いて イルカ登場。
伊勢正三と二人で「なごり雪」を、この暑い日ざしの中で熱唱。


ここでスペシャルゲスト 杉田二郎が登場。
「戦争を知らない子供たち」
70年代フォークが目白押し。
どの歌も、一緒に歌えてしまうのがなんとも嬉しい。

続いて登場は 尾崎亜美。旦那のベーシスト 小原礼も参加して
ピアノとベースのデュオで、「オリビアを聴きながら」
これは すごく良かった。

魅力的なハスキーヴォイス 独特の間 唯一無二のフレージング
間違いなく ジャズを歌わせたいポップスシンガーの一人である。
(まっ 歌わないだろうけどね)

そして山本潤子も登場。
「卒業写真」を、ウッドベースとギターでアコースティックに。
この人 赤い鳥 ハイファイセット 時代からずっとファン。
と言うより あこがれのオネエ様。
そのオネエ様も、今年の12月で 還暦だそうな。
時は確かに流れたねえ。


こうせつ曰く 昨夜から酒びたりの ムッシュかまやつ 登場。
ギター1本で 「あのとき君は若かった」を弾き語り。
歌の前に、ギターで粋なフレーズを披露したのはお愛嬌。
古希(70歳)になっても、カッコよさのツボを心得ていらっしゃる。

ちなみに、この歌 わたくしのカラオケ定番ナンバーです。
生ギターバージョンがあればいいのに・・

ムッシュが出れば この歌は避けて通れない。
「我が良き友よ」 ここまで出演の全員で歌う。

ムードがちょっと変わって、若手のシンガー登場。
BEGIN と 夏川りみ。

それぞれ 「島人ぬ宝」と 「アメージング グレース」
夏川りみは、沖縄方言を交えてアメージング グレースを歌ったが
実に 歌詞の韻とメロディがフィットしていた。

BEGIN と 夏川りみ と来れば 「涙そうそう」である。
ここで、作詞の森山良子もステージに登場し、なんと3組で熱唱。
この 涙そうそう はとっても贅沢。
会場がシーンとなって酔いしれていた。


森山良子がステージに残り 「この広い野原いっぱい」と
「さとうきび畑」を歌う。さとうきび畑は とても長い歌だけど
長さを感じさせないのは、流石である。
だから、大勢のカラオケでこの歌を歌う奴は 究極のKY。 (笑)


千春が出てきた。
彼とは 年齢もビジュアルも一緒
・・残念ながら

もう毒舌ワンマンショーである。
まずは、“緊張の生ギター”1本で「季節の中で」を熱唱。
そのギターの失敗を MCのネタにするところなど、この人は
アクが強いが まさにエンタティナー。楽しませるねえ。

NHKハイビジョンの生放送を意識してか、視聴率を気にせず
良質の番組を提供できるのはNHKだけ  という意見は正しい。
でも オメエら受信料払えよ は、大きなお世話(笑)

最後に「長い夜」を歌い「22歳の別れ」を伊勢正三ら全員で
歌って、2部は終了。

夕暮れになり、3部の始まり。
こうせつが、吉田拓郎の近況を報告。
元気なようである。そして、「夏休み」を歌う。
こうせつの歌う 夏休み も いいねえ。


ゲストは 坂崎幸之助。
南こうせつ  クローンズ というだけあって、ビジュアル的
にも似ている。でも、70年代フォークの大ファンというマイン
ドが、モノマネではない彼の存在感を際立たせていると思う。

「酔いどれかぐや姫」 シャーララ~ と オーッ を聴衆に
言わせる演出が憎い。 この曲を  シュールレアリズムの極み
と評した 加藤和彦が スペシャルで登場。

この時間は 天地人の放送がかぶるので、テレビはなし。
だからという訳ではないのだろうが、かつて 放送禁止曲だった
「イムジン川」を坂崎幸之助と二人で歌う。

フランス語の歌詞があったりと、現代社会に即す普遍的なメッセージ
に、ちょっと変わっていた。

「白い色は恋人の色」「あの素晴らしい愛をもういちど」も全員で熱唱。
涙ぐみながら、私も大声で歌う。
青春の一ページが蘇る。


最後の大物ゲストは 小田和正。
こうせつ 正やん と三人で こうせつの歌と
「今日も どこかで」を。
舞台の端から端までの駆け足も交えての熱唱。

かつて 鈴木康博と二人だけのオフコース時代 

 300人ほどのホールを埋めれなくて同じ事務所だったかぐや姫に
 出演依頼をして快諾してもらったら、たちどころに チケットが
 完売したけど かぐや姫ファンばかりで複雑だった。

というエピソードを披露。今回は その借りを返す意味もあったとか。

ここで気づいたのだが、私の周りは、なんと 小田和正ファンばかり
であった。急に声援をとばすし、この日が彼の誕生日であることを
大声で叫ぶし、小田がいなくなるとさっさと帰るし。

会場のあちこちでは、小田へのアンコールの合唱も始まる。
ある意味 見事に借りを返してますねえ。 小田さん (笑)

さて、コンサートも終盤。
「神田川」に ジーンときて、これを聴いたらもうお腹一杯で
帰り支度を意識し始める。

「うちのお父さん」を聞きながら、エリアを外れて、バス乗り場まで。
最後は、全員が出てきて 「あの日の空よ」を合唱したそうな。
終了の 花火は 掛川までのバスの中で鑑賞。

おかげで、帰りもスムースに家路につくことができた。
おじさんおばさんの身には、暑くてちょっときつかったけど、
充実の休日に 感謝。

なお この日の模様は
10月18日 NHKBS2 1時~ 再放送されます。



 

山下達郎コンサート

カテゴリー │コンサート

昨日、静岡市民文化会館大ホールで行われた 山下達郎の
コンサートに行きました。

私は特に山下達郎の大ファンというわけではありませんが
彼の音楽は、私が社会人になった年に大ヒットしたライド・
オン・タイムから、今にいたる30年近くの間、時々アルバムを
買ったり、テレビ番組のバックに流れていたり、日曜のFMラヂ
オを聴いたりと、常に生活の身近にあったグッドな音楽の一つ
と言えるでしょう。

ですから、コンサートに行くのは今回が初めて。きっかけは
うちの奥さんが行きたいと言い出し、速攻でネット予約を入
れてしまったから。ジャズ以外の音楽や演芸は、いつも彼女
がイニシアチブを取ってます。そして絶対にノーとは言わない。
これがコツです(笑)  なんのコツや・・・

さて、コンサートですが、彼の音楽性と楽しさに圧倒されました。
去年の同時期に行った小田和正のコンサートもよかったけれど、
山下達郎も負けず劣らずのパワーと極上のエンターティメント性
があります。今年で56歳。その彼がステージで、小田さんは化
け物だ と言ってましたが。

去年の暮から続いている今回のツアーも、あと数回で終わるよう
ですが、きっかけは大阪フェスティバルホールの閉鎖。彼が
『カーネギーホールやオペラ座を壊すに等しい愚行』と抗議を唱えた
ものの、閉鎖は決定し12月に4回公演を行い、今に至るというわけ。

大阪フェスティバルホールは私も思い出があります。大学時代に
関西6大学のグリークラブの合同演奏会に出かけ、素晴らしいホール
だったと記憶しています。その時付き合っていた彼女との思い出の
場所でした。(・ω・)\バキッ by okusan 

話を戻します。
数あるヒット曲もすべて織り交ぜた、ベスト盤的な構成ではありま
したが、まずは彼のヴォーカルの素晴らしさに圧倒されます。6年
ぶりのコンサートツアーと言いながらも、声がとにかく伸びる伸びる。
3時間を休憩なしで歌い続けても、ぶれることが全くなく、最後の
最後の最後まで熱唱の連続。素直にすごいと思います。

そしてバックのプレイヤーのレベルの高さ。キーボードを二人置く
ところが、彼のこだわりなんでしょうか。ギターにしてもサックス
にしても、インプロビゼーション(アドリブ)をふんだんに聴かせます。
更に弱冠24歳の小笠原拓海というドラマー、彼がすごい。
山下洋輔トリオのオーディションに合格しジャズフェスなどに参加
していただけあって、その実力は折り紙つき。

さて、具体的に何を歌ったとか、どんな演出だったとかは、これ以上
書きません。まだツアーが残っているので、ブログ等でバラさないでね。
とご本人からお願いがありました。会場でも、ステージの写真はもちろん
のこと、ロビーにある曲名を書いたボードすら撮影禁止でしたから。


唯一OKだったのがこのポスター。そういう細かいところの気配りと
いうか危機管理は、流石に山下達郎だと思います。

今回のツアーは、沖縄以外はすべてチケット完売。でも、今後ツアーを
増やしていきたいと言っていたので、またチャンスがあるかもしれません。
次回は、浜松のアクトのチケットを是非手に入れたいですね。




 

ミロスラフ・ケイマル リサイタル

カテゴリー │コンサート

昨日は御歳暮の配達に朝から奔走。
夕刻までかかって、なんとか完了。

昔に比べると、件数は減った。
思えば、通常のギフト需要は年々縮小していく。
ある意味想定内だから、全く問題はないが、一抹の寂しさもある。

そんな中、時間をやりくりして 夜はコンサートに出かけた。
ミロスラフ・ケイマル リサイタル
チェコ生まれの世界的トランペッター奏者。



ジャズと違ってクラッシックの演奏会は、会場に厳かな雰囲気が
漂う。一曲終わるたびに起きる拍手も、歓声が伴わないので整然と
している。でもその空気が、演奏の響きをよりクリアーなものにし
静寂の中の余韻を映えさせる効果がある。

前半は ミロスラフ・ケイマルとピアノとのデュオ。
曲目はクラッシックの名曲ばかり。
アリオーソ アヴェ・マリア 愛の歌 etc.
なかでも、オペラ「サトコ」より インドの歌
これが素晴らしかった。

どこか郷愁を誘うエキゾチックなメロディ。
ケイマルさんのトランペットは、優しく美しく伸びやか。

後半は、このコンサートを実現させた功労者 亀山敏昭さんも
参加しての 浜松ブラスバンドとの共演。

バンドは迫力があって、やっぱりいいですねえ。

チェコということで、ドヴォルザークの曲を中心に演奏。
新世界よりラルゴ 小学校の下校時にかかった有名なあの旋律。

ケイマルさん曰く 同じチェコの作曲家スメタナの曲は4回も
演奏すると飽きるが、ドヴォルザークの曲は、何回演奏しても
常に新鮮な気持ちでいられる。 とか。

最後の最後に アンコールでマイウェイをハイノート バリバリの
吹奏で披露。
彼は決して ハイノートヒッターではないだろうが、やはり盛り上がる。
万雷の拍手と大きな歓声が会場に響き渡った。

心鎮まる、とても気持ちの良いコンサートでした。
亀山さん ご紹介いただき、ありがとう。


さて、その浜松ブラスバンドの生演奏を聴きながら、地ビールが
飲める クリスマスコンサートがあります。


12月21日(日) 浜松 マインシュロス
午後6時より 
要予約 電話053-452-1146

かなりの人気のようですから、興味のある方はお早めに
お申し込みになられた方がよさそうですよ。

そうそう その日の15時からは、サザンクロス・アーケードにて無料コンサート
こちらもお見逃しなく。