倉井高志氏のウクライナ本

カテゴリー │酒屋の仕事業界の話na Relo

アポなしで突然見えた 某県某蔵の営業部長さん。

その県のお酒はスポットでたまに仕入れる程度で

全体的になじみはありません。

何種類かを試飲してみました。

香りはとても穏やか

味わいもなめらかでキレも悪くありません。

生もと系のお酒も 良い意味で生もとらしくなくスムースに

流れていきます。

食中酒として支持される酒造りを目指しておられるようで

どれも そのコンセプトに乗っ取った酒だと理解できます。

でも 残念ながら取引はお断りしました。

インパクトの弱さがその理由です。

ここで私が言うインパクトとは

香りが高いとか 酸が高いとか 旨みが芳醇とか

そういうことではなく

含み香と返しの風味のこと。

強い弱いはあれども しっかりと爪痕を残してくれたら

次の一杯へと自然に手が伸びますが

そうでないものは 多種多様な既存のお酒の中で

埋没してしまうからです。


でも 将来的に可能性は秘めているのかな・・・



さて 最近手にしたウクライナ関連の書籍

◎世界と日本を目覚めさせたウクライナの「覚悟」

著者である 前ウクライナ大使の倉井高志氏は

なんと高校三年時の同級生で

出席番号が私の次でした。

成績は私よりずっとずっと上の クラスで一二を争う秀才。

京大に入ったことは知ってましたが

外務官僚になっていたとは驚きです。

とても読みやすく 今のウクライナとロシアと中国

そして日本の立場について 明確に記述してあります。

極論がないところは いかにも外務官僚らしいですね。



今週のna Reloは その彼と 鎌倉の御家人とは

と議論をしていた頃のヒット曲 (笑)

まだまだ梅雨が続いている という前提で

この曲を選んだのでしょうが 残念 明けてます。(笑)

雨に微笑を【Cover】Laughter in the Rain - Neil Sedaka



ニール・セダカの 恋の日記 は カラオケの定番曲です。

今度は この曲にもチャレンジしましょうか。




 

志太泉 ダブル入賞大吟醸

カテゴリー │ランニング

梅雨の合間のランニング のつもりが

梅雨は早々と明けてしまいました。

いつもの早朝ランは5時前スタート。

そして距離は6キロ。

酷暑が続きそうな今年の夏場は

短い距離を少し早めのスピードで走り

30℃を超えない時刻で切り上げ

回数を少し増やしてみることにします。



そんな季節に相も変わらず日本酒のご紹介です。

寒くても 暑くても 日本酒を愛する方へのメッセージは

なにも変わりません。

今年の全国新酒鑑評会で金賞を受賞された静岡県のお蔵は

東から 初亀 磯自慢 出世城 花の舞 の4場です。

ここ数年の常連だった開運と志太泉は金賞から洩れました。

でも どちらのお蔵も 静岡、全国 ともに入賞はされています。

その志太泉さんから 静岡、全国の二つで入賞された大吟醸が

入荷しています。



去年までは 全国への出品は協会1801酵母による造りで

香りが高い部門での金賞受賞でしたが

今年は 静岡酵母での出品ですから香りが穏やかな部門に

振り分けられたと想像できます。

静岡伝統型のクラシカルなタイプでの全国への挑戦は

結果を恐れない勇気あるチャレンジと評価すべきでしょう。

ちなみに 金賞受賞の四蔵はすべて静岡酵母です。


◆志太泉 大吟醸 全国新酒鑑評会入賞酒 3BY

720ml 4,400円(税込)

去年までの協会酵母による

カプロン酸エチルの芳香が発つタイプ

とは違って

穏やかな酢酸イソアミル優位の

清楚な吟醸香が発つタイプです。

静岡伝統の原点に戻るクラシカルなお酒なれど

そこは入賞酒。

山田錦による綺麗な旨みと深みを感じさせ

抜群のキレを楽しめます。

数量限定につきお早めにどうぞ。




 

儀右衛門 純米原酒

カテゴリー │酒屋の仕事

三年越しで販売していたお酒が ようやく完売しました。

そのお酒は 通常の数量を仕入れ普通に販売していたものの

ある時 ご来店になられた初見のお客様から

一升瓶を30本確保して欲しいとの依頼を受け

蔵から特別に仕入れた品でした。

そのお客様は とある観光地で和食の店をオープンするにあたり

店名と同じ銘柄のその酒を是非メニューに入れたい

というご希望でした。

で、30本を当店の冷蔵庫で確保し待機していた矢先に

コロナ禍の勃発です。

注文はもちろんなく、電話をすれども応答もなく

先に代金をいただいていたわけでもなく

この在庫は店で売るしかない状態に。

最初の1年半ぐらいは少しずつですが普通に動いていました。

でも二年目からは、熟成生酒 という形で販売し

このたび ようやく最後の1本が売れた次第です。

最後の1本を買われたお客様は、幸いにも熟成酒をご希望でした。

ネット販売をしていると、見ず知らずの方から似たような依頼を受けます。

慎重に対応していたつもりでしたが、このときは安易に受けてしまい

授業料を払う羽目になったわけですが

金額的な損はありませんから良き教訓としました。

特注商品の後払いは 絶対に受けてはいけませんね。




さて 本日ご紹介するのは前段のお酒とは全く関係ありません。

新聞の酒大吟醸の 信州銘醸さんから

スポット的に仕入れたわけですが

最初案内があったときは全く買う気はありませんでした。

夏なのに 重い味わいの酒だと想像がつくからです。

ところが試飲をしてみて こんな酒もありかな・・・・

と一転仕入れることに。

この辺の気の変わりようの早さは持って生まれた性格ですから

どうしようもないですね(笑)

お酒は 夏らしい軽快な口当たり とは真逆の味わいです。

でも 飯米70%精米で醸し出される旨みとコクが妙に人懐っこいのです。

◆儀右衛門(ぎえもん) 純米原酒一回火入


1.8L 2,640円(税込)
720ml 1,320円(税込)


麹米は酒造好適米のひとごこち59%精米ですが

掛米に飯米であるササニシキを70%精米で使用することで

キレイなコクと米の旨みが見事に醸し出されています。

ササニシキなんて 久しぶりに聞く銘柄です。

人懐っこさは 飯米だからでしょうか。

一回火入に留め 蔵の冷蔵室で1年近く熟成させてからの出荷。

色は薄く山吹色に輝き

香りは白檀のような和の芳香が穏やかに発ちます。

含むとフルボディで濃醇なタイプには違いありませんが

アル分18゜によるきつさより、艶やかな甘みすら感じます。

そして後味は意外と言うと失礼かもしれませんが

スッキリときれいに切れていきます。

普段呑みにお手頃価格でのスポット販売です。

冷やして赤身のお刺身や白身の焼き魚に。

常温で焼肉などの肉料理にも合います。




 

鯵ヶ澤 純米吟醸華さやか

カテゴリー │ランニング

今朝ランは 幸辺りを折り返しの100分 15キロ

終始一定のペースでゆっくりと走るのも

長い距離だと なかなかきついものです。

夜が明けるのが早い昨今は

平日に長い距離を走るのに良い季節です。

季節と言えば、日本酒の夏酒もほぼ出そろった感

がありますが、まだまだ入荷するお酒があります。

基本的に濃醇なお酒が多い 青森県の鯵ヶ澤。

その中でも珍しく軽快なタイプがこのお酒です。




◆鯵ヶ澤 大波 純米吟醸 華さやか 3BY


青森県の酒造好適米『華さやか』による仕込み。

『華さやか』はアミノ酸が少なく雑味のない酒質

となる特性を持った酒米です。

その『華さやか』を50%まで磨き純米大吟醸規格での醸造。

まず香りは穏やか。

かすかに白檀様の和の芳香が立ちます。

含むと米の旨みと柑橘類のような爽やかな酸味が調和しており

今年のお酒は柔らかな甘みのある酒質に改良されています。

鼻に抜ける香り、つまり含み香はどこまでもクリアー。

心地よい酸が後口のキレを良くし

上品でクリアな味わいを引き立てます。

やがて余韻として果実味すら漂う軽快なお酒です。

さっぱりとサバケの良い後口は、まさに夏の酒でしょう。




 

白露垂珠の金賞酒 と 山下達郎の「SOFTLY」

カテゴリー │CD休日



初亀の金賞受賞の出品酒は完売しました。

そして 白露垂珠の6年連続の金賞酒が入ってます。


◆白露垂珠大吟醸 全国新酒鑑評会金賞受賞酒 3BY

令和4年全国新酒鑑評会金賞受賞酒

6年連続金賞受賞

華麗かつ上品で濃醇な旨み そして透明感

竹の露の杜氏木本勝美氏と

ご子息の工場長木本嘉一氏により栽培された

山形県羽黒産酒造好適米“雪女神”を

33%まで磨き、丁寧に醸された大吟醸です。

受賞酒そのものが詰められており

華麗、かつ上品、濃醇な旨みさらに透明感と

あらゆる要素が凝縮された

さすがに金賞酒という最高峰の1本です。



さて 日曜日の早朝は馬込川10キロラン

午前中はランニング仲間と姫街道10キロウォーク

ゴールの気賀の国民宿舎で昼飲み

浜松駅に戻って 軽い二次会

そして 夜は 鱧人ライブ たっぷり3時間。

年甲斐もなくハードな休日を過ごしました。

ラン仲間は その年でよくやるよな と言います。

さすがに月曜は何をする気力もなく

本日も雨でなんとなく気だるかったのですが



予約してあった山下達郎のアルバムが届き

ちょっと精気を取り戻しました。

私より年上のアーティストは 相変わらず元気です。

ゆるぎない個性  声の張り  高音の響き 

まさに達郎節全開で

その世界観は昔と変わりなく 素晴らしい。

付録のライブ盤は昔のナンバーを歌っていて更に良し。

元気をいただきました。









 

日本酒教室ゲストは葵天下の山中社長

カテゴリー │日本酒教室

昨日は 商品の入荷が朝からひっきりなしで

一日かけて 店出し プライスカードの作製 HPへのアップ等

に勤しみ、一昨日の日本酒教室ゲストの会についての

書き込みが遅くなりました。


その前に ひっきりなしに入荷した商品の一つ

初亀 大吟醸 鑑評会出品酒 についてお知らせします。



このお酒は 令和3酒造年度の全国新酒鑑評会で金賞

令和4年 静岡県清酒鑑評会 吟醸の部で 知事賞

そして 2022年 南部杜氏自醸清酒鑑評会で 優等賞

をそれぞれ受賞したお酒です。

500ml瓶で数量限定ですので、希望数の半分しか入荷しませんでした。

お一人様1本にて販売していますが、あとわずかです。

お早目のアクションをお持ちしています。




では 本題に戻ります。

16日のNHKカルチャー日本酒教室は 蔵元ゲストの会

葵天下を醸される 掛川市の遠州山中酒造株式会社の

山中久典社長にお越しいただきました。

このお蔵は 昨年の2月に

山中酒造合同会社から遠州山中酒造株式会社に改称し

同年3月に浜友グループの完全子会社となりました。

山中社長にその経緯についてもお話を伺いましたが

それまで全くの一人で醸していたものが、人員が5倍に増え

製造数もほぼ5倍になったそうです。

何よりも変わったのは 設備の充実。

サーマルタンク や 自動洗浄の出来る放冷機や新たな冷蔵室

それまで槽による上槽のみだったものが

ヤブタ式の自動圧濾圧搾機の導入するなど

品質維持と省力化に大きな投資が出来るようになったそうです。

またグループ会社による新たな販路の開拓もあり

今後への展望が大きく膨らみますと、笑顔で話されていました。



確かに3BYのお酒から、葵天下の酒質はとてもよくなったと認識しています。

この日の試飲は5種類でしたが 中の3本の新酒と

両端の2BYの2本との味わいの違いは明確で

特に 今回初めてチャレンジされた 雄町の無濾過生原酒は

味わい深く全体のバランスも良く、生徒さんの感想も高評価でした。

山中酒造さんは 元々現在の富士宮市で日野商人(近江商人の一部)が

立ち上げたお蔵で、文政年間創業の老舗でいらっしゃいます。

昭和4年に現在の横須賀(現掛川市)の地に分家して今に続くわけですが

その長い歴史があれども、葵天下の造りと銘柄を後世に残したい

という思いが強く、日本酒業界の現状を鑑みてのグループ参加だったそうです。

横須賀界隈は、今でも古い街並みが残り 良質の地下水が採れる地域。

ですから 酒以外にも 醤油や味噌など醸造業の盛んなところで

町の観光とのタイアップも視野に入れておられるそうです。

さきほど 人員が5倍に増えたと書きました。

でも 全員が酒造経験のないいわばアルバイトの素人さんばかりで

一から教えて3BYのお酒を皆で造ったわけですが

その20代の若者が

搾りあがった酒を飲み感動していたことがうれしい

とおっしゃいます。

そのまま正社員として雇用される方もおり、今後が楽しみですね。



教室が終わってからは、本当に久しぶりの二次会。

コロナになってから初めての開催でした。

葵天下はこちらです。





 

富士大観 特別純米 美山錦

カテゴリー │

全国の南部杜氏さんが自醸酒を持ち寄る鑑評会

南部杜氏自醸清酒鑑評会 が今年も4月に開催されました。

今年で103回目 と言うから歴史のある鑑評会です。

その純米酒の部で325点中 第一位に輝かれたのが

茨城県の富士大観を醸す 森島酒造さん。


第103回南部杜氏自醸清酒鑑評会

専務でいらっしゃる 森嶋正一郎氏が杜氏を務めておられます。

いわゆる蔵元杜氏です。

滋賀県の「琵琶の長寿」を醸す池本酒造で酒造りを修行し

蔵に戻られたのが1999年。

その後東日本大震災で大きな被害を受け一時廃業も視野

に入れたそうですが、九州の酒蔵の杜氏さんの師事を受け

設備も一新し、2013年から酒質が一気に向上したそうです。

ちなみに 南部杜氏の資格を持つ森嶋さんは

地元茨城県の常陸杜氏の一期生でもあります。

常陸杜氏としては歴史が浅いわけですが

南部杜氏の鑑評会に出品されナンバー1 になられたことで

その実力は折り紙付きとも言えるでしょう。



その受賞を記念して別仕込みの純米酒が入荷しました。

◆富士大観 特別純米 美山錦 3BY

1.8L 2,860円(税込)
720ml 1,485円(税込)

今回特別にリリースされたお酒が

全量美山錦の瓶燗火入となるこの特別純米酒です。

香りは落ち着いた中にフレッシュさを漂わせる洋梨、ライチの如し。

含むと、軽快で透明感を感じさせながらも豊かな旨み

滑らかでクリーンな甘みが広がり

鼻の奥にたたずむ風味は、フレッシュな存在感のあるテイスト。

酸味も苦味もギリギリのところで留まるもそれがアクセントとなり

軽快さと絶妙な余韻を残します。

キレの良さはもちろんのこと食中酒としての立ち位置を逸脱しない

その愚直さに、この蔵の持つ非凡な醸造力を実感させられます。

数量限定の入荷ですから、お早目のアクションをお待ちしております。



ちなみに 森島酒造さんは今年の全国新酒鑑評会でも金賞を受賞されました。

その金賞酒も入荷しております。

◆富士大観 金賞受賞酒 限定大吟醸 3BY


今年で3年連続 通算15回目というから、大したものです。

優雅で艶やかな香り、気品に満ち溢れる

ふくよかな米の旨みとともに

透き通るような味わいをお楽しみいただけます。

リッチな甘みを含む後味が

さらにもう一杯と誘う最高峰の1本です。

こちらも是非お試しください。




 

葵天下 特選特醸夏の生

カテゴリー │休日旅行

お酒のご紹介から始めます。

静岡県掛川市の酒蔵 遠州山中酒造さんから

夏の生酒が入荷しました。



原酒生ではなく アル分15゜の加水生酒ですから

とてもスッキリとして軽快なお酒となっています。


◆葵天下 純米吟醸生 特撰特醸誉富士 3BY

誉富士を55%精米、協会1401酵母で醸され

槽しぼりの純米吟醸が加水生酒で発売されました。

新体制新設備での夏の生です。

穏やかで気品すら感じさせる香り。

含むと、軽快で端正な味わい。

鼻の奥にたたずむ風味は静岡酒らしく爽やかで

みずみずしさに満ち溢れています。

後口はキレ良く静かに消えていくので

夏の食材を引き立てます。



さて 昨日の月曜は特に旗日ではありませんでしたが

日月と連休をいただきました。

一泊で訪れたのは 高野山 と 奈良 です。

今回の旅行の目的は交通手段にあります。

近鉄の 「ひのとり」 と 「あおによし」
に乗車すること。


どちらも近鉄の特別編成の特急なんですが、人気が高く

日曜の切符はなかなか取れないそうです。

今回は クラブツーリズムのツアーを申し込んだので

比較的簡単に乗ることが出来ました。

高野山 と 奈良は 大阪で生まれ育ち高校まで過ごした自分は

何度も訪れています。

ですから 過去に行ったことのない寺社がツアーに入っていたのは

とても魅力でした。



初日の 「ひのとり」 は名古屋から大和八木まで。

一番後方のプレミアムシートをツアー客で貸し切り。

乗り心地は抜群でしたね。

大和八木からは 観光バスで高野山まで。



3年ぶりに開催された 「青葉まつり」を見ることが出来ました。

弘法大志の生誕を祝う祭りだそうで、とても賑やか。

でも昭和の臭いがしました。

奥の院はもちろん行きましたが、その後に訪れた

金剛三昧院が良かったですね。



ここはあの 小池栄子 違った 北条政子が

頼朝と息子・実朝の菩提を弔うために建立した寺院ですが

ここの国宝・多宝塔は、高野山最古の建築物で

素晴らしいたたずまいに魅せられました。

中に納められている秘仏・五智如来像も拝むことが出来たのでした。

その夜は 橿原神宮のある橿原市で泊り

翌日は 奈良公園へ。

東大寺大仏殿、興福寺、春日大社、ならまち など

定番名所はもちろん行きましたが

たまたま戒壇堂の補修修理のため公開されていた 

東大寺の戒壇院千手堂へ

ここの木造千手観音菩薩立像は普段は非公開ですが

来年まで特別に公開されているのです。



端正なお顔立ちで、これも本当に素晴らしかった。

撮影禁止ですからこの写真はHPから拝借。



奈良からは今回の一番の目的の 「あおによし」に乗車。



奈良の地ビールを飲みながら 40分ちょっとの電車旅です。



あっという間に大阪難波へ。



難波からは また 「ひのとり」に乗って 名古屋へ。



車内では 奈良で買った地酒と柿の葉寿司でまったりと。

電車に興味のない人は なんで名古屋に戻るのに

わざわざ大阪へ行くのか・・・とお思いでしょうが

乗り鉄 及び 呑み鉄 は これが楽しいのです。(笑)

充実の二日間でした。



 

天明 MITSUGO AQUA

カテゴリー │酒屋の仕事

まずは業務連絡です。

今度の 日曜日 月曜日 12日、13日は 連休となります。

13日は旗日ではありませんが

働き方改革の一環で(・ω・)\バシッ  休みます。



そして勝駒の6月分が入荷しております。

店売りオンリーですので、月曜日にはくれぐれも

来店されないでください。

本日 ご紹介するお酒はこちら福島県の1本です。



「低アルコールなんだけど、旨味や個性のあるお酒を作りたいよね」

という会話の中から昨年誕生したのが、この天明アクア。

昨年は低アルコール原酒ながらも、甘酸っぱさで旨味を表現しましたが

今年は酒度+3という辛口ながらも

ちゃんと旨味や複雑味が表現されています。

◆天明 MITSUGO AQUA(アクア) 純米生

軽やかさの中にもおりがらみにすることにより旨味をプラスし

山廃仕込にすることで、低アルコールにありがちな単調な味わいに

複雑味が加味されています。

今年のお酒は酒質の強さ、食事との相性を考え

辛口に仕上げながらも味わいを感じるお酒ですね。

香りは控えめながらも、和梨やさくらんぼ、白桃のような

初々しく 瑞々しい香りが特徴です。

さらりとした口当たりに、辛口な分

柑橘を思わす爽やかな酸味を感じ

甘さからくるもったりとした印象は皆無で

キリッとした印象の味わいが続き

杯を重ねることができます。

和洋問わずスッキリとした味付けの料理との相性が良いでしょう。

こちらも是非お試しください。




 

究極 ウルティメイトな壱岐麦焼酎

カテゴリー │業界の話ランニング

今朝ランは 馬込川を海側へ国一バイパス折り返しの12キロ。

折り返して馬込川の東岸を走ってすぐに、南北朝時代に

宗良親王の一行が上陸した場所として伝えられている

白羽の湊の顕彰碑があるのですが

そこの一本松が根元からバッサリと切られていました。

そんなに老木のようには見えなかったのですが

松くい虫にでもやられたのかな。

残念ですね。


残念と言えば某運送会社の残念な仕事ぶりについて。

九州地方のある焼酎を注文し届いたのですが

開けてみると、その中の1本が 割れていたのです。

720mlサイズのいわゆるギフト商品で

1本ずつ堅牢な化粧カートンに入っている商品です。

普通は縦に入れられているのですが、カートンが大きいため

6本が横置きになっており、上段の2本はなんともなく

2段目の箱を取り出すと

やたら軽くてシャリシャリとガラスの破片の音がします。

一番下の箱はもちろん濡れていました。

これは蔵を出発して2日間のどこかで割れたと想像出来ます。

段ボールの底は湿ってはいますが、半乾きでしたので

割れてから少し時間が経っていると思われます。

割れた瓶が入っていたカートンには液体が少し溜まっていました。

もちろん蔵に連絡をして、交換してもらいましたが

気づかずに平気で配送する運送会社って 何?

あるいは 気づいていても 気づかないふりをし

問題の先送りをしたのでしょうか。

少なくとも当店が取引している運送会社ではあり得ない所業です。

幸い時間の制約のある品ではなかったので

当店に実害はないとは言え、残念ですね。

仕事をしていると、失敗やトラブル、事故は必ず起きます。

問題は その処理の仕方でしょ。

あとから保険で保証すれば良いだろう

なんて軽く考えていたら それは大きな間違いですよ。

信頼は金では買えませんよ。


長いマエフリになってしまいました。

本日ご紹介するのは  その焼酎です。

お蔵には丁寧な対応をしていただき、無事に代品が届きました。

ありがとうございます。




17年古酒となる 究極 ウルティメイトな

30゜の長期貯蔵本格麦焼酎


◆壱岐麦焼酎 IKINOSHIMA ULTIMATE 30゜
720ml 5,500円(税込)

麦焼酎発祥の地 壱岐の島で500年間伝承される

大麦2/3 米麹1/3の割合で仕込み、黒麹を使用。

昔ながらの常圧蒸留で仕上げてから17年間

かめにて熟成させることで究極(ULTIMATE)の焼酎に。

麦特有の芳香が穏やかな中にも、ふくよかに発ちます。

含むと究極の口当たりの柔らかさと

黒蜜を思わせる旨みが堪能出来ます。

豪華な化粧箱に入っており

ご自身へのご褒美 そして大切な方へのギフト

としてもお薦めの、1500本限定の究極の麦焼酎です。

父の日も間近 是非ご利用ください。




 

訳あって ステイした酒 愛でる会

カテゴリー │酒屋の仕事日本酒の会

先日4日の土曜日 一日限りの日本酒の会を開催しました。

会のタイトルは

訳あって ステイした酒を 愛でる会

略して WSMの会 (笑)

なんでこんな会を行ったかと言うと

言い出しっぺは 貴田乃瀬の市川親方です。

ある日店で食事をしていたところ

『片山さん デッドストックの会 やりませんか』

と いきなり切り出されたのです。

デッドストックの会 ? 一瞬 言葉を失いましたが

すぐに 『 面白いかも やりましょう。』

と二つ返事。

よわい66 どれだけ年を重ねても

生来の後先を考えない反射神経だけは健在です。(笑)

要するに 親方の意向は

コロナ禍で予期せず売れ残ってしまったお酒があるでしょうから

それらを集めて ご自身のお料理を充てはめてみたら

きっと面白い酒の会ができるのでは・・・・ と言うことです。

しかし デッドストックの会 では流石に酒屋として慚愧に堪えない。

そこで ひねり出したのが 訳あってステイした酒を愛でる会。

この訳あって が肝です。

訳には文字通り、いろいろな訳があるわけです。

ステイ は 日本語で言うなら 滞留。

でもステイと表現すれば なんとなくスマートでしょ。 (爆笑)


集客は まだまだ完全には収まらないコロナ感染の可能性を考慮し

ネット上にはアップせず 店頭でのチラシとか

日本酒教室の生徒さんとか、顔の見える方にのみお声掛けをしました。

幸いすぐに定員一杯となりましたが

今回お声を掛けられなかった皆さま 誠に申し訳ありません。



さて 当日の様子ですが 全部で8種類の日本酒を用意しました。

親方には前もってご案内し、それぞれに合うお料理を提供していただく形です。



最初のご挨拶で、今回はメニューの選定が非常に難しく

苦労された旨、話されましたが  あなたのご提案ですから・・・・(笑)



トップバッターは ①開運 SNS限定酒 吟醸 30BY

これは 訳あって土井酒造場の冷蔵庫に眠っていたお酒を

今年たまたま土井社長が見つけ試飲したところ

とても美味しくなっていたので数量限定で発売されたお酒です。

酢酸イソアミルの多い静岡酵母を使用しての吟醸酒の試験醸造。

この訳は整合性のある納得のいくものだと思います。

合わせるお料理は 鰺・太刀魚の酢洗い

酢の利いた いわゆるお刺身ですが、ちょっと開運らしくないバナナ香が立つ

少し辛口のお酒と合いました。



二番目は ②菱湖 純米吟醸生酒 JUICE 2BY

このお酒は店の冷蔵庫で販売していたものの

今年3BYのお酒が入荷してしまったので、やむなくラインナップに入れる

という 酒屋あるある の品です。

お料理は トマトの玉子豆腐 トマトのソース掛け

お酒は冷蔵熟成によるグルコースの増大が感じられ

つまり少し甘くなっているので (老ね感は皆無です)

トマトの酸味が特徴的なお料理との出会いで

口中での中和が成されるという見事なお仕事。



三番目は また開運です。

③開運 初蔵純米 中汲み生 1BY

このお酒は2年前の まさにコロナ禍初年度に

料飲店用として確保していたものの一時的に行き先が無くなった在庫。

ちなみに 去年の2BYは 既に完売しており 3BYは発売中です。

氷温冷蔵庫にて2年以上熟成されていますが、開運らしい芳醇な旨みと

キレイな口当たりは、今年のお酒と比較しても全く遜色ありません。

合わせるお料理は 酢の物として 緑の甘酢がけ

酢漬けミョウガ ハス芋 炙りカマス タルイカ カニ足 酢漬けズッキーニ

と 魚と野菜の取り合わせが、美味なる甘酢の演出で何倍にも映えます。

キレイな緑色は ほうれん草を裏ごししたもので、ほうれん草の風味が

消えているので 親方に聞くまで 判らなかったです。



四番目は ④若竹 おんな泣かせ 純米大吟醸29BY

このお酒はコロナ禍 全く関係ありません。

当時の仕入れが単に多すぎた という 酒屋あるある です。

もちろん冷蔵庫にて管理していますが、キレイな熟し香が付いていて

色も少し黄色掛かっており、店では熟成29BY酒 として販売している品。

こういう品がお好きな方には支持されるお酒です。(少数派ですが)

お料理は アワビの肝豆腐の揚げ物  生姜天つゆ

ただの天ぷらではなく アワビの肝豆腐 という手間のかかった

味に複雑性も感じる でも美味しいメニューは 熟成酒の味わいと

見事に同化しました。



五番目も熟成酒です。

⑤西條鶴 生もと純米酒 2018年vintage

お蔵にて常温五年熟成されたお酒で、色はしっかりと山吹色。

香りは生もとらしい穀物を連想する和の薫香とバニラ様の

甘やかな香味が調和しています。

今回 親方が何を合わせるか・・・と苦労されたと聞いているお料理は

五月鱒の焼き物 浜名湖の海苔のソース

うーん こう来るか・・・

五月鱒そのものは はんなりとした上品な味ですが

海苔のソースがかかることで古酒にも合う仕度が成されていました。


ここまで一人3合近くを飲んでるわけですが、ここからは高級酒が続きます。



六番目のお酒は ⑥雪の茅舎 大吟醸 製造番号酒 2BY

このお酒もコロナ禍が無ければ早期に完売しているお酒の一つです。

生の大吟醸酒で 火入をして鑑評会に出品されるものと同じスペック。

お料理は オクラのすり流し ラッキョウと梅

味わい深い汁でお酒を嗜むという この会ならではの取り合わせ。

ややフルーティな香りが漂うお酒ですが

穏やかで優しい酸を感じる汁と合いました。



ラス前のお酒は、またまた開運

⑦波瀬正吉斗瓶取り大吟醸 首-2 2BY

去年 静岡と全国の鑑評会で会長賞、入賞をそれぞれ受賞した大吟醸と

同じタンクからの瓶詰めで、最後の1本を何かのためにと確保しておきました。

ですから ステイと言えども 売れ残りなどではありません。

お酒だけで十分に楽しめる逸品なれど そこに登場するお料理は

鴨団子の椀物

この組み合わせは お酒への敬意を感じざるを得ません。

出汁の美味さと鴨の風味がマッチし、椀の中の小宇宙をいただくようなもの。



いよいよ最後のお酒となりました。

このお酒は 720mlはすぐになくなるのですが

一升瓶の動きは最近 スローです。

⑧蓬莱泉 純米大吟醸 吟

蔵で3年ほど寝かせてから出荷される 空のワンランク上のお酒。

静謐で清冽な味わいは、最後に飲むと むしろ味を感じません。

だから というわけでは無いのでしょうが

お料理はデザート 黒ゴマの柚餅子 ゴルゴンゾーラのソース

このレベルのお酒ですと スイートに合わせるう と言うより

酒と料理のペアリングを超えた 互いにリスペクトし合う情景を

受け手にイメージさせ 晩餐の最後を締める

そんな効果を狙っているのではと 勝手に想像しました。



今回親方はお客様のところに出向いて、いろいろと料理の

説明をされていました。

コロナ禍が少し収まってきたのを感じます。



最後に常連のお客様に〆ていただき

2時間半に渡る WSMの会 は無事お開きとなりました。


このあとについては

貴田乃瀬さんも かたやま酒店も一切責任を負いません。

と最後に私が宣言して会を終えました。(笑)

そう言った本人が

長い夜の誘惑に流され2件も梯子したことを懺悔し (・ω・)\バシッ

会のご報告とさせていただきます。


ご参加いただいた皆様

貴田乃瀬の親方と奥様

ありがとうございました。





 

夏の辛口 久礼 花河童

カテゴリー │業界の話

私はコーヒーが好きです。

このブログも、豆を挽いてドリップで淹れたものを

飲みながら記しています。

豆は 市内のいくつかの専門店で交互に買うのですが

その中の一つ

元目町のお店が7月いっぱいで閉店するそうです。

私より少し若い店主さんは、豆にこだわり

海外まで仕入れに行くほどに熱心な方でした。

コロナ禍が原因と言ってしまえばそれまでなんでしょうが

お辞めになる理由の一つに

コーヒー豆の相場の暴騰と高止まり、物流の停滞があるようです。

投機筋の影響で豆の品質とは関係のない理由で高騰し

それを小売価格に転化させることに納得が行かない。

ということなんでしょう。

分かるなあ・・・

お酒の世界も ウイスキー、ビール、焼酎 と7月頃から

値上げラッシュとなる予定。

日本酒も他酒類ほどでないにしろ

一部の蔵は値上げを発表しています。

投機筋 と言えば ウイスキーの世界は近いものがあり

普通に仕入れて普通に売れていた品が、今やほとんど入荷せず

フリマアプリを覗くと

とんでもない高値で取引されているのを見るにつけ

本当に虚しくなります。

お酒は飲んでこそ価値があるものでしょう。

転売で小金を稼ぐな  と心の中でいつも叫んでます。

当店は幸いにも日本酒を生業としているので

直接的な影響はありませんが、今後どうなることかと不安です。




さて そんな不安とは関係なく 夏の酒は入荷します。

この蔵のお酒は、季節商品しか仕入れないのですが

毎夏 キレッキレッの辛口純米生酒として人気の一品がこれです。


◆久礼 超辛口特別純米生原酒 花河童 3BY


辛口を商品名に標榜するぐらいですから

かなり辛い酒?

と飲んでみると、辛いというより爽快な口当たりでした。

甘酸低アルタイプが主流となりつつある日本酒の世界で

日本酒+12を貫くストロングスタイル。

夏場にあえて生生の原酒で詰めただけあって

香りはメロン果実のように深くも爽やかな芳香。

含むと、果実のような旨みとスカーッとした辛さが

あとから追いかけてくるので

後味キレッキレッの爽快感のある味わい。

旨みが辛さに引っ張られるだけでなく

しっかりと幅を持たせながら

香りとのバランスも良くスムースに流れます。

きっちりと冷してお楽しみください。

花河童 とはラベルの河童が花火を観ながら

一杯やっているところから命名されたそうです。




 

開運 扁平精米の720ml

カテゴリー │友人

昨日のブログで某ランニングシューズを取り上げたら

あんたはいったい何屋?

と突っ込みを入れられたので

今日は まじめにお酒のご紹介です。

その突っ込みを入れた人は

ウイスキーが大好きで

日本酒のことを常日頃

“人をダメにする飲み物” と言います。

ひどい言い方ですねえ。

若いころに安酒を飲んでダメになった経験が

今でもトラウマになっているのでしょうか。

そんな彼にも飲ませたい辛口の開運です。



◆開運 無濾過純米 扁平精米55 3BY

土井酒造場にて自家精米による扁平精米の

一回火入無濾過純米酒の4合瓶です。

生酒は 一升瓶のみの発売でした。


香りはどこまでも静謐で穏やかなバナナ香。

含むと味わいの芳醇さは控えめで、キリッとした辛口のニュアンス。

あとから返す旨みもレギュラーのひやづめ純米などと比べると

やや少なめと言えるでしょう。

ところが杯はどんどんと進むのです。

飲みやすいと言うのとは少し違うのかもしれませんが

スルスルとさえぎるものがなく

開運らしい旨みの余韻もライトに残します。




 

「アスレシューズ ハイバウンス オーバードライブ」

カテゴリー │ランニング

最初に 初亀の父ヒロシは 予約で完売しました。

入荷する前に終わるとはねえ。



今朝ランは 坂道をひたすら登る箇所のある

住吉町折り返し12キロラン。

実は 最近話題のワークマンから発売された

「アスレシューズ ハイバウンス オーバードライブ」

で走りました。 (名前が憶えられない)




すると 同じコースを走った 前回5月18日のタイム

と比較すると

キロ当たり 40秒も速く走れました。

そんなバナナ (・ω・)\バシッ

と思われるかもしれませんが 本当です。


このシューズ最大の特徴は、反発力のあるカーボン配合プレート

「DRIVEN PLATE」を内蔵していること。

カーボン100%ではなく “カーボン配合” ではあるものの

反発力はスポーツブランドの上位品(2万円以上するレベル)

と同じレベルとか。

さらにもう1枚、ミッドソールにもワークマンが分子レベルから開発した

高反発素材「Bounce TECH」を搭載している。

この組み合わせによって推進力

つまり体を前に推し進める力が生まれるらしい。

今日は それを履いていることを意識せずに (これは大うそです)

走ったわけですが 特に後半のスピードが全然違います。

そして 驚くことに 一足 2900円(税込) という価格。

コスパが良いにもほどがある。 という価格です。

確かに 細かいところに価格なりの部分はあれども

例えば 最初に足を入れるときの感触 履きにくさ とか

靴ひもの短さ とか  底裏のチープさ とかはあれど

2900円なら 履きつぶしてまた買っても サイフに優しい。

というわけで 本日ご紹介したのは 

「アスレシューズ ハイバウンス オーバードライブ」 でした。

なお かたやま酒店では取り扱っておりません。(・ω・)\バシッ

お近くのワークマンへ

いったい なんのブログ?


さて 今週のna Reloは イーグルスのこの名曲

ホテル カリフォルニア

今から25年くらい前 息子たちが小学生の頃

ロスのUSH と ディズニーに行ったとき

街中でこの曲が常に流れていました。

下の息子なんか そのときのこと 何も覚えてない

とぬかしやがる。

円のレートが今より安かったのに (・ω・)\バシッ

ホテル カリフォルニア【Cover】Hotel California - Eagles