初亀 ひやおろし と 秋上がり

カテゴリー │酒屋の仕事

プロバイダーが変わって インターネットの環境が

どうもスムーズにいかなくて、ここ数日PCに張り付いています。

FFFTP でのHPの転送が何度トライしてもうまく出来ず3日目。

とうとうサポート先からも、 これ以上はどうしようもないです。

と、匙を投げられたため

試しに 他のFTPソフト FileZilla をダウンロードしたところ

一発で繋がりました。

なんだよ 最初からこうすればよかった。

返してくれえ この3日間。



と愚痴ってみても仕方がないので、本来のお酒の紹介へと進みます。

前回のブログで 静岡新聞に載った というお話をしましたが

あれからと言うもの、紙面でご紹介したお酒が なにげに売れます。

中には 新聞のお酒を3本下さい。

と、とても分かりやすいオーダーをいただく場合もあったりして

さすがに静岡新聞 影響力が半端ないですね。



で、本日ご紹介するのは 初亀のひやおろし と 秋上がり です。

開運さんは ひやおろし純米を紹介したのに

初亀さんは ひやおろし ではなく べっぴん辛辛 を取り上げたのには

3種類のお酒の味わいの違いを強調させたい という意図がありました。

でも タイミング的には 初亀さんも ひやおろし ですよね。



この 純米吟醸ひやおろしは、とても完成度の高い いいお酒 です。

◆初亀 純米吟醸 ひやおろし 1BY


1.8L 3,850円(税込)
720ml 1,925円(税込)

このお酒 去年は 誉富士 でしたが、今年は

兵庫県特A地区東条産山田錦100% という

初亀純米吟醸の本来の酒造好適米を55%まで磨き醸造。

上槽後一回火入ののち、蔵の冷蔵室で熟成された

まさにひやおろしの王道を行く1本。

ですから、初亀らしい軽快感はそのままに、ひと夏を越え熟成により

引き出されたお米の旨みと、マイルドな酸が口中に広がります。

上品な秋の味覚と共にお楽しみください。





そして もう1本は 秋上がり

ひやおろし と 秋上がり は いったいなにが違うのか。

蔵により例外もありますが、一般的に 火入1回が ひやおろし。

2回が 秋あがり と考えて良いでしょう。

ですから 当店では 秋上がりは 冷蔵庫 ではなく 常温で陳列します。

◆初亀 秋上がり本醸造原酒 1BY


1.8L 2,530円(税込)
720ml 1,309円(税込)

瓶貯蔵にて冷蔵庫にてじっくりと低温熟成させ

味がのってきてから出荷するお酒です。

香りは穏やか、かつ上品に立ちます。

口に含むと、角のない軽快な飲み口なれど

味の幅もあり、料理と伍する主張の強さも意識します。

と同時に艶やかな吟味すら かすかに感じます。

舌の上で転がすと、炊きたての御飯のような

米を強く意識する味わいが広がります。

鼻に抜ける感触が、すべすべとしていて個性的。

燗をすると驚くほど“燗上がり”します。

こちらも是非お試しください。



 

静岡新聞 夕刊に載りました。

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前回のブログで触れましたが、プロバイダーの移行でここ数日

地酒かたやま のホームページの管理に早朝から夜中まで

費やされました。

今回は 向こうの都合で管理会社が変わったわけですが

ページをそっくりそのまま移行すると、FTPというファイルの

送受信ソフトがフリーズしてしまい、全く表示されない事態に。

それもそのはず 今度の会社 というか一般的に 200MBが

許容データ量の上限なんですが、移したデータは3倍の600MB以上。

そこで サーバーのHPのデータを一旦ゼロにしてもらい

再度 200MBに整理して送りなおすことに。

その作業がまあ大変でした。

思えば20年前に地元の知り合いのプロバイダーにお願いして

立ち上げたページでしたが、顔見知りということもあって

データの総量については大目に見ていただいていたわけです。

ですから 商品の画像データの削除や整理はもとより

商品以外の、たとえば過去のイベント報告や酒蔵訪問のページなど

出来る限りのものを排除して、ようやく200MB以内に収めました。

地酒かたやまホームページ




そんな作業の真っ最中 昨日の静岡新聞の夕刊に

『かたやま酒店のお薦め銘柄』 という記事が載りました。

今月の10日ころ記者から連絡があり

晩夏にお燗で楽しめる静岡の日本酒を3品ご紹介いただきたい。

というお話があり、お応えした次第です。

当日は 私の写真も10枚以上撮っていったのですが

白隠正宗の高嶋社長の大きな顔ばかりで (・ω・)\バシッ

私は お酒の写真とコメントだけでした(笑)

でも 今朝から早速 新聞をみたよ というお客様が

ちらほらとお見えになります。

地元の新聞はなかなか影響力が大きいですね。




さて、記事では紹介出来なかった この時期のお薦め酒を。

ひやおろしの純米酒は、ラベルが一新され味わいのノリは

今年も抜群です。

◆志太泉 ひやおろし純米原酒 1BY


兵庫産山田錦を60%精米し、春に純米生原酒として発売

されたお酒を一回火入れ後、冷蔵庫で夏を越しました。

味わいのノリが良い純米酒に、深みが加わっています。

静岡酵母ならではの、清楚で落ち着いた香り。

色がかすかについていて、口中で広がる旨みにも

甘みを伴う熟成感を感じ取れます。

含み香も上品で、後口に返す酸はスリムで軽快です。

食中酒として是非ご利用ください。


エッジの利いた 普通原酒もあります。


◆志太泉 ひやおろし普通原酒ふねしぼり 1BY







 

開運ひやおろし純米 入荷しました。

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メール と ホームページのサーバーを管理している

プロバイダーが 先方の都合で 別会社に代わりました。

本日からその移管が始まったため、接続環境の更新を

午後から行っているのですが、メールはすぐできたものの

ホームページの更新が、なかなか出来ずに困っています。

ですから、現在表示されているのは 5月29日のページです。

もう 笑うしかありません。

なお、買い物ページは関係ありませんので、ご注文は

こちらのページへ直接アクセスしてください。

よろしくお願いします。



そんなごたごたの中 開運のひやおろし純米が入荷しました。

先日の 土井酒造場さんでの呑み切りでも試飲させていただいた

珠玉の純米酒です。

◆開運 ひやおろし純米 1BY (1.8L)

1.8L 3080円(税込)
720ml 1540円(税込)

冬に仕込んだお酒をタンクで貯蔵し、秋に火入れをせずに

瓶詰めする、いわゆる生詰めのお酒。

ひと夏熟成させることで、新酒の荒々しさが消え、

丸みのある酒質となります。

上立香は穏やかでいて、ほのかに白檀の高貴なニュアンスも。

含むと丸みと味のふくらみを感じ、米の旨みを意識させる

味の輪郭の主張も明確に感じとれます。

やがて鼻に抜ける香りに品格の良さを認識でき

後口のなめらかな余韻も素晴らしいです。

呑み切り一番純米酒 とは 微妙に味わいの違いがあり

おすすめです。





 

ひやおろし が始まりました。

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夏休みも終わり、暑さも少し和らいできました。

日曜恒例の佐鳴湖ランも、早朝は涼しさを感じます。

ランニングやウオーキングの人出も以前のように戻りつつあり

密と言っても屋外ですから、それはまったく気にしません。

これで 飲食の世界でも人が戻ってくれば良いのですが・・


日本酒の世界では 秋のお酒 ひやおろし が始まりました。

年々 その出荷時期が早くなる傾向にあり、いくつかの銘柄は

既に先週入荷していたのですが、せめて処暑を過ぎてからだろう

と勝手に解釈してのご案内です。



雄町米を使ったひやおろし は あるようで意外とないのです。

それも 赤磐雄町(あかいわおまち) という 雄町の中のブランド米で。

◆西條鶴 純米吟醸赤磐雄町 ひやおろし1BY

1.8L 3300円(税込)
720ml 1848円(税込)

幻の酒米と言われる岡山県赤磐雄町の中でも

赤磐赤坂地区の農家の皆様が丹精込めて育てた雄町米を

60%精米により醸された“ひやおろし”となります。

香りは気品漂う上級和菓子のような落ち着いた芳香。

含むと、透明感を伴うも上品な甘みと綺麗な旨みが広がります。

鼻に抜ける香りは端正で後に引きませんので

キレはとてもグッドです。

秋のお酒としてワンランク上を行く“ひやおろし”と言えるでしょう。

キンキンに冷やして 戻り鰹のお刺身、鯵フライと。

少し冷やすか常温で あなごや鰻の白焼き、しめ鯖。

焼いたボロニアソーセージなどにも合います。

是非 お試しください。





 

奥 半月 しっかりとした味わい

カテゴリー

本日の朝ランは 赤電上島駅折り返し10キロラン

この暑さですから、最近は途中のコンビニで水分補給があたりまえ。

普通に走ってるつもりが、必ず SSD になります。

つまり、ロング・スロー・ディスタンス ではなく

ショート・スロー・ディスタンス

暑い と言えば 一昨日浜松市が 41.1℃を記録し

最高気温の日本タイ記録で有名になりました。

東京のTV局では 浜松市のいたるところでロケをし

中央地区の公園 とか 駅前 とか 見慣れた風景が出てきました。

某地方新聞には、ラヂオパーソナリティのあのご婦人の歩く姿が一面に。

マスクをされていますし横顔ですから、ふくらはぎの凛々しさで認識される

というオチまでついて。(笑)

いやいや ご立派なふくらはぎでした。

まさに練習の賜物です。




さて お酒の方は ひやおろし や 秋あがり には ちょっと早く

熟成の賜物 たる生酒のご紹介です。

生のまま冷蔵室にて4か月以上熟成させた

しっかりとした味わいの生酒となります。

◆奥 THE MOON 半月 純米吟醸生 1BY

お隣 愛知県は西尾市の酒蔵 山﨑合資会社さんから

活性にごり酒の「満月」に続き、生酒の「半月」のリリースです。

今年の4月に上槽したもので、冷蔵庫にて約4ヶ月半の熟成を経ての

発売となります。

今回の「半月」はシリーズの中で最もとろみを感じるしっかりとした

味わいに仕上がっています。(満月とはタンクが異なります。)

熟したリンゴや梨、バナナのような香りの中に、青草やオレンジの

皮のようなアクセントのある香りを感じます。

奥らしい丸みのある口当たりとトロリとした印象を残しながらも

過度に味が広がるというわけでもなく、心地よい重さとしっかりとした

味わいの印象です。

生酒ですが、燗にすると閉じていた香りが開き、米本来の旨味を感じる

こともできます。 この暑い時期の燗酒も なかなかいいものですよ。

野菜の煮物、豚の角煮、鯛のかぶと煮など、和食を中心に

醤油を使った煮物などとの相性が良く

これから秋に向かい秋刀魚やきのこ、南瓜など秋の食材との相性も良し。

是非 お試しください。

1.8L 3,388円(税込)
720ml 1,793円(税込)





 

鯵ヶ澤 暑い日でもスルスルと飲める1本

カテゴリー │ランニング

久しぶりのブログアップです。

今朝ランはいつもの馬込川をゆっくりと10キロ

この暑さですから、ゆっくり走るのも辛いです。

浜松市のコロナ騒動も少し落ち着きつつあります。

先週のスポーツジムでクラスターが出た というニュースを聞き

全く別の施設ではあるのですが、ジム通いをストップしました。

更にコロナの後遺症で毛が抜ける というのをテレビでやってました。

髪の毛命の私はいつになったらジムを再開できるのでしょうか。(・ω・)\バシッ



さて、いつのまにかお盆となりましたが、日本酒の世界は

夏のお酒が一段落し、秋のお酒の足音がそろそろ聞こえてくる

そんな季節に入りました。

ただ  まだまだ暑さが厳しい折ですから、ふくよかな味わいの

ひやおろしのようなお酒ではなく、口当りの軽快なタイプが求められます。

そんな季節にちょうど良いお酒が入荷しました。




◆鯵ヶ澤 大波 純米吟醸 華さやか

1.8L 3,520円(税込)
720ml 1,815円(税込)

厳冬津軽豪雪地帯の漁師町 鯵ヶ澤に位置する蔵から届いた

暑い日でもスルスルと飲め、味わいを楽しめる1本です。

平成25年から試験醸造が始まった青森県の酒造好適米

『華さやか』による仕込みで、『華さやか』はアミノ酸が少なく雑味のない

酒質となる特徴を持っているそうです。

その『華さやか』を50%まで磨き純米大吟醸規格での醸造です。

まず香りは穏やか。

かすかに白檀様の和の芳香が立ちます。

含むと米の旨みと柑橘類のような爽やかな酸味が調和しており

非常にサッパリとした味わいを感じます。

鼻に抜ける香り、つまり含み香はどこまでもクリアー。

やがて余韻として果実味すら漂う軽快な辛口酒です。

是非お試しください。




 

呑み切り一番の選定2020

カテゴリー │酒屋の仕事

2020年8月5日 開運を醸す 土井酒造場さんへ赴き

毎年恒例 秋の銘酒 呑み切り一番の選定を

粋遙倶楽部の会員及び名誉会員の面々5人で行いました。


私たちが到着すると、お蔵の皆さんが準備の真っ最中。


例年なら 利き猪口に直接口を付けるところですが

コロナ禍の昨今を鑑みて、スポイトにて個別に少量ずつ

プラ容器に取り出しての試飲としました。



準備が整ったようです。

特別本醸造が12種類 特別純米酒が8種類の中から

これはと思う酒を選定します。


最初は 本醸造から。

めいめいが良かれと感じた3品をまずは選びます。


投票の結果 タンクナンバー 110番  111番 152番が候補に。

ちなみに私は 110 152 516 を選んでいました。

再度利き酒をしてこの3つから№1を挙手で決めます。


結果は 152番に決定。

私は110番に手を上げましたが、ほかの4名は152番でした。

110番は本醸造としてはキレイ過ぎたかもしれません。

152番 文句は全くありません。

スペックは 兵庫山田錦・一般米 60%精米
酵母は静岡HD-1 協会701
日本酒+5 酸度1.5 アミノ酸度1.2 でした。

スペックはもちろん後から聞いたものです。



続いて純米酒の選定です。

純米は8種類ですから、まずは2品を投票しました。

選ばれたのは 240番と270番

私が選んだのも全く同じものでした。

この選定ほぼ同じメンバーで20年以上もやっているので

皆さんの嗜好及び眼力は見事に合致し、その傾向は年々顕著となります。



挙手で決まったのは 4対1で 240番です。

今回は私も4人のうちに入っていました。

このお酒 例年通り 純米酒 というより純米吟醸そのもの。

スペックは
兵庫山田錦 55%精米
酵母は静岡NO-2
日本酒+4  酸度1.4 アミノ酸度1.0 でした。


こうして 滞りなく今年の呑み切り一番の選定が終了しました。

発売は 9月25日頃の予定です。

どちらも最高に美味い酒です。 ご期待ください。



土井会長が こちらのお酒も利いてください。

と用意されていたのは、1BYのひやづめ純米と純米吟醸と吟醸酒 です。


微妙に味わいの違いがあれど、どのお酒も美味でした。


こちらは 火入の新しい試みとして ジュール加熱機で瞬間的に

火入されたもののサンプルです。

冷却はプレートヒーターで行ったようですが

左端の プレートヒーターによる火入冷却のお酒と比べると

個人的な感想としては、従来の方法で火入された方が

味が落ち着いていて、キレもよく 私は好きです。

もちろん 作業効率などいろいろな観点で判断すべき事なんでしょう。



土井酒造場さんを訪れると、常になにか新しいものにチャレンジ

されていることを発見できます。

コロナ禍の厳しい折ですが、良い酒をこれからも

造り続けてください。

本日はありがとうございました。



 

優美な辛口酒 萩乃露の短稈渡船

カテゴリー │ランニング

今朝ランは 街中アップダウンコースをヘロヘロ走

早朝と言えどもかなり暑く、日陰を探しながらの10キロでした。

日曜の佐鳴湖は涼しい風を感じたものですが、この暑さ

当分は続きそうですね。

昨今のコロナ禍の影響をぼやいてみても仕方がないので

今はただ 収束するのをじっと待つのみです。

ご紹介するのは 滋賀県産の短稈渡船(たんかんわたりぶね)

という酒米で仕込まれた直汲みの生酒です。



直汲みらしい豊富なガス感を感じるお酒で

ラベルと中身の個性から “優美な辛口酒” と表現しました。


◆萩乃露 「風Kaze」 純米吟醸 短稈渡船 直汲み生 1BY

原料である短稈渡船は、蔵元のある地元滋賀県産の短稈渡船。

直汲みらしく、かなりガス感が強く口中でも弾けます。

山田錦とは異なる良い意味でのオールディーな香味が興味をそそり

ブドウやメロンのような香りをベースに、オレンジの皮やビワ、

杏のような香りの要素も受け取 れます。

含むと強いガス感とともにふっくらとした適度な甘みがふくらみ

苦味とともにきえてゆくところは、ラベルのイメージともども

“優美な辛口酒” と言えるでしょう。

味わいに起承転結を感じる主張の強さや、良い意味での

収斂味を残すところが、山田錦との違いを意識させます。

豆腐やチーズなどのみそ漬け、ゴボウの天ぷら、鶏つくね、

今の季節ならゴーヤ料理などにも合わせてみたいお酒です。

1.8L 3,300円(税込)
720ml 1,760円(税込)

お試しください。





 

真夏に熟成酒 天明氷温熟成純米

カテゴリー │酒屋の仕事

梅雨が明け 8月に入り 夏本番となりましたが

酒の世界の消費動向は 真冬のような寒さ・・

もう 笑うしかありません。 (泣笑い)

7月は PayPayの30%バックキャンペーンもあり

酒が全く売れなかったわけではないのですが

料飲店の動きがストップしているので さもありなん です。

それでも酒屋に今できることは

新しく入ったお酒を粛々とご紹介する。

それしかありません。

というわけで 久しぶりのお薦め日本酒です。



このお酒 29BY ですから2年以上お蔵の氷温冷蔵庫にて

熟成された一回火入れの純米酒 となります。

低温熟成の妙味を楽しめる1本と言えるでしょう。

◆天明MITSUGO 「赤」氷温熟成純米酒
福島県河沼郡会津坂下町 曙酒造合資会社

雄町をお米の形そのまんまに89%精米されたものを使用。

なぜ89%かと言うと、1%ずつ削った糠を舐めながら

89%精米のところで甘みが少なくなったから だそうです。


このお酒は搾ってすぐに火入れしたものを、

マイナス3度の冷蔵庫で2年以上ゆっくりと熟成させたものです。

色は熟成酒らしく綺麗な黄金色。

メロンやマスカットのような黄緑系の香りも立ちますが

さらにヒネではなく少し枯れた印象の香りも感じます。

含むと意外と口当たり軽やかで、クリーミーな中味を感じますが

未だ締まった印象もあります。

このまま冷やでも良いですし、ぬる燗にすると、やわらかさが出て

ふくらみはほどほどに、スッキリとした燗酒というイメージです。


それにしても、熱を加えても、空気に触れても味崩れしない

腰の強さは、このお酒のポテンシャルを感じ

同時に低温熟成の妙味も楽しめます。

真夏に軽快なる熟成酒も乙なものです。