獺祭 寒造早槽

カテゴリー │映画Youtube

当店入荷の新酒第2号は獺祭です。

獺祭は四季醸造では・・・
 ※四季醸造とは一年中日本酒を搾って商品化すること

というのが一般的な認識ですが

この品だけは搾りたての生酒となります。




◆獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分
寒造早槽(かんづくりはやぶね) 5BY


四季醸造の火入れ酒とは違い

秋から春にかけて仕込まれる

新酒しぼりたて生酒で

スペックは山田錦を39%まで磨いた純米大吟醸の生酒

スイート感を漂わせながらも

食事に寄り添う絶妙で芳醇な香りが立ちます。

生酒ですが丁寧にフィルターろ過が施され

口中での綺麗な旨みと甘みは

より明確にふくよかに感じられます。

しっかりと残る美しく甘い余韻に

重たさは全く無くキレイに切れていきます。

いずれにせよ、この価格でこのグレードは

素晴らしいの一語です。


さて 最近Youtubeで見つけた昔の映画。

今回 初めて拝見したところ 最高に面白く

ちょっとハマってます。

事件記者 は 昭和30年代中頃のNHKのTV番組で

私がリアルタイムで観ていたのは確か

火曜日の午後9時40分から始まるシリーズでした。

当時小学生でしたがこの番組だけは

親が観ることを許してくれたのです。

で 今回観たのは日活制作配給のその映画版 

そんなのがあるとは知らず拝見したところ

当時の役者さんがほぼそのまま出演。

戦後15年ほど過ぎた昭和の日本人の価値観

町の風景 風俗  いろいろなものを楽しめます。

脚本 も よく出来ていて 今の事件物より

よっぽど面白く 古さを感じさせない。

その点は 黒澤明の映画に通ずるものがあります。

そうそう 三保敬太郎の音楽も秀逸です。

新聞社が力を持っていた時代とは言え

そこまでするかと言うシーンがいろいろと出てきます。

今なら コンプライアンス上 一発でアウト

しかし 昔の日本人は皆タバコを吸い

そこらへんに平気で吸殻を捨てていたのですね。

お暇なら ご覧ください。


事件記者 第2話 真昼の恐怖



 

望 火入のスプラッシュ

カテゴリー │映画ランニング

今朝ランは 赤電上島駅折り返し12キロラン

前半は遅く 後半は少しスピードを上げて。

梅雨時ですが早朝は涼しく走れます。

昨日フレックスを利用して(笑)WBCの映画を観てきました。

なんと 侍JAPANは優勝したのです・・・(・ω・)\バシッ

という結果は判っていても

ワクワクドキドキしながら

2時間15分たっぷり鑑賞できました。

テレビやネットでは観れないベンチ裏の情景は

映画ならではのもの。

細かくは言いませんが 確かに面白く改めて感動

特別料金2200円の価値はあります。




さて 本日ご紹介するお酒は

すがすがしい透明感と淡麗かつ芳醇で

まるい甘みに彩られた美味しさが際立つ

完成度の高い栃木県のこのお酒です。


◆望(ぼう) スプラッシュ 純米大吟醸 火入 4BY

香り系の典型ともいえる青リンゴや洋梨のような

爽やかかつスイートな香りに

ガス感と旨味=甘みが相まって

ラムネのようなイメージも感じます。

一回火入のお酒ですが、グラスの表面に

ごく細かな気泡が見て取れます。

チリチリとしたガス感と

丸みのあるリンゴのような甘みが

口中で相反しながら躍動する感覚がとても面白く

苦渋もしっかりと抑えられ、ほどよい余韻を保ちながら

消えていく様は、夏に飲みたい

シュワッと「フルーティー&ジューシー」なお酒です。



 

ガス圧強し 爽快フレッシュ

カテゴリー │映画



ビル・エヴァンスの映画

ようやく浜松にも来たので観ました。

書物などでビルのことは知ってるつもりでしたが

知らない事実もいろいろとありました。

全編 彼の演奏が流れていましたがあくまでもBGM

この映画の肝は 人と言葉 それに尽きます。

ポール・モチアン ジム・ホール ジョン・ヘンドリックス ・・・

鬼籍に入られたジャズアーテイストの声が響きます。

美と真実を追及するのが ジャズ

そして ジャズとは 自分を表現するもの。

どんな境遇が降りかかろうと

何に依存していようと。

観終わってから無性にビルの音楽を聴きたくなる

そんな映画でした。


というわけで 今日は朝から ビル・エヴァンスのアルバムを

流し続けています。

梅雨の曇天には見事にマッチしますね。



そしてお酒の方も 曇天を吹き飛ばす フレッシュな1本を・・

とにかく ガス圧が強いので 開栓には最新の注意を必要とします。

◆久礼 純米おりがらみ本生


1.8L 2700円(税込)
720ml 1350円(税込)

瓶の注意書き通りガス圧がありますので

開栓時は何回かに分けてガスをお抜き下さい。

開栓するとフレッシュな果実様の香りがほのかに立ちます。

含むと、おりがらみ生酒ならではの炭酸ガス分も含んだ

爽快な酸がまず顔をだし、やがてその滓がアクセントとなり

きれいな旨みが広がり、やがてシャープに切れていきます。

後口に上品な酸とキリッとした辛さの印象を残すクオリティは

久礼 ならではのもの。

この味わいだと、バーベQや焼肉にもバッチリと合います。

夏の辛口 発泡おりがらみ をどうぞ。



 

黒鯉川 入荷

カテゴリー │映画

日曜は 映画のハシゴ

一か月ぶりに湯船が復活した、巷でいろいろと話題の

スポーツジムをそそくさと終えて駆け込んだのは

東宝シネマズで上映中の 焼肉ドラゴン

伊丹空港(と想像される)近くのバラックで生活する

ホルモン屋経営の在日家族の物語。

劇中に出てくる弟は 昭和44年に中学生だったから

私とほぼ同じ年頃 になる。

芸達者で魅力的なキャストの面々は、本音を言うと

生活の臭いが全く漂ってこない。

それは 映画ならではのデティールをリアルに表現していないから。

せっかく当時のホルモン屋を再現しているんだから

開高健も描いた豚の羊水とか、アウトなメニューもあってしかるべき。

まっこりなんかも、ヤカンに入っているだけじゃ面白くもなんともない。

ほぼ密造だったわけだから、造り置きのシーンなど見たかった。

今の映画は コンプライアンスの縛り がきついのね。

映画 としては、これから面白くなるであろうその後の展開に

期待を持たせつつ 家族の絆で終わってしまったところが

私的にはいかにも消化不良で 腑に落ちない。

でも Part2 があったら 絶対観に行く。


ちょっとブラックな寸評になったけど

ブラック と言えばこのお酒。(・ω・)\バシッ




◆特別純米酒 黒鯉川 29BY

この純米酒は、蔵元の佐藤社長自らの感性で

幾種類かの純米吟醸、純米酒をブレンドし試飲したのち

瓶詰めされたもので、限定数での発売です。

香りは、スマートな白檀にも似た芳香が静謐に立ちます。

含むと、一途に純米らしい辛口タイプであることを認識し

ほのかな酸とクリアーですべすべとした口当たりが印象的。

喉越し軽快なれども太さも残す旨辛口。




 

雑賀 の 山廃純米と雄町純米大吟

カテゴリー │映画

今週火曜日に観た映画 カンパイ! 世界が恋する日本酒
ようやく浜松でも シネマイーラ で上映されました。(11月4日まで)



久慈さん   ジョンさん   フィリップさん と、馴染みの顔が
日本酒の今と 彼らの人生を織り込んだ過去を、本音で語ります。

この映画、酒造りの現場をつぶさに描写したドキュメンタリー 
ではなく、 (もちろん醸造の映像はありますが)

造り手 伝え手 としての彼らが歩んできた道とその背景、心情を
うまく描写し、その日本酒の世界に集まる人たちをも輝かせ、そんな
彼らの姿を観ることで気持ちが高ぶり、そして日本酒の未来への
希望も湧く。 

そんな映画だと思いました。

ひとつ言えるのは、観たあとに必ず日本酒が呑みたくなる。

私は、帰り道にある取引している居酒屋さんへぶらりと立ち寄り
開運を飲みましたが、
ジョン・ゴントナー氏が劇中で言うように
日本酒ならなんでも良いわけではありません。

選択する目を養う意味でも、是非観るべき映画ではないでしょうか。
浜松は明日までです。 上映時間17時10分~18時50分

さて、直近で入荷したお酒のご紹介です。

和歌山県岩出市から紀の川市の郊外へ蔵を移転し三年が経ち
ようやく酒質が安定してきたのではと思わせるのが最近の雑賀さんです。

今年初めてチャレンジされたのが 山廃純米酒



蔵で日本酒の製造を開始した二代目雑賀豊太郎さんの時代(昭和9年)
から行われていたのが山廃仕込み。

やがて和歌山県内でも次第に山廃造りが行われなくなり、雑賀さんでも
途絶えたときがありましたが

「和歌山県から山廃造りの火を消してはいけない」と、現俊光社長が
復活させました。 当時、県内で山廃造りをする蔵は他になかったそうです。

◆山廃純米 雑賀 27BY

このお酒 純米ならではのふくよかな味わいが特徴です。
山廃仕込みにしては、軽快でかつ燗上がりし、お好みの温度帯で
楽しめるお酒だと思います。

今年『全国燗酒コンテスト2016』にて最高金賞を受賞されたというのも頷けます。




そしてもう一つ 雄町の特性を実にうまく引き出した上質感溢れる1本

◆雄町 純米大吟醸  雑賀 27BY


雄町を45~50%まで磨き醸された純米大吟醸の
一回火入れ酒を冷蔵庫で寝かせてから出荷。

香りは穏やかで上質の和菓子あるいは蜂蜜のようなスイートな芳香。

含むと、上質感に溢れる雄町ならではの旨みが流麗かつしなやかに
広がります。

鼻に抜ける香りは和三盆をイメージする干菓子のよう。

後口のキレは見事で静かな余韻を残します。

1.8L で 3996円(税込) と少し値は張りますが、中身的には
それ以上と確信できる完成度です。





 

英君 ゴクゴク純米

カテゴリー │映画

昨晩 レイトショーで観た シン・ゴジラ
それほど期待をしていなかったが 想像以上に愉しめた。

まず 脚本がいい。

多少ご都合主義の面もあるが、未知の巨大生物としての
ゴジラに遭遇する という 第一作の状況に還った構成は
新鮮味があり、政治家や官僚の描写は現代に則したもの
となっており、やや複雑だが合点が行く。

映像もいい。

オールCG らしいが、迫力があり十分に堪能できる。
新幹線や在来線の動きにはちょっと違和感を感じたものの
自衛隊や米軍の装備品はリアルだった。

キャストも秀逸。

総勢328人
長谷川博己 線が細い印象があるも リアルな存在感。
石原さとみ   いいおんな  違う 女優になった。
余貴美子   ほんとに居そうなキャラ。
ちょい役として出る渋い俳優  人気の俳優を探すのも一興。

とにかく ハリウッド版よりは面白い。
最後のシーンから想像できるのは、 続編あり   だな。


さて、お酒の話。

昨日 英君さんから入荷したのは 新しい純米酒。



若年層や女性など 普段日本酒にあまりなじみのない方も
ターゲットにした、ネーミング と ラベルデザイン

中身は ヘビーユーザーにも支持される 軽快だが味のある酒


◆英君 ゴクゴク純米 Fourteen

アルコール分が加水による14゜と少し低め。

これは、仕込段階でグルコース濃度を高めに設定することで
日本酒本来の旨みを残し、すっきりとした口当たりを実現したもの。

だからと言って 夏酒 というわけではありません。

暑い日は 冷してゴクゴク 
寒い日は 燗をしてゴクゴク
もちろん このまま常温でも ゴクゴク

幅広くお楽しみいただける 普段着の純米酒です。





 

七田 夏純

カテゴリー │映画フィットネスクラブランニング

昨日は 日曜恒例 佐鳴湖ラン10キロ

ジムは ラディカルパワーで速筋の鍛錬
腹周りは相変わらず減らない。



午後は先週に続いて映画。
今話題の 『殿 利息でござる!』

チャンバラもなく時代劇としては地味だけど、素直に面白かった。

磯田先生原作の 『無私の日本人』 から 穀田屋十三郎
の章を元にした映画なんですが、映画ならではの演出にニヤリ。

質屋も営む地方の造り酒屋が舞台の一つ。
年貢の取り立てに苦しむ 百姓町人が、廉恥心を糧に
藩に金を貸し利息を得る という 奇想天外な話ですが
これは実話なんですね。

酒屋として 興味をそそられたシーンが3つありました。


一つは、造り酒屋の母屋に漏れ聞こえてくる 酒造り唄。

時計のなかった江戸期は、蔵人は 造り唄を口ずさみながら
作業をしていたわけです。それぞれの作業に見合った唄があり
時間の目安にもなるし、居眠りなどを防ぐ労働安全の一翼も
担っていたわけです。

二つ目は、木桶で酒造りをするシーン。
想像するに どこかの醤油蔵を借りて行われたのでしょう。
日本酒の酒蔵で木桶造りをしているところは、ごくごくわずか
ですが、醤油蔵は今でも木桶が現役で使われています。

最後に 殿様が書をしたため これを酒名にせよ というシーン。
今をときめく アイススケートの貴公子が書いたんだから
そりゃ 売れるでしょ・・・(・ω・)\バシッ

違う違う 殿様が書いたとなると、それ以上の反響があったと
想像に難くないわけです。
今でも似たようなことは確かにありますね。



そんな流れでご紹介するのは 夏の純米酒。

このラベルを書いたのは 殿様でも アイススケートの人気者
でもありません。(笑)

◆七田 夏純 一回火入れ 27BY


今年も山形県産の出羽燦々で仕込んだ、やや低アルコールの軽快純米酒です。

暑い夏にも、冷やしてサクサクとお飲みいただけるよう

アル分が14度台になるよう加水していますが

原酒時の旨みや酸はしっかりと残してあります。

香りは穏やかで、スッキリの中にも、七田らしい

スベスベとした口当たりと、純米らしい旨みのトレースが

明確に感じられます。

上品で美麗な甘みが口中で軽やかに弾けます。







 

「ヒーローマニア–生活-」

カテゴリー │映画ランニング

昨日の日曜は いつもの佐鳴湖ランのあと久しぶりのジム

ピラティスでストレッチに励むも、翌日に筋肉痛になるのは
いかにご無沙汰していたか を証明するもの。



午後は  これも久しぶりの映画。

「ヒーローマニア–生活-」


人気コミックの実写版らしいのだが、浜松でロケが行われた
ただそれだけの興味で、TOHOシネマズ 浜松へ。

今年から 一人で観ても 1100円なんですね。
歳をとるのも悪くないかな。


映画の内容は、いかにも コミック  という感じで はちゃめちゃ。
アクションシーンも 迫力は感じるものの なにやらウソっぽい

でも、キャストは一流
東出昌大が主演を務め、窪田正孝、小松菜奈、片岡鶴太郎
船越英一郎、山崎静代 などなど

ほとんどが浜松市内でのロケ ということで
私がいつも走っているところが ここかしこに出ました。

馬込川の諏訪橋
楊子公園横の馬込川に下る階段
中央地区の地下道
駅南団地 っぽい 集合住宅
元浜あたりの新川支流
有楽街の路地 かくれんぼの横あたり
サザンクロス商店街 に サッポロ街
駅前の遠鉄百貨店界隈


監督は 中日新聞のインタビューで
すべて浜松でロケをしたけど、浜松を連想する文字を消した
と言ってました。

ところが、サザンクロスでの乱闘シーンで はましん の文字が。
今はレンタカー会社に変わっているけど、ロケ当時はまだ看板が残っていた
ということね。

最後のクライマックスシーンが サッホロ街 というのも 
地元民にとっては泣かせます。(笑)

今は無き たかこ の看板が 沁みたなあ・・・




 

映画『一献の系譜』のこと

カテゴリー │映画日本酒教室ランニング

今朝ランは いつもの馬込川10キロ
前回より速く走るつもりが、だめだめ。
ランニングは常に体調に左右され一進一退の連続です。



昨夜のNHKカルチャー日本酒教室金曜クラス
先週と同じテーマの杜氏について でした。

その中でもご紹介したのですが、能登杜氏四天王を
描いた映画  『一献の系譜』
本日9月26日から 東京を皮切りに順次全国で上映されます。

この作品は 石井かほりさんという女性監督のプロデュースで
能登という風土から醸される日本酒の造りの世界を追った
ドキュメンタリー映画だそうです。



予告編に 開運の榛葉杜氏がちらりと出てきます。
もちろん 波瀬正吉さんの在りし日の姿も写真で登場します。

浜松での上映は予定されていませんが、名古屋で年内に
上映されるようで、日程が決まったら時間を作って観に行こう
と思います。

映画『一献の系譜』


予告編



 

ラン・ジム・映画

カテゴリー │映画フィットネスクラブ休日日本酒の会ランニング

先週末に告知を始めた 9月27日開催の
日本酒と蕎麦を愉しむ会  ですが、定員まで
あと3名様となりました。
興味のある方は、今のうちにお申込み下さい。



日曜恒例の朝ランは、佐鳴湖10キロ

先週よりましでしたが、まだまだ暑く後半はヘロヘロ。
真夏のランニングは、ゆっくり走っても辛いです。

その後はいつものジムで、ピラーヨガ。
こちらは涼しい部屋で行うので、きついけどまだまし。
身体の柔軟性と筋トレの両方を鍛えられるのでいい。

午後は 豊橋までカミさんと映画。
観たかったアルゼンチンの映画が、ちょうど豊橋の
シネコンで上映中につき、車で。
浜松だとシネマいーら で10月まで待たないといけないので。

人生スイッチ

6つの短編で構成されているのだが、どの話も
ちょっとした理性と感情のもつれで、起きそうな話。
いやいや 起きないだろう。
話によっては 起きるかな・・・

とにかく 展開スピーディで、最高におもしろい。
久しぶりに途中でウトウトとせずに最後まで愉しめました。
しかし どこのシネコンも ガラガラだね。



 

おしんの監督のお酒

カテゴリー │映画

日曜日の夜 (志太泉と蕎麦の会) から
昨日 (静岡県地酒まつり) にかけて、酒・酒・酒の日々でした。

で、今朝はしっかり走ろうと、いつもの佐鳴湖10キロラン
前半5キロ 26分36秒
後半5キロ 25分04秒
合計10キロ 51分40秒 でした。

スタートと同時に、めちゃ速い女性ランナーに抜かれ
追いつけずとも離されまいと、頑張ってみたものの、結局
3キロ地点で背中が見えなくなり、心が少し折れました。(笑)

毎回いろんな人がいるので、ランニングって面白いもんです。
そして 世の中には 強い女性がいるもんです。

さて、強い女性と言えば おしん
その新作映画が、10月12日から全国公開されます。
涙活にちょうど良い作品かもしれません。

この映画の監督は 冨樫森(とがししん)氏
その監督の出身高校は、山形県立鶴岡南高等学校
その時の同級生は 鯉川酒造の社長 佐藤一良氏


で、こんな酒が発売されております。



純米吟醸 映画監督 冨樫森 24BY

見事な便乗商品 まさに 大ぎんじょう ならず 大びんじょう

いえいえ 違います。
これは 同級生への愛です。 友情です。
そして 応援酒 です。


実は、この蔵のお酒に 鉄人にごり というのがあるのですが
そのネーミングも 冨樫監督が鉄人28号の実写版を撮った
ところから来ています。

中身は 幻の米 と言われている 亀の尾を50%まで
磨いて醸した 純米吟醸です。
落ち着いた味わいの中に、キラリと光るコクと旨みを
兼ね備えています。


この酒 かたやま酒店では8月から置いているのですが
最近じわじわとネットで売れ始めました。

よしっ 今度は 大びんじょう半沢直樹 を仕入るぞ (・ω・)\バシッ 



 

感じる映画

カテゴリー │映画ランニング

今朝の秘密の練習は
前半 5キロが26分24秒
後半 5キロが25分26秒
合計 10キロ 51分50秒 でした。

まあ 一人で走ると、こんなもんでしょう。
タイムというのは、ちょっとしたコンディションや
モチベーションの違いなどで、1分ぐらいはすぐに
差がつくものです。

本番のレースまで あと2回走る予定ですが
マイペースでぼちぼちといきます。



さて、昨夜鑑賞した映画。
プレイヤーズ!!

映画の中に 知り合いや 知ってる場所がいっぱい
出てくるので、それをみつけるだけでも楽しめます。
音楽も随所に散りばめられていて、ウキウキします。
が、ストーリーは・・・なんかよく判りません(笑)

ヒーロー なるものの存在が 非現実的であるのに
行動は いやらしいほどに現実的で、一瞬引いてしまう
ところもあり、主人公なるシンガー達との接点の描写と
背景がいかにもご都合主義で、感情移入の妨げに
なってしまいました。

演劇を目指す女性とその家族のくだりは、ふむふむと
納得させられましたが、結局何をしたかったんでしょう。

でもこの映画は 群像芝居ですから、理詰めの解釈は
御法度なのかもしれませんね。
わが街浜松 を応援する素直な心で鑑賞し、感じましょう。
と、大人の締めで。





 

リスペクトできる酒屋さん

カテゴリー │映画

昨日3月11日は、鎮魂の日。

このブログでもご紹介した 映画『ひろしま』の上映会に
出かけ、私も会場で黙祷をささげた。



昼の部は 満席で立ち見もあると聞いていたので
5時からの夜の部へと 出かけたのですが、上映後に
小林一平氏の短い講演があり、とても良かった。

小林一平氏は、映画『ひろしま』の助監督である
小林太平氏のご子息で、映画プロデューサー。
同日 長野県の松本市で上映会があり、終了後
車で駆けつけられたとか。

広島の原爆投下直後を、リアルに描いた映画は
あるようで実はなかったそうで、確かに凄惨なシーン
がいくつかあったものの、直視できないものでは
なかった。

それは、この映画の底流にある、被害者、加害者
どちらにも偏らないヒューマニズムが、そうさせる
のではないか。

もっと、声高に 原爆の被害や悲惨さを訴える映画を
想像していたのだが、少し違った。

戦後わずか8年後に、原爆が既に風化しかかっている
世相を痛烈に批判し、被爆により家族を失った青年を
横糸にして、人間の本質を提示し問いかける そんな
映画だったのである。

宮島のみやげ物屋で、どくろの置物が普通に売られ
ているシーン。当時どくろの置き物は、宮島に駐屯して
いた進駐軍によく売れた品らしいのだが、青年はなんと・・・・

ここからは、これから観るかもしれない方のために
伏せておきます。

ちなみに、来週の日曜 3月18日に 湖西で上映されます。
ご覧になりたい方は、こちらを参考に。

映画「ひろしま」と竹本成德氏の講演のお知らせ

ところで、今回の浜松での上映を企画運営されたのが
プリティ加藤・・ 違った 加藤國昭さんです。

彼は、西区神ヶ谷で 自然食品や自然酒を中心に販売
されている酒屋さんです。

私よりちょっと年上ですが、昔から 熱い人 でした。
彼のすごいところは、広い視野 長い目で ビジネスを
されている点。

どこかの店のように、自分の趣味をからめて酒屋を
ただ愉しんでいる輩(やから)とは、大違い。

同業者として リスペクトできるお一人です。 
プリティさん 違った 加藤さん そして奥様。
今回は いい仕事されましたね。

酒&FOODかとう



 

映画 ひろしま

カテゴリー │映画

今日は ラヂオの日 でした。

今週は お酒の話ではなく、先日のシティマラソンの話題と
映画のお話。

パーソナリティのえみ子さんには、参加することを黙って
いたので、 

出られるのなら、言ってくれれば良かったのに・・・
ラジオで応援したのに・・・

そんな 大事になるのが嫌だったので、黙っていたのですよ。

で、ハローの関係者で 参加した人がいたのかと
聞くと、いました いました。

月曜のディレクターで、時々パーソナリティもしている
元柔道選手の女性  蔦山ちゃん が ハーフに
出たとか。 なんとタイムは 2時間を切ったとか。

男だねえ・・・・(・ω・)\バシッ

でも、ほんとに すごいよ。女性で2時間を切るなんて。
 おじさんは 5キロに出て どうのこうのと言ってるのが
恥ずかしくなりましたよ。



そして、映画の話題は

3月11日に 浜松市福祉交流センターで 昼と夜の
二回上映される、 『ひろしま』について。

この映画は 1953年 というから昭和28年に製作された
、関川秀雄監督による劇映画で、当時は GHQの圧力で
全国配給が見送られた いわくつきの作品です。

主演は 月丘夢路 広島出身の彼女は、ノーギャラで
参加したとか。

ほかに 岡田英次 戦後初のガラス越しのキスシーンで
有名な映画 『また逢う日まで』に出た二枚目俳優。

他にも 原保美 加藤嘉 河原崎しづ江
山田五十鈴 薄田研二 利根はる恵
三島雅夫 花沢徳衛 松山英太郎
河原崎建三 下條正巳 梅津栄

と 錚々たる顔ぶれ。
既に亡くなった方が多いのですが、主演の月丘夢路さんは
今でもお元気で、今年1月放送の 徹子の部屋 に出演
されています。

他にご健在なのは、山田五十鈴さんと梅津栄さんぐらいか。

さて、映画の内容ですが、私も観たことがないので
YouTubeで予告を見ました。

この映画が作られた 昭和28年ですでに 原爆が
風化しかかっていた というのには、驚きました。

この映画 他にも面白いエピソードがあります。

音楽の伊福部昭は、あのゴジラの音楽を担当した人で
この映画のあとで、ゴジラに携っています。
ですから、劇中の音楽に ゴジラでも使われた曲があるとか。

当時の広島市民 8万8500人が手弁当のエキストラとして
参加しているというのも、そのエネルギーを感じざるを
得ません。

当店でも 1000円の前売り券を販売しているのですが
中日新聞の記事を読んでみえた女性 70前後の方
ですが、子供の頃に観た記憶があるとおっしゃってました。

リアルなシーンが多く目を背けたくなるかもしれませんが
原発で揺れる日本 いや世界の人 一人一人が、観て
なにかを感じ取る それが大切なのではないでしょうか。

中学生以下は無料ですから、お子さんと一緒に観ることも
イデオロギーを抜きにして、これからの日本の進むべき道
を考えるきっかけになるやも しれません。

映画 ひろしま 上映会
2012年3月11日(日)
会場 浜松市福祉交流センター 中区成子町140-8
昼の部 13時開場 上映 14時~16時
夜の部 17時開場 上映 18時~20時
前売り券 大人1000円 当日 1200円
       高校生 500円 当日 600円


かたやま酒店でも、販売しております。

では 予告編をご覧下さい。





 

~コクリコ坂から~

カテゴリー │映画

昨夜 レイトショーにて ~コクリコ坂から~ を観た。

ネットで 夫婦50歳以上2000円 というチケットを予約。
それも、プレミアムシートが開放されていた。
更に、夏休み期間中は 一人100円引き とかで、
結局、プレミアムシートで900円で観ることに。 
映画 安いね。 いや 安すぎる。

さて、内容ですが、設定は昭和38年の横浜界隈。
主人公は 凛とした高校生の男女。
世は、東京オリンピックを翌年に控えた、古きものを
捨て去ろうとするイケイケの時代。 価値観がすべて
金(かね)や物質的欲求に支配されようとする まさに
転換期。

でも、当時の若者は、今よりずっと希望に満ち溢れていて
まぶしい。 私は小学校の二年生でしたから、むしろオリン
ピック後の世間の価値観に毒され、あがなって生きてきた
年代。

ノスタルジーで観てしまうと、それはそれで愉しめるが
今に置き換えて 足元を見なさい というメッセージが肝。

主人公の女学生 海 が 毎朝供えのコップの水を換え
国際信号旗を掲げるあのシーンは、一見意味の無い愚直な
行為にこそ 心の拠り所があるという、現代人が見失いがち
な大切ななにか を、思い起こさせてくれる。


よって さまよえる大人 こそ観るべき。
果たして届くか・・

ところで、挿入歌の 『さよならの夏』
なんか郷愁をそそるメロディと歌詞だと思ったら、35年前
に森山良子がレコードを出していた。 同名のドラマの
主題歌だったそうだが、歌もドラマも、全く記憶がない。
調べたら、昭和51年放映の、NTV系のドラマとか。

昭和50年代前半の大学時代は、テレビがなかったので
知らないのは当然。








 

キャタピラー

カテゴリー │映画

昨日15日は終戦記念日。
そんな戦争を考える日にぴったりの
映画を観た。




キャタピラー


ちょうど若松監督が舞台挨拶に来ると聞いたので
17時45分上映の回に行く。込むことを予想して
17時前にシネマイーラに着くと、既に20人ほどの
観客が列を作っていた。

その後、観客はどんどんと増え、上映時間直前には
満席となり立ち見まで。早く行って正解。

さて、映画は。
これ 単なる反戦映画ではない。
ましてや反日映画でも。

寺島しのぶ と 大西信満(しま)の二人の演技に
集約される人間の暗部と本質をさらけ出すことで
戦争の狂気と愚かさを描いた作品。

とにかく目をそむけたくなるようなシーンばかり。
それは決して残虐な映像ではなく、重く辛い日常。
その日常を作り上げたのは まさに戦争。

シーンの変換に、青空が描き出される。
その青は、スカイブルーではなく、どこか灰色の
ミストブルー。真夏なのに、もやがかかったような
淡い青。 時代を象徴する青なのか。

四肢を喪失した夫が、敗戦を知り自ら池に沈む。
その最後のシーンに救われてしまう自分がいた。



上映後、監督に質問した。
どうしてタイトルがキャタピラーなの?

キャタピラーとは芋虫のこと。最初は 芋虫 にしよう
と考えていたらしいが、戦争を象徴するキャタピラーの
方が伝わりやすいとの判断とか。 なるほど。

ベルリンで賞を取ってから半年近くも過ぎてから
上映するのは、安易に商業主義に乗らない若松監督
の矜持。  あっぱれ

日本人、特に夏休みの若者は、一度は観るべき映画。
評価は別にして。

シネマイーラにて9月10日まで。




 

沈まぬ太陽

カテゴリー │映画

日曜日は自分の時間。
10時のオープンと同時に ライフウェルに入店。

まず、2.5キロ マシンで走る。
最初 時速9キロでスロージョギング。
やがて13キロに上げて、しっかり走る。
もっと走りたかったが、エアロビの時間になる。

細かいステップがこのクラスの特徴。
出来そうで、なかなか出来ない。
大きな動きより、小さなステップは難しいと思う。

続いて ズンバ。
素直に楽しい。 何と言っても音楽がいい。
“君の瞳に恋してる” がウォーミングアップのナンバー。
ズンバ用に、BPMが136以上に設定されている。

そして、ホットヨガ。
60分だと、全然OK。
体が慣れたのか、はたまた温度設定が少し低くなっているのか、
当初に比べると、フィジカル的に楽。
そして、汗の量も最初ほど極端に出ない。

終わってから インストラクターのK嬢と話。
彼女のホットヨガには、この日初めて出たのに
『思ったより楽そうでしたね』
お主 このブログ 読んでるな(笑)

3つのクラスを一日で体験すると、終わってからの足元が
ややおぼつかなくなるが、精神的には満足度アップ。
体重も3キロ減。

夕刻は、映画。
かねてから観たかった 沈まぬ太陽 を奥さんと二人で。
もちろん 夫婦50割引で、一人1000円。
いつも思うが、どちらか一人の年齢確認はされるが、二人が
夫婦であることの証明はない。
もっとも、証明しろと言われても困るが。
  何をすればいいんだろう(・ω・)\バシッ



沈まぬ太陽 これは ほとんど実話。
国民航空の労使紛争を描いた大作で、久しぶりに 途中休憩のある
ガツンと硬派のロードショウにめぐり合えた。そして 面白い。

小倉寛太郎(おぐらひろたろう) という実在の人物がモデル。
日航は、この映画にかなりナーバスになっているようだが、
今の ほとんど倒産 状態の要因が、一体どこにあるのかを知るべし。

恩地元 が 小倉寛太郎 なのかは別にして、山崎豊子氏の取材力には
頭が下がる。 そして いまだ書き続けていることに、畏敬の念を
抱かざるを得ない。

観終わって、俺庵 で 燗酒とそばを嗜む。
映画の感想を話しながら奥さんと二人で 初亀急冷美酒を4合。
ああ 酒飲み夫婦は楽しいね。




 

見たい映画

カテゴリー │映画

映画『色即ぜねれいしょん』

気になる映画。

1974年の京都の高校生の話。

まんまやん。

みうらじゅん が原作やから、きっと

アホな映画に違いない。

都会では上映してるらしいけど、

浜松は シネマイーラで10月24日から

遅すぎるやん。


ところで、今日の 中日新聞の夕刊。

この映画を紹介してるけど、どこにも映画のタイトルがない。



こんなことって あるんや。

ちゃんと 校正してるんかい。

しっかりしてや 中日新聞さん。





 

心のストレッチ

カテゴリー │映画

先日観た映画が、もう一つ中途半端な後味だったためか
無性に 口直し というか 心直しをしたくて、
ある映画を観に行くことにした。

ただし、その映画は平日しか上映しておらず、時間も朝の
10時と夕方の5時。
サラリーマンや宮仕えの身だと、そんな時間に観てたことなど
ブログにアップしようものなら、懲戒ものである。

でも、そこは自営業の身軽さ。
いつでも行ける  と思ったら大間違い。
うちの奥さんの了解を取り付けないと、懲罰委員会も真っ青の
大変なことになる。(笑)

で、観たのがこれ。


映画 『小三治』

旧東映の CINEMA e-ra

新装後 初めて入ったが、座席も幅も、なかなかゆったりとしていて
グッド。

映画は、柳家小三治のドキュメンタリー。 かといって、何かを強く
訴えるわけでもなく 小三治師匠の人間そのものを淡々と描いている。
彼の 何気ない所作 含蓄のある言葉 とぼけた表情 それらを
普通に見ているだけで、幸せな気分になってくるから不思議だ。

いくつか心に残ったセリフがある。それらはセリフではなく、小三治
師匠のまぎれもない 生の言葉
なんだけど、合点がいったり、我が身に照らして恥じたり、
時には背筋をピンと伸ばしてくれたりする。

だから、落語を全く知らない人が観ても心のストレッチ
になる。

浜松は明日まで。
心と時間に余裕のある人は、お薦め。



 

椿 三十郎

カテゴリー │映画

年内最後の休日を利用して、映画 椿三十郎 を観る。



封切り後何日か経っているので、プレミアムスクリーンが

1000円(50オーバーの夫婦二人で2000円というアレ)だった。

これはお徳。 しかし、映画館は果して儲かるのだろうか。


さて、映画の方はと言えば、黒澤作品と全く同じ脚本のためか

どうしても役者を比較し、観てしまう。

織田裕二の三十郎は、三船敏郎の野性味と迫力に比べるべくもないが

殺陣など、熱演はしていた。 ただ言葉が明瞭すぎるね。

どの役者も、黒澤作品でのキャラを凌ぐ人は見当たらなかったが

中村玉緒だけは、入江たか子に迫る味わいを醸しだしていたように思う。


映画としてはリメイクであっても、それなりの楽しみ方があるので、

下手な脚本で違う映画にしてしまうことを考えれば、評価できる。

ところが、笑いのシーンだけは、オチが判っているので、

もう一つ笑いきれないもどかしさがある。

横に居た若い女性三人組が、ゲラゲラ笑っていたのは

きっと黒澤作品を観ていないからだろう。


ラストシーンに黒澤作品のような血しぶきがないと聞いていたが

本当になかった。

ではどうなるのかと、期待していたが、うーん・・

小細工が過ぎて、もうひとつ伝わらない。

少なくとも、背中がゾクゾクと来るようなシーンではなかった。

ただ、黒澤映画へのリスペクトは、十分に伝わった。

今度は用心棒をリメイクするのかな。