華鳩 汐と風

カテゴリー │日本酒教室

昨夜は日本酒教室でした。
テーマは 日本酒の作法

適当な中年男 が酒の作法について話すなんて世も末だ・・
と、我ながら思いますが、基本動作の確認 という意味で
お聞きいただきました。

試飲タイムは 作法とはなんの関係もない 利き酒テスト

開運のお酒を試料として
一回目は 純米酒の 火入れと生酒をききわけるもの。
正解者は全体の6割ぐらいでした。

二回目はやや難問
火入の純米酒を3種類用意し、米の違いをききわけるというもの。
山田錦・雄町・誉富士 の3本です。
こちらの正解者は 19人中 5名。

山田錦をききあてた人は10名いたのですが、 雄町と誉富士を
半数の方は間違えたようです。

それでも、パーフェクトの方がいらっしゃったのは、心強いですね。
間違えても、落胆することはありません。
多分私も間違えると思います。(・ω・)\バシッ

日本酒は 酒のコンディションや利き手の体調で大きく変わりますから。

大切なのは、それぞれの味の特徴を自身の五感で認識し表現することです。

この日本酒教室 10月から新たな6回講座がスタートします。
木曜教室は満席ですが、金曜教室は空きがあります。
カリキュラムなど詳細はこちらです。
皆様のご参加をお待ちしています。
粋に愉しむ 日本酒ワールド 金曜




さて、新しいお酒のご紹介です。

広島県呉市に 華鳩(はなはと) という銘柄を醸す 榎酒造という蔵があります。

全国新酒鑑評会でも過去何度も金賞を受賞し、貴醸酒を最初に商品化
したことでも有名なお蔵です。

最近では、SAKE COMPETITION 2016 純米酒部門 出品酒401点のうち
GOLD3位に輝いています。

そんな華鳩は、とても有名な銘柄ですが、問屋流通もあることから、今まで
扱ったことがありませんでした。

でも、平成14年から杜氏を務める 藤田忠氏のもと、9号酵母のみを使う造り
で安定した酒質を維持するようになったとお聞きし、限定流通のこのお酒を
仕入れました。

華鳩 汐と風



◆華鳩 peaceful 「汐と風」純米吟醸 27BY



このお酒は、一回火入れの純米吟醸で、蔵で6か月間常温熟成
されたものです。中取り部分を瓶燗火入れ後急冷されての貯蔵
とかで、シンプルスイートなキレの良さが光ります。

原料米は 広島県産 こいおまち

この米は、雄町の改良型の酒造好適米です。

広島県のシンボルである鯉(カープ)と、人々から恋されるように
との願いを掛けて命名されたとか。

雄町より大粒で心白もやや大きいのが特徴で、芳醇で雑味の少ない
酒質になるそうです。

そんな こいおまちを58%精米にて醸されたこの純米吟醸は
和梨や杏のような上品な和の香りが立ち
含むと、穏やかですべすべとした感触が印象的です。

ミドルからアフターにかけては、淡い桃を思わせるスイート感があり
やがてすっと消えるシンプルで綺麗な酒質は、こいおまちの特徴を
見事に表しています。

このまま常温か少し冷すぐらいがちょうど良いでしょう。

まだまだ いい酒 がいろいろとあるもんです。


◆華鳩 peaceful 「汐と風」純米吟醸 27BY







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