萩錦 試験醸造

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昨日は台風が上陸するのかと思っていたら

熱帯低気圧に変わって東へそれていきました。

実は 昨日日本酒教室が予定されていたのですが

一昨日の情報で台風が来る ということで

開催を一週間先延ばしにしました。

弁当手配の締めが一日前につき

決断せざるを得なかった訳です。

結果的に雨もそれほど降らずほとんど影響が無かったわけですが

もし台風が来て教室が中止になり弁当を10人分引き取る

という事態だけは避けたかったのです。

一週間先だと参加できない という方も

いらっしゃるかもしれませんが ごめんなさい。


萩錦 試験醸造

さて 静岡市のご夫婦で醸される蔵萩錦酒造さんから

試験醸造酒が入荷しました。

一般的に試験醸造 と言うのは

試しに造ってみて今後の正式販売に繋げる

というコンセプトが考えられますが

このお酒は正真正銘一回限りの試験醸造です。

なぜなら 原料米の誉富士は今年から栽培されてません。

つまり最後の誉富士を使い生酛造りで醸された

お酒だからです。

萩錦さんでは毎年造り手である杜氏と社長が

自分たちの造りたい酒を提案し

小仕込みタンク1本を醸造されているのですが

4BYの今年は 誉富士での生もと造り。

規格は純米酒ながら

特定名称酒の表示はされていませんので

酒税法上の位置づけは普通酒となります。

そんな 普通でないことばかりの普通酒ですが

これがなかなか 良い酒なんです。


◆萩錦 試験醸造 誉富士 生酛 4BY

一回火入後蔵内で常温瓶貯蔵された

一回限りの“試験醸造”。

香りはどこまでも穏やか、いや静謐と表現する方

がしっくりと来るでしょう。

いわゆる生もとにありがちな乳清や穀物系

熟した果実系の香りはほとんど感じません。

含むと、これも静謐さが漂い

酸のアタックもごくわずか。

ただ鼻に抜ける風味に

きれいな白糠を想わす米を意識させられます。

後口の余韻はどこまでも清冽で

抜群のキレ味を残し苦味や渋みの

たぐいはほとんど残しません。

一見味のない酒か・・と思いがちですが

いやいやこのお酒の持つ

軽やかで堪能な個性は秀逸です。

一升瓶だけの発売ですが、常温保管もOKですので

ぜひチャレンジしてみてください。



最近 Youtubeをきっかけに、このギタリストにハマってます。

むかし米国にバーニー・ケッセル というジャズギタリストが

居たのですが、彼のアルバムはレコードで何枚か持ってます。

そのバーニー・ケッセルを敬愛する日本人ギタリストが

浅葉裕文(あさばひろふみ) さんです。

で 彼がYoutubeで披露している演奏は

ファンキーで明るく シンプルでいて楽しく なかなか深い。

その中に ヴィブラフォン と共演してクライ・ミー・ア・リバーを

演っているのを見つけました。

クライ・ミー・ア・リバー と言えば ジュリー・ロンドンの唄と

バーニー・ケッセルの伴奏の印象が強烈すぎて

他の歌い手のバージョンは聴く気になりませんが

ヴィブラフォン がメロディを奏でると

また違う雰囲気が出てとってもいい感じ。


Cry me a river , Jazz guitar , bass and vibraphone. Julie London Barney
Kessel



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