小沼ようすけ と NOON

カテゴリー │ジャズライブ

小沼ようすけ と NOON(ヌーン)のライブに行く。

ツアー初日というのも、
彼の浜松 いやドルフィンのマスターへの思い入れも、あるのだろう。
いつになく、長く熱く、そして心のあるライブであった。

そして、全編アコースティックな彼もまた、いいもんだ。

オレオ アレンジが懲りすぎて成功率80%と言いながら、
お決まりのように間違えてリスタートする演出(?)は、なかなかにくい。
まさに スキルと魂の競演 満足。

スペイン PAを止めてまったくの生音で披露。これは逆に
ちよっとおとなしいかな。という印象。
普段、3人で競うように演る人たちを知っているからかも。

どの曲も、メロディの綺麗さを大切に、しっとりしなやかに、
そして素朴な響きも交えながらのアコースティックなプレイは、
彼の真摯で人なつっこく、ちょっとシャイな人柄が音に凝縮されている。
そんな気がしました。

そして、この日もう一つのお目当ては ヴォーカルの NOON。
小沼ようすけ と NOON
良くとおるウォームなヴォイスが魅力の、美形のオネエチャン。
日テレの佐藤アナ(目がテン)に少し似ている。
そして声は、確かにアンサリーに似ている。特に高音の響きなど。
これもDNAのなせるわざか。

ブルーゼットから始まるライブは、映画音楽もふんだんにアカルイ雰囲気で
バカラックやレイチャールズなどポップス系の曲がいい。
アイ・クッド・ライト・ア・レターやイット・ハット・ビー・ユーなど 
小粋なスイング系の曲も、実に巧く歌う。

声を張り上げずに淡々と、それでいて芯のあるナチュラルヴォイス。
誰でも知っている曲を、しっかりと自分の歌にしている。
選曲も雰囲気も、おじさんキラーである。


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