地酒と蕎麦・蕎麦前料理を愉しむ会

カテゴリー │日本酒の会

12月1日 浜松駅南の蕎麦屋 手打ちそば 一さん にて

地酒と蕎麦・蕎麦前料理を愉しむ会 を開催しました。

今回のテーマは 『私の好きな酒』

今年で酒屋生活37年目となる私 片山の好きな酒

ここまでお世話になった酒蔵さんのお酒

様々な出会いのあった日本酒

それらを 『My Favorite Sake』として皆様と一緒に愉しみました。

なぜこのお酒 このお蔵なのか について

個人の歴史もふまえてお話しさせていただきました。

この日の日本酒ラインナップです。

地酒と蕎麦・蕎麦前料理を愉しむ会

左から提供順に
①開運 波瀬正吉 純米大吟醸 無濾過生斗瓶取り首-4
②開運 吟醸酒
③國香 純米大吟醸 中取り
④白露垂珠 純米大吟醸 出羽燦々
⑤西條鶴 純米吟醸 「愛山」生酒
⑥燗酒として 遊穂 年輪 THE FIRST 純米酒
⑦七田 純米大吟醸
⑧勝駒 大吟醸
⑨初亀 秘蔵純米大吟醸 亀

地酒と蕎麦・蕎麦前料理を愉しむ会

お料理は いつものように一の竹内店長に

蕎麦前料理と締めの蕎麦をお願いしました。

地酒と蕎麦・蕎麦前料理を愉しむ会

乾杯のお酒は

開運 波瀬正吉 純米大吟醸 無濾過生斗瓶取り首-4

地酒と蕎麦・蕎麦前料理を愉しむ会

続けて 開運 吟醸酒

開運の土井酒造場さんとの出会いは

私にとって非常に大きなものです。

取引を始めるきっかけから今に至るまでをお話しました。

波瀬正吉斗瓶取りは 今年の静岡県清酒鑑評会にて知事賞

名古屋国税局酒類鑑評会にて局長賞 とどちらも№1に輝いた

受賞酒と同じタンクの生酒です。

すぐにお出しした開運吟醸酒は

食中酒としてとても優れた品として長く親しまれているお酒で

純米大吟醸と飲み比べてみても

その美味さは、ゆるぎないものがあります。

地酒と蕎麦・蕎麦前料理を愉しむ会

3番目にお出ししたのは 國香 純米大吟醸

ご存知のように 國香酒造さんは6BYの造りを休止したため

これが最後のお酒となりました。

お止めになる理由などをご説明しましたが

酒が売れないから止めるのではなく

國香ファンも多かったので私としても非常に残念です。

皆さんも残念な面持ちでしみじみと味わっておられました。

地酒と蕎麦・蕎麦前料理を愉しむ会

ここまでのお料理は 珍味プレート

豆腐・長芋反し漬け・塩銀杏・里芋煮転し・きつね揚げ

個人的には里芋が美味しかったです。

地酒と蕎麦・蕎麦前料理を愉しむ会

4番目のお酒は 白露垂珠 純米大吟醸

白露垂珠の竹の露さんとの出会いはある展示会でした。

そこで初めて白露垂珠を口にした時の驚きは今でも忘れません。

この純米大吟醸は多くのお店でも支持されている1本。

決して派手過ぎず静岡酒とはまた違う風味と味わいを

楽しんでいただきました。

地酒と蕎麦・蕎麦前料理を愉しむ会

お料理は 蕎麦寿司 海苔の風味が香ばしく

少し甘めの味付けは 白露垂珠とピッタリでした。

地酒と蕎麦・蕎麦前料理を愉しむ会

5番目のお酒は 西條鶴 純米吟醸 「愛山」生酒

西條鶴さんは 伊野本社長が試飲瓶を持って

アポなしで突然ご来店になるという出会いから

スタートしています。

広島西条の酒蔵さんのお酒を取り扱ってみたい

と考えていた時期でしたのでタイミングは良かったわけですが

季節で発売されるどのお酒も完成度が高く今に至ります。

この純米吟醸の美麗で軽やかな口当たりは

チャーミングな愛山らしさをふんだんに表現しています。

地酒と蕎麦・蕎麦前料理を愉しむ会

お料理は 茶碗蒸し  

一さんの茶碗蒸しは個人的にも好きなお料理です。

地酒と蕎麦・蕎麦前料理を愉しむ会

6番目は燗酒をお出ししました。

遊穂 年輪 THE FIRST 純米酒 を45℃ぐらいの熱燗で。

遊穂はお蔵というより コンセプト・ワーカーズ・セレクション

の一品ということでお出ししました。

コンセプト・ワーカーズ・セレクションのお酒を取り扱うことで

品揃えの幅が大きく広がったわけです。

このお酒 年輪 THE FIRST 純米酒 は

たきたてのお米を思わすようなふっくらとした香り。

口当たりはやわらかく丸い旨味が印象的な燗酒でした。

地酒と蕎麦・蕎麦前料理を愉しむ会

お料理は 蕎麦掻き揚げ

濃いめの味付けが 熱燗の純米酒と合いました。

地酒と蕎麦・蕎麦前料理を愉しむ会

7番目のお酒は 七田 純米大吟醸

天山酒造さんとは七田を全国展開するスタート時から

お付き合いさせていただいています。

ふくよかに清楚な吟醸香が立ち上質で綺麗な余韻は

どなたでも美味さとして堪能できる判りやすさが身上。

地酒と蕎麦・蕎麦前料理を愉しむ会

お料理は 蓮根の挟み焼き

シャキシャキ食感が美味しい一品。


8番目のお酒は 勝駒大吟醸

勝駒を取り扱うまでのエピソードと現状の販売方法

などをいろいろとお話ししました。

この大吟醸の透明感と旨みの両立は

超人気の品であることを納得させられる一品です。

地酒と蕎麦・蕎麦前料理を愉しむ会

お料理は  鴨の蕎麦つゆ蒸し

鴨のもも肉は歯ごたえがあり

噛むほどに旨みが滲み出てきます。

地酒と蕎麦・蕎麦前料理を愉しむ会

最後のお酒は 初亀 秘蔵純米大吟醸 亀

3年以上蔵の冷蔵室で寝かされた

落ち着きのあるお酒です。

初亀さんとの取引が始まったのは今から20数年前。

何度も岡部町のお蔵を訪問しようやくOKが出たことを

昨日のように思い出されます。

地酒と蕎麦・蕎麦前料理を愉しむ会

そして蕎麦が最後に出ました。

今回から冷たい蕎麦と暖かい蕎麦を選べるようにし

私は もり蕎麦を所望しました。

地酒と蕎麦・蕎麦前料理を愉しむ会

会の締めは 酒の会によく参加されるお客様にお願いし

一丁締め かなと思っていたら 

おーっ で終わりました。

初めて見る締めの1本でした(笑)


今回は 私の酒屋歴から9種類8蔵のお酒を

ご用意しましたが、まだまだ他にもご紹介したい

酒蔵のお酒はいっぱいあります。

また機会があれば 第二弾も企画しようと思います。

参加された皆様 ありがとうございました。

そしてお料理提供していただいた 蕎麦一の皆様

お世話になりました。



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この記事へのコメント
「ごちそうさまでした。」(^^♪

お蕎麦屋さんで頂く日本酒は・・・違いますね!?
更に、師匠の思い出の酒となれば・・・なお更です。(^^♪

夕方・・・そば前をお願いして、好みの蕎麦をいただく・・・(^^♪
こんな粋な嗜みを残していきたいですね。
Posted by 極楽酔狸 at 2024年12月02日 17:58
極楽酔狸さん

今回もご参加ありがとうございました。
蕎麦と日本酒の相性は想像以上にピッタリですね。

どのテーブルもきれいに飲み干していただけました。
またご参加ください。
Posted by 静岡酵母静岡酵母 at 2024年12月03日 08:51
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    コメント(2)