初亀かすみさけ生 と 吟醸初しぼり

カテゴリー │酒屋の仕事

12月のこの時期は酒屋にとって

と言っても私だけかもしれませんが

パズルを解くような毎日です。

限られたスペースに どうやって入荷するお酒を並べるか・・・

特に 店の冷蔵庫は パンパンの状態で

ようやく収まったな とホッとするのもつかの間

また 新酒生酒が入ってくるわけです。

それでもなんとか 上にしたり 下にしたり 隙間に入れたりと 

無い知恵を振り絞って納めます。

初亀かすみさけ生 と 吟醸初しぼり

そんな中 昨日入荷したのはこのお酒

初亀のうすにごりのしぼりたて生酒です。

粉雪のように舞う澱が酒に溶け込むことで甘みが加わり

口当たりは非常に柔らか。


◆初亀 特別純米 かすみさけ生 3BY

やや辛口のサラリとしたタイプの、うすにごり純米生酒です。

香りは槽場の溌剌とした空気を連想するフレッシユな芳香。

含むと、丸く適度な酸がまず顔をだし

やがて甘さ控えめの味わいが

滓にからんで米由来のピュアな旨みとして認識されます。

鼻に抜ける香り及びその後の余韻は

生酒特有のしなやかで流麗な質感を伴い

やがて速やかに消えていきます。

そして 既に第一弾として入荷しているのがこちら

◆初亀 吟醸 初しぼり生原酒 3BY

仕込第一号を火入れ加水せずに生のまま瓶詰め

出荷された吟醸生酒です。

こちらも槽場をイメージする溌剌としたあの芳香が

穏やかに.漂います。

ああ 新酒の季節だと 改めて実感。

含むとキリリとした感触が広がり原酒とは思えない軽快な旨みが

ほのかなガス感と甘みを伴って口中に広がり

味吟醸の生酒 という表現が最も適しているように思います。

鼻に抜ける香りも決して出しゃばらず、流麗にキレていきます。

少し冷して 熱い鍋料理などにいかがでしょうか。


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