浜松ブラスバンド コンサートと打ち上げ

カテゴリー │コンサート

ヤマト運輸の配送が、営業所までですが、宮城県、岩手県、
福島県の3県で再開
されました。
営業所の一覧はこちら
この復興力はまさに驚異です。
一企業のシステムとは言え、惜しみない拍手を送ります。


さて昨日は、天竜区の壬生ホールで行われた 浜松ブラスバンド
のコンサートに行きました。 素晴らしいステージでした。

このホール 実は初体験。 音響が良いとの評判はかねがね
聞いておりましたが、まさにそのとおり。
ただし、天竜は遠い。 車で45分ぐらいかかるのが難点。
ここから 浜松の街中にお酒を配達に来る同業者さんがおられ
ますが、大変だなあ・・でも頑張ってるなあ・・ 

浜松ブラスバンドは以前、クリスマスコンサートを地ビールレストラン
マインシュロスで聴いて以来。彼らの音は明るくて溌剌としていて、
ジャズのビックバンドとは違う、ブリティッシュスタイルバンド
(金管楽器と打楽器のみで構成) ならではの、音圧が強くて整然とした
スマートさがあって、これはこれで とっても楽しめます。

今回は タイガーさんがスペシャルゲストということで
ジャズのナンバーが多かった。これらもジャズのノリとは
一味も二味も違う演奏。ストレートなノリ というか、上品な
ノリというか、統制のとれたノリというか。とにかく違う。

そんな彼らに タイガーさんが参加すると、空気が変わって
くるから面白い。

まずは  ローラ 美しくしっとりとしたバラード。タイガーさん
のソロは、艶やかな響きで、麗しのメロディを奏でる。
バンドは おごそかにフォローしつつも、音にあでやかが
加味され、雅びなうねりを呈し始める。

そして  サッチモ  こちらは、小粋なアレンジに心が沸き
立つような快感。タイガーさんとバンドが一体となり心に沁みた。

そして、ミスティ。 湿潤感のあるジャズバラードの真骨頂に
心根はもううるうる。

この3曲でタイガーさんは一旦舞台を去ろうとするが、想定外の
コンサート途中のアンコールにきびすを返して急に吹き出したのが
なんと アベ・マリア
クラシックの名曲をソロ演奏で静かに奏ではじめると、
会場はお客もバンドメンバーも、ただうっとりと陶酔するだけ。
静謐な空気にフリューゲルの音色がたたずみ、まるで抱擁されるか
のような鎮魂の一曲となりました。

あとでご本人にお聞きすると
 
  『なんでアベ・マリアを演ったか、自分でも判れへん・・』

タイガーさんは、阪神大震災のときにご実家の芦屋で被災し、命から
がら避難された経験をお持ちで、今回もまた日本に休暇で滞在中に
大震災が起き、日本人としてのアイデンティティを強く意識されておら
れたとか。 でも、普段のタイガーさんはそんなそぶりは一切お見せに
ならず、 トランペットの上手な きさくなおっさん。

一瞬 神が降りたのかもしれませんね。

ステージはアンコールに次ぐアンコールで  この素晴らしき世界
ニューヨークニューヨーク でコンサートはお開き。
いやあ 良かった。 いたく感動しました。

会場の募金箱に義援金を入れ、自宅に戻りました。
実は、この日はこれで終わりではありません。

バンドメンバーの打ち上げに、部外者である私もご招待を受けた
のです。

開始時間より少し遅れて亀山さんの工房を訪れると、タイガーさんと
奥様を中心にメンバーの皆さんがお集まりでした。

タイガーさんは日本酒がお好きで、私のセレクトした 開運と獺祭を
美味しい美味しいと、おしゃべりを交えながら、たっぷりとご賞味。

浜松ブラスバンド コンサートと打ち上げ

バークリーでの生活や、バンドメンバーとしてバディ・リッチの楽団で
雇われたときの話など、アメリカのショービジネスの世界の厳しさと
おおらかさを、たっぷりと聞かせていただきました。

そして、お酒もすすむと ドランペットを吹きたい とおっしゃいます。
普通の家でこれをやると大迷惑ですが、亀山さんの工房には
ちゃんと 防音部屋があります。

浜松ブラスバンド コンサートと打ち上げ

何を演るわけでもない、アドリブの連続。
皆 即興で思いつくままのメロディを延々と吹き続ける。
心底楽しそうに。

浜松ブラスバンド コンサートと打ち上げ
レアな打ち上げ会に参加でき、幸せな夜でした。









    


同じカテゴリー(コンサート)の記事
初サザンライブ
初サザンライブ(2013-09-09 12:07)


 
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
浜松ブラスバンド コンサートと打ち上げ
    コメント(0)