桜花開運と初蔵純米の上槽

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今年の さくら開花予想はほぼ平年並みとか。

静岡県は3月25日開花で4月1日が満開予想

となっています。

桜花開運と初蔵純米の上槽

そして一足早く “開運の桜” は満開です。

◆桜花開運 特撰純米吟醸

画家 向原常美さんが描いた土井酒造場の

素敵な門前の絵をラベルにしたものです。

中身は開運特選純米吟醸。

薄ピンクの瓶が春らしいいわば桜バージョンということ。

もちろん、価格は同じです。

メロンをかすかに感じるフルーティな味わいと

鼻に抜ける香り、飲みほしたあとに来る

なんとも心地の良い余韻が特徴の

ワンランク上をいく純米吟醸です。

花見に持参する1本として

またギフトとしてもご利用いただけます。 


桜花開運と初蔵純米の上槽

さて 現実の門前の桜は まだまだ蕾固し

そんな 雨の3月11日 毎年恒例の 

開運初蔵純米中汲みの上槽作業を見学。

初蔵純米は 無濾過純米などと醪は同じスペックですが

上槽 つまり搾りを槽(ふね)による手作業で行い

中汲みを採る というのがポイントです。

桜花開運と初蔵純米の上槽

今年は№53タンクの醪から抽出。

吞み口からホースで槽場へと運ばれます。
桜花開運と初蔵純米の上槽

タンクの上では 櫂で攪拌する作業が行われます。

これは醪が詰まるのを防ぎ均一な醪を送り出すため。

桜花開運と初蔵純米の上槽

このポンプで運ばれます。

桜花開運と初蔵純米の上槽

上槽作業は二人一組で行われます。

今年は女性の蔵人さんがこの作業に付かれました。

袋に4割ぐらいの醪を詰め丁寧に槽に積んでいきます。

桜花開運と初蔵純米の上槽

袋の口は折り曲げるだけです。

この作業を丁寧確実に行わないと

積んでる途中で醪が袋からこぼれるという事態が起こり

そうなると滓がらみのようなお酒になってしまうのです。

まあ それはそれで美味しいのですが。

桜花開運と初蔵純米の上槽

袋が三段ぐらいになると自重でお酒が搾られ

槽の吞み口から滴り落ちます。

桜花開運と初蔵純米の上槽

土井会長が柄杓を手にし、そのお酒を汲んで下さいました。

桜花開運と初蔵純米の上槽

早速に試飲。

非常に清冽で炭酸ガスによる辛さを感じつつ

キレイな旨みが口中に広がります。

桜花開運と初蔵純米の上槽

今年の 初蔵純米中汲みもご期待ください。

商品として入荷するのは今月末の予定です。

この商品の発売は今年が最後となるかもしれません。

桜花開運と初蔵純米の上槽

当日は社長と杜氏が県酒造組合の持ち寄り会に出席し不在でした。

この斗瓶で採られたお酒を持ち寄られたと想像出来ます。

ちなみに今年から静岡県の鑑評会は5月に開催されます。


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