神谷えり ライブ

カテゴリー │ジャズライブ

今年初のジャズライブは、ドルフィンでの

神谷えり(VO)・後藤浩二(P) のデュオ。

黒っぽいふわっとしたドレスに身を包んでの登場は神谷えり

神谷えり ライブ

いつものように kiss of life  でステージの幕は開く。

彼女の歌声は、これで何度目だろう。

いつ聴いても、心に響く。

曲によって、いろいろな声を使い分け、表情しぐさも実に多彩。

ソウルフルで濃厚でパワフルな歌唱だけではない、ヴォーカリスト

としての抽斗(ひきだし)の多さに、すっかりと魅了された。

さらに今回は、なにかを慈しむように歌う姿が印象的。

まさに overjoyed  喜びに満ち溢れたステージでもあった。


去年の11月に結婚されたことも驚きだが、

夏ごろにはママになるそうです。 

ようやく安定期に入り、公式の場で発表するのは、今回の

ライブが初めてとか。

彼女の生の歌声に触れるのも、当分の間はおあずけかと思うと

一曲一曲がとても愛おしく、心を潤す。

that's all   tea for two   so many stars  

くちなし  Love Letters  etc.

今回は 古いスタンダードの佳曲を、たくさん歌ってくれた。

素直にうれしい。


そして、後藤浩二のピアノ。

スインギーで、音がきらめいていて、メロディに力がある。

それでいて、どこか優しさを秘めている。

彼の真骨頂は、まっすぐな気持ちを音に変え、ゆるやかな時間を

醸し出し、聴き手の心象風景に結びつけること。

多くを語らないのはピアノも同じ。

くちなし の原曲 Princess Anne を試聴してみてください。


凍てつくような寒い夜ではあったが、心が満たされる充実のライブに感謝。


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