ヴォイトレ祭で歌った曲①

カテゴリー │ヴォイトレ

ヴォイトレ祭で歌った曲について、記します。

“ジーズ・フーリッシュ・シングス”と言う、古いイギリス
のスローバラードなんですが、この曲はメロディが優しく
覚えやすかったので、昔からインストナンバーとして好き
でした。

ヴォーカルナンバーとして意識し出したのは、40代のはじめ
頃に、今は亡き色川武大(阿佐田哲也)と村上春樹の本を読ん
でから。

特に村上春樹は、エラ・フィッツジェラルドがサッチモと共
演しているアルバムで歌っているのがとても素晴らしいと
誉めていたので、早速そのアルバムをCDで手に入れたのです。

ところが、CDにはこの曲 入っていないんですね。
レコードとして発売された時には、エラが独唱している
この曲があるのですが、CDではデュエットでないという
理由からか、カットされているのです。

まったくレコード会社というのは、無粋なことをするものです。

「エラ・アンド・サッチモ・アゲイン」というこのアルバム
レコードの中古市場で探すと何万円もする。
とても手が出ない。
ひょっとして、村上春樹はそれを知っていて、わざとセレクトしたのではないかと、
うがった見かたをしたものです。

そんな顛末も長く忘れていたのですが、今回ヴォイトレ祭で
曲をセレクトする際、先生から一番好きな曲、思い入れの
ある曲をと言われたので、歌ってやろうじゃないのとチャレ
ンジした次第。

そして私が手本にしたのは、エラではなく、マントラのシェリ
ル・ベンティーンの「街のうわさ」というアルバムでの
バージョン。

バースが粋なんですね。男性ヴォーカルのジョニー・ハート
マンも聴きましたが、彼のはイジリ過ぎて面白くない。
原曲の良さを殺してしまっている。シェリル・ベンティーン
は、ソロでは素直な歌い方をするので、好きですね。

続く


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