飛良泉の斬新なるお酒

カテゴリー │酒屋の仕事

カミさんと息子たちが来年の私の古希の祝をどうするか

という話をしております。

もうすぐ古希 70歳 になるとはまったく実感が湧きません。

まだまだ若いつもりでいますが年齢を重ねるとどうしても

物事に対して保守的なスタンスに立ってしまうなあ

と感じることが多々あります。

飛良泉の斬新なるお酒

このお酒など 去年から案内があったのですが

ラベルの図柄とサワーというネーミングが気に入らず

仕入れをスルーしていました。

飛良泉さんが日本で3番目に古い蔵(創立1487年室町時代)

であることも、山廃造りの伝統的な酒造りをされていることも

知っているだけに余計に食指が動きませんでした。

でも 一度やってみるかと思い立ち今回仕入れてみたのです。

山廃純米の新酒生酒で「伝統と革新」の新感覚な日本酒でした。

日本酒-16 酸度2.9 というスペックからは 濃醇な甘いお酒を

想像しがちですが、これが全然濃醇ではないのです。

本当にレモンサワーのようなお酒です。

でもこのお酒 サワーボーイと言っても「サワー=炭酸飲料」とは違います。

あくまでも英語の「Sour=酸味のある」という意味とご理解下さい。

◆飛良泉 サワーボーイ 純米吟醸生 6BY

このラベルは「CONICO」という東京在住で

夫婦でデザインをされている方に依頼

近年ではロッテのトッポのパッケージデザインもされています。

「若い方にもアプローチしたくストローで飲むというエッセンスをラベルに入れて欲しい」

と若いプロデューサーが要望し

若干38歳の27代目当主により誕生したラベルデザインとなります。

中身のお酒は飛良泉さんが得意とする

山廃純米の生酒で日本酒度-16ですが

酸度が高いのでベタベタとした甘さは皆無です。

ライムやレモンを感じさせる爽やかな柑橘系の香りに

乳酸のやさしい香りが合わさっています。

口当たりのフレッシュな酸が特徴的で

さわやかな甘味と共にさらりと引いていきます。

まるでやさしい柑橘系飲料のようで

ジュース感覚で飲みやすい印象です。

ジュース感覚が良いこととは限りませんが

一度試されるだけの革新的な価値のある1本

であることには間違いありません。

とジジイは思います。



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