2023年11月24日16:25
萩錦 おまち≫
今朝の中日新聞1面に
「静岡GI」地酒 世界へ という見出しで
静岡の日本酒が 国の
「地理的表示(GI)保護制度」の対象に指定
されることになった と大きく出ていました。
日本酒のGIについては今月の日本酒教室でも
テーマの一部として取り上げました。
その際 県酒造協同組合会長の望月正隆さんに
いろいろとお聞きしていたのですが
申請を始めて7年目にして
ようやく指定されることになったそうです。
静岡GIの場合 静岡酵母を使用することが
要件として指定されていることが重要でしょう。
他県の場合 県内で醸造されていればOK
のような緩い地域もあるので
(私的には認められたことが信じられませんが・・)
「静岡の日本酒」であることにアイデンティティを
より明確に持つことが出来、良いと思います。
さて ここんところご紹介するのは
しぼりたて生酒ばかりでしたが
火入の佳酒も良いのが入っています。
静岡市のこのお蔵などはまさに
静岡GIを越えるだけのアイデンティティを持って
酒造りに取り組んでおられることを実感します。

このお酒 三年間にわたり雄町の精米歩合を
2%ずつ変更 2%ずつ精白率を上げる
つまりより磨いて醸すことで
雄町の酒がどう変化するかを試す
そんなコンセプトで造られています。
そしてラベルも アーティストの杉山綱氏の作品から
雄町に親和性のあるものを選ばれたとか。
いかにも萩原ご夫妻がお考えになる
チャレンジングなお酒だと思います。
◆萩錦 「おまち」 2022BY (4BY)
岡山県産雄町を56%精米し静岡酵母で
醸された純米吟醸ですが
商品名は敢えて 萩錦おまち とシンプル。
それだけ雄町に対する思い入れがあり
今年で3年目だそうですが、毎年精米歩合を
2%ずつ変更しているということで今回入荷のお酒は
2022年BYの56%精米の純米吟醸となります。
香りは静岡らしく静謐で穏やか。
かすかに枇杷やザクロのような
和の果実のニュアンスもあります。
含むと味わいの線がとてもしなやかで
滑らかかつ優しさに満ち溢れています。
鼻に抜ける香りは上質の和菓子を連想し
余韻はどこまでも艶やかで静かに切れていきます。
一般に想像する雄町の芳醇な旨みとは違う
優しい甘みをほのかに感じるところなど
萩錦さんならではの個性と言えるでしょう。
料理に合う 落ち着いた味わいの火入のお酒
をお求めの方にお薦めします。
「静岡GI」地酒 世界へ という見出しで
静岡の日本酒が 国の
「地理的表示(GI)保護制度」の対象に指定
されることになった と大きく出ていました。
日本酒のGIについては今月の日本酒教室でも
テーマの一部として取り上げました。
その際 県酒造協同組合会長の望月正隆さんに
いろいろとお聞きしていたのですが
申請を始めて7年目にして
ようやく指定されることになったそうです。
静岡GIの場合 静岡酵母を使用することが
要件として指定されていることが重要でしょう。
他県の場合 県内で醸造されていればOK
のような緩い地域もあるので
(私的には認められたことが信じられませんが・・)
「静岡の日本酒」であることにアイデンティティを
より明確に持つことが出来、良いと思います。
さて ここんところご紹介するのは
しぼりたて生酒ばかりでしたが
火入の佳酒も良いのが入っています。
静岡市のこのお蔵などはまさに
静岡GIを越えるだけのアイデンティティを持って
酒造りに取り組んでおられることを実感します。

このお酒 三年間にわたり雄町の精米歩合を
2%ずつ変更 2%ずつ精白率を上げる
つまりより磨いて醸すことで
雄町の酒がどう変化するかを試す
そんなコンセプトで造られています。
そしてラベルも アーティストの杉山綱氏の作品から
雄町に親和性のあるものを選ばれたとか。
いかにも萩原ご夫妻がお考えになる
チャレンジングなお酒だと思います。
◆萩錦 「おまち」 2022BY (4BY)
岡山県産雄町を56%精米し静岡酵母で
醸された純米吟醸ですが
商品名は敢えて 萩錦おまち とシンプル。
それだけ雄町に対する思い入れがあり
今年で3年目だそうですが、毎年精米歩合を
2%ずつ変更しているということで今回入荷のお酒は
2022年BYの56%精米の純米吟醸となります。
香りは静岡らしく静謐で穏やか。
かすかに枇杷やザクロのような
和の果実のニュアンスもあります。
含むと味わいの線がとてもしなやかで
滑らかかつ優しさに満ち溢れています。
鼻に抜ける香りは上質の和菓子を連想し
余韻はどこまでも艶やかで静かに切れていきます。
一般に想像する雄町の芳醇な旨みとは違う
優しい甘みをほのかに感じるところなど
萩錦さんならではの個性と言えるでしょう。
料理に合う 落ち着いた味わいの火入のお酒
をお求めの方にお薦めします。