神雷 生酛純米生原酒

カテゴリー │酒屋の仕事

最近 毎日のようにお見えになる初見のお客様。

店内を見渡しこう一言。

『〇自慢はどこですか?』

過去に〇自慢を並べた事実はありませんし

HPに載せたこともありません。

ブローカーから仕入れて高く売る なんてことも

絶対にありません。

どうして当店に見えるのかをお聞きすると

ほぼ100%と言ってよいぐらい Google検索です。

〇自慢 だけではなく 必ず

販売店 とか 浜松 などの語句を一緒に入力すると

確かに 当店が1ページ目に出てきます。


そこで 当店のページまで行ってご覧いただければ

無いことは一目瞭然なんですが、そこまでせずに

あるものと思い込んでしまわれる。

それらは 〇自慢単独で引っかかるのではなく

〇自慢を日本酒としてジャンル分けし

販売店 とか 浜松 でヒットするのでしょう。

置いていなくてごめんなさい。


ところで 当店で扱っている銘柄を同じように

〇〇 販売店 と入れても1ページに出てこないケースも。

なんとも皮肉なものですね。



さて、昨日 志太泉の生酛造りのお酒

ラヂオ正宗をご紹介しましたが

静岡酒ならではの、縷々とした酸の穏やかさが

特徴的な生酛のお酒だと、個人的には思います。

神雷 生酛純米生原酒

で、本日ご紹介する 神雷の 生酛造りの純米生原酒

なんですが、こちらは酵母は蔵付き酵母となり

つまり 酵母を添加せずに乳酸菌ともども

タンクに降りるのを待つ、昔ながらの仕込みです。

ですから、味わいの違いは明確であるはずなんですが

決して野趣溢れる 酸がギトギトの角のあるお酒

ではなく、むしろ甘さすら感じる辛口酒 という

日本語的にはどうなんだろう・・・自問自答してしまう

そんな1本です。

ちなみに 志太泉 も 神雷 も Google検索では

1ページ目に かたやま酒店が出ません。(笑)

◆神雷 生もと純米 無濾過生原酒 2BY

色はほのかに山吹色。上立香は生もとらしい

米を意識する香り、あるいは生姜糖にも似た香りが

穏やかに立ちます。

含むと、軽やかな酸味がまず顔を出し味幅のある旨味が

きれいに佇みます。

鼻に抜ける風味はべっこう飴のような懐かしさを漂わせます。

後口にしっかりと辛口酒の足跡を残しつつも、

美麗で軽やかな酸が返すところは

硬水と軟水を適所で使い分ける仕込と

生もと造りの妙々たる成果と言えるでしょう。

香り優先の甘いお酒に飽きた方

あるいは 哲学的でない、とお考えの方は

是非お試しください。 (・ω・)\バシッ



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この記事へのコメント
〇じまんを販売されては?(・ω・)\バキッ
Posted by tougo at 2021年03月10日 12:13
海苔の佃煮 ですか?
それはこっちの方では売ってませんしね
いいかも (・ω・)\バシッ
Posted by 静岡酵母静岡酵母 at 2021年03月10日 13:30
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    コメント(2)