西條鶴の この1本

カテゴリー │

先日の 菱湖と蕎麦の会

不覚にも 体調がイマイチの状態だったため

私自身、心より楽しむことが出来ませんでしたが

それでも 少しずつ口にした 菱湖KING OF MODERN LIGHT

洗練された旨みを思い起こすにつれ

人が変わると 確かに酒は変わる というのを印象づけられました。

会場ではそういったことも言いたかったのですが、静かにしておりました。



造り手が変わり 酒質が変わる それも 良くなる

というお蔵は 全国他にも いろいろとあります。

スポット的に仕入れていた 広島県は西条の老舗蔵

西條鶴醸造さんでも、婿である 伊野本真彦氏が入り

宮地杜氏のもと 季節雇用を止めて社員醸造に変えてから

酒質への評価が高まったと言われています。

私は 昔の西條鶴を知らないので、あくまでも伝聞ですが

今現在の 西條鶴を口にして、その評価は間違いないと

確信します。

先月 蔵元である その伊野本氏が当店にお越しになり

何酒類かのお酒を飲む機会があったのですが

どのお酒も、時流に流されない米の旨みを直に感じる

広島流のよく出来た食中酒であると認識できました。

直取引を始めるにあたり、フルラインでの仕入はハードルが

高いので、まずはこれ という1本から始めることにしました。

西條鶴の この1本


6号酵母で醸された コスパの高いプレミアムな1本です。

◆西條鶴 純米大吟醸 「日々精進酒醸」 30BY

1.8L 3240円(税込)
720ml 1782円(税込)

>広島流造りの原点に立ち返り伝統と理想を追い求めたお酒。

地元の酒造好適米 中生新千本を50%まで磨き

その米のポテンシャルを最大限に生かすため、お蔵で伝統的に

使われていた協会6号酵母にて醸された純米大吟醸です。

6号酵母ですから、淡麗とは真逆 辛口でもありません。

香りは穏やかな中に蜂蜜様の芳香が漂います。

では 酸が強く押し寄せるのかと言うと、それも違います。

そこが まさに広島流 そして 西條鶴 たる所以。

含むと、軽やかな酸とふくよかな米の旨みがきれいに

口中を駆け抜け、やがて抜群のキレの良さを意識させられます。

ですから淡麗と芳醇の中間を行くような旨みの饗宴は

盃を重ねるほどにその魅力をしっかりと感じさせられ

コストパフォーマンスの高さともども

 “広島酒の底ぢから” に想いをめぐらされるのです。







同じカテゴリー()の記事
初亀 純米吟醸 BLUE
初亀 純米吟醸 BLUE(2024-05-02 11:01)

恵那山Pure愛知夢山水
恵那山Pure愛知夢山水(2024-04-23 17:39)


 
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
西條鶴の この1本
    コメント(0)