菱湖と蕎麦の会

カテゴリー │日本酒の会

菱湖と蕎麦の会

令和元年6月9日 

毎年恒例の 蕎麦と日本酒の会を開催しました。

菱湖と蕎麦の会
この日のラインナップ
左から提供順に
峰乃白梅 大吟醸 原酒
菱湖 純米吟醸
菱湖 純米大吟醸 なつのさけ
菱湖 純米大吟醸 備前雄町生
峰乃白梅 本醸造   燗酒として
KING OF MODERN LIGHT 純米吟醸
KING OF MODERN LIGHT 純米大吟醸
峰乃白梅 純米大吟醸 原酒


今年は 新潟市の峰乃白梅酒造さんから

営業部長の吉崎元昭氏と 製造部長(杜氏)の井島健司氏に

はるばるお越しいただき、お蔵の新たなる銘柄となる

菱湖(りょうこ)そしてKING OF MODERN LIGHT の数々を

堪能しながらの、蕎麦と蕎麦前料理での開催でした。

会場はいつもの 蕎麦一さんです。

30名のお客様は告知してすぐに定員となる盛況で

ご参加いただく皆様には、いつも心より感謝申し上げます。


実は主催者たる私が、数日前から体調を壊していました。

でもこのイベントだけはやり切らないといけませんので

前日のジャズライブも、朝のランニングも、夜のジムも

ついでに仕事も・・ (・ω・)\バシッ それはありませんが

すべてキャンセルし体調を復活させることに集中しました。

日曜はなんとか体調は戻りましたが、お客様と一緒に

飲んだり食べたりできる状態では まだなかったので

今回はお酒の提供に専念しようと一人でこなす目論見だったのです。

ところが、そんなときに限ってドタキャンが出るもので

結局 お一人分の食事は私が仕事をしながらいただくことに。

さすがにお酒はなめる程度でしたが。

菱湖と蕎麦の会
午後6時 開宴です。

まずは 営業部長の 吉崎さんに御挨拶をいただきました。

峰乃白梅酒造さんは 寛永年間の創業で

かつては『越後三梅』などと称されていましたが

時の経過とともに世間の評価は大きく変化しました。

そこで 今の時代にあった酒造りを目指し

数年前から人と造りを全面的に刷新され、その流れの中で

会津若松市から南部杜氏の井島健司さんを招聘しての造りが

昨年からスタートしたわけです。

菱湖と蕎麦の会

井島さんは とても寡黙で真面目な印象の方でいらっしゃいます。

主催者としては、造りの先頭にいらっしゃる方の現場のお話などを

聞きたいとの思いがあったのですが、正直なところ具体的なお話は

最初の段階ではあまりされませんでした。

その分吉崎さんが十倍お話になり、それはそれでとても面白いものでしたが。

菱湖と蕎麦の会
乾杯のお酒は 峰乃白梅大吟醸

兵庫山田錦35%精米の、香りが比較的穏やかですっきりとしたお酒でした。

菱湖と蕎麦の会
お料理は 珍味プレート

豆腐・鴨燻製・板わさ・蛍烏賊刺し・茹で甘エビ・胡瓜蕎麦味噌

菱湖と蕎麦の会
2番目のお酒は 菱湖 純米吟醸
年間を通じて販売される 菱湖のフラッグシップ的な商品です。

香りは穏やかで、含むと米の味わいがしっかりと乗った芳醇旨口タイプ。

食中酒としての存在感は素晴らしいと思います。

菱湖と蕎麦の会

3番目のお酒は 菱湖 純米大吟醸 なつのさけ
山形県産米 山酒4号 を50%精米にて醸された一回火入のお酒です。

含むと上品な甘みそして穏やかな酸味がお口一杯に広がりました。

菱湖と蕎麦の会
アボガトポン酢

お酒の甘みと アボガドのクリーミーな味わいがマッチしました。

菱湖と蕎麦の会
続いてのお料理は 鴨の蕎麦汁蒸し

合わせるお酒は 4.菱湖 純米大吟醸 備前雄町生

鼻に抜ける香りは清廉ですが、雄町らしい

ふくよかでしなやかなボディもしっかりと感じられます。

菱湖と蕎麦の会
井島杜氏いわく 雄町は成功と失敗の差が大きいお米 とか。

うまく行くと本当に美味しい酒ができるものの、油断すると

駄酒になる確立が高いので、神経を使われるとか。

もちろんこのお酒は 最高の出来でしたよ。

菱湖と蕎麦の会
吉崎さんは、ポイントポイントで的確なフォローをしていただき

病み上がりの主催者としては、とても頼もしく感じました。(笑)

菱湖と蕎麦の会
杯が進むにつれ井島さんもだんだんと饒舌になり、いろいろと

お話をいただくことが出来ました。

酒のチカラは強いねえ。

菱湖と蕎麦の会
会場の空気が温まってきたこのタイミングでお出ししたのは

峰乃白梅 本醸造 の燗酒です。

お料理は 山芋揚げ

ホットな気分にさせてくれる取り合わせです。

今回は 温度計も使わず勘で湯煎にて温めたのですが

皆さんの評判はとても良く、一さんなど 店で使おうか

という次第でした。 1.8L 2030円(税込)のお酒ですが

あなどれません。

菱湖と蕎麦の会
後半最初のお酒は

KING OF MODERN LIGHT 純米吟醸

菱湖とKING OF MODERN LIGHT は 成り立ちのコンセプトが

少し違います。

若い女性 日本酒初心者の方の目を引くよう

デザインも斬新なラベルを使用し、味わいもモダンでスムース。

その辺を造りの立場でどうですか・・と井島杜氏にうかがったところ

明確なお答えはいただけなかったですが、酵母の選択等に

いろいろと腐心をされているそうです。

今後は 両者の違いがしっかりと出るような方向にもっていかれるとか。

それはそれで とても楽しみです。

菱湖と蕎麦の会
海老真丈の百合根餡 に合わせるお酒は

KING OF MODERN LIGHT 純米大吟醸

山田錦を100%使用し45%精米された一回火入れの純米大吟醸。

リッチな旨み 抜群のキレ味と美麗な余韻が特徴の最高峰です。

菱湖と蕎麦の会

菱湖と蕎麦の会

菱湖と蕎麦の会

菱湖と蕎麦の会

ここまで7種類のお酒が出て、お客様も皆さん笑顔。

蕎麦前料理としての最後は じゃこ天

そして 最後のお酒は 峰乃白梅 純米大吟醸 瑠璃

でした。 写真は撮り忘れてしまいました。

菱湖と蕎麦の会
締めは いつものように 十割蕎麦で。

あれだけ飲んで食べても 蕎麦だとするっと入ります。

菱湖と蕎麦の会
蕎麦一 の竹内店長

いつも 美味しい蕎麦をありがとうございます。

菱湖と蕎麦の会
吉崎さんも 井島さんも 各テーブルにて

熱心にお客様とコミュニケーションを取っていただき

心より感謝申し上げます。

菱湖と蕎麦の会
開始から2時間半が経過し、いよいよお開きの時間。

中締めは 常連のIさんに 一丁締めをお願いしました。

菱湖と蕎麦の会
最後に お店の前で記念撮影。

お二人とも 夜遅くまでありがとうございました。

また、お客様のお出迎えからお見送りまで、細かな心遣いにも

深く感謝申し上げます。

このあと お客様に誘われて 千歳の飲み屋さんへ

行かれたそうですが、私はまっすぐに帰りました。

今回は さすがに きつかったあ。

でも お客様の笑顔に毎回救われます。

また次回の酒の会も ご期待ください。.

ありがとうございました。





同じカテゴリー()の記事
英君袋吊りしずく酒
英君袋吊りしずく酒(2024-04-18 11:08)

萩錦 特別純米別撰
萩錦 特別純米別撰(2024-04-17 14:05)

奥満月リニューアル
奥満月リニューアル(2024-04-12 11:40)


 
この記事へのコメント
手打ち蕎麦:一様、峰の白梅:吉崎様、井島杜氏様&かたやま師匠お疲れ様でした。

(蕎麦前と日本酒(^^♪切っても切れない間柄 ❤)

菱湖と蕎麦前・・・??(ちょいと疑問!?)

正直、「合う!合う!」見事に心配事は払拭されました!!

井島杜氏「のりちぎさ人柄に触れられ、拙者の素直な意見を聞いて頂き・・・「この吞み会の楽しさ」を実感させて頂きました。

「呑み手」と「造り手」の仲介を感謝致します。
Posted by 極楽酔狸 at 2019年06月11日 20:10
訂正箇所です!

井島杜氏「のりちぎさ人柄に触れられ、」⇒井島杜氏の「りちぎな人柄に触れられ、」
Posted by 極楽酔狸 at 2019年06月11日 20:15
極楽酔狸さん 今回もご参加ありがとうございました。
井島さんは 本当に のりちぎさ  いや りちぎな
方でしたね (笑)

私も元気なら 二次会でもっとお話を聞きたかった
のですが、今回は自重しました。
また次回のご参加をお待ちしております。
Posted by 静岡酵母静岡酵母 at 2019年06月12日 06:47
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
菱湖と蕎麦の会
    コメント(3)