静岡酵母の　酒とJAZZとランの日々

昨日の日曜夜は 真田丸の最終回
また FIFAクラブワールドカップの決勝戦
があるにもかかわらず、酒の会を開いてしまいました。(笑)

でも、それらをあきらめて開催しただけの価値あるものとなったことは
参加されたお客様 ならびに 日曜にもかかわらず
お仕事となった 貴田乃瀬の親方ご夫婦には深く感謝申し上げます。


貴田乃瀬・酒の会 も 今回で3回目。
あらかじめ お出しする日本酒を親方にお知らせし
親方には それぞれのお酒に合うお料理を提供してもらい
そして お客様には そのマリアージュをご堪能いただく。

そんなコンセプトの酒の会です。

主催者としては、限られた人数しか入れないので、なるべく
いろんな方にご参加いただきたいという思いがあり
今年は募集の方法を変えてみました。

今回は お店に来ていただいたお客様にだけお声をかける
という昔ながらの方法。
ネット上にはHPはおろかFBにも載せませんでした。
それでも、すぐに定員となったのは言うまでもありません。

午後5時に準備のためお店に入り、午後6時スタート。

まずは主催者のご挨拶


お酒のリストマット

最初のお酒は
①勝駒 特吟大吟醸

お料理は
春菊と白身魚を２つの塩と煎り酒で。


この日のために取り置きした 勝駒の希少品。
透明感と静かな旨みに長けた大吟醸は、醤油を使わない
白身のお刺身と見事に同化しました。


②七田 純米吟醸生 五百万石50
お料理は
牡蠣豆腐 牡蠣のオイル漬けソースをかけて


この日唯一の新酒生酒です。
かすかにガス感も感じるフレッシュな純米吟醸。
五百万石を50％まで磨いてあるので上質感もあり
磯の香りがふくよかな牡蠣豆腐にピッタリでした。


③駿州中屋 特別純米誉富士 無濾過生原酒

お料理は
煮穴子真丈揚げ

こちらも生酒ですが新酒ではありません。
冷蔵庫で9か月間寝かせた純米酒で誉富士の柔らかでスムースな
旨みの広がりがあり、煮穴子の揚げ物のコクを引き立てました。


④土佐しらぎく ナチュール青い鳥

お料理は
しめ鯖棒寿し 生姜のソース

上品な香りと、味にまるみのある純米吟醸で
生姜ソースがアクセントのしめ鯖棒寿しが、口中で弾けました。


⑤富士錦 純米大吟醸 雄町中取り

お料理は
かぶら蒸し

ややフルーティな香りが品良く立ち、雄町の綺麗な旨みが広がり
キレも抜群に良い中取りらしいお酒でした。
表面はカニの身が散りばめられ、中から牡蠣と豆腐が出てくる
小宇宙のようなかぶら蒸しとの相性も最高。


燗酒の準備が整いました。


⑥開運呑み切り一番特別本醸造 二年熟成酒の燗酒
お料理は
白菜と生ハムを蒸して

生ハムのピンクが見た目にもまぶしい白菜の蒸し料理。
呑み切り一番の常温熟成酒を45℃まで温め、甘みとコクが
感じられるも基本サラリとした燗酒に、こういうお料理が出るとは。

ちなみに、この25BYの二年熟成酒はお店で販売しています。


⑦小夜衣ブレミアム2015
お料理は
桜えびのキッシュ

桜えびが香ばしい大ぶりのキッシュは、小夜衣ブレミアムの持つ
出すぎず引かずのコクと旨みに合いました。


⑧酔鯨 純米大吟醸 山田錦すっぴん生酒
お料理は
アジフライ 蓼酢のソース

ただのアジフライが出るとは思っていなかったけど
蓼酢のソースのうす緑がなんとも美しい一品に感動です。

兵庫県産の山田錦を30%まで磨き醸された最高峰の酔鯨は
飲み始めて3時間近くが経過しても、なおその存在感をくっきりと
認識させる極上の1本でした。


⑨西條鶴×TOMOE フュージョン
お料理は
ごぼうの豚巻き信田煮

最後のお酒はとてもユニークなシロモノで、赤ワインの樽に
純米酒を3か月間寝かせたもの。
甘酸っぱく、ポリフェノールのニュアンスも感じられるこのお酒
にまでお料理を併せるのも驚きなら
鰹出汁がバンバンに効いた保守本流の和食の汁物でくるとは
驚きを通り越してこれも感動しました。


この日のラインナップ
左から提供順に
勝駒 特吟大吟醸
七田 純米吟醸生 五百万石50
駿州中屋 特別純米誉富士 無濾過生原酒
土佐しらぎく ナチュール青い鳥
富士錦 純米大吟醸 雄町中取り
開運呑み切り一番特別本醸造 二年熟成酒
小夜衣ブレミアム2015
酔鯨 純米大吟醸 山田錦すっぴん生酒
西條鶴×TOMOE フュージョン









この日のお客様


お料理の説明をする親方


締めのご挨拶は　ジム仲間のTさんに

最高の盛り上がりを見せた3時間たっぷりの酒の会でした。
参加された皆様　　親方そして奥様　ありがとうございました。