オーナーズカスク

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お客様に、オーナーズカスク をいただきました。

オーナーズカスク

オーナーズカスクとは、樽(カスク)の中で熟成された
無垢のモルトを提供する、樽だし原酒のことです。
オーナー自らが、蒸留所に出向いて利き酒をして
選び抜いたシングルモルトです。

ウイスキーの樽には、ひとつひとつに個性があるため、
世界で唯一の味が堪能できるのが魅力なんですね。

いただいたのは、1992白州蒸留所 カスク№○○○○○

ところが、私は家ではウイスキーは一切たしなみません。
かといって、せっかくいただいたお酒を、食器棚のコヤシにする
のは、酒屋のポリシーとして絶対に出来ません。

そこで、いつも入り浸っているジャズバーのマスターに
お願いして、持ち込みキープをさせていただくことにしました。

オーナーズカスク

自慢ではありませんが、私は酒屋のくせに、シングルモルトの
知識は幼稚園並みしか持ちあわせていないので、ハーミット
ドルフィンのマスターに、すべてを委ねることにしました。

飲み方は ストレート・ノー・チェイサー 
と行きたいところですが、さすがにチェイサー(追っかけ水)は
用意しました。

グラスに注ぐだけで、甘~い香りがゆらゆらと漂います。
バーボンのようでもあり、トロピカルフルーツのようでもあり。
色は、明るい黄金色。
アル分62゜ですから、グラスに鼻を近づけるだけで
鼻の粘膜を柔らかくも、ねっちりと刺激します。

口に含むと、まずは口中が熱くなります。
やがて、甘酸っぱいような、ほろ苦いような、
でもまっすぐな旨みが、お口の中に広がります。
アイラのモルトのような、ヨード臭はありません。

そして余韻が素晴らしい。ほのかに甘い感触が
心地よく伸びていきます。

シングルモルトの世界も、なかなか奥が深いですね。
ビジネスにしようとは、これっぽっちも思いませんが。(笑)


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この記事へのコメント
チェイサーの代わりに冷えてないギネスというのも良いですよ!
Posted by ぺ天使 at 2007年05月18日 12:32
ぺ天使さんのおっしゃる ギネスをチェイサーにする飲み方は、アイリッシュウイスキー
のようなクセの強いものだと、OKなんでしょうが、この白州のモルトはとにかくきれい。
カッコウはいいかもしれませんが、酒本来の味を楽しむという視点からすると、どうなんでしょう。でも、自由に楽しめばいいっすよね。
Posted by 静岡酵母 at 2007年05月18日 16:07
羨ましいお話です。
僕は昨秋に白州でシングルモルトをワンショット、チェイサーにマザーウォータ(仕込み水)がとても美味しかった。勿論オーナーズでは無いのですけれど、とても素直なウイスキーと想像します。
チェイサーにマザーウォータが理想ですけれど、同じ南アルプス水系の地下水が三方原にあります。もし興味がありましたら、この次おじゃまする時にお持ちします。
return to foreverのTシャツは安心して買いたいと思っています。
Posted by 8マン at 2007年05月18日 21:15
途中から割り込むようで、申し訳ありませんが、きれいでくせがなければ、上面発酵のフルーティーで舌への刺激が少ないビールをチェイサーにという手もあると思いました。しかしカスクとくれば、やっぱりくせが欲しいかな。
Posted by yoshiken at 2007年05月18日 22:15
私もウイスキーに関しては同じく素人ですが、飲むのは結構好きなんです。
北海道はニッカのお膝元ですので、飲むのはニッカウイスキーがほとんどでして・・・
余市工場に行くと夢のようなウイスキーの樽がありますよ~

いつも、ニッカの営業さんに聞いて勉強しております。サントリーもニッカも竹鶴さんの功績は大きいですよね。一人の人間の行動が日本のウイスキーの歴史を作ったといって良いですよね。
Posted by 酒道楽 at 2007年05月18日 22:40
8マンさん、マザーウォーター という概念は素敵ですね。日本酒でも、仕込み水をチェイサーにして飲むと、盃がすすみますよ。
今度の地酒の会でも、用意する予定です。
return to foreverのTシャツ 安心してお買い求め下さい。(笑)

yoshikenくん、同じアルコール類をチェイサーにするという感覚は、アルコールに強い因子を持つ欧米人ならではの慣習なのかしら。つまり、酔いを抑制するのではなく、より美味しく楽しむための手段なんですね。
上面発酵のビールは、確かに相性がいいね。私は、酔いが回ってつぶれるかもしれませんが。

酒道楽さん、20年ぐらい前に、余市の工場行きましたよ。途中の海岸線の道路
例のトンネル内の崩落事故があったところも、通りました。それから何年か経って、あの悲惨な事故を知りました。
話がそれましたが、竹鶴さんは日本のウイスキーの歴史になくてはならない偉大な人ですね。
Posted by 静岡酵母 at 2007年05月19日 09:58
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