土井酒造場にて 呑み切り

カテゴリー │酒屋の仕事

令和5年 8月3日

掛川市の開運を醸す土井酒造場へ赴き

夏場恒例の 呑み切りを行いました。

呑み切り というのは

火入を施しタンクで熟成されているお酒の

酒質の把握、熟成に応じて調合、出荷時期

などを決める目的で行われる試飲のことです。

私たち小売酒屋は 毎年秋に発売される

呑み切り一番 の選定を兼ねての出席。

今年も 良い酒を選びました。

土井酒造場にて 呑み切り

この呑み切りも、ここ数年のコロナ禍による

消費低迷で お蔵の造りも減っていたのですが

今年は 本醸造も純米もコロナ以前の数に

戻りつつあります。

土井酒造場にて 呑み切り

本醸造6本 純米酒8本 のタンクのお酒を

ひととおり試飲をし、選定します。

土井酒造場にて 呑み切り

まずは本醸造

めいめいが良いと思うお酒を2点選び集計します。

土井酒造場にて 呑み切り

№157 と №504 が候補に残り決戦投票です。

私は№504が良いと思ったのですが

結果 僅差で  №157 に決まりました。

土井酒造場にて 呑み切り

呑み切り一番 特別本醸造 4BY は

タンク№ 157 山田錦・一般米 60%精米

日本酒度+5 酸度1.6 アミノ酸度1.3

キレイな甘みと余韻に辛さを残すタイプです。

なお スペックのデータは後から知らされたものです。

土井酒造場にて 呑み切り

続いて 純米酒の選定。

今度は3点をまず選びました。

土井酒造場にて 呑み切り

№230 №300 №270 が残りました。

ここから一点を挙手で選んだ結果。

土井酒造場にて 呑み切り

ほぼ全員が №300 を選定。

呑み切り一番 特別純米 4BY は

タンク№300 山田錦55%精米

日本酒度+4 酸度1.6 アミノ酸度1.1

なめらかな口当たりで、落ち着いた味わい

飲み飽きのない純米酒 と言えるでしょう。

私が最初に良いと思ったお酒が №300でした。


今年の呑み切り一番が商品として入荷するのは

9月下旬の予定です。

お楽しみにお待ち下さい。

土井酒造場にて 呑み切り

さて この呑み切りでは 純米吟醸 や 他の純米酒も

試飲することが出来ました。

その中で 旨いなあ と思ったのが

定番酒 の 開運ひやづめ純米 です。

土井酒造場にて 呑み切り

タンク別に3種類あったのですが

どれも 旨みが満々と伝わります。

正直なところ ひやづめ純米は常時販売している割に

口にすることがあまりなかったのですが

今回改めて飲んでみて

上質純米酒としての存在感を示していました。

お薦めです。

◆開運 ひやづめ純米

『ひやづめ』とは、火入れ瓶詰め時に

急速に冷して詰めるところからきています。

香りや味わいを損ねることなく

本来の旨さをそのまま生かした純米酒です。

普通の純米酒との違いは

麹が50%精米であること。

これが香り、キレ、共に2ランクはアップしています。

瓶詰めしたものを、蔵の氷温冷蔵室にて貯蔵。

味のひろがりは、まさに純米吟醸のレベルにある、

旨みが満々とほとばしる

落ち着いた味わいの上質純米酒です。



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