静岡酵母の　酒とJAZZとランの日々

今朝は 中田島の海浜公園を折り返す90分ラン

キロ6分のペースで 馬込川沿いのウグイスの声を

聴きながらのゆったりラン。

桜はまだ つぼみ固し。


さて 本日ご紹介するお蔵は 山口県の 山縣本店さんです。

実は このお蔵とは今から12年ほど前に 梅酒を直取り

していた時期があります。

当時は まさに梅酒バブルで、梅酒なら何でも売れており

某人気銘柄など お客様に3か月待たせたという、今では

とても想像もつかないような時代でした。

ですから 山縣本店さんが日本酒の蔵であることは認知して

いましたが、日本酒を仕入れたことは一度もありませんでした。

去年の夏 『山縣』という銘柄の生酒を初めて仕入れるとき

正直に言って 中身に対しては半信半疑でした。

商品と一緒に送られてきた試飲瓶を利くと、失礼な言い回しですが

意外といけるじゃん・・・

このお蔵は 全盛期は1万石を造っておられたものの

今では600石とか。

現杜氏の小笠原光宏さんは、もともとは蔵人で今は蔵元の娘さんのご主人。

山縣社長は がぜんやる気を取り戻され

◎小仕込みタンクの導入

◎大型冷蔵庫の敷設

◎ 商品アイテムの見直し

◎新ブランドでの展開

となったわけです。




で 今回入荷したのは 新酒生酒ではなく

一回火入れ後 蔵の氷温冷蔵庫にて1年寝かされた純米原酒。

◆山縣　 Art Label 　純米無濾過原酒

山口県産米・西都の雫を60％精米し協会9号酵母で醸造。

香りは穏やかな和の果物。

含むと味の厚みを感じながらもべたつかないキリリ

とした辛さを漂わせながら濃醇に旨みが広がります。

のどごしはサラリとしているので、いつまでも杯を重ねられる

仕上がりです。　　今はやりの　グルコース系のお酒とは

一線を画します。

これなら、すき焼きや豚の角煮など、しっかりとした味付けの

お料理との相性は抜群ではないでしょうか。

ラベルのデザインは　専門学校の学生さんの作とか。

Art Label　の名に恥じない　外観です。

◆山縣　 Art Label 　純米無濾過原酒