瑞冠 甘口のようで実は芳醇辛口

カテゴリー │日本酒の会

昨日 ブログにてご紹介した
勝駒 純米生酒 は すべて完売となりました。
一日 持たなかったです。

同時にご案内した
あなたの知らない地酒の世界


こちらもおかげさまで定員一杯となりました。
ありがとうございました。



さて、そのお酒の会で出るかどうかは定かではありませんが
当店に初めて入荷した広島県のお酒のご案内です。

広島県は日本酒造地としては古くから有名で
大きな蔵がたくさんある地域です。

大きいところは大きいなりに、昔ながらのしがらみに
囚われる場合もあるようで、酒米の手配などJA全農
を通さないわけにはいかず、精米も農協が介入し、
酒米の個性による差別化が難しい という大人の
事情などがあるそうです。

今回ご紹介する 三次市の山岡酒造さんは
そんな広島県のなかにあって、年間石数600石の
すべてが広島県産米。

その多くは地元三次、世羅を中心とした契約農家からで
収穫のタイミングに合わせて自家精米されています。

それゆえ、等外米が出るなどのリスクはあるものの
実直にその地のテロワールを表現しているお酒ということで
『ドメーヌ瑞冠』としての発売です。

瑞冠 甘口のようで実は芳醇辛口


◆ドメーヌ瑞冠(ずいかん) 純米原酒 “五感” 27BY

一回火入れの 一年熟成の 純米原酒です。

香りはキャンディを散りばめたブーケのよう。

含むと和梨を思わせるしなやかで上品な甘み。

鼻に抜ける香りは、ザラメたっぷりのカステラのような蜜感。

ここまで書くと、かなり甘口のペタッとしたお酒のようですが

そうではなく、後口のビビッと刺激的な印象が なんとも個性的。

日本酒度+9 を納得させるにあまりある一年熟成酒の質感を

見事に漂わせる 芳醇辛口酒 なんですね。

ラベルのデザインは 広島の『セキウラデザイン』の関浦さん。

彼が実際に山岡酒造を訪れ、仕込み水用の湧水を見学した際

湧水のまわりの野草を採取しイラスト化したそうです。

今回も 凝ったラベルとなっております。



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