2011年03月22日16:46
たてやまのあいやま≫
カテゴリー │酒
思えば震災のあと このコーナーでお酒を取り上げる
ことがめっきりと減りました。
商品はいろいろと入荷してるわけですから、普通に
紹介しなければいけません。
そう あくまでも普通に。
で 久しぶりにご紹介するお酒は 立山の愛山です。
たてやまのあいやま
日本酒に詳しくはない方は、なにかの語呂合わせか?
とお思いかもしれませんが、そうではありません。
富山県の酒蔵 立山酒造さんから今月発売された
“幻の酒米”と呼ばれる 兵庫県産の『愛山』という
お米で仕込まれた 特別純米酒のことです。
立山さんの日本酒は、かたやま酒店にとって、地酒を
扱うきっかけを作ってくれた銘柄。
今から何年前になるのか、そう23年ぐらいでしょうか
酒屋として、これから何を売っていくべきかを真剣に
悩んでいたとき、父母のルーツである富山県の酒に
目を向け、当時(今でも)地元で絶大な人気の 立山を
扱うことになったのです。
当時はまだ、静岡県の蔵には全く興味がなかった。
と言うより、どこにどんな蔵があるかも知りませんでした。
で、置いたところ、よく売れました。
アイテムは 普通酒と本醸造酒だけですが、日本酒の
中では一番の売れ行きを示しました。松竹梅や澤之鶴
や倭小槌より売れたのです。(当時としては画期的なこと)
で、月日は流れ 地酒に対する価値観も変わり、今でも
立山は置いてはいるものの、普通酒と本醸造の2アイテム
だけを販売するという、当初と何の変化もない状態。
このお蔵は長く保守的で、純米酒がなかったりとか、生酒
は高級酒だけとか、業界のトレンドとは関係のない ゴーイ
ングマイウェイな営業方針でした。が、最近はさすがにそれ
ではまずいとお感じになったのかどうかは定かではありませんが
いろいろと、他のお蔵なみにアイテムが増えました。
もちろん、一通り仕入れてみるものの、お酒は平均点以上
で良いのです。が、コストパフォーマンスがよくない。
つまりスペックから見ると割高感が否めないのです。
もっともこれは、当店がそういうものばかりを追い求めている
というだけで、業界全体で見ると、立山のお酒はしっかりと支持
されているわけですから、私の指摘など痛くもかゆくもないでしょう。
前置きが、すご~く長くなりました。
そんな立山から入荷してきたのが

◆立山 特別純米 愛山
これは コストパフォーマンス という観点からみると
見事にクリアーされています。 なぜなら 全量愛山を使って
それも57%ぐらいまで磨いて 1.8L 3000円を切るわけ
ですから。
愛山 というのは、山田錦よりも遥かに高い高級酒用の品種。
『兵庫県だけで栽培されている酒造好適米で山田錦と
同等以上の千粒重と心白率を有している米で、育成
されてから40年以上経過している。』 とされています。
でも肝心なのは 味です。
入荷して早速開けました。
香りは穏やかな中に、かすかに果実のような芳香を
漂わせ、口に含むと軽快で瑞々しい感触のあとに
立山らしい、米の旨みをなめらかなペースト状にしたか
のような味覚が広がり、静かな酸があとからゆっくりと
返し、綺麗に切れていきます。
概して軽快でスッキリとした味わいですが、食中酒としても
お酒単体として楽しむにも、十分な完成度を持っています。
こりゃ何杯でもいけてしまう、ちょっと “危険な酒”ですよ。
冷やしても、このまま常温でも、ぬる目の燗も良いです。
やっぱ大きな蔵は やれば出来るんですね。
実は、こういう商品を待っていたのです。
1.8Lと720mlがあります。
こちら
ことがめっきりと減りました。
商品はいろいろと入荷してるわけですから、普通に
紹介しなければいけません。
そう あくまでも普通に。
で 久しぶりにご紹介するお酒は 立山の愛山です。
たてやまのあいやま
日本酒に詳しくはない方は、なにかの語呂合わせか?
とお思いかもしれませんが、そうではありません。
富山県の酒蔵 立山酒造さんから今月発売された
“幻の酒米”と呼ばれる 兵庫県産の『愛山』という
お米で仕込まれた 特別純米酒のことです。
立山さんの日本酒は、かたやま酒店にとって、地酒を
扱うきっかけを作ってくれた銘柄。
今から何年前になるのか、そう23年ぐらいでしょうか
酒屋として、これから何を売っていくべきかを真剣に
悩んでいたとき、父母のルーツである富山県の酒に
目を向け、当時(今でも)地元で絶大な人気の 立山を
扱うことになったのです。
当時はまだ、静岡県の蔵には全く興味がなかった。
と言うより、どこにどんな蔵があるかも知りませんでした。
で、置いたところ、よく売れました。
アイテムは 普通酒と本醸造酒だけですが、日本酒の
中では一番の売れ行きを示しました。松竹梅や澤之鶴
や倭小槌より売れたのです。(当時としては画期的なこと)
で、月日は流れ 地酒に対する価値観も変わり、今でも
立山は置いてはいるものの、普通酒と本醸造の2アイテム
だけを販売するという、当初と何の変化もない状態。
このお蔵は長く保守的で、純米酒がなかったりとか、生酒
は高級酒だけとか、業界のトレンドとは関係のない ゴーイ
ングマイウェイな営業方針でした。が、最近はさすがにそれ
ではまずいとお感じになったのかどうかは定かではありませんが
いろいろと、他のお蔵なみにアイテムが増えました。
もちろん、一通り仕入れてみるものの、お酒は平均点以上
で良いのです。が、コストパフォーマンスがよくない。
つまりスペックから見ると割高感が否めないのです。
もっともこれは、当店がそういうものばかりを追い求めている
というだけで、業界全体で見ると、立山のお酒はしっかりと支持
されているわけですから、私の指摘など痛くもかゆくもないでしょう。
前置きが、すご~く長くなりました。
そんな立山から入荷してきたのが

◆立山 特別純米 愛山
これは コストパフォーマンス という観点からみると
見事にクリアーされています。 なぜなら 全量愛山を使って
それも57%ぐらいまで磨いて 1.8L 3000円を切るわけ
ですから。
愛山 というのは、山田錦よりも遥かに高い高級酒用の品種。
『兵庫県だけで栽培されている酒造好適米で山田錦と
同等以上の千粒重と心白率を有している米で、育成
されてから40年以上経過している。』 とされています。
でも肝心なのは 味です。
入荷して早速開けました。
香りは穏やかな中に、かすかに果実のような芳香を
漂わせ、口に含むと軽快で瑞々しい感触のあとに
立山らしい、米の旨みをなめらかなペースト状にしたか
のような味覚が広がり、静かな酸があとからゆっくりと
返し、綺麗に切れていきます。
概して軽快でスッキリとした味わいですが、食中酒としても
お酒単体として楽しむにも、十分な完成度を持っています。
こりゃ何杯でもいけてしまう、ちょっと “危険な酒”ですよ。
冷やしても、このまま常温でも、ぬる目の燗も良いです。
やっぱ大きな蔵は やれば出来るんですね。
実は、こういう商品を待っていたのです。
1.8Lと720mlがあります。
こちら