開運 純米大吟醸 田沼意次

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NHKの大河ドラマは 基本好きです。

今年は 紫式部など平安時代のお話ですので

正直なところ あまり面白いとは思っていません。

高校生の頃 源氏物語関連の古文の試験で

見事に赤点を取ってから苦手になったという

黒歴史がトラウマになっているからでしょうか。(笑)


で、 鬼が笑うかもしれない来年の話。

2025年のNHK大河ドラマは

「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)」

だそうですが、俳優の渡辺謙さんが演じる

牧之原市ゆかりの江戸時代の老中・田沼意次の名を冠した

純米大吟醸酒が開運から商品化されました。

開運 純米大吟醸 田沼意次

このお酒 ただのタイアップ商品 便乗商品ではありません。

土井酒造場が扱うのにはちゃんとした理由があります。


◆開運 純米大吟醸 田沼意次

かつて銘酒「陣太鼓」を醸す陣太鼓酒造の藏屋敷が

現在の牧之原商工会の所在地にありました。

陣太鼓酒造の山本家に生まれた山本敬三は

大蔵省国立醸造試験場を経て東洋醸造(株)に技師長として赴任し

当時の最先端の醸造技術者として名を馳せたそうです。

山本敬三の長女 綾(あや)は土井酒造場に嫁ぎ

四代目蔵元土井清愰(現会長)のご母堂となられました。

ご母堂は既にお亡くなりになりましたが

90を過ぎてお蔵の横で日向ぼっこをされているお姿を

何度か拝見した覚えがあります。

会長によく似ておられました。

そういう歴史のもと 旧藩主・田沼意次侯の名を冠した清酒が

陣太鼓酒造とも深い縁のある土井酒造場に醸造を依頼され

地元遠州産の純米大吟醸として発売されました。

一回火入の落ち着いた香りと味わいで爽やかな酸味が特徴。

最初のアタックは旨味の凝縮感がまず顔を出し

味わいの豊かさも同時に感じられます。

バランスの良い甘みや旨みが丁寧に感じ取れ

ゆっくりとキレて行きます。

余韻に残るは和菓子のようなニュアンスで

基本スッキリとしたキレのよいお酒です。

いかがでしょうか。



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