静岡酵母の　酒とJAZZとランの日々

先日の同窓会の日の夜は、大阪のお客様のお店に
tougoさんに連れて行っていただきました。

お店の名は、むてんかぼう基(もと)　さん。
今年の3/12のブログで、このお店と当店との縁を記しています。



JR環状線の福島駅で降り、ガード沿いに歩いて５分。
カウンターと小あがりだけの　こじんまりとしたお店ですが
日本酒をじっくりと味わうには　恰好の空間だなあ　と、
店内に入って素直に感じました。

その根拠は

マスターの鈴木さんの、飾らないお人柄　もしかり。
むてんかぼう　という店名が示すように　無添加の調味料と
食材の数々　もしかり。
そして、専用冷蔵庫にぎっしりと保管されている　日本酒の数々。

世に言う　有名銘柄　はなく、知名度は低いがキラリと光る個性
を持った日本酒の品揃えに、酒屋としても一地酒ファンとしても
納得と共感の連続。



私が、飲んだことのない品を所望したため、関西の蔵のお酒が次々と。
tougoさんには、当店からお買い上げいただいたお酒をセレクトする
というマスターの気配り、とてもうれしかったですね。

この日はちょうど、北海道からイクラの新モノが入っているとかで
まずは、イクラをアテに、奈良県は御所市の地酒　櫛羅(くじら)の
無濾過純米でスタート。



地元の山田錦を使用しているとかで、酸をきっちりと主張し、味の
多さと旨みの広がりを感じました。イクラの脂分にも負けません。



お刺身の盛り合わせが出ました。
ハモが出るあたり、いかにも関西ですね。



お酒は、淡路島の都美人純米　雲のごとく
山廃ならではの味の幅と厚みを感じますが、喉ごしは軽やか。
白身魚とも合います。　
燗をしても美味しいだろうなと、想像できます。



野菜の盛り合わせ　が出ました。
自家製の、金山時味噌に豚を和えた特製味噌に付けて食べます。
シンプルな野菜が、こんなに日本酒に合うとはね。



合わせたのは　明石の地酒　空の鶴　大吟醸
大吟醸らしい香りフルーティなわかり易い一品。
お酒だけでも十分に楽しめますが、野菜をかじりながらだと
ついつい杯が進みます。

このお店は、日本酒をとても愛して下さっているのが、判ります。
気取らずに、酒と肴を楽しむにはもってこいの場所ではないでしょうか。
大阪に行かれる方は、是非一度お立ち寄りください。

◆むてんかぼう　基
　大阪市福島区福島7-5-10
　Tel:06-6450-0086
　営業時間:17:00～24:00 ぐらい
　定休日:日曜・祝日休